当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間の国際的な経済情勢を見ますと、新型コロナウイルス感染拡大により急激に落ち込んだ世界経済は、各国での厳しい外出制限や出入国規制の緩和により徐々に回復の動きを見せていますが、感染拡大の第2波・第3波や米中対立の激化など、依然予断を許さない状況が続いております。
このような情勢の中で当社グループは、開発面では、ハイパワー・長寿命・高耐久の「40Vmax リチウムイオンバッテリ」シリーズの充電式工具をはじめとしたリチウムイオンバッテリ製品のラインアップ拡充に注力しました。
生産面では、グローバル生産の多極化を推進するとともに、製品の包装に使用されるポリ袋等を削減し、紙製等の環境に優しい素材へ切り替える脱プラスチック化に取り組みました。
営業面では、充電式の園芸用機器をはじめとするリチウムイオンバッテリ製品の拡販に引き続き注力するとともに、コロナ禍において通常の営業活動が困難になる中、地道な顧客サポートやアフターサービスを継続し、世界各地域のお客様との信頼関係のさらなる強化に努めました。
当第2四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、為替による海外売上の目減りなどがあったものの、国内及び先進国を中心とした海外販売が好調に推移したことから、売上収益は前年同期比16.3%増の283,156百万円となりました。利益面においては、原価率が上昇したものの、売上収益の増加及び販管費率の低下により、営業利益は前年同期比17.7%増の38,165百万円(営業利益率13.5%)となりました。税引前四半期利益は前年同期比11.0%増の38,273百万円(税引前四半期利益率13.5%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は8.7%増の27,141百万円(親会社の所有者に帰属する四半期利益率9.6%)となりました。
地域別の売上収益については、次のとおりであります。
国内では、建築・建設現場における高効率な充電式工具への需要に加え、持続化給付金などの政策による下支えや巣ごもり需要などもあり、電動工具・園芸用機器共に販売が好調に推移したことから、前年同期比10.4%増の55,761 百万円となりました。
欧州では、コロナ禍により中断していた各地の建築・建設現場の再開による工具需要や外出自粛による巣ごもり需要などを受け、前年同期比21.7%増の130,899百万円となりました。
北米では、巣ごもり需要によってホームセンター向けの販売が好調だったことに加え、主力の充電式製品のプロモーションが功を奏し、前年同期比21.1%増の41,613百万円となりました。
アジアでは、中国や台湾などを除く多くの国で、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の停滞によって販売が伸び悩み、前年同期比4.4%減の18,774百万円となりました。
中南米では、コロナ禍での巣ごもり需要や、経済活動の再開による工具需要を受けて販売を伸ばしたものの、大幅な現地通貨安による売上の目減りにより、前年同期比2.0%減の12,605百万円となりました。
オセアニアでは、オーストラリアでの旺盛な巣ごもり需要に加え、経済活動が再開されたニュージーランドにおいても売上を伸ばしたことにより、前年同期比34.0%増の19,161百万円となりました。
中近東アフリカでは、多くの国で新型コロナウイルスの感染拡大と経済の低迷が続くものの、一部の国においてコロナ禍収束後の需要回復に備える動きがあったことなどから、前年同期比0.2%増の4,343百万円となりました。
(2)地域別セグメントの業績
セグメント情報は当社および連結子会社の所在地に基づき決定されます。
日本セグメント
当第2四半期連結累計期間の日本セグメントの売上収益は、前年同期比12.6%増の174,148百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比8.7%増の64,953百万円(連結売上収益の22.9%)となりました。
当第2四半期連結累計期間の日本セグメントの営業利益は、前年同期とほぼ横ばいの13,698百万円となりました。
欧州セグメント
当第2四半期連結累計期間の欧州セグメントの売上収益は、前年同期比22.5%増の136,647百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比21.7%増の131,389百万円(連結売上収益の46.4%)となりました。
当第2四半期連結累計期間の欧州セグメントの営業利益は、売上の増加及び費用の減少などにより前年同期比78.5%増の11,857百万円となりました。
北米セグメント
当第2四半期連結累計期間の北米セグメントの売上収益は、前年同期比17.8%増の43,990百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比19.9%増の42,290百万円(連結売上収益の14.9%)となりました。
当第2四半期連結累計期間の北米セグメントの営業利益は、売上の増加などにより828百万円(前年同期営業損失1,662百万円)となりました。
アジアセグメント
当第2四半期連結累計期間のアジアセグメントの売上収益は、前年同期比15.3%増の130,048百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比8.6%減の11,483百万円(連結売上収益の4.1%)となりました。
当第2四半期連結累計期間のアジアセグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比27.7%増の13,353
百万円となりました。
その他の地域セグメント
当第2四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの売上収益は、前年同期比18.0%増の33,309百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比18.2%増の33,041百万円(連結売上収益の11.7%)となりました。
当第2四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの営業利益は、売上の増加及び費用の減少などにより前年同期比202.5%増の1,440百万円となりました。
(3)財政状態の分析
資産合計は、前連結会計年度末に比べ37,820百万円増加し、712,384百万円となりました。主な要因は、有形固定資産及び営業債権及びその他の債権の増加によるものです。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ14,249百万円増加し、113,065百万円となりました。主な要因は、営業債務及びその他の債務の増加によるものです。
資本合計は、前連結会計年度末に比べ23,571百万円増加し、599,319百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加によるものであります。
(4)キャッシュ・フローの状況
営業活動の結果得られた資金は、棚卸資産が前年同期は12,456百万円の増加であった一方で当第2四半期連結累計期間は7,324百万円の減少であったことなどにより前年同期に比べ23,567百万円増加し、47,730百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は、定期預金の預入による支出の増加や固定資産の取得による支出の増加などにより前年同期に比べ18,430百万円増加し、23,119百万円となりました。
財務活動の結果使用した資金は、短期借入金の返済などにより前年同期に比べ4,689百万円増加し、19,900百万円となりました。
上記活動の結果および為替レートの変動による影響により、当第2四半期連結会計期間末の当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の143,439百万円から5,528百万円増加して148,967百万円となりました。
(5)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発支出(無形資産に計上された開発費を含む)は前年同期比482百万円増の6,627百万円となりました。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。