第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

 2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1)経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間の国際的な経済情勢を見ますと、新型コロナウイルスワクチンの普及に伴い、先進国を中心に経済・社会活動の正常化が進む一方、サプライチェーンの混乱による物不足や物価の上昇、変異株による感染の再拡大など、依然として先行きの不透明な状況が続いています。

 

当第3四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、国内、海外ともに販売が好調に推移し、売上収益は前年同期比23.9%増の546,831百万円となりました。利益面においては、運送費の高騰によるコストアップを受けましたが、売上収益の増加により、営業利益は前年同期比11.5%増の73,233百万円(営業利益率 13.4%)となりました。税引前四半期利益は前年同期比10.8%増の72,476百万円(税引前四半期利益率13.3%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は9.5%増の51,355百万円(親会社の所有者に帰属する四半期利益率9.4%)となりました。

 

地域別の売上収益については、次のとおりです。
 国内では、電動工具、園芸用機器ともにリチウムイオンバッテリ製品を中心に販売が好調に推移し、前年同期比6.3%増の88,800百万円となりました。
 欧州では、巣ごもり需要が落ち着く一方、活発な建築・建設現場での工具需要及び充電式園芸用機器の販売が引き続き好調に推移し、前年同期比27.7%増の261,554百万円となりました。
 北米では、旺盛な住宅需要に伴う電動工具の販売及び、充電式園芸用機器の販売も好調に推移したことから、前年同期比21.7%増の80,614百万円となりました。
 アジアでは、新型コロナウイルス感染の再拡大が各国において発生し、営業活動に影響を及ぼしたものの、中国や台湾での販売が堅調だったことから前年同期比23.2%増の35,888百万円となりました。
 中南米では、各国でインフレが加速する一方、底堅い工具需要を確実に捉える営業活動により、前年同期比49.8%増の31,515百万円となりました。
 オセアニアでは、主要都市で感染再拡大によるロックダウンが行われた影響を受けたものの、建築・建設現場での旺盛な工具需要から、前年同期比31.7%増の38,317百万円となりました。
 中近東・アフリカでは、不安定な政治・経済情勢が続くものの、各国の建築・建設現場の工具需要を捉え、前年同期比37.2%増の10,143百万円となりました。

 

(2)地域別セグメントの業績

セグメント情報は当社及び連結子会社の所在地に基づき決定されます。

 

日本セグメント

当第3四半期連結累計期間の日本セグメントの売上収益は、前年同期比41.0%増の386,859百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比8.9%増の105,346百万円(連結売上収益の19.3%)となりました。

当第3四半期連結累計期間の日本セグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比11.4%増の24,351百万円となりました。

 

欧州セグメント

当第3四半期連結累計期間の欧州セグメントの売上収益は、前年同期比29.7%増の277,553百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比27.9%増の263,363百万円(連結売上収益の48.2%)となりました。

当第3四半期連結累計期間の欧州セグメントの営業利益は、売上の増加及び原価率の改善などにより前年同期比49.3%増の31,574百万円となりました。

 

北米セグメント

当第3四半期連結累計期間の北米セグメントの売上収益は、前年同期比23.3%増の86,751百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比22.1%増の82,364百万円(連結売上収益の15.1%)となりました。

当第3四半期連結累計期間の北米セグメントの営業利益は、原価率の悪化及び費用の増加などにより前年同期比71.8%減の822百万円となりました。

 

アジアセグメント

当第3四半期連結累計期間のアジアセグメントの売上収益は、前年同期比55.1%増の324,653百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比23.4%増の23,087百万円(連結売上収益の4.2%)となりました。

当第3四半期連結累計期間のアジアセグメントの営業利益は、原価率の悪化及び費用の増加などにより前年同期比20.2%減の14,486百万円となりました。

 

その他の地域セグメント

当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの売上収益は、前年同期比38.3%増の73,050百万円となりました。このうち、外部収益は、前年同期比38.7%増の72,671百万円(連結売上収益の13.2%)となりました。

当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの営業利益は、売上の増加及び原価率の改善などにより前年同期比191.4%増の7,874百万円となりました。

 

 

(3)財政状態の分析

資産合計は、前連結会計年度末に比べ89,207百万円増加し、902,085百万円となりました。主な要因は、棚卸資産や有形固定資産の増加によるものです。

負債合計は、前連結会計年度末に比べ42,595百万円増加し、192,147百万円となりました。主な要因は、借入金や営業債務及びその他の債務の増加によるものです。

資本合計は、前連結会計年度末に比べ46,612百万円増加し、709,938百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加によるものです。

 

(4)キャッシュ・フローの状況

営業活動の結果使用した資金は、棚卸資産の増加や法人所得税の支払額が前年同期より多かったことなどにより56,989百万円となりました(前年同期は66,958百万円の収入)。

投資活動の結果使用した資金は、定期預金の預入による支出の減少や投資の売却及び償還による収入の増加などにより前年同期に比べ17,537百万円減少し、13,249百万円となりました。

財務活動の結果使用した資金は、短期借入金の借入などにより前年同期に比べ22,259百万円減少し、1,379百万円となりました。

上記活動の結果及び為替レートの変動による影響により、当第3四半期連結会計期間末の当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の148,640百万円から66,557百万円減少して82,083百万円となりました。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(6)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発支出(無形資産に計上された開発費を含む)は前年同期比956百万円増の10,977百万円となりました。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。