【要約四半期連結財務諸表注記】

 

1.報告企業

日本電産株式会社(以下、「当社」)は日本に所在する株式会社であり、東京証券取引所に株式を上場しております。

登記されている当社の本社及び主要な事業所の住所は、ホームページ(https://www.nidec.com/jp/)で開示しております。

要約四半期連結財務諸表は、2020年9月30日を期末日とし、当社及び当社の連結子会社(以下、「NIDEC」)、並びにNIDECの関連会社に対する持分により構成されております。

 

NIDECは、主に以下の製品の設計、開発、生産及び販売に従事しております。

①精密小型モータ(HDD用モータ、ブラシレスモータ、ファンモータ、振動モータ、ブラシ付モータ、モータ応用製品等)

②車載(車載用モータ及び自動車部品)

③家電・商業・産業用(家電・商業・産業用モータ及び関連製品)

④機器装置(産業用ロボット、カードリーダ、検査装置、プレス機器、変減速機等)

⑤電子・光学部品(スイッチ、トリマポテンショメータ、レンズユニット、カメラシャッター等)

⑥その他(サービス等)

 

2.作成の基礎

(1)要約四半期連結財務諸表が国際会計基準(以下、「IFRS」)に準拠している旨の記載

NIDECの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。

要約四半期連結財務諸表は、連結会計年度の連結財務諸表で要求される全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

 

(2)測定の基礎

要約四半期連結財務諸表は、デリバティブ金融商品及び公正価値で測定する金融商品等の一部の資産及び負債を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(3)表示通貨及び単位

要約四半期連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、特に注釈の無い限り、百万円未満を四捨五入して表示しております。

 

3.重要な会計方針

NIDECが本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表
において適用した会計方針と同様であります。
 なお、当第2四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積平均実効税率を基に算定しております。

 

4.重要な会計上の見積り、判断及び仮定

要約四半期連結財務諸表の作成は、マネジメントによる決算日における資産・負債の報告金額並びに偶発的な資産・負債の開示、報告期間における収益・費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を必要としております。実際の結果は、それらの見積りと異なる場合があります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直され、会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した会計期間と将来の会計期間において認識されます。

本要約四半期連結財務諸表における重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断は、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様であります。

 

なお、2019年度後半に顕在化した新型コロナウイルスの世界的蔓延は、NIDECの事業、サプライチェーン機能に影響を与えており、コロナウイルスが及ぼすマイナス影響の解消には一定の期間を要するものと見込まれます。会計上の見積りにおいては、コロナウイルスの感染拡大が沈静化するまでの一定の期間これらの影響が継続するとの仮定に基づいております。

 

5.セグメント情報

(オペレーティング・セグメント情報)

NIDECの報告セグメントは、NIDECの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、マネジメントが経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているセグメントであります。NIDECは、現在の利益管理単位である事業本部及び国内グループ会社を報告セグメントとしております。

 

第1四半期連結会計期間よりセグメント区分を変更しております。これは、エンブラコ社や日本電産モビリティ社をはじめとする連結子会社の断続的な増加に伴い、各連結子会社の業績管理について事業本部、国内グループ会社単位での収益性に重点を置くべく、最高意思決定者が業務上の意思決定及び業績評価に用いる報告資料の見直しを行ったことによります。

これらの変更に伴い、過年度の数値を当期の表示に合わせて組替再表示しております。

 

NIDECのオペレーティング・セグメントの内容は次のとおりであります。

名称

主要製品

①SPMS

HDD用モータ及びその他小型モータ

②AMEC

車載用製品

③ACIM

家電・商業・産業用製品

④日本電産サンキョー

機器装置、車載用製品、電子部品及びその他小型モータ

⑤日本電産テクノモータ

家電・商業・産業用製品

⑥日本電産モビリティ

車載用製品

⑦日本電産シンポ

機器装置

⑧その他

車載用製品、機器装置、電子部品及びその他小型モータ、その他

 

 

 

セグメント別の外部顧客に対する売上高及びその他の財務情報は次のとおりであります。

 

