第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)が判断したものであります。

(1)業績の概況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、輸出主導の景気拡大と企業業績の改善が進み、個人消費は回復の兆しをみせるなど堅調に推移いたしました。また、欧米経済は緩やかな回復傾向を維持する中でも、一方では政治・政策動向や地政学リスクの高まりなど、先行き不透明感は払拭されない状況が続いております。

 エンタテインメント市場におきましては、モバイル端末や家庭用ゲーム機器等の各種デバイスは高性能化を続け、通信インフラ環境の発達に伴い、ゲームコンテンツの多様化が進んでおります。また、時代の変化に伴い、個人消費において「豊かな経験や体験による日々の充実」への志向が高まっております。ゲーム業界ではゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツが注目されるなど、コンテンツの新しい楽しみ方を提供するための取り組みが加速しております。

 健康市場におきましては、社会全体における健康意識が高まる中で、シニア世代や女性層を中心に、健康や体力の向上を余暇の目的とする割合が年々上昇する傾向にあり、スポーツ志向、健康志向、そして高齢化に伴う介護予防への需要が更に高まりをみせております。また、ボディメイクに取り組まれるお客様も着実に増加するとともに、対応商品(ダイエット・シェイプアップ・パーソナルトレーニング・スタジオプログラムなど)へのニーズは多様化しております。そのほか家庭用の健康機器市場は多種多様な製品が発売され、新たな市場が広がりつつあります。

 ゲーミングビジネスに関しましては、世界各地で新規カジノ施設やカジノを含むIR(統合型リゾート)施設の開業や開発が進み、ゲーミング市場は更なる成長を続けております。また、若者のスロット離れに対する対策として、スロットマシンへのスキル要素(プレーヤーの腕前)の導入が北米の一部の州で合法化されるなど、ゲーミングビジネスの更なる活性化に向けた施策が具体化されています。

 アーケードゲーム市場におきましては、これまで厳しい市場環境が続いておりましたが、2016年6月施行の「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(風適法)の一部改正に伴う都道府県施行条例改正により、青少年に対する入場時間の規制緩和から、ショッピングセンター内のゲームコーナーに家族連れの利用者が増加し、また業界全体の市場活性化に向けた取り組みにより、新しいユーザー層の開拓に繋がったことなどを背景に、市場は回復の兆しが見えております。遊技機市場におきましては、2017年9月に風適法施行規則等の改正規則が公布され、2月1日に施行されることとなりましたが、市場の活性化につながる新しいゲーム性を搭載した遊技機を生み出すことが求められています。

 このような状況のもと、当社グループのデジタルエンタテインメント事業におけるモバイルゲームでは、「ウイニングイレブン カードコレクション」(海外名「PES CARD COLLECTION」)を約150の国と地域で配信開始し、多くのお客様にご好評をいただいております。また、「ウイニングイレブン 2018」(海外名「PRO EVOLUTION SOCCER 2018」)で大幅なアップデートを行いました。その他、「実況パワフルプロ野球」、「遊戯王 デュエルリンクス」、「プロ野球スピリッツA(エース)」等のタイトルも堅調に推移いたしました。カードゲームでは、「遊戯王トレーディングカードゲーム」を引き続きグローバルに展開いたしました。TVアニメ新シリーズに登場する新たなルールに対応したカードを追加し、コンテンツの活性化を推進いたしました。家庭用ゲームでは、「ウイニングイレブン 2018」(海外名「PRO EVOLUTION SOCCER 2018」)や「スーパーボンバーマン R」(海外名「Super Bomberman R」)が引き続き堅調に推移いたしました。

 健康サービス事業におきましては、お客様の利用頻度に応じて選択できる料金プランや複数の施設を手軽に利用できる施設利用制度を展開するとともに、“続けられる”をコンセプトにコナミスポーツクラブのサービスの拡充と浸透に努めました。健康関連商品では、家庭用を中心として広がりを見せる健康機器市場での認知向上、シェア拡大を目的に新たな健康関連商品の開発に取り組んでおります。

 ゲーミング&システム事業におきましては、主力商品であるビデオスロットマシン「ConcertoTM(コンチェルト)」シリーズを中心に、ロングセラー商品の「Podium(ポーディアム)」シリーズやカジノマネジメントシステム「SYNKROS(シンクロス)」の販売を北米、アジア・オセアニア市場を中心に展開いたしました。

