第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府及び日銀の景気対策等により企業業績や雇用情勢は回復基調で推移しましたが、海外では、欧米経済は回復しているものの、中国経済の減速がアジア新興国等を中心に景気の下押し要因となり、依然先行き不透明な状況となっております。

このような状況下当社グループは、主にスマートフォン市場向け、自動車市場向け及び産業用機器市場向けのグローバル事業拡大を進めると共に高度化する市場ニーズへの更なる迅速な対応を目指し、高付加価値新製品の開発・販売・生産体制の強化を推進して参りました。

その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は919億5千3百万円(前年同期比2.0%の減)、営業利益は229億5千5百万円(同6.8%の減)、経常利益は248億9千4百万円(同6.8%の減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は171億2千1百万円(同0.8%の減)となりました。

 

また、報告セグメントごとの業績を示しますと、次の通りであります。

 [多極コネクタ]

当社の主力製品群であります多極コネクタは、丸形コネクタ、角形コネクタ、リボンケーブル用コネクタ、プリント基板用コネクタ、FPC(フレキシブル基板)用コネクタ、ナイロンコネクタ等多品種にわたります。

主としてスマートフォン、タブレットPC、通信機器、カーエレクトロニクス等の分野から計測・制御機器、FA機器及び医療機器などの産業用機器等の分野まで幅広く使用されているコネクタであり、今後の更なる高度情報通信ネットワーク化社会及び環境を考慮した省エネ化社会の進展とともに需要の拡大が見込まれております。

当第3四半期連結累計期間は、韓国スマートフォン市場向けビジネスの低迷を中国スマートフォン市場向けや自動車市場向け及び産業用機器市場向けビジネスで補えず、売上高は749億8百万円(前年同期比1.7%の減)、営業利益は203億2千4百万円(同5.9%の減)となりました。

 

 [同軸コネクタ]

同軸コネクタは、マイクロ波のような高周波信号を接続する特殊な高性能コネクタであり、主にマイクロ波通信機、衛星通信装置、電子計測器、またはスマートフォン及び伝送・交換装置等に使用されるコネクタであります。なお、光コネクタ、同軸スイッチもこの中に含んでおります。

当第3四半期連結累計期間は、売上高は110億1千8百万円(前年同期比5.0%の減)、営業利益は22億4千万円(同22.1%の減)となりました。

 

 

 [その他]

以上のコネクタ製品以外の製品として干渉波EMS等の電子医療機器、マイクロスイッチ類及びコネクタ用治工具類を一括しております。

当第3四半期連結累計期間は、売上高は60億2千6百万円(前年同期比0.4%の減)、営業利益は3億9千万円(同136.6%の増)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間の総資産は、投資有価証券の減少などにより、前連結会計年度に比べ34億6千1百万円減少して3,162億6百万円となりました。負債は未払法人税等の減少などにより、5億6千2百万円減少して308億3百万円となりました。また、純資産は、為替換算調整勘定の減少などにより、28億9千8百万円減少して2,854億3百万円となりました。この結果、自己資本比率は90.1%となりました。

 

 

(3) 研究開発活動

当社グループにおける当第3四半期連結累計期間の研究開発費は、52億2千8百万円であります。この他に研究開発活動の成果として、工具器具などの固定資産で計上したものが、32億6千7百万円あるため、合わせますと、研究開発費投資額は84億9千6百万円となります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。