第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1)経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間の経済情勢を見ますと、海外においては、欧州では、英国のEU離脱決定を巡る先行きの不透明な状況が続いたものの、堅調な内需を背景に、景気は緩やかな回復基調となりました。米国では、良好な雇用・所得環境が景気の回復をけん引しました。アジアでは、東南アジアやインドなどでは総じて底堅い内需が成長を主導する一方、中国経済の減速が続きました。国内においては、景気が横ばい圏で推移する中、住宅投資等に持ち直しの動きが見られました。
 このような情勢の中で当社グループは、開発面では、高容量バッテリを活用したハイパワーなモデルや、10.8Vのスライド式バッテリを活用した小型軽量なモデルなど、リチウムイオンバッテリシリーズを中心に製品群の拡充を進めました。生産面では、海外工場において現地調達比率を高めながらコストダウン強化を推し進めるとともに、各工場において品質の安定性と生産性向上を図るため、省人化設備の導入に取り組みました。営業面では、国内外において当社の強みである現場・お客様に密着した営業・サービス体制をさらに推進させるとともに、幅広い製品群を活かした販路の拡大に努めました。

当第2四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、先進国を中心とした国内外市場において売上が堅調に推移したものの、前年同期に比べ為替レートが円高基調となったことから、売上高は前年同期比7.9%減の200,055百万円となりました。利益面においては、為替の影響により原価率が改善した一方で売上高が減少したことなどから、営業利益は前年同期比2.6%減の33,649百万円(営業利益率16.8%)となりました。また、前年同期に、保有する有価証券の評価損を計上していることなどから、税金等調整前四半期純利益は前年同期比10.4%増の34,068百万円(税金等調整前四半期純利益率17.0%)、当社株主に帰属する四半期純利益は同12.0%増の24,073百万円(当社株主に帰属する四半期純利益率12.0%)となりました。

 

 

地域別の売上高については、次のとおりです。
 国内は、新製品を中心に販売が堅調に推移し、前年同期比8.1%増の35,204百万円となりました。
 欧州は、各国での販売は概ね堅調に推移しましたが、前年同期に比べ為替レートが円高ユーロ安となったことから、前年同期比7.5%減の84,629百万円となりました。
 北米は、拡大する米国経済を背景に現地での販売は増加したものの、前年同期に比べ為替レートが円高ドル安となったことから、前年同期比7.9%減の31,751百万円となりました。
 アジアは、ベトナムや台湾、インドなどで販売が増加した一方、中国やタイでの売上が低調だったことに加え、前年同期に比べ為替レートが円高現地通貨安となったことから、前年同期比13.7%減の17,804百万円となりました。

その他地域では、オセアニアではリチウムイオンバッテリ製品を中心に販売が好調だったものの、円高現地通貨安により前年同期比3.8%減の11,709百万円となりました。ブラジル経済の停滞が続いた中南米及び政情不安が続く中近東・アフリカでは、円高現地通貨安の影響もあり、それぞれ前年同期比27.6%減の10,721百万円、同25.3%減の8,237百万円となりました。

 

(2)地域別セグメントの業績

セグメント情報は当社および連結子会社の所在地に基づき決定されます。

 

日本セグメント

当第2四半期連結累計期間の日本セグメント売上高は、前年同期比13.0%増の96,687百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比1.5%増の45,546百万円(連結売上高の22.8%)となりました。
 当第2四半期連結累計期間の日本セグメントの営業利益は、営業費用の増加などにより前年同期比15.3%減の8,185百万円となりました。

 

欧州セグメント

当第2四半期連結累計期間の欧州セグメント売上高は、前年同期比7.8%減の86,727百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比7.5%減の84,736百万円(連結売上高の42.4%)となりました。
 当第2四半期連結累計期間の欧州セグメントの営業利益は、営業費用の減少などにより前年同期比9.2%増の7,865百万円となりました。

 

北米セグメント

当第2四半期連結累計期間の北米セグメント売上高は、前年同期比8.8%減の34,263百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比8.1%減の32,600百万円(連結売上高の16.3%)となりました。
 当第2四半期連結累計期間の北米セグメントの営業利益は、営業費用の減少などにより前年同期比7.5%増の1,101百万円となりました。

 

アジアセグメント

当第2四半期連結累計期間のアジアセグメント売上高は、前年同期比22.4%減の88,315百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比9.2%減の10,636百万円(連結売上高の5.3%)となりました。
 当第2四半期連結累計期間のアジアセグメントの営業利益は、売上の減少などにより前年同期比23.8%減の10,961百万円となりました。

 

その他の地域セグメント

当第2四半期連結累計期間のその他の地域セグメント売上高は、前年同期比21.0%減の26,597百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比20.8%減の26,537百万円(連結売上高の13.3%)となりました。
 当第2四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの営業利益は、売上の減少などにより前年同期比5.3%減の1,257百万円となりました。

 

(3)財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前期末に比べ32,960百万円減少し、525,064百万円となりました。主な要因は、円高による棚卸資産の減少などによるものです。
負債合計は、前期末に比べ2,733百万円減少し、71,921百万円となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が減少したことによるものです。
資本合計は、前期末に比べ30,227百万円減少し、453,143百万円となりました。主な要因は、その他の包括利益(△損失)累計額に含まれる為替換算調整勘定の変動によるものです。
 

(4)キャッシュ・フローの状況

営業活動の結果得られた資金は、棚卸資産が減少したことなどにより前年同期に比べ19,453百万円増加し、29,623百万円となりました。
 投資活動の結果得られた資金は、売却可能有価証券の売却が前年同期に比べ増加したことなどにより前年同期に比べ9,350百万円増加し、9,976百万円となりました。
 財務活動の結果使用した資金は、借入金が増加したことなどにより前年同期に比べ6,927百万円減少し、6,829百万円でした。
 上記活動の結果および為替レートの変動による影響により、当第2四半期連結会計期間末の当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の99,915百万円から23,484百万円増加して123,399百万円となりました。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(6)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は前年同期比7.9%増の4,950百万円となりました。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。