外部顧客に対する売上高

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日
  至 2019年9月30日

当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
  至 2020年9月30日

SPMS

174,335

185,999

AMEC

99,306

73,717

ACIM

229,827

242,105

日本電産サンキョー

68,705

61,844

日本電産テクノモータ

40,752

30,523

日本電産モビリティ

37,105

日本電産シンポ

37,021

32,306

その他

101,331

88,195

連結売上高

751,277

751,794

 

(注) 非継続事業に分類した事業は含まれておりません。

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結会計期間
(自 2019年7月1日
  至 2019年9月30日

当第2四半期連結会計期間
(自 2020年7月1日
  至 2020年9月30日

SPMS

89,386

99,062

AMEC

49,362

46,810

ACIM

129,688

132,459

日本電産サンキョー

33,702

33,309

日本電産テクノモータ

17,882

15,310

日本電産モビリティ

23,209

日本電産シンポ

18,407

17,161

その他

51,976

47,598

連結売上高

390,403

414,918

 

(注) 非継続事業に分類した事業は含まれておりません。

 

 

セグメント間の売上高

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日
  至 2019年9月30日

当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
  至 2020年9月30日

SPMS

2,785

1,078

AMEC

578

636

ACIM

271

145

日本電産サンキョー

3,111

1,393

日本電産テクノモータ

2,426

2,654

日本電産モビリティ

142

日本電産シンポ

1,765

3,329

その他

27,268

20,371

小計

38,204

29,748

連結消去

38,204

29,748

連結売上高

 

(注) 非継続事業に分類した事業は含まれておりません。

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結会計期間
(自 2019年7月1日
  至 2019年9月30日

当第2四半期連結会計期間
(自 2020年7月1日
  至 2020年9月30日

SPMS

763

586

AMEC

208

342

ACIM

150

77

日本電産サンキョー

1,123

707

日本電産テクノモータ

1,231

1,506

日本電産モビリティ

132

日本電産シンポ

1,490

1,461

その他

13,021

12,138

小計

17,986

16,949

連結消去

17,986

16,949

連結売上高

 

(注) 非継続事業に分類した事業は含まれておりません。

 

 

セグメント損益

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日
  至 2019年9月30日

当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
  至 2020年9月30日

SPMS

19,709

31,374

AMEC

6,855

2,015

ACIM

12,413

17,262

日本電産サンキョー

5,563

4,584

日本電産テクノモータ

6,203

4,753

日本電産モビリティ

1,894

日本電産シンポ

5,196

4,545

その他

15,019

13,085

小計

70,958

75,482

消去又は全社(注)

9,171

6,302

営業損益

61,787

69,180

金融収益又は費用

536

972

デリバティブ関連損益

1,730

620

為替差損益

3,530

1,303

持分法による投資損益

793

280

税引前四半期利益

63,330

66,005

 

(注) 1.消去又は全社には、各報告セグメントに帰属しない全社が当第2四半期連結累計期間において6,422百万円、前第2四半期連結累計期間において9,419百万円含まれております。全社の主な内容は、基礎研究費及び本社管理部門費であります。

2.非継続事業に分類した事業は含まれておりません。

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結会計期間
(自 2019年7月1日
  至 2019年9月30日

当第2四半期連結会計期間
(自 2020年7月1日
  至 2020年9月30日

SPMS

11,743

17,982

AMEC

3,438

383

ACIM

7,047

10,708

日本電産サンキョー

3,087

2,628

日本電産テクノモータ

2,894

2,343

日本電産モビリティ

2,086

日本電産シンポ

2,562

2,432

その他

7,599

6,915

小計

38,370

44,711

消去又は全社(注)

4,215

3,324

営業損益

34,155

41,387

金融収益又は費用

154

717

デリバティブ関連損益

676

455

為替差損益

432

1,511

持分法による投資損益

498

109

税引前四半期利益

32,395

38,595

 

(注) 1.消去又は全社には、各報告セグメントに帰属しない全社が当第2四半期連結会計期間において3,351百万円、前第2四半期連結会計期間において4,753百万円含まれております。全社の主な内容は、基礎研究費及び本社管理部門費であります。

2.非継続事業に分類した事業は含まれておりません。

 

 

(関連情報)

  製品別売上高情報は次のとおりであります。

なお、注記「6.非継続事業」に記載のとおり、前第1四半期連結会計期間よりセコップ社の冷蔵庫向けコンