第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当社グループは、第1四半期連結累計期間より、従来の米国会計基準に替えて国際財務報告基準(以下、「IFRS」という。)を適用しており、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度の数値もIFRSベースに組み替えて比較分析を行っております。

 

(1)経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間の経済情勢を見ますと、米国・中国間の貿易摩擦を巡る緊張の高まり、新興国通貨の下落など先行きの不透明感が強まる状況の中、米国を中心とする先進国での良好な雇用・所得環境、企業業績を背景に、景気は緩やかな拡大基調となりました。
 このような情勢の中で当社グループは、開発面では、ブラシレスモータを搭載し、充電式ながらAC機同等以上の作業効率を実現した製品など、リチウムイオンバッテリ製品を中心に新製品を投入したほか、電装技術の開発力及び開発スピードの向上を目的とする開発拠点を韓国に設立しました。
 生産面では、グローバル生産の多極化の推進、部材の現地調達をはじめとするコストダウン、省人化・無人化設備の導入などの取り組みを継続しました。
 営業面では、充電式の園芸用機器をはじめとするリチウムイオンバッテリ製品の拡販に注力したほか、販売・サービスの拠点を拡充し、地域・顧客密着型の営業体制の強化を進めました。

当第2四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、新興国通貨の下落による売上の目減りがあったものの、国内外市場において売上が堅調に推移したことから、売上収益は前年同期比5.1%増の242,796百万円となりました。利益面においては、販売費及び一般管理費の増加はあるものの、売上収益が増加したことなどから、営業利益は前年同期比5.6%増の40,064百万円(営業利益率16.5%)となりました。税引前四半期利益は前年同期比8.4%増の42,269百万円(税引前四半期利益率17.4%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は8.5%増の29,679百万円(親会社の所有者に帰属する四半期利益率12.2%)となりました。

 

地域別の売上収益については、次のとおりです。
 国内では、電動工具・園芸用機器ともに、リチウムイオンバッテリ製品の販売が引き続き好調に推移し、前年同期比9.6%増の43,699百万円となりました。
 欧州では、夏場の猛暑と干ばつにより、園芸用機器の販売が伸び悩んだものの、電動工具については概ね全域で底堅い需要が見られ、前年同期比7.0%増の105,458百万円となりました。
 北米では、米国のホームセンター向けの出荷が低調となった一方、その他のルートでの販売が好調に推移し、前年同期比3.7%増の36,313百万円となりました。
 アジアでは、中国・インドなどでの販売が好調だった一方、その他の国での販売の伸び悩みもあり、前年同期比4.7%減の20,444百万円となりました。
 中南米では、各国通貨の下落による影響が懸念される中、概ね各国で販売が堅調に推移し、前年同期比3.1%増の13,906百万円となりました。
 オセアニアでは、過熱気味だった住宅市場が減速の動きを示す中、前年同期に続く高い水準で売上が推移したものの、現地通貨に対し為替が円高基調となったことなどから、前年同期比1.3%減の15,397百万円となりました。
 中近東・アフリカでは、中東における政治・経済の混乱の中、販売が低調に推移しましたが、現地代理店向けのまとまった出荷が発生したことから、前年同期比9.6%増の7,579百万円となりました。

 

 

(2)地域別セグメントの業績

セグメント情報は当社および連結子会社の所在地に基づき決定されます。

 

日本セグメント

当第2四半期連結累計期間の日本セグメントの売上収益は、前年同期比3.8%増の156,816百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比6.3%増の54,653百万円(連結売上収益の22.5%)となりました。
 当第2四半期連結累計期間の日本セグメントの営業利益は、原価率の悪化などにより前年同期比19.5%減の14,356百万円となりました。

 

欧州セグメント

当第2四半期連結累計期間の欧州セグメントの売上収益は、前年同期比7.4%増の108,422百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比7.1%増の105,704百万円(連結売上収益の43.5%)となりました。
 当第2四半期連結累計期間の欧州セグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比25.7%増の10,798百万円となりました。

 

北米セグメント

当第2四半期連結累計期間の北米セグメントの売上収益は、前年同期比2.9%増の39,496百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比3.6%増の37,463百万円(連結売上収益の15.4%)となりました。
 当第2四半期連結累計期間の北米セグメントの営業利益は、原価率の悪化などにより前年同期比13.7%減の1,088百万円となりました。

 

アジアセグメント

当第2四半期連結累計期間のアジアセグメントの売上収益は、前年同期比4.8%増の120,427百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比5.7%増の13,355百万円(連結売上収益の5.5%)となりました。
 当第2四半期連結累計期間のアジアセグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比22.1%増の12,557百万円となりました。

 

その他の地域セグメント

当第2四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの売上収益は、前年同期比1.5%減の32,052百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比1.3%減の31,621百万円(連結売上収益の13.1%)となりました。
 当第2四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの営業利益は、原価率の悪化などにより前年同期比23.4%減の1,815百万円となりました。

 

 

(3)財政状態の分析

資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,076百万円増加し、660,917百万円となりました。主な要因は、棚卸資産の増加などによるものです。
 負債合計は、前連結会計年度末に比べ5,517百万円減少し、90,885百万円となりました。主な要因は、未払法人所得税の減少などによるものです。
 資本合計は、前連結会計年度末に比べ11,593百万円増加し、570,032百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加によるものです。

 

(4)キャッシュ・フローの状況

営業活動の結果得られた資金は、棚卸資産及び差入保証金の増加が前年同期より大きかったことなどにより前年同期に比べ8,941百万円減少し、4,767百万円となりました。
 投資活動の結果使用した資金は、定期預金の払戻の増加などにより前年同期に比べ5,392百万円減少し、2,358百万円となりました。
 財務活動の結果使用した資金は、配当金の支払増加などにより前年同期に比べ4,377百万円増加し、14,832百万円となりました。
 上記活動の結果および為替レートの変動による影響により、当第2四半期連結会計期間末の当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の147,320百万円から12,131百万円減少して135,189百万円となりました。

 

(5)事業上および財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(6)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は前年同期比42百万円減の5,391百万円となりました。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。