当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く世界の経済環境は、米中貿易摩擦などの通商問題の影響が長引く中、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大により、各国で再開されつつあった社会経済活動が再び大きく制限され経済に深刻な影響を及ぼしており、先行き不透明な状況で推移いたしました。日本経済におきましても、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に歯止めがかからず、経済活動が停滞を余儀なくされる中で、依然として厳しい状況が続いております。
このような環境の中、当社グループは4ヵ年の中期経営計画「Change100」のもと、産業用スイッチの分野において、「世界で最も知られ、世界で最も好まれ、世界で一番に選ばれるスイッチサプライヤー」となるべく、「グローバル化対応」と「勝てる武器の創造」を軸とした基本戦略を推進してまいりました。
しかしながら、第1四半期のロックダウンによる当社グループ海外工場の操業停止から、第2四半期以降は生産増強に転じ売上には貢献しているものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、日本を含む世界各国の社会経済活動は大きく制限されるなど厳しい状況で推移いたしました。コロナ禍が継続することが確実な中、今後とも社会の変化以上に「変わる」にこだわってまいります。
この結果、当第3四半期連結会計期間及び当第3四半期連結累計期間における財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 財政状態
① 資産
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は12,215百万円(前連結会計年度末比68百万円の減少)となりました。
主な要因は、現金及び預金(同106百万円の増加)、受取手形及び売掛金(同302百万円の減少)、有形固定資産(同129百万円の減少)、投資その他の資産(同234百万円の増加)によるものであります。
② 負債
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は2,160百万円(前連結会計年度末比18百万円の増加)となりました。
主な要因は、買掛金(同63百万円の増加)、引当金(同78百万円の減少)、その他流動負債(同25百万円の増加)によるものであります。
③ 純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は10,055百万円(前連結会計年度末比86百万円の減少)となりました。
主な要因は、利益剰余金(同149百万円の減少)、その他有価証券評価差額金(同111百万円の増加)によるものであります。
b. 経営成績
当第3四半期連結累計期間の売上高は4,957百万円(前年同期比8.7%減)、営業損失は66百万円(前年同期は47百万円の営業利益)、経常損失は27百万円(前年同期は19百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は76百万円(前年同期は80百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 日本
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行による経済活動の制限により急速な悪化が続いており、厳しい状況で推移いたしました。こうした中、当社グループの販売強化項目である「特定市場」や「ソリューションビジネスの確立」に取り組むなど積極的な施策を展開して参りました。この結果、当第3四半期連結累計期間の外部顧客向売上高は前年同期比11.3%減、グループ間の取引を含んだ売上高は4,385百万円(前年同期比9.1%減)となりました。
② 米国
米国の保護主義的な通商政策に起因する米中貿易摩擦の長期化や、新型コロナウイルス感染症再拡大の深刻化に伴い経済活動が制限されるなど、厳しい状況で推移いたしました。こうした中、当社グループ販売強化項目の一つであるカタログディストリビューターを中心とする「ネットセールス」に取り組んで参りました。この結果、当第3四半期連結累計期間の外部顧客向売上高は現地通貨ベースで前年同期比13.2%減、為替の影響も含め1,339百万円(前年同期比15.2%減)となりました。
③ アジア
米中貿易摩擦の長期化や新型コロナウイルス感染症による中国経済の影響を心配しておりましたが、中国政府の徹底した新型コロナウイルス感染抑制と、内需拡大策が功を奏しており、順調に推移いたしました。こうした中、当社グループ販売強化項目の一つである「特定市場」に取り組むと共に、新型コロナウイルス感染再拡大により生産活動が制限される場合に備え、在庫水準の増強に取り組むなど積極的な施策を展開して参りました。この結果、当第3四半期連結累計期間の外部顧客向売上高は現地通貨ベースで前年同期比25.9%増、グループ間の取引を含んだ売上高は為替の影響を含め2,829百万円(前年同期比9.8%減)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、260百万円であります。当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
なお、当第3四半期連結累計期間の産業財産権出願件数は2件となっております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。