第3【設備の状況】

1【設備投資等の概要】

 当社グループは、新製品立上げ、増産、生産の合理化、品質向上並びに研究開発の強化等を目的に継続的に投資を行っています。当連結会計年度においては、10,000百万円の設備投資を計画していましたが、期初に見込んだ売上収益の拡大が遅れていたことから、供給責任を伴う新製品及び増産を目的とする投資を優先し、生産効率改善等を目的とする投資については抑制しました。この結果、アジア・パシフィック事業で4,327百万円、EU事業で3,532百万円、総額7,860百万円の設備投資を行いました。当連結会計年度における設備投資の内訳は新製品対応46%、増産対応26%、生産性改善及び設備更新17%、その他11%です。

 

2【主要な設備の状況】

 当社グループにおける2024年12月31日現在の主要な設備は以下のとおりです。

(1)提出会社

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積㎡)

使用権資産

その他

合計

M.Laboratory (注)2.

(宮城県名取市)

賃貸用建物・土地・研究

設備

710

503

(12,379)

1,213

 

(2)国内子会社

会社名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積㎡)

使用権資産

その他

合計

スミダ電機株式会社

(宮城県名取市)

アジア・パシフィック事業

コイルの製造・開発・販売

598

460

327

(42,335)

171

*(1,763)

193

1,751

466

 

 

(3)在外子会社

会社名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積㎡)

使用権資産

(面積㎡)

その他

合計

東莞勝美達(太平)電機有限公司(中国)

アジア・パシフィック事業

コイル製造

482

1,998

97

*(40,054)

245

2,823

1,624

SUMIDA AG (ドイツ)

EU事業

本社ビル

937

158

213

(49,952)

262

*(10,033)

24

1,596

7

SUMIDA Components & Modules GmbH(ドイツ)

EU事業

コンポーネント製造販売

18

4,914

356

*(6,514)

708

5,998

567

SUMIDA COMPONENTS DE MEXICO, S.A. DE C.V.

(メキシコ)

EU事業

コンポーネント製造

246

2,919

386

(12,000)

267

*(8,317)

56

3,876

494

SUMIDA Slovenija, d.o.o.(スロベニア)

EU事業

コンポーネント製造

542

1,610

32

(17,455)

8

(-)

218

2,412

372

SUMIDA ROMANIA S.R.L.(ルーマニア)

EU事業

コンポーネント製造

683

760

14

(27,653)

130

*(9,773)

60

1,649

654

SUMIDA eletronic Shanghai Co.,Ltd.

(中国)

EU事業

コンポーネント製造

30

1,851

230

*(8,751)

101

2,214

145

SUMIDA flexible  connection GmbH

(ドイツ)

EU事業

コンポーネント製造

52

773

183

*(7,791)

64

1,073

170

Sumida Electric (Thailand) Co., Ltd.(タイ)

アジア・パシフィック事業

コイル製造

389

2,660

67

(13,663)

18

*(2,185)

517

3,653

433

Guangzhou Sumida Electric Co., Ltd.

(中国)

アジア・パシフィック事業

コイル製造

444

9,563

1,381

*(64,996)

1,477

12,867

2,549

Sumida Electric (JI'AN) Co., Ltd.(中国)

アジア・パシフィック事業

コイル製造

1,957

2,647

99

*(56,667)

275

4,979

1,836

Sumida Electric (Changde) Co.,Ltd.

(中国)

アジア・パシフィック事業

コイル製造

201

1,188

24

*(17,500)

416

1,830

919

SUMIDA ELECTRONIC QUANG NGAI CO.,LTD.(ベトナム)

アジア・パシフィック事業

コイル製造

313

2,656

1,025

*(33,773)

1,698

5,694

910

Sumida America Inc.

(米国)

アジア・パシフィック事業

コイル製造

54

737

9

(3,200)

804

*(25,700)

309

1,915

261

 

*は賃借面積です。

(注)1.帳簿価額のうち「その他」は工具、器具及び備品並びに建設仮勘定の合計です。

2.提出会社のM.Laboratoryの設備は全て提出会社からスミダ電機株式会社に賃貸しているものです。

 

3【設備の新設、除却等の計画】

(1)重要な設備の新設等

 当社グループは生産の合理化と品質向上及び需要増加に伴う設備増強並びに研究開発を強化する目的で、継続的に投資を行っています。2025年12月期の設備の新設計画及びその他恒常的な設備更新のための設備投資計画は8,600百万円です。なお、セグメントごとの内訳は以下のとおりです。

 

セグメントの名称

2025年12月末計画金額

(百万円)

設備等の主な内容・目的

資金調達方法

アジア・パシフィック事業

6,560

新製品対応、増産対応、生産性向上及び更新

自己資金及び借入金

EU事業

2,040

同上

同上

合計

8,600

 

 

 

 

設備投資の推移(単位:億円)

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・2024年の設備投資は、新製品及び増産対応を中心に実施しました。

・当社は主にカスタム品の受注生産ビジネスを営んでいることから、新製品及び増産対応の設備投資は、顧客からの要請に基づき、当社にて採算性を確認できた案件に対して行っています。

・継続して顧客からの新規案件を受注していることから、2025年も新製品関連へ投資を計画しています。加えて、省人化を図りつつ品質向上を実現するための合理化投資を行う計画です。

・地政学リスクの高まりを受け、当社顧客からもサプライ・チェーン多元化の要請が強まる中で、青森、タイ、ベトナムにおける生産能力を拡充しました。

 

(2)重要な設備の除却等

経常的な設備の更新のための除却等を除き、重要な設備の除売却の計画はありません。