当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当中間連結会計期間の国内経済は、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響が懸念される中、雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復傾向が続いています。一方で世界経済は、米国の通商政策による影響、中国経済の見通しへの懸念、金融資本市場の変動や地政学リスクの高まりなどにより先行きが不透明な状況にあります。
このような状況のもと、当社グループの当中間連結会計期間における経営成績は、主にデジタルエンタテインメント事業の主力コンテンツが引き続き好調に推移し、売上高、事業利益、営業利益、税引前利益及び親会社の所有者に帰属する当期利益の全ての区分において2期連続で過去最高を更新いたしました。
以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は2,248億3千9百万円(前年同期比22.1%増)、事業利益は650億8千6百万円(前年同期比29.6%増)、営業利益は642億6千8百万円(前年同期比28.9%増)、税引前中間利益は652億3千8百万円(前年同期比28.3%増)、親会社の所有者に帰属する中間利益は464億8千6百万円(前年同期比27.7%増)となりました。
② 事業別セグメントの業績
(デジタルエンタテインメント事業)
エンタテインメント市場におきましては、モバイル端末や家庭用ゲーム機器などの各種デバイスの高性能化、次世代通信システムの普及によりゲームコンテンツの今後の展開が期待されております。また、ゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツやゲームプレー動画などが着目されファン層を拡大するなど、コンテンツの楽しみ方が多様化しています。
このような状況のもと、当事業の新しい取り組みとしては、ジャングルを舞台にした究極のサバイバルステルスアクションが楽しめる「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER(メタルギア ソリッド デルタ: スネークイーター)」を発売いたしました。また、「美しいがゆえに、おぞましい。」というコンセプトをもとに創り上げられ、シリーズで初めて日本を舞台とした新たなサイコロジカルホラー「SILENT HILL f」を発売しております。両タイトルとも多くのお客様にご好評いただき、世界累計出荷本数が100万本を超える初動となりました。さらに、「桃太郎電鉄」シリーズにおいては、物件駅数も物件数もシリーズ史上最大ボリュームで「東日本編」「西日本編」の2マップが登場する最新作「桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~」の発売を発表しております。「東京ゲームショウ2025」では、これらのタイトルの最新情報に加え、誰もが簡単にゲームづくりを楽しめるユーザー生成コンテンツ(UGC)を軸とした新ゲームプロジェクト「ワイワイワールド Craft(仮)」が始動したことなどを発表し、メディアの注目を集めました。
継続した取り組みとしては、家庭用・PC・モバイルで配信中の「eFootball™」において大型アップデートを実施いたしました。スタジアムを自分好みにカスタマイズできる新機能や、プレーヤーの戦術の幅を広げるなどの新要素を追加しました。新シーズン開幕を記念したスタートアップキャンペーンも開催し、シリーズ累計9億ダウンロードを超えて推移しております。配信10周年を迎える「プロ野球スピリッツA(エース)」では、歴代の「プロスピセレクション」から12選手がカムバックする「プロスピセレクション 10 Years Selects」などの施策を展開し、ご好評をいただきました。また、引き続き多くのお客様にお楽しみいただいている「遊戯王 マスターデュエル」は、累計9,000万ダウンロードを突破しております。これらに加え、25年以上の時を経て今もなお進化し続ける「遊戯王カードゲーム」と、30周年を迎えた「eFootball™」シリーズのスペシャルコラボレーションを開始いたしました。
eスポーツにおいては、「eFootball™」シリーズ最大の公式eスポーツ大会「eFootball™ Championship 2025 World Finals」を開催いたしました。シリーズ30周年を記念した初のファンフェスタ「eFootball™ World Festival in Tokyo」と同時開催し、世界最高峰の白熱した戦いが繰り広げられました。また、「遊戯王カードゲーム」の世界トップデュエリストを決定するeスポーツ世界選手権「Yu-Gi-Oh! World Championship 2025」全4部門の決勝戦をフランスのパリで開催いたしました。世界各国・地域の予選を勝ち上がってきた選手達が熱いデュエルを繰り広げ、大きな盛り上がりを見せました。さらに、「WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球」を競技タイトルとする、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催の世界大会「WBSC eBaseball™ シリーズ 2025」の予選及びワールドファイナルのオープニングラウンドが実施されております。
