第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

 当第1四半期連結累計期間におきましては、ワクチン接種の進展により新型コロナウイルス感染症の感染拡大は収束に向けて前進しつつありますが、変異ウイルスの流行などもあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 このような状況のもと、当社グループの当第1四半期連結累計期間における経営成績は、デジタルエンタテインメント事業が引き続き堅調に推移したことに加えて、前期新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けた他の事業において売上高に回復の兆しが見られ、事業利益が黒字となりました。これにより売上高は増収、事業利益、営業利益及び親会社の所有者に帰属する四半期利益は、四半期における最高益となりました。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は683億2千6百万円(前年同期比29.2%増)、事業利益は202億7千8百万円(前年同期比64.2%増)、営業利益は194億3千7百万円(前年同期比187.0%増)、税引前四半期利益は191億1千5百万円(前年同期比204.2%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は136億5千9百万円(前年同期比225.7%増)となりました。

② 事業別セグメントの業績

(デジタルエンタテインメント事業)

 エンタテインメント市場におきましては、モバイル端末や家庭用ゲーム機器などの各種デバイスの高性能化、次世代通信システムのサービス開始により、ゲームコンテンツの今後の展開が期待されております。また、時代の変化に伴い、個人消費において「豊かな経験や体験による日々の充実」への志向が高まっております。さらに、ゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツが認知され、ファン層を拡大するなど、コンテンツの新しい楽しみ方が広がっております。

 このような状況のもと、当事業のモバイルゲームでは、グローバル市場において、世界累計4億ダウンロードを達成した「eFootball ウイニングイレブン 2021」(海外名「eFootball PES 2021」)と「遊戯王 デュエルリンクス」が牽引しました。国内市場では、「プロ野球スピリッツA(エース)」が好調に推移したほか、「実況パワフルプロ野球」等のタイトルも引き続きお客様にご好評いただいております。

 カードゲームでは、「遊戯王トレーディングカードゲーム」のグローバル展開を継続し、コロナ禍でも国内外で厚いご支持をいただきました。また、「遊戯王ラッシュデュエル」は、店頭での各種キャンペーン施策を引き続き行い、若年層を中心に継続的に訴求しております。

 家庭用ゲームでは、累計販売本数300万本を突破した「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」において、インターネットを使ってプレーするともらえるマイルを使った「マイレージサービス」を新たに搭載するなど、引き続きお客様から注目を集めております。新規タイトルとしては、Steam®にて和風アクションゲーム「GetsuFuma Den: Undying Moon」の早期アクセスを、マルチプラットフォームにて「スーパーボンバーマン R オンライン」の配信をそれぞれ開始しております。また、野球バラエティゲーム「パワプロクンポケット」シリーズとして10年ぶりの新作となる「パワプロクンポケットR」をNintendo Switch™にて、今冬に発売することを決定いたしました。

 eスポーツでは、国際オリンピック委員会(IOC)と5つの国際競技連盟が主催する初めてのバーチャルスポーツ大会である「オリンピックバーチャルシリーズ」の野球競技に採用された「eBASEBALLパワフルプロ野球2020」において熱戦が繰り広げられ、決勝大会は全世界に向けて配信されました。また、昨年に引き続き「遊戯王 デュエルリンクス」の大規模オンライン大会となる「KCグランドトーナメント2021」の予選を行いました。さらに、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)と共同開催する「明治安田生命eJリーグ ウイニングイレブン 2021シーズン」の予選を開始しております。加えて、「eFootball League 2020-21シーズン」のプロリーグ「eFootball.Pro IQONIQ」では、レギュラーシーズンを勝ち上がった上位クラブでの「Knockout Stage」を行い、優勝チームを決定いたしました。

 以上の結果、当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は498億5千9百万円(前年同期比16.4%増)となり、事業利益は191億6千1百万円(前年同期比25.2%増)となりました。

(アミューズメント事業)

 アミューズメント市場におきましては、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大によるアミューズメント施設の臨時休業に伴い機器販売及び、e-amusement participation(レベニューシェア)への影響が依然続いております。国内施設においては、昨年の緊急事態宣言及び都道府県の休業要請が解除された後、営業が再開され、来場者は回復基調にありますが、再び緊急事態宣言が発出されるなど、先行きは不透明な状況です。海外においては依然として市場の回復には時間を要する見通しです。

 このような状況のもと、当事業のアミューズメント施設向けビデオゲームでは、「クイズマジックアカデミー」シリーズの最新作「クイズマジックアカデミー 夢幻の鏡界(むげんのきょうかい)」、「SOUND VOLTEX」シリーズの最新作「SOUND VOLTEX EXCEED GEAR(サウンドボルテックス エクシードギア)」が全国のアミューズメント施設で稼働を開始いたしました。また、大型アップデートをはじめとした継続的な施策の実施により、e-amusement participation(レベニューシェア)収入は、前年同期比で増加し、新型コロナウイルス感染拡大前の水準に戻りつつあります。メダルゲームでは、ビンゴゲームの面白さであるパーティー感・ライブ感を追求したボール抽選ゲーム「DUEL DREAM(デュエルドリーム)」を市場投入いたしました。アーケードゲームをPCやスマートフォンでいつでも楽しむことができるサービスの「コナステ(KONAMI AMUSEMENT GAME STATION)」においては、Android™アプリ「コナステ」にて「コナステ メダルコーナー」の配信を開始いたしました。