 アミューズメント事業におきましては、アーケードゲームの「麻雀格闘倶楽部 ハイグレードモデル」が引き続き堅調な稼働で推移しているほか、音楽ゲームでは「beatmania IIDX 25 CANNON BALLERS」が稼働を開始いたしました。また、メダルゲームでは「アニマロッタ おとぎの国のアニマ」の新筐体や「GI-WorldClassic」、「Tower de パティシエッタ」、「PIRATES A GOGO!」が稼働を開始しております。遊技機におきましては、前期に発売した「GI優駿倶楽部」が長期安定稼働を維持し、市場からの高い評価を背景とした追加受注により順調に推移いたしました。また、最新機種「戦国コレクション3」が稼働を開始いたしました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,786億6千8百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は385億3千2百万円(前年同期比30.2%増)、税引前四半期利益は381億3千3百万円(前年同期比32.1%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は260億3千4百万円(前年同期比26.1%増)となりました。

(2)事業別セグメントの業績

(デジタルエンタテインメント事業)

 モバイルゲームでは、ウイニングイレブンシリーズの最新作「ウイニングイレブン カードコレクション」(海外名「PES CARD COLLECTION」)および、大型アップデートを実施した「ウイニングイレブン 2018」(海外名「PRO EVOLUTION SOCCER 2018」)を約150の国と地域にて配信開始いたしました。国内市場では「実況パワフルプロ野球」、「プロ野球スピリッツA(エース)」、グローバル市場では「遊戯王 デュエルリンクス」、「ウイニングイレブン クラブマネージャー」(海外名「PES CLUB MANAGER」)をはじめとした各タイトルも堅調に推移いたしました。

 カードゲームでは、「遊戯王トレーディングカードゲーム」を引き続きグローバルに展開いたしました。TVアニメ新シリーズに登場する新たなルールに対応したカードを追加するなど、コンテンツの活性化を推進いたしました。

 家庭用ゲームでは、「ウイニングイレブン 2018」(海外名「PRO EVOLUTION SOCCER 2018」)が引き続きご好評いただいております。また、「スーパーボンバーマン R」(海外名「Super Bomberman R」)や「実況パワフルプロ野球2016」をはじめとしたタイトルも堅調に推移いたしました。8月からは一般社団法人日本野球機構(NPB)公認のeスポーツ日本選手権「パワプロチャンピオンシップス 2017」の地区大会を各地で開催し、活況を呈しております。

 以上の結果、当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は896億5千5百万円(前年同期比21.7%増)となり、セグメント利益は297億4千7百万円(前年同期比21.9%増)となりました。

(健康サービス事業)

 スポーツクラブ施設運営では、近年多様化するフィットネス市場において、お客様のニーズに応えるため、利用頻度に応じて選択できる料金プランと、定期的に施設に通えないお客様に向けた都度利用プランにより利用促進を図るとともに、施設リニューアルの推進による施設環境の整備や、自社開発プログラムの「カーディオクロス」、レスミルズプログラムの「ボディアタック」「ボディジャム」を10月より導入するなどスタジオプログラムの更なる充実を図り、お客様への快適なフィットネスライフ提供のため、サービスの向上に取り組みました。また、かつてスポーツクラブの先駆けとなり、常に時代をリードしてきたスポーツクラブブランド「エグザス」をリ・ブランドし、マシンジムとスタジオに特化したコンパクトな施設「エグザス 西九条」(大阪市此花区)に続き、関東初出店となる「エグザス 奏の杜」(千葉県習志野市)を10月にオープンいたしました。

 健康関連商品では、コナミスポーツクラブブランドで展開する「コナミスポーツクラブ オリジナル」商品のほか、「コナミスポーツクラブ セレクション」として展開するコナミスポーツクラブ選りすぐりのブランド商品のラインアップを拡充させるとともに、お客様がより効果的にご使用いただけるようコナミスポーツクラブインストラクターによる使い方講座を動画配信いたしました。

 なお、当第3四半期連結累計期間におきましては、直営施設の退店等による影響で売上高は減少する中、原油価格高騰による光熱費の増加や、新店オープン及び施設のリニューアル、入会施策等の先行投資により、会員数は回復基調にあるものの、前年同期比減益となりました。

 以上の結果、当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は497億8百万円(前年同期比4.3%減)となり、セグメント利益は30億1千9百万円(前年同期比26.0%減)となりました。

