なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間の経済情勢を見ますと、国際的な政治情勢及び政策面において先行きの不透明な状況が続いたものの、先進国では雇用・所得環境が着実に改善し、景気は回復基調となりました。新興国においても、東南アジアなどにおいて内需や輸出が好調に推移するなど、景気は総じて底堅く推移しました。
当第3四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、国内外市場において売上が堅調に推移したことや、前年同期に比べ為替レートが円安基調となったことから、売上高は前年同期比16.0%増の355,234百万円となりました。利益面においては、為替の影響などにより原価率が改善し、売上高が増加したことなどから、営業利益は前年同期比24.8%増の59,445百万円(営業利益率16.7%)となりました。税金等調整前四半期純利益は前年同期比22.2%増の60,707百万円(税金等調整前四半期純利益率17.1%)、当社株主に帰属する四半期純利益は同20.5%増の41,820百万円(当社株主に帰属する四半期純利益率11.8%)となりました。
地域別の売上高については、次のとおりです。
国内は、電動工具・園芸用機器ともに、リチウムイオンバッテリ製品を中心に販売が堅調に推移し、前年同期比12.9%増の60,637百万円となりました。
欧州は、西欧・東欧ともに概ね全域で売上が増加し、前年同期比19.3%増の149,067百万円となりました。
北米は、底堅い住宅需要を背景に売上を伸ばし、前年同期比11.8%増の56,806百万円となりました。
アジアは、中国における販売が回復基調となったことなどから、前年同期比14.2%増の33,295百万円となりました。
その他地域では、停滞していたブラジル経済に底入れの兆しが見られる中南米及びリチウムイオンバッテリ製品の販売が好調だったオセアニアでは、それぞれ前年同期比24.7%増の21,231百万円、同30.0%増の23,528百万円となった一方、低調な原油価格と政情不安が続く中近東・アフリカでは、前年同期比14.8%減の10,670百万円となりました。
(2)地域別セグメントの業績
セグメント情報は当社および連結子会社の所在地に基づき決定されます。
日本セグメント
当第3四半期連結累計期間の日本セグメントの売上高は、グループ間取引の商流変更などにより、前年同期比39.3%増の232,385百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比10.6%増の78,233百万円(連結売上高の22.0%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の日本セグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比56.1%増の23,565百万円となりました。
欧州セグメント
当第3四半期連結累計期間の欧州セグメントの売上高は、前年同期比19.1%増の152,823百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比19.3%増の149,277百万円(連結売上高の42.0%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の欧州セグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比34.4%増の14,345百万円となりました。
北米セグメント
当第3四半期連結累計期間の北米セグメントの売上高は、前年同期比13.1%増の62,023百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比12.3%増の58,564百万円(連結売上高の16.5%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の北米セグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比34.3%増の2,253百万円となりました。
アジアセグメント
当第3四半期連結累計期間のアジアセグメントの売上高は、前年同期比27.9%増の179,921百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比19.6%増の19,890百万円(連結売上高の5.6%)となりました。
当第3四半期連結累計期間のアジアセグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比15.9%増の19,246百万円となりました。
その他の地域セグメント
当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの売上高は、前年同期比20.3%増の50,178百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比18.4%増の49,270百万円(連結売上高の13.9%)となりました。
当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比118.5%増の4,126百万円となりました。
(3)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ58,571百万円増加し、655,820百万円となりました。主な要因は、棚卸資産の増加によるものです。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ5,589百万円増加し、97,027百万円となりました。主な要因は、未払費用の増加によるものです。
資本合計は、前連結会計年度末に比べ52,982百万円増加し、558,793百万円となりました。主な要因は、その他の利益剰余金の増加及びその他の包括利益(△損失)累計額に含まれる為替換算調整勘定の変動によるものです。
(4)キャッシュ・フローの状況
営業活動の結果得られた資金は、四半期純利益は前年同期に比べ7,228百万円増加したものの、23,158百万円減少し、27,253百万円となりました。これは、棚卸資産が前年同期は4,523百万円の減少であった一方で、当第3四半期連結累計期間は17,344百万円の増加であったことなどによるものです。
投資活動の結果使用した資金は、売却可能有価証券の売却の減少などにより、前年同期の2,727百万円から29,773百万円増加して32,500百万円となりました。
財務活動の結果使用した資金は、 当初の返済期限が3ヶ月以内の借入金によって調達した資金が減少したことなどにより前年同期に比べ5,992百万円増加し、15,310百万円となりました。
上記活動の結果および為替レートの変動による影響により、当第3四半期連結会計期間末の当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の142,181百万円から15,547百万円減少して126,634百万円となりました。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は前年同期比9.9%増の8,229百万円となりました。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。