当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)の状況 (単位:億円)
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前第2四半期 連結累計期間 |
当第2四半期 連結累計期間 |
前年同期比 |
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受注高 |
1,242 |
1,256 |
1.1% |
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売上高 |
1,378 |
1,441 |
4.6% |
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営業利益 |
329 |
309 |
△5.9% |
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税引前四半期利益 |
333 |
293 |
△11.9% |
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四半期利益 |
268 |
245 |
△8.5% |
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により、深刻な景気後退に直面しました。感染防止と経済活動のバランスに腐心しながら景気回復に向けた取り組みが各国で進められたものの、2020年の世界経済成長率は依然歴史的な落ち込みが予想されています。
半導体試験装置市場においては、リモートワークの普及や巣ごもり消費の拡大を背景に、データセンターやゲーム機器向けのメモリ半導体用およびSoC半導体用の試験装置需要が伸びました。この伸びを当社の幅広い顧客基盤と多彩な製品ポートフォリオにより取りこんだことで、この方面のビジネスは好調に推移しました。一方で、米国が中国スマートフォンメーカーへの規制を強化したことなどを受け、関連する顧客で新規投資に対する様子見姿勢が続きました。またコロナウイルス封じ込めのための都市封鎖や人的移動制限により、自動車や産業機器などの領域の需要が弱含みました。
これらの結果、受注高は1,256億円(前年同期比1.1%増)、売上高は1,441億円(同4.6%増)となりました。利益面については、前年同期比で売上総利益率の良い製品群の割合が減少したことで、営業利益は309億円(同5.9%減)となりました。なお当第2四半期連結累計期間の営業利益には、一過性の利益である事業譲渡益約25億円が含まれます。米ドルに対するユーロ高の進行に伴う為替差損の増加などで、税引前四半期利益は293億円(同11.9%減)、四半期利益は245億円(同8.5%減)となりました。当第2四半期連結累計期間の平均為替レートは、米ドルが107円(前年同期109円)、ユーロが120円(同123円)となりました。海外売上比率は95.5%(前年同期95.8%)です。
セグメントの業績は次のとおりであります。
<半導体・部品テストシステム事業部門> (単位:億円)
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前第2四半期 連結累計期間 |
当第2四半期 連結累計期間 |
前年同期比 |
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受注高 |
930 |
872 |
△6.2% |
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売上高 |
1,029 |
898 |
△12.7% |
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セグメント利益 |
364 |
248 |
△31.8% |
当部門では、一部スマートフォン関連サプライチェーンからのSoC半導体用試験装置需要が米中摩擦の先鋭化を受け、大きく減少しました。一方でリモートワークの拡大や巣ごもり消費の伸びを背景に、HPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)用途のSoC半導体に対する需要が上期を通じて堅調であったほか、スマートフォンの高性能化に連動してイメージ・センサー、ディスプレイ・ドライバーIC、アプリケーション・プロセッサ向けのSoC半導体用試験装置受注が第2四半期に伸びました。メモリ半導体用試験装置は、サーバーやゲーム機器用の高性能メモリ半導体向けを中心に、好調な販売が続きました。
以上により、当部門の受注高は872億円(前年同期比6.2%減)、売上高は898億円(同12.7%減)、セグメント利益は248億円(同31.8%減)となりました。
<メカトロニクス関連事業部門> (単位:億円)
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前第2四半期 連結累計期間 |
当第2四半期 連結累計期間 |
前年同期比 |
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受注高 |
140 |
177 |
26.3% |
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売上高 |
160 |
204 |
27.5% |
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セグメント利益 |
△16 |
36 |
- |
当部門では、メモリ半導体用試験装置需要が伸長する中、事業関連性の高いデバイス・インタフェース製品の販売が伸びました。またプローブ・カード事業譲渡による譲渡益約25億円が当第2四半期連結累計期間のセグメント利益に含まれております。
以上により、当部門の受注高は177億円(前年同期比26.3%増)、売上高は204億円(同27.5%増)、セグメント利益は36億円(同52億円改善)となりました。
<サービス他部門> (単位:億円)
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前第2四半期 連結累計期間 |
当第2四半期 連結累計期間 |
前年同期比 |
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受注高 |
172 |
211 |
22.4% |
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売上高 |
189 |
342 |
81.5% |
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セグメント利益 |
21 |
70 |
3.3倍 |
当部門では、データセンター投資の活発化やスマートフォンの高性能化を背景に、2020年1月に買収した米Essai社の製品やSoC用システムレベル・テスト製品などを扱う、システムレベル・テスト事業が全般的に好調に推移しました。
以上により、当部門の受注高は211億円(前年同期比22.4%増)、売上高は342億円(同81.5%増)、セグメント利益は70億円(同3.3倍)となりました。
(2)財政状態等
当第2四半期末の総資産は、前年度末比55億円増加し、3,613億円となりました。この主な要因は、現金および現金同等物が87億円減少しましたが、主に投資有価証券の増加によりその他の金融資産が66億円、棚卸資産が62億円、のれんおよび無形資産が21億円それぞれ増加したことなどによります。負債合計は、営業債務およびその他の債務が37億円減少しましたが、繰延税金負債が25億円、主に前受金の増加によりその他の流動負債が18億円、退職給付に係る負債が15億円それぞれ増加したことなどにより、前年度末比15億円増加し、1,258億円となりました。また、資本合計は2,355億円となり、親会社所有者帰属持分比率は前年度末比0.1ポイント増加し、65.2%となりました。
<キャッシュ・フローの状況>
当第2四半期末における現金および現金同等物は、前年度末より87億円減少し、1,190億円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期利益293億円を計上したことに加え、棚卸資産の増加(△63億円)に、減価償却費などの非資金項目等の損益を調整した結果、244億円の収入(前年同期は、299億円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、98億円の支出(前年同期は、31億円の支出)となりました。これは主に、資本性金融商品の取得(△68億円)と有形固定資産の取得(△58億円)および事業譲渡による収入(33億円)によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、224億円の支出(前年同期は、91億円の支出)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出(△139億円)と配当金の支払(△81億円)によるものであります。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費は206億円となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。