以上の結果、当事業における当中間連結会計期間の売上高は1,687億7千7百万円(前年同期比28.2%増)となり、事業利益は613億7千8百万円(前年同期比31.6%増)となりました。
(アミューズメント事業)
アミューズメント市場におきましては、国内経済が緩やかに改善していることを受けて市場全体として堅調に推移しております。
このような状況のもと、当事業のアミューズメント施設向けビデオゲームにおいては、「モンスター烈伝 オレカバトル2」が引き続き設置台数を伸ばしております。さらに、「モンスター烈伝 オレカバトル2」で作成したオリジナルカードを使って遊ぶことができるメダルゲーム「モンスター烈伝 オレカバトル2 パンドラのメダル」を発売いたしました。遊び方の違う2つのゲームを連動させることで、より多くのお客様にお楽しみいただいております。「beatmania IIDX」シリーズでは、爽快感あふれる音楽体験ができるというコンセプトの最新作「beatmania IIDX 33 Sparkle Shower(ビートマニア ツーディーエックス サンジュウサン スパークル シャワー)」の稼働を開始いたしました。また、「クイズマジックアカデミー」シリーズの最新作「クイズマジックアカデミー 緋のアルカディア(あけのあるかでぃあ)」を市場に投入いたしました。このほか、「麻雀格闘倶楽部 Extreme(マージャンファイトクラブ エクストリーム)」においては、応援したいプロ雀士に投票いただく「投票選抜戦」を実施するなど、既存タイトルの稼働向上施策を積極的に実施しております。
eスポーツにおいては、「BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 5-」のドラフト会議を実施し、「beatmania IIDX」、「SOUND VOLTEX」及び「DanceDanceRevolution」の3タイトルの指名選手が確定いたしました。
ぱちんこ・パチスロにおいては、実写映画化された人気小説を原作とするアニメ「わたしの幸せな結婚」を題材とするスマスロ機に加えて、シリーズ累計発行部数が400万部を誇る人気ライトノベルを原作とするアニメ「転生したら剣でした」のスマスロ機を発売いたしました。また、個性豊かなキャラクターたちが活躍する人気シリーズ「マジカルハロウィン」において、パチスロ新機能となる「ボーナストリガー」に対応した最新作を市場に投入いたしました。
以上の結果、当事業における当中間連結会計期間の売上高は144億6千6百万円(前年同期比33.9%増)となり、事業利益は32億3千3百万円(前年同期比56.2%増)となりました。
(ゲーミング&システム事業)
ゲーミング市場におきましては、北米市場、豪州市場ともに堅調に推移しております。カジノ施設の新規開業や既存施設の入替需要などによりカジノ機器の新たな設置機会が生まれ、競合各社が続々と新しい製品を投入しています。
このような状況のもと、スロットマシン販売において、49インチ高解像度ディスプレイを搭載した「DIMENSION 49™(ディメンション フォーティーナイン)」や27インチモニターを3台組み合わせた「DIMENSION 27™(ディメンション トゥエンティーセブン)」等を販売いたしました。
ゲーミングコンテンツでは、北米市場においては、豪州市場で好評を得た「K-Pow! Pig™(カパウ ピッグ)」シリーズを投入したほか、カウボーイダックの演出がコミカルな「What The Duck™(ワット ザ ダック)」シリーズの稼働が好調に推移しております。豪州市場においては、新たに投入した「Bull Rush Stampede™(ブル ラッシュ スタンピード)」シリーズや、「Power Panther™(パワー パンサー)」シリーズが人気を博しております。
カジノマネジメントシステムにおいては、新たにニューメキシコ州のカジノ施設やクルーズ船などに「SYNKROS®(シンクロス)」が導入されました。また、スロットマシン向け顔認証システムである「SYNK Vision™(シンク ビジョン)」の機能をテーブルゲームに拡張いたしました。これによりオペレーター及びカジノ利用客双方の利便性がさらに向上いたします。
スペシャリティマーケットでの取り組みとして、米国ジョージア州のCOAM(コイン・オペレーテッド・アミューズメント・マシン)市場において機器の受注を獲得したほか、イリノイ州のVLT(ビデオ・ロッテリー・ターミナル)市場においても受注を獲得いたしました。
なお、当中間連結会計期間においては、米国の関税措置や、新筐体発売前の買い控えによる影響がありました。
以上の結果、当事業における当中間連結会計期間の売上高は177億6千8百万円(前年同期比4.5%減)となり、事業利益は9億4千9百万円(前年同期比60.1%減)となりました。
(スポーツ事業)
スポーツ市場におきましては、諸物価の上昇やエネルギーコスト高騰による経営環境への影響が続いておりますが、健康意識の高まりや業態・サービスの多様化により市場が拡大しております。
このような状況のもと、スポーツクラブ運営においては、長年に渡り多くの方に愛されてきた人気スタジオプログラムの大規模イベント「UNITED FEEL」を8月より開催しております。トップトレーナーによるレッスンが行われ、普段とは違う迫力あるスタジオプログラムを多くのお客様にお楽しみいただいております。また、若年層の施設利用を促進するため「U-22ライト」プランを導入いたしました。多様なニーズに合わせたサービスの提供を通じて、より多くの方の健康に寄与できるよう取り組んでおります。
