第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

 当第2四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う世界的な経済活動の制限を経て、感染防止策と社会経済活動の再開との両立を課題とする中で、国内外の景気回復には相当の時間を要する展開が想定されます。

 このような状況のもと、当社グループの当第2四半期連結累計期間における経営成績は、新型コロナウイルス感染症による国内外のアミューズメント・カジノ施設事業者、及び当社グループのスポーツクラブの店舗休業措置に伴う売上高の減少に加え、休業期間中に生じた固定費等の損失を計上するなど影響を受けましたが、デジタルエンタテインメント事業が堅調に推移したことによりセグメント損益及び営業利益は増益となりました。

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,160億7千2百万円(前年同期比4.1%減)、営業利益は213億6千8百万円(前年同期比2.1%増)、税引前四半期利益は202億1千5百万円(前年同期比0.9%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は137億9千1百万円(前年同期比9.3%減)となりました。

② 事業別セグメントの業績

(デジタルエンタテインメント事業)

 エンタテインメント市場におきましては、モバイル端末や家庭用ゲーム機器などの各種デバイスの高性能化、次世代通信システムのサービス開始により、ゲームコンテンツの今後の展開が期待されております。また、時代の変化に伴い、個人消費において「豊かな経験や体験による日々の充実」への志向が高まっております。ゲーム業界ではゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツが認知され、ファン層を拡大するなど、コンテンツの新しい楽しみ方が広がっております。

 このような状況のもと、当事業のモバイルゲームでは、グローバル市場において、「遊戯王 デュエルリンクス」が、新ワールド「遊☆戯☆王ZEXAL」の追加などによりご好評いただき、牽引いたしました。また、「eFootball ウイニングイレブン 2020」(海外名「eFootball PES 2020」)が引き続き好調に推移しております。加えて、ゲーミングプラットフォーム「Stadia™」にて、第1弾タイトル「SUPER BOMBERMAN R ONLINE」の配信を開始いたしました。国内市場では、「プロ野球スピリッツA(エース)」のコラボレーション企画において、プロ野球OBやMLBで活躍しているダルビッシュ有選手により選出された選手が非常に話題を呼び、大きな盛り上がりとなりました。

 カードゲームでは、「遊戯王トレーディングカードゲーム」のグローバル展開を引き続き進め、新型コロナウイルス禍の中でも厚いご支持をいただきました。加えて、小学生を中心とした若い世代のお客様向けに「遊戯王ラッシュデュエル」を訴求し続けながら展開しております。

 家庭用ゲームでは、「eBASEBALL プロリーグ」2020シーズンの競技タイトルである「eBASEBALLパワフルプロ野球2020」を発売し、早々に累計生産出荷数50万本を突破する快調な出足となりました。また、「ウイニングイレブン」シリーズの最新作となる「eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE」(海外名「eFootball PES 2021 SEASON UPDATE」)を発売しました。加えて、人気SF(スペースファンタジー)漫画「EDENS ZERO」を原作とするゲームの制作を「東京ゲームショウ2020 オンライン」で発表いたしました。

 eスポーツでは、その特性を活かし、新型コロナウイルスにより活動が制限される環境下でもお客様に楽しんでいただけるよう、オンラインでのコンテンツ提供を引き続き実施いたしました。一般社団法人日本野球機構(NPB)と共催する「eBASEBALL プロリーグ」の2020シーズンのプロテストを開始したことに加えて、「eBASEBALL プロリーグ eオールスター2020」を初開催いたしました。また、サッカーコンテンツでは、「ウイニングイレブン」シリーズのeスポーツ公式大会「eFootball.Open」の決勝大会を実施しております。さらに、「遊☆戯☆王」シリーズでは、100万人以上が参加した「遊戯王 デュエルリンクス」の大規模オンライン大会「KCグランドトーナメント」の本選決勝ステージをとり行い、世界NO.1を決定いたしました。

 以上の結果、当事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は882億7千2百万円(前年同期比31.8%増)となり、セグメント利益は310億4千8百万円(前年同期比65.8%増)となりました。

(アミューズメント事業)

 アミューズメント市場におきましては、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受け、アミューズメント施設の臨時休業に伴い機器販売及び、e-amusement participation(レベニューシェア)に影響が生じました。国内施設においては、緊急事態宣言解除・都道府県の休業要請解除を経て営業が再開され、来場者も徐々に回復基調にありますが、海外では依然として市場の回復には時間を要する状況です。

 このような状況のもと、当事業のビデオゲーム・メダルゲームでは、オンラインによるイベントを多数開催し、市場の回復に繋がる取り組みを推進しております。また、戦国コレクションシリーズの最新機種「戦国コレクション4」が稼働を開始いたしました。これにより、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた第1四半期時点の損失は、当第2四半期累計期間において解消され利益計上へと転換いたしました。

 以上の結果、当事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は65億8千7百万円(前年同期比26.9%減)となり、セグメント利益は2億9千7百万円(前年同期比81.0%減)となりました。

(ゲーミング&システム事業)

 ゲーミング市場におきましては、年初からの新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴う各国政府による拡散防止措置により、カジノ施設は一部地域を除き3月中旬以降の休業を余儀なくされるなど、ゲーミングビジネスはほぼ停止する事態となりました。5月下旬より段階的に再開されたものの、一定の制限下における営業、渡航制限の継続など、依然として厳しい経営環境の中ではありますが、市場は徐々に回復してくる見込みであります。

 このような状況のもと、当事業のスロットマシンでは、「DIMENSION 27™(ディメンション トゥウェンティーセブン)」や、「J」カーブディスプレイを特徴とする新型筐体「DIMENSION 49J™(ディメンション フォーティーナイン ジェー)」を市場に投入したほか、主力商品のアップライト筐体「KX 43™(ケイ エックス フォーティースリー)」や「Concerto™(コンチェルト)」シリーズの各種筐体の販売、及びパーティシペーション収入を計上しました。また、カジノマネジメントシステムでは、北米と豪州ともに、大手オペレーターへの「SYNKROS(シンクロス)」納入に加え、新規に契約を獲得いたしました。

 以上の結果、当事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は71億5千万円(前年同期比51.9%減)となり、セグメント損失は12億3千6百万円(前第2四半期連結累計期間は16億5千2百万円の利益)となりました。

(スポーツ事業)

 スポーツ市場におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた外出自粛やテレワークの推進に伴い、運動不足による健康面への不安が高まる中、新しい生活様式に沿って、安心・安全にスポーツに取り組むことができるよう、衛生管理の強化や新たな健康サービスの提供が広がりつつあります。

 このような状況のもと、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う政府による緊急事態宣言の発出や地方自治体からの休業要請などを受け、スポーツクラブ直営施設及び受託施設の臨時休館や営業時間の短縮等により売上高は減少いたしました。緊急事態宣言及び休業要請の解除後は、業界団体である一般社団法人 日本フィットネス産業協会(FIA)が定めるガイドラインの遵守に加えて、自社基準による感染拡大防止策を講じており、新型コロナウイルスの不活性化が確認されたオゾンによる除菌の毎日実施や、スタジオプログラムのWEB予約、施設の混雑状況をWEB公開するなど、感染拡大防止や3密防止につながる取り組みを順次導入し、お客様と従業員の安心と安全を最優先とした運営を推進いたしました。

 受託施設においても、地方自治体や契約法人等の要請により、施設の臨時休館を余儀なくされましたが、新規に川崎市民プラザ(神奈川県川崎市)、堺市家原大池体育館(大阪府堺市)、大分市大洲総合体育館(大分県大分市)の業務受託運営を開始するなど、これまで培った運営・指導のノウハウや実績を活かして事業を推進いたしました。

 また、施設利用に不安のある方や、自宅でスポーツに取り組む機会の増加など、様々なニーズに対応すべく、コナミスポーツクラブオリジナル動画の無料配信や、公式オンラインショップにて多彩なホームフィットネス商品を揃えるなど、商品・サービスの充実を図りました。

 以上の結果、当事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は151億2千2百万円(前年同期比51.3%減)となり、セグメント損失は29億9千3百万円(前第2四半期連結累計期間は14億7千4百万円の利益)となりました。

③ 財政状態

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比較して457億5千2百万円増加し、4,648億8千6百万円となりました。これは主として、現金及び現金同等物が増加したこと等によるものであります。

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比較して332億3千5百万円増加し、1,834億2千6百万円となりました。これは主として、社債及び借入金が増加したこと等によるものであります。

(資本)

 当第2四半期連結会計期間末における資本合計は、前連結会計年度末に比較して125億1千7百万円増加し、2,814千万円となりました。これは主として、親会社の所有者に帰属する四半期利益が計上されたことにより利益剰余金が増加したこと等によるものであります。

 なお、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末に比較して3.6ポイント減少し、60.4%となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比較して437億7千5万円増加し、当第2四半期連結会計期間末には1,752百万円となりました。

 また、当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間において営業活動により獲得した資金は、230千4百万円(前年同期比38.3%増)となりました。これは主として、棚卸資産の増加額や営業債務及びその他の債務の減少額が縮小したこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は、90百万円(前年同期比38.7%)となりました。これは主として、設備投資等の資本的支出が減少したこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間において財務活動により獲得した資金は、298千2百万円(四半期連結累計期間は206億5千3百万円の使用)となりました。これは主として、短期借入れの返済による支出があった一方で、社債の発行による収入があったこと等によるものであります。

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(4)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費総額は、155億2千百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。