当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による事業への影響については、今後も注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
イ.経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年9月30日)における世界経済は、各国の大規模な財政出動の効果及び新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の進展により緩やかな回復が持続しましたが、期間後半において、資源価格及び物流費の高騰、並びに半導体の供給不足及び東南アジアにおける新型コロナウイルスの感染再拡大により、経済活動の停滞が見られました。米国経済は、ワクチン接種の進展による感染状況の改善及び大規模な経済対策により、堅調に推移しました。欧州経済は、各国の都市封鎖をはじめとする感染予防対策の緩和により経済活動の正常化が進展し、景気の回復が持続しました。我が国経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う経済活動の停滞により、景気回復のペースは鈍いものとなりました。新興国経済は、東南アジアにおける新型コロナウイルスの感染再拡大による経済活動の停滞や中国経済の成長ペースの鈍化により、全体として回復は緩やかなものとなりました。
当社グループの関連市場におきましては、自動車電装機器市場は、当第3四半期に世界的な半導体の供給不足等の影響による生産調整の影響はあったものの、各地域市場の回復が持続し、当第3四半期連結累計期間では全体として大幅に増加しました。民生・業務機器市場は、各地域市場における需要が持続し、全体として増加しました。
このような景況下、当社のモーター販売実績は、数量で前年同期比20.9%の増加、金額では前年同期比24.7%の増加となりました。これらの結果、当第3四半期の売上高は1,013億3千5百万円(前年同期比24.7%増)となり、その大半を占めるモーター売上高は1,013億6百万円(前年同期比24.7%増)となっております。
セグメント別の売上高は、「日本」セグメントは93億4千2百万円(前年同期比15.1%増)、「アジア」セグメントは511億2千5百万円(前年同期比25.5%増)、「アメリカ」セグメントは186億3千7百万円(前年同期比33.2%増)、「ヨーロッパ」セグメントは222億2千9百万円(前年同期比20.7%増)であります。
営業利益につきましては、銅や鋼材等市況品の上昇による原材料費の増加といった減益要因はあったものの、販売数量の増加、売価・プロダクトミックスの改善等の増益要因もあり、111億1千8百万円(前年同期比71.9%増)となりました。
セグメント別の利益又は損失は、「日本」セグメントは45億6千4百万円の利益(前年同期比129.5%増)、「アジア」セグメントは74億2千4百万円の利益(前年同期比82.3%増)、「アメリカ」セグメントは5億7千万円の利益(前年同期比64.2%増)、「ヨーロッパ」セグメントは4億6千3百万円の損失(前年同期は4億9千7百万円の損失)、セグメント間取引消去による調整額は△9億7千7百万円(前年同期は5億5千5百万円)であります。
経常利益は、営業利益の増加及び為替差損益の改善等により、155億3千3百万円(前年同期比166.0%増)、税金等調整前四半期純利益は152億4千万円(前年同期比106.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は109億6千5百万円(前年同期比163.6%増)となりました。
次に、モーターの用途別市場動向と販売状況についてご説明いたします。
① 自動車電装機器市場
売上高は742億5千8百万円(前年同期比27.4%増)と増加しました。パワ-ウインドウ、パワーシート及びパーキングブレーキ用等の中型電装、並びにドアロック、ミラー及びエアコンダンパー用等の小型電装ともに、当第3四半期において、世界的な半導体の供給不足等の影響による生産調整の影響があったものの、自動車需要の回復を背景として堅調に推移し、当第3四半期連結累計期間では大幅に増加しました。
② 民生・業務機器市場
売上高は270億4千8百万円(前年同期比17.8%増)と増加しました。家電・工具・住設及び事務機器用が、在宅勤務や巣ごもり需要を背景として堅調に推移し大幅に増加しました。
ロ.財政状態の分析
当第3四半期末における総資産は、前連結会計年度末に対して147億7千5百万円増加し、2,773億3千4百万円となりました。前連結会計年度末に対し変動の大きかった主なものは、たな卸資産の増加127億5千万円、有形固定資産の増加56億1千5百万円、当第3四半期に取得したElectromag SAに係るのれんの計上等による無形固定資産の増加41億1千5百万円、配当及び自己株式取得等による現金及び預金の減少68億3千3百万円等であります。
負債合計は、前連結会計年度末に対して9億2百万円増加し、243億5千8百万円となりました。前連結会計年度末に対し変動の大きかった主なものは、その他の固定負債の増加8億9千5百万円、賞与引当金の増加4億4千9百万円等であります。
純資産合計は、前連結会計年度末に対して138億7千3百万円増加し、2,529億7千6百万円となりました。為替換算調整勘定が115億5千万円増加、利益剰余金が26億9千6百万円増加、純資産の部のマイナス項目である自己株式が15億4千6百万円増加、その他有価証券評価差額金が10億7千6百万円増加しました。
自己資本比率は、前連結会計年度末の91.0%から当第3四半期末は91.2%となっております。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、30億6千7百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。