こども向け運動スクール「運動塾」においては、スイミング、体操、ダンス、サッカー、テニス、ゴルフなど様々な種目を展開しております。ゴルフスクールでは、「第12回 コナミスポーツ ジュニアカップ」の決勝大会を那須ハイランドゴルフクラブ(栃木県)で開催いたしました。ダンススクールでは、選抜チーム「KONAMI J.B.STAR」がアメリカのアリゾナで開催されたヒップホップダンスの大会「2025 WORLD HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIP」に日本代表チームとして出場し、世界2位となりました。定期的なレッスンに加え、成果を披露する大会やイベントを通してお子様の心と体の成長をサポートいたします。また、スイミングスクールにおいてお子様や保護者の皆様からご好評をいただいている「運動塾デジタルノート」を、体操スクールとダンススクールへ新たに導入いたしました。さらに、親子のための幅広いコンテンツが集まった新しい子育ての拠点「こどもでぱーと中野」に「コナミスポーツ ジュニアスクール 中野」をオープンいたしました。
天井にミラーを設置したマシンピラティススタジオ「Pilates Mirror(ピラティスミラー)」では、19店舗を新たにオープンし、合計で72店舗となりました。引き続き入会待ちとなる施設があるなど、お客様からご好評の声をいただいております。また、30分集中のパーソナルトレーニングジム「Personal 30(パーソナル サンジュウ)」では、2号店となる「Personal 30 尾山台」を7月に東京都の世田谷区にオープンいたしました。
資産を持たない形でネットワークを拡大するビジネス形態である受託事業におきましては、新たに埼玉県新座市、東京都中野区、豊島区、大阪府泉大津市のスポーツ施設の運営受託を開始いたしました。
学校水泳授業の受託におきましては、学校側のニーズがますます高まっており、日本全国の小中学校で対象校を拡大しております。
以上の結果、当事業における当中間連結会計期間の売上高は249億4百万円(前年同期比2.9%増)となり、事業利益は17億7千3百万円(前年同期比59.7%増)となりました。
③ 財政状態
(資産)
当中間連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比較して161億4千5百万円増加し、6,811億8千5百万円となりました。これは主として、新拠点「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」建設のための資本的支出や社債の償還による支出などにより現金及び現金同等物が減少した一方で、有形固定資産や営業債権及びその他の債権が増加したこと等によるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比較して173億4千2百万円減少し、1,658億3千万円となりました。これは主として、その他の流動負債が増加した一方で、社債及び借入金や営業債務及びその他の債務が減少したこと等によるものであります。
(資本)
当中間連結会計期間末における資本合計は、前連結会計年度末に比較して334億8千7百万円増加し、5,153億5千5百万円となりました。これは主として、配当金の支払いがあった一方で、中間利益の計上により親会社の所有者に帰属する持分合計が増加したこと等によるものであります。
なお、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末に比較して3.2ポイント増加し、75.7%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比較して218億2千2百万円減少し、当中間連結会計期間末には2,723億9千4百万円となりました。
また、当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において営業活動により獲得した資金は、524億3千1百万円(前年同期比17.3%増)となりました。これは主として、法人所得税の支払額が増加した一方で、中間利益が増加したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において投資活動により使用した資金は、376億4千4百万円(前年同期比1.3%増)となりました。これは主として、資本的支出が増加したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において財務活動により使用した資金は、371億8百万円(前年同期比183.1%増)となりました。これは主として、社債の償還による支出や配当金の支払額が増加したこと等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発費総額は、291億4千6百万円であります。なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(注)上記金額は資産計上要件を満たす研究開発費及び資産計上要件を満たさず、発生時に費用認識した研究開発費等、開発・制作部門で発生した支出の総額です。
該当事項はありません。