(ゲーミング&システム事業)

 スロットマシンでは、プレーヤーやカジノオペレーターの多様なニーズに対応し、KONAMI初となるカーブを描いた画面が特徴の新筐体「Concerto CrescentTM(コンチェルト クレセント)」や大型縦型画面を用いた「Concerto StackTM(コンチェルト スタック)」をはじめとした「ConcertoTM」シリーズの拡充を北米中心に展開したほか、豊富なラインアップを擁し、中南米やアフリカ、アジア地域でも依然高い人気を誇るロングセラー商品「Podium」シリーズの販売に注力いたしました。パーティシペーションでは、「ConcertoTM」シリーズをはじめ、プレーヤーの期待感とプレー意欲を一層高めたプレミアム商品や、ゲームコンテンツのラインアップ拡充に努めました。カジノマネジメントシステム「SYNKROS」では、北米のカジノ施設に加え、海外を就航する大型クルーズ船内のカジノ施設への導入も引き続き順調に推移いたしました。

 なお、当第3四半期連結累計期間におきましては、新規カジノ施設の開業が限定的であったことからスロットマシンの新規設置が減少したほか、カジノマネジメントシステムの導入が一部第4四半期以降に変更となった影響により売上高が減少いたしました。

 以上の結果、当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は206億5千8百万円(前年同期比4.9%減)となり、セグメント利益は26億6千3百万円(前年同期比8.6%減)となりました。

(アミューズメント事業)

 アーケードゲームでは、オンライン対戦麻雀ゲーム「麻雀格闘倶楽部」の稼働15周年を記念した新筺体「麻雀格闘倶楽部 ハイグレードモデル」が引き続き好調な稼働を維持しております。音楽ゲームでは、音楽・映像のクオリティアップに加え、新たにプレーヤーの手元・顔を写すことができる撮影機能を搭載した「beatmania IIDX 25 CANNON BALLERS」の稼働を開始しております。メダルゲームでは、競馬メダルゲーム「GIシリーズ」の最新作である「GI-WorldClassic」の稼働を開始し、「GIシリーズ」タイトルを統合し、プレーアシスト機能を搭載したことなどにより初心者から「GIシリーズ」ファンまで幅広いお客様にご好評いただいております。また、メダルゲームの人気商品である抽選型メダルゲーム「アニマロッタ おとぎの国のアニマ」の機能をコンパクトにまとめた新筐体や、市場で好評稼働中のシングルメダル機「フィーチャープレミアムシリーズ」の新タイトル「Tower de パティシエッタ」、「PIRATES A GOGO!」の稼働を開始するなど、多様なラインアップを市場投入いたしました。さらに、アミューズメント施設向けマルチ電子マネー決済システム「シンカターミナル」のサービスを順次開始し、アミューズメント施設を利用されるお客様が、お手元の電子マネーでゲームを楽しめる環境作りを推進しております。

 遊技機では、前期に発売した「GI優駿倶楽部」は、豊富なゲーム性が多くのお客様の支持を獲得するなど、長期安定稼働を維持し、市場からの高い評価を背景とした追加受注により好調に推移いたしました。また、前作で高稼働実績を挙げた「戦国コレクション」シリーズの最新作「戦国コレクション3」が稼働を開始いたしました。

 以上の結果、当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は198億円(前年同期比15.6%増)となり、セグメント利益は65億7百万円(前年同期比67.9%増)となりました。

(3)地域別の業績

(日本)

 デジタルエンタテインメント事業におけるモバイルゲームでは、ウイニングイレブンシリーズの最新作「ウイニングイレブン カードコレクション」および、大型アップデートを実施した「ウイニングイレブン 2018」の配信を開始したほか、「実況パワフルプロ野球」、「遊戯王 デュエルリンクス」をはじめとするモバイルゲームの継続的なサービス拡大に注力いたしました。カードゲームでは、「遊戯王トレーディングカードゲーム」の活性化を推進いたしました。家庭用ゲームでは、「ウイニングイレブン 2018」がオンラインモード「myClub」を含め、引き続きご好評をいただいております。

