第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当中間連結会計期間の世界経済は、製造業を中心に設備投資は継続している状況ですが、景気の先行き不透明感から引き続き慎重な動きもみられました。北中南米では設備投資が底堅く推移したものの、欧州では慎重さもみられました。アジアでは依然として一部に景気の弱さがみられ、国内においては、全体として持ち直しの動きがみられました。

 このような環境ではありましたが、当社グループといたしましては、中長期的な成長を維持する観点からも、企画開発面での充実、営業面での強化を図ってまいりました。

 当中間連結会計期間における売上高は515,550百万円(前年同期比10.6%増)、営業利益は263,965百万円(同11.1%増)、経常利益は265,717百万円(同4.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は189,720百万円(同6.0%増)となりました。

 当中間連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ149,760百万円増加し、3,114,553百万円となりました。これは、投資有価証券が85,858百万円増加したことなどによるものであります。

 当中間連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ7,345百万円増加し、165,944百万円となりました。これは、未払法人税等が5,447百万円増加したことなどによるものであります。

 当中間連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ142,415百万円増加し、2,948,608百万円となりました。これは、利益剰余金が153,341百万円増加したことなどによるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ28,132百万円(6.9%)増加し、434,198百万円(前年同期比17.6%増)となりました。当中間連結会計期間における各活動によるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間における営業活動による資金の増加額は、209,621百万円となりました。これは当中間連結会計期間において、税金等調整前中間純利益を265,717百万円計上したことなどによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間における投資活動による資金の減少額は、143,257百万円となりました。これは有価証券の取得により129,135百万円を支出したことなどによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間における財務活動による資金の減少額は、38,589百万円となりました。これは配当金として36,378百万円を支出したことなどによるものです。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当中間連結会計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当中間連結会計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(6)研究開発活動

 当中間連結会計期間の研究開発費の総額は14,688百万円であります。

 

 

(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社グループの資金需要の主な内容は、営業活動に必要な資金及び企画開発面における研究開発資金であり、これらの調達方法につきましては、営業活動により獲得した資金を充当することとしております。

 

(8)経営成績に重要な影響を与える要因

 「第2事業の状況 1事業等のリスク」に記載のとおり、当中間連結会計期間において重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。