当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による事業への影響については、今後も注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
イ.経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年6月30日)における世界経済は、資源価格及び物流費の高騰に加えて、新興国を中心に新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う経済活動の停滞等の影響がありましたが、先進国におけるワクチン接種の普及を背景に景況感が改善し、全体として堅調に推移しました。
米国経済は、財政出動とワクチン接種の普及による経済活動の正常化を背景に、個人消費及び設備投資が拡大し、堅調に推移しました。欧州経済は、各国の都市封鎖等の緩和により経済の正常化が進展し、景気回復の動きが見られました。我が国経済は、輸出の回復が継続した一方で、感染再拡大に伴う経済活動の停滞等の影響があり、回復のペースは鈍いものとなりました。新興国経済は、インドやその他の新興国において、感染再拡大の影響により経済活動が停滞した一方で、中国が成長を維持し、全体として回復傾向が持続しました。
当社グループの関連市場におきましては、自動車電装機器及び民生・業務機器の両市場ともに、各地域市場の回復が持続し、全体として大幅に増加しました。
このような景況下、当社のモーター販売実績は、数量では前年同期比36.4%の増加、金額では前年同期比41.8%の増加となりました。これらの結果、当第2四半期売上高は、692億9千6百万円(前年同期比41.9%増)となり、その大半を占めるモーター売上高は、692億7千2百万円(前年同期比41.8%増)となっております。
セグメント別の売上高は、「日本」セグメントは64億8千6百万円(前年同期比26.4%増)、「アジア」セグメントは344億2千1百万円(前年同期比39.4%増)、「アメリカ」セグメントは124億8千2百万円(前年同期比59.0%増)、「ヨーロッパ」セグメントは159億5百万円(前年同期比42.5%増)であります。
営業利益につきましては、銅や鋼材等市況品の上昇による原材料費の増加といった減益要因はあったものの、販売数量の増加、売価・プロダクトミックスの改善等の増益要因もあり、86億4千8百万円(前年同期比146.4%増)となりました。
セグメント別の利益又は損失は、「日本」セグメントは40億7千5百万円の利益(前年同期比295.1%増)、「アジア」セグメントは54億5百万円の利益(前年同期比117.4%増)、「アメリカ」セグメントは6億7千5百万円の利益(前年同期比1,709.7%増)、「ヨーロッパ」セグメントは2億2千8百万円の損失(前年同期は3億9千8百万円の損失)、セグメント間取引消去による調整額は△12億7千9百万円(前年同期は3億5千2百万円)であります。
経常利益は、営業利益の増加及び為替差損益の改善等により、117億6千2百万円(前年同期比292.8%増)となりました。税金等調整前四半期純利益は119億2千2百万円(前年同期比280.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は85億1百万円(前年同期比887.5%増)となりました。
次に、モーターの用途別市場動向と販売状況についてご説明いたします。
① 自動車電装機器市場
売上高は514億7百万円(前年同期比47.0%増)と増加しました。中型電装用途では、パワーウインドウ用は、北米自動車メーカー向けの高トルク標準品の拡販が順調に進捗し増加しました。パワーシート用は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により停滞していた新規プログラムの再開により増加しました。パーキングブレーキ用は、搭載車種の拡大により増加しました。ドアロック、ミラー及びエアコンダンパー用等の小型電装用途につきましては、自動車の需要回復に伴い増加しました。
② 民生・業務機器市場
売上高は178億6千5百万円(前年同期比28.8%増)と増加しました。健康・医療用は、歯ブラシ用の中高級セグメントが堅調に推移しました。家電・工具・住設及び事務機器用は、在宅勤務や巣ごもり需要等を背景に好調に推移し増加しました。
ロ.財政状態の分析
当第2四半期末における総資産は、前連結会計年度末に対して167億4千9百万円増加し、2,793億8百万円となりました。前連結会計年度末に対し変動の大きかった主なものは、たな卸資産の増加94億6千9百万円、有形固定資産の増加53億5千3百万円、現金及び預金の増加13億4千万円、投資有価証券の増加5億6千2百万円等であります。
負債合計は、前連結会計年度末に対して17億4百万円増加し、251億6千万円となりました。前連結会計年度末に対し変動の大きかった主なものは、その他の固定負債の増加9億4千9百万円、未払法人税等の増加8億9百万円、支払手形及び買掛金の増加7億4千万円等であります。
純資産合計は、前連結会計年度末に対して150億4千5百万円増加し、2,541億4千8百万円となりました。為替換算調整勘定が110億5千2百万円増加、利益剰余金が39億9千7百万円増加、その他有価証券評価差額金が5億4千2百万円増加、純資産の部のマイナス項目である自己株式が6億1千2百万円増加しました。
自己資本比率は、前連結会計年度末の91.0%と同じく、当第2四半期末も91.0%となっております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末から9億3千3百万円増加し、1,111億2千4百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは45億7千5百万円の収入(前年同期に対し5億5千2百万円減少)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益の計上(119億2千2百万円)、減価償却費(47億4千1百万円)、たな卸資産の増加(68億6千3百万円)、法人税等の支払額(31億8千5百万円)、為替差益(36億9百万円)、などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは42億2千2百万円の支出(前年同期に対し5千8百万円の支出増加)となりました。主な要因は、固定資産の取得による支出(44億8千6百万円)などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは55億9百万円の支出(前年同期に対し9億6千3百万円の支出増加)となりました。主な要因は、配当金の支払いによる支出(45億4百万円)などによるものであります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、19億4千4百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当社は、2021年6月22日開催の取締役会において、スイスの医療機器用モーターメーカーであるElectromag SAの株式を取得し、子会社化することについて決議し、同日付で株式譲渡契約書を締結、2021年7月6日に全株式を取得し、子会社化いたしました。
なお、詳細は「第4 経理の状況 1.四半期連結財務諸表 (重要な後発事象)」に記載のとおりであります。