なお、重要事象等は存在しておりません。
当社グループは、第1四半期連結累計期間より、従来の米国会計基準に替えて国際財務報告基準(以下、「IFRS」という。)を適用しており、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度の数値もIFRSベースに組み替えて比較分析を行っております。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間の経済情勢を見ますと、米国を中心とする先進国での良好な雇用・所得環境、企業業績を背景に、景気は概ね緩やかな拡大基調となりましたが、米国・中国間の貿易摩擦の激化、新興国通貨の下落などから、世界経済の減速に対する懸念及び先行きの不透明感が強まりました。
当第3四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、新興国通貨の下落による売上の目減りがあったものの、主に国内市場において売上が堅調に推移したことから、売上収益は前年同期比3.3%増の366,952百万円となりました。利益面においては、販売費及び一般管理費の増加はあるものの、売上収益が増加したことなどから、営業利益は前年同期比1.9%増の60,070百万円(営業利益率16.4%)となりました。税引前四半期利益は前年同期比3.2%増の61,950百万円(税引前四半期利益率16.9%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同4.4%増の43,151百万円(親会社の所有者に帰属する四半期利益率11.7%)となりました。
地域別の売上収益については、次のとおりです。
国内では、電動工具・園芸用機器ともに、リチウムイオンバッテリ製品の販売が引き続き好調に推移し、前年同期比10.8%増の67,170百万円となりました。
欧州では、概ね全域で底堅い工具需要が見られ、園芸用機器については夏場の猛暑・干ばつによる影響を受けたものの、充電式製品が順調に売上を伸ばし、前年同期比6.1%増の158,128百万円となりました。
北米では、米国のホームセンター向けの出荷が伸び悩んだ一方、その他のルートでの販売が好調に推移したことなどにより、前年同期比0.4%増を確保する 57,019百万円となりました。
アジアでは、中国・インドなどでの販売が好調だった一方、その他の国での販売の伸び悩みもあり、前年同期比8.9%減の30,334百万円となりました。
中南米では、前年同期に比べて大幅な円高現地通貨安となる中、概ね各国で販売が堅調に推移し、前年同期比0.1%増の21,248百万円となりました。
オセアニアでは、過熱気味だった住宅市場が減速の動きを示す中、前年同期に続く高い水準で売上が推移したものの、現地通貨に対し為替が円高基調となったことなどから、前年同期比2.8%減の22,871百万円となりました。
中近東・アフリカでは、中東における政治・経済の混乱の中、販売が低調に推移し、前年同期比4.6%減の10,182百万円となりました。
(2)地域別セグメントの業績
セグメント情報は当社および連結子会社の所在地に基づき決定されます。
日本セグメント
当第3四半期連結累計期間の日本セグメントの売上収益は、前年同期比5.9%増の246,152百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比4.2%増の81,554百万円(連結売上収益の22.2%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の日本セグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比4.5%増の24,133百万円となりました。
欧州セグメント
当第3四半期連結累計期間の欧州セグメントの売上収益は、前年同期比6.7%増の163,022百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比6.3%増の158,651百万円(連結売上収益の43.2%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の欧州セグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比4.8%増の15,033百万円となりました。
北米セグメント
当第3四半期連結累計期間の北米セグメントの売上収益は、前年同期比0.3%減の61,831百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比0.2%増の58,708百万円(連結売上収益の16.0%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の北米セグメントの営業利益は、原価率の悪化などにより前年同期比36.4%減の1,433百万円となりました。
アジアセグメント
当第3四半期連結累計期間のアジアセグメントの売上収益は、前年同期比3.2%増の185,608百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比2.4%増の20,362百万円(連結売上収益の5.5%)となりました。
当第3四半期連結累計期間のアジアセグメントの営業利益は、原価率の悪化などにより前年同期比4.7%減の18,340百万円となりました。
その他の地域セグメント
当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの売上収益は、前年同期比3.7%減の48,341百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比3.2%減の47,677百万円(連結売上収益の13.0%)となりました。
当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの営業利益は、原価率の悪化などにより前年同期比39.7%減の2,482百万円となりました。
(3)財政状態の分析
資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,951 百万円減少し、649,890 百万円となりました。主な要因は、株式市場の変動に伴うその他の金融資産の減少によるものです。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ9,176百万円減少し、87,226百万円となりました。主な要因は、未払法人所得税の減少によるものです。
資本合計は、前連結会計年度末に比べ4,225 百万円増加し、562,664 百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加によるものです。
(4)キャッシュ・フローの状況
営業活動の結果得られた資金は、棚卸資産及び差入保証金の増加が前年同期より大きかったことなどにより前年同期に比べ13,045百万円減少し、14,914百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は、定期預金の預入の減少などにより前年同期に比べ19,546百万円減少し、13,660百万円となりました。
財務活動の結果使用した資金は、短期借入金の増加などにより前年同期に比べ1,677百万円減少し、13,633百万円となりました。
上記活動の結果および為替レートの変動による影響により、当第3四半期連結会計期間末の当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の147,320百万円から13,467百万円減少して133,853百万円となりました。
(5)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は前年同期比53百万円増の8,265百万円となりました。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。