 健康サービス事業においては、お客様の目的に合わせた多彩なプログラムと多様化するニーズに対応するためサービスの拡充に努めました。スポーツクラブ施設運営では、かつてスポーツクラブの先駆けとなり、常に時代をリードしてきたスポーツクラブブランド「エグザス」をリ・ブランドし、「エグザス 西九条」(大阪市此花区)に続き、関東初出店となる「エグザス 奏の杜」(千葉県習志野市)をオープンしました。また、「コナミスポーツクラブ」の既存施設では、マシン機器の入れ替えを中心とした施設リニューアルの推進や、スタジオプログラムの更なる充実をはかるなど、より快適なフィットネスライフの提供に取り組みました。健康関連商品では、取扱商品ラインアップを拡充させるとともに、お客様がより効果的にご使用いただけるようコナミスポーツクラブインストラクターによる使い方講座を動画配信いたしました。

 アミューズメント事業におきましては、アーケードゲームの「麻雀格闘倶楽部 ハイグレードモデル」が引き続き堅調な稼動で推移しているほか、音楽ゲームでは「beatmania IIDX 25 CANNON BALLERS」が稼働を開始いたしました。また、メダルゲームでは「アニマロッタ おとぎの国のアニマ」の新筐体や「GI-WorldClassic」、「Tower de パティシエッタ」、「PIRATES A GOGO!」が稼動を開始しております。遊技機におきましては、前期に発売した「GI優駿倶楽部」が長期安定稼働を維持し、市場からの高い評価を背景とした追加受注により順調に推移いたしました。また、最新機種「戦国コレクション3」が稼動を開始いたしました。

 以上の結果、日本における当第3四半期連結累計期間の売上高は1,388億2千9万円(前年同期比12.1%増)となりました。

(米国)

 デジタルエンタテインメント事業における家庭用ゲームでは、「PRO EVOLUTION SOCCER 2018」がオンラインモード「myClub」を含め、引き続きご好評をいただいております。カードゲームでは「遊戯王トレーディングカードゲーム」シリーズが引き続き堅調に推移いたしました。

 ゲーミング&システム事業においては、KONAMI初となるカーブを描いた画面が特徴の新筐体「Concerto CrescentTM」や大型縦型画面を用いた「Concerto StackTM」をはじめとした「ConcertoTM」シリーズの拡充を北米中心に展開したほか、ロングセラー商品「Podium」シリーズの販売に注力いたしました。カジノマネジメントシステム「SYNKROS」につきましては、北米のカジノ施設に加え、海外を就航する大型クルーズ船内のカジノ施設への導入も引き続き順調に推移いたしました。

 以上の結果、米国における当第3四半期連結累計期間の売上高は267億8万円(前年同期比1.9%減)となりました。

(欧州)

 デジタルエンタテインメント事業における家庭用ゲームでは、「PRO EVOLUTION SOCCER 2018」がオンラインモード「myClub」を含め、引き続きご好評をいただいております。カードゲームでは「遊戯王トレーディングカードゲーム」シリーズが引き続き堅調に推移いたしました。

 以上の結果、欧州における当第3四半期連結累計期間の売上高は76億8千2百万円(前年同期比2.8%増)となりました。

(アジア・オセアニア)

 デジタルエンタテインメント事業における家庭用ゲームでは、「PRO EVOLUTION SOCCER 2018」がオンラインモード「myClub」を含め、引き続きご好評をいただいております。カードゲームでは「遊戯王トレーディングカードゲーム」シリーズが引き続き堅調に推移いたしました。

 ゲーミング&システム事業においては、主力商品であるビデオスロットマシン「ConcertoTM」シリーズ及び「Podium」シリーズのバラエティ豊かな商品ラインアップの販売に注力いたしました。

 以上の結果、アジア・オセアニアにおける当第3四半期連結累計期間の売上高は54億4千9万円(前年同期比1.1%増)となりました。

(4)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比較して88万円増加し、当第3四半期連結会計期間末には1,436千3百万円となりました。

 また、当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第3四半期連結累計期間において営業活動により獲得した資金は、386百万円(前年同期比49.8%増)となりました。これは主として、四半期利益が増加したことや法人所得税の支払額が減少したこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第3四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は、144百万円(前年同期比81.0)となりました。これは主として、設備投資等の資本的支出が増加したこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第3四半期連結累計期間において財務活動により使用した資金は、159百万円(前年同期比191.1%増)となりました。これは主として、当第3四半期連結累計期間において社債の償還による支出があったことや、配当金の支払額が増加したこと等によるものであります。

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(6)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の開発・制作費総額は、196億4千9円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。