当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間の国際的な経済情勢を見ますと、米中貿易摩擦や英国のEU離脱を巡る動向、中東情勢の緊迫化など先行きに関する不透明感が高まり、企業の景況感が悪化していく中で、世界経済の減速感が強まりました。
当第3四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、為替による海外売上の目減りなどがあったものの、主に国内の販売が好調に推移したことから、売上収益は前年同期比1.7%増の373,261百万円となりました。利益面においては、販売費及び一般管理費等の増加や為替の影響による原価率の上昇などの影響から、営業利益は前年同期比15.3%減の50,906百万円(営業利益率13.6%)となりました。税引前四半期利益は前年同期比14.1%減の53,246百万円(税引前四半期利益率14.3%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比10.6%減の38,569百万円(親会社の所有者に帰属する四半期利益率10.3%)となりました。
地域別の売上収益については、次のとおりです。
国内では、建築・建設現場における人手不足から高効率な充電式工具の需要が底堅く、加えて充電式の園芸用機器の販売も好調に推移したことから、前年同期比11.7%増の75,026百万円となりました。
欧州では、円高ユーロ安による売上の目減りがあったものの、概ね全域で底堅い工具需要が見られ、充電式の園芸用機器についても順調に売上を伸ばし、前年同期比3.1%増の163,068百万円となりました。
北米では、激化する米国での競争環境の中、園芸用機器を含むリチウムイオンバッテリ製品の販売に注力したものの、前年同期比2.0%減の55,903百万円となりました。
アジアでは、中国経済の減速の影響を受けたものの、インドなどでの販売が好調に推移し、前年同期比0.2%増の30,401百万円となりました。
中南米では、リチウムイオンバッテリ製品を中心とした拡販に努めたものの、主要国の経済の減速や、現地通貨に対し為替レートが円高基調に推移したことなどから、前年同期比5.7%減の20,029百万円となりました。
オセアニアでは、オーストラリアにおける住宅市場の低迷の影響から、前年同期比5.1%減の21,695百万円となりました。
中近東アフリカでは、中東情勢の影響などを受けて販売が低調に推移し、前年同期比29.9%減の7,139百万円となりました。
(2)地域別セグメントの業績
セグメント情報は当社および連結子会社の所在地に基づき決定されます。
日本セグメント
当第3四半期連結累計期間の日本セグメントの売上収益は、前年同期比6.1%減の231,074百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比9.3%増の89,114百万円(連結売上収益の23.9%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の日本セグメントの営業利益は、売上の減少などにより前年同期比24.0%減の18,337百万円となりました。
欧州セグメント
当第3四半期連結累計期間の欧州セグメントの売上収益は、前年同期比3.4%増の168,629百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比3.2%増の163,741百万円(連結売上収益の43.9%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の欧州セグメントの営業利益は、人件費及び宣伝費の増加などにより前年同期比27.6%減の10,879百万円となりました。
北米セグメント
当第3四半期連結累計期間の北米セグメントの売上収益は、前年同期比2.4%減の60,319百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比2.5%減の57,250百万円(連結売上収益の15.3%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の北米セグメントの営業損失は、原価率の悪化などにより1,556百万円(前年同期営業利益1,433百万円)となりました。
アジアセグメント
当第3四半期連結累計期間のアジアセグメントの売上収益は、前年同期比7.1%減の172,420百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比4.8%減の19,375百万円(連結売上収益の5.2%)となりました。
当第3四半期連結累計期間のアジアセグメントの営業利益は、原価率の悪化などにより前年同期比13.1%減の15,939百万円となりました。
その他の地域セグメント
当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの売上収益は、前年同期比8.6%減の44,190百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比8.2%減の43,781百万円(連結売上収益の11.7%)となりました。
当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの営業利益は、原価率の悪化などにより前年同期比62.4%減の934百万円となりました。
(3)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産は、IFRS第16号「リース」を適用しているため、使用権資産の増加等により有形固定資産が増加して、資産合計は、前連結会計年度末に比べ21,631百万円増加し、701,881百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の負債は、IFRS第16号「リース」を適用しているため、その他の金融負債が増加して、また、営業債務及びその他の債務も増加したため、負債合計は、前連結会計年度末に比べ7,720百万円増加し、110,748百万円となりました。
資本合計は、前連結会計年度末に比べ13,911百万円増加し、591,133百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加によるものであります。
(4)キャッシュ・フローの状況
営業活動の結果得られた資金は、棚卸資産の増加や法人所得税の支払額が前年同期より少なかったことや、営業債務及びその他の債務が増加(前年同期は減少)したことなどにより前年同期に比べ29,951百万円増加し、44,865百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は、固定資産の取得及び定期預金の預入による支出の増加などにより前年同期に比べ10,766百万円増加し、24,426百万円となりました。
財務活動の結果使用した資金は、短期借入金の返済などにより前年同期に比べ7,366百万円増加し、20,999百万円となりました。
上記活動の結果および為替レートの変動による影響により、当第3四半期連結会計期間末の当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の146,512百万円から5,154百万円減少して141,358百万円となりました。
(5)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発支出(無形資産に計上された開発費を含む)は前年同期比686百万円増の9,145百万円となりました。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。