文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
イ.経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年1月1日~2019年6月30日)における世界経済は、経済環境への懸念等を背景に、景気の減速傾向が強まりました。米国経済は、堅調な雇用環境を背景に個人消費が拡大しましたが、見通しに不透明感が残りました。欧州経済は、輸出の伸び悩み等により成長ペースが鈍化しました。我が国経済は、外需の減少を背景とする輸出の減少により、成長ペースに減速が見られました。新興国経済は、中国市場の減速を主因に力強さを欠き、全体として成長ペースが減速しました。
当社グループの関連市場におきましては、自動車電装機器及び民生・業務機器の両市場ともに、中国を中心に減速が見られました。
このような景況下、当社のモーター販売実績は、数量では前年同期比9.7%の減少、金額では前年同期比9.0%の減少となりました。これらの結果、当第2四半期売上高は、660億2百万円(前年同期比9.0%減)となり、その大半を占めるモーター売上高は、659億9千6百万円(前年同期比9.0%減)となっております。
セグメント別の売上高は、「日本」セグメントは69億8百万円(前年同期比9.5%増)、「アジア」セグメントは315億1千2百万円(前年同期比16.1%減)、「アメリカ」セグメントは116億1千2百万円(前年同期比13.6%増)、「ヨーロッパ」セグメントは159億6千8百万円(前年同期比13.4%減)であります。
営業利益につきましては、売価・プロダクトミックスの改善などの増益要因はあったものの、販売数量の減少、ならびに操業度低下に伴う単位当たり固定費負担の増加などの減益要因もあり、83億1千6百万円(前年同期比24.6%減)となりました。
セグメント別の利益又は損失は、「日本」セグメントは30億8千4百万円の利益(前年同期比12.2%減)、「アジア」セグメントは45億5千5百万円の利益(前年同期比29.0%減)、「アメリカ」セグメントは4億5千2百万円の損失(前年同期は3億5千4百万円の損失)、「ヨーロッパ」セグメントは4億7千1百万円の利益(前年同期比33.6%減)、セグメント間取引消去による調整額は6億5千7百万円(前年同期は7億4千4百万円)であります。
経常利益は、受取利息は増加したものの、為替差益が減少したことなどにより、96億4千8百万円(前年同期比24.3%減)となりました。税金等調整前四半期純利益は93億5千5百万円(前年同期比26.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は65億1千7百万円(前年同期比27.7%減)となりました。
次に、モーターの用途別市場動向と販売状況についてご説明いたします。
① 自動車電装機器市場
売上高は489億8百万円(前年同期比8.7%減)と減少しました。重点強化事業である中型電装用途では、パワーウインドウ用は、北米大手自動車メーカー向けで高トルク標準品は増加したものの、中国市場における需要低迷と排ガス規制強化等の影響により減少しました。パワーシート用は、搭載車種の生産終了及び市場低迷により減少しました。パーキングブレーキ用は、日系大手自動車メーカー向けで搭載が拡大する一方、既存顧客向けの需要低迷の影響を受け横ばいとなりました。ドアロック、ミラー、エアコンダンパー及びヘッドライト用等の小型電装用途は、シェアを維持したものの、世界的な市場の減速により低調に推移しました。
② 民生・業務機器市場
売上高は170億8千7百万円(前年同期比9.8%減)と減少しました。理美容関連機器用は、歯ブラシ用の中高級セグメントが堅調に推移したものの、一部用途で採算性重視の方針による受注絞り込みの影響により減少、インクジェットプリンター及びカーCDプレーヤー用においては市場縮小が継続しました。
ロ.財政状態の分析
当第2四半期末における総資産は、前連結会計年度末に対して82億2千万円減少し、2,588億3千万円となりました。前連結会計年度末に対し変動の大きかった主なものは、配当及び自己株式の取得による現金及び預金の減少64億8千7百万円、たな卸資産の減少28億9千7百万円、投資有価証券の増加13億1千5百万円、有形固定資産の増加10億6千3百万円などであります。
負債合計は、前連結会計年度末に対して26億7千5百万円減少し、199億2千万円となりました。前連結会計年度末に対し変動の大きかった主なものは、支払手形及び買掛金の減少8億2千万円、その他の流動負債の減少22億3千1百万円などであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に対して55億4千4百万円減少し、2,389億1千万円となりました。為替換算調整勘定が43億8千1百万円減少、純資産からの控除項目である自己株式が27億4千6百万円増加しました。
自己資本比率は、前連結会計年度末の91.5%から当第2四半期末は92.3%となっております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末から80億9千8百万円減少し、1,054億6千1百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは105億2千6百万円の収入となり、前年同期に対し1千9百万円増加しました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益の計上(93億5千5百万円)、減価償却費(42億8千万円)、仕入債務の減少(22億2千1百万円)、たな卸資産の減少(16億7千8百万円)、法人税等の支払額(22億6千9百万円)などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは84億8百万円の支出となり、前年同期に対し10億3千8百万円の支出減少となりました。主な要因は、固定資産の取得による支出(69億8千4百万円)などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは83億1千4百万円の支出となり、前年同期に対し8億1千2百万円の支出増加となりました。主な要因は、配当金の支払いによる支出(53億7千6百万円)、自己株式の取得による支出(30億2百万円)などによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、24億6千4百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。