 以上の結果、当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は35億5千1百万円(前年同期比23.5%増)となり、事業利益は3億1千5百万円(前第1四半期連結累計期間は2億4千万円の損失)となりました。

(ゲーミング&システム事業)

 ゲーミング市場におきましては、北米では新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだことによりカジノ施設への入場制限等の規制が緩和され、活気を取り戻しつつあります。特に、ラスベガスにおいては6月に経済規制が全面的に解除されました。新型コロナウイルス感染症の影響により依然として予断を許さない国や地域もありますが、市場は徐々に回復する見込みであります。

 このような状況のもと、当事業のスロットマシンでは、「J」カーブディスプレイを特徴とする「DIMENSION 49J™(ディメンション フォーティーナイン ジェー)」をパーティシペーション(レベニューシェア)専用筐体として市場に展開したほか、主力商品のアップライト筐体「DIMENSION 27™(ディメンション トゥウェンティーセブン)」及び「DIMENSION 49™(ディメンション フォーティーナイン)」の各種筐体を販売いたしました。また、豪州市場で好評を博した、列車をテーマにしたビデオスロットゲーム「All Aboard(オール アボード)」や複数台のマシンにバブルがシームレスに流れる「Ocean Spin(オーシャン スピン)」を北米市場へ展開しました。その他、過去の競馬の結果を基にしたヒストリカルホースレーシングマシンの設置が進んでおります。カジノマネジメントシステムでは、前期の好調を維持し、カジノ施設への「SYNKROS(シンクロス)」の導入が引き続き進んでおります。

 以上の結果、当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は62億9千6百万円(前年同期比111.5%増)となり、事業利益は9億1千6百万円(前第1四半期連結累計期間は9億2千5百万円の損失)となりました。

(スポーツ事業)

 スポーツ市場におきましては、新型コロナウイルス感染症による外出自粛やテレワークの推進に伴い、健康であることの大切さを多くの方が再認識され、スポーツや運動に対する社会的要請が一層高まりつつある中、新しい生活様式に沿って、安心してスポーツや運動に取り組むことができる新たな健康サービスの提供が求められております。

 このような状況のもと、スポーツクラブ運営におきましては、withコロナの健康習慣の新提案として、人々のカラダがもつ本来の機能を高め、健康を維持・増進することを目的とした「カラダ活活(いきいき)プロジェクト」の第1弾、「温活フィットネス」の提供を開始いたしました。また、自宅などどこからでも参加できる「オンラインライブレッスン」のサービス拡充を推進した他、新業態の施設として、天井にミラーを設置した女性限定の少人数ピラティススタジオ「Pilates Mirror(ピラティスミラー)二子玉川」(東京都世田谷区)をオープンいたしました。

 資産を持たない形でネットワークを拡大するビジネス形態である受託事業におきましては、これまで培った運営・指導のノウハウや実績を活かして事業を推進しており、新たに大阪府豊中市や東京都中央区などのスポーツ施設の業務受託運営を開始いたしました。

 なお、当事業では、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けておりますが、不採算店舗の撤退等によるコスト構造の変革に継続して取り組んでおり、当第1四半期連結累計期間には16店舗の営業を終了いたしました。

 以上の結果、当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は93億4千1百万円(前年同期比97.1%増)となり、事業利益は5億9千2百万円(前第1四半期連結累計期間は11億1百万円の損失)となりました。

③ 財政状態

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比較して40億7千6百万円減少し、4,849億3千万円となりました。これは主として、その他の流動資産やのれん及び無形資産が増加した一方で、現金及び現金同等物や営業債権及びその他の債権が減少したこと等によるものであります。

(負債)

 当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比較して109億5千5百万円減少し、1,785億9百万円となりました。これは主として、営業債務及びその他の債務やその他の流動負債が減少したこと等によるものであります。

(資本)

 当第1四半期連結会計期間末における資本合計は、前連結会計年度末に比較して68億百万円増加し、3,0642千1百万円となりました。これは主として、親会社の所有者に帰属する四半期利益が計上されたことにより利益剰余金が増加したこと等によるものであります。

 なお、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末に比較して1.9ポイント増加し、63.0%となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比較して29億1千4万円減少し、当第1四半期連結会計期間末には1,9951千6百万円となりました。

 また、当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第1四半期連結累計期間において営業活動により獲得した資金は、121千7百万円(前年同期比80.0%増)となりました。これは主として、営業債務及びその他の債務が減少した一方で、営業債権及びその他の債権の減少や四半期利益が増加したこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第1四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は、62千2百万円(前年同期比74.7%増)となりました。これは主として、設備投資等の資本的支出が増加したこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第1四半期連結累計期間において財務活動により使用した資金は、88百万円(前年同期比370.5%増)となりました。これは主として、配当金の支払額が増加したこと等によるものであります。

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(4)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費総額は、95億8千百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。