当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間の国際的な経済情勢を見ますと、新型コロナウイルス感染拡大により急激に落ち込んだ世界経済は、各国の経済・金融政策もあり徐々に持ち直す傾向にありましたが、年末にかけて世界の各地域で感染の再拡大が発生し、各種の活動制限が延長又は強化されるなど、先行きへの不透明感が再び高まっております。
当第3四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、為替による海外売上の目減りなどがあったものの、国内及び先進国を中心とした海外での販売が好調に推移したことから、売上収益は前年同期比18.2%増の441,184百万円となりました。利益面においては、原価率が上昇したものの、売上収益の増加により、営業利益は前年同期比29.1%増の65,703百万円(営業利益率 14.9%)となりました。税引前四半期利益は前年同期比22.9%増の65,414 百万円(税引前四半期利益率14.8%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は21.6%増の46,890 百万円(親会社の所有者に帰属する四半期利益率10.6%)となりました。
地域別の売上収益については、次のとおりです。
国内では、建築・建設現場における高効率な充電製品への需要に加え、持続化給付金などの政策による下支えや巣ごもり需要などもあり、電動工具・園芸用機器共に販売が好調に推移したことから、前年同期比11.3%増の83,515百万円となりました。
欧州では、コロナ禍による移動制限の中、建築・建設現場における工具需要や旺盛な巣ごもり需要に対して、各国に拠点を持つ強みを発揮し、前年同期比25.6%増の204,794百万円となりました。
北米では、巣ごもり需要及び住宅着工件数の増加に伴う工具需要に加え、主力の充電製品のプロモーションが功を奏し、前年同期比18.5%増の66,224百万円となりました。
アジアでは、徐々に回復傾向にはあるものの、中国や台湾などを除く多くの国で、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の停滞によって販売が伸び悩み、前年同期比4.2%減の29,127百万円となりました。
中南米では、大幅な現地通貨安による売上の目減りがあったものの、コロナ禍での巣ごもり需要や、経済活動の再開による工具需要及び充電製品の積極的な販売により、前年同期比5.0%増の21,032百万円となりました。
オセアニアでは、巣ごもり需要に加え、オーストラリアにおける政府の景気支援策などもあり、電動工具・園芸用機器共に充電製品を中心に売上を伸ばしたことから、前年同期比34.1%増の29,101百万円となりました。
中近東アフリカでは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続くものの、一部の国においてコロナ禍収束後の需要回復に備える動きがあったことなどから、前年同期比3.5%増の7,391百万円となりました。
(2)地域別セグメントの業績
セグメント情報は当社および連結子会社の所在地に基づき決定されます。
日本セグメント
当第3四半期連結累計期間の日本セグメントの売上収益は、前年同期比18.8%増の274,407百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比8.5%増の96,731百万円(連結売上収益の21.9%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の日本セグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比19.2%増の21,860百万円となりました。
欧州セグメント
当第3四半期連結累計期間の欧州セグメントの売上収益は、前年同期比26.9%増の213,936百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比25.7%増の205,898百万円(連結売上収益の46.7%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の欧州セグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比94.4%増の21,149百万円となりました。
北米セグメント
当第3四半期連結累計期間の北米セグメントの売上収益は、前年同期比16.6%増の70,338百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比17.8%増の67,459百万円(連結売上収益の15.3%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の北米セグメントの営業利益は、売上の増加などにより2,911百万円(前年同期営業損失1,556百万円)となりました。
アジアセグメント
当第3四半期連結累計期間のアジアセグメントの売上収益は、前年同期比21.4%増の209,340百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比3.4%減の18,713百万円(連結売上収益の4.2%)となりました。
当第3四半期連結累計期間のアジアセグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比13.8%増の18,144百万円となりました。
その他の地域セグメント
当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの売上収益は、前年同期比19.5%増の52,815百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比19.6%増の52,383百万円(連結売上収益の11.9%)となりました。
当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比189.3%増の2,702百万円となりました。
(3)財政状態の分析
資産合計は、前連結会計年度末に比べ77,070百万円増加し、751,634百万円となりました。主な要因は、有形固定資産及び棚卸資産の増加によるものです。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ25,585百万円増加し、124,401百万円となりました。主な要因は、営業債務及びその他の債務の増加によるものです。
資本合計は、前連結会計年度末に比べ51,485百万円増加し、627,233百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加によるものであります。
(4)キャッシュ・フローの状況
営業活動の結果得られた資金は、営業債務及びその他の債務の増加が前年同期より大きかったことや四半期利益が増加したことなどにより前年同期に比べ22,093百万円増加し、66,958百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は、定期預金の預入による支出の増加や固定資産の取得による支出の増加などにより前年同期に比べ6,360百万円増加し、30,786百万円となりました。
財務活動の結果使用した資金は、短期借入金の返済などにより前年同期に比べ2,639百万円増加し、23,638百万円となりました。
上記活動の結果および為替レートの変動による影響により、当第3四半期連結会計期間末の当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の143,439百万円から15,269百万円増加して158,708百万円となりました。
(5)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発支出(無形資産に計上された開発費を含む)は前年同期比876百万円増の10,021百万円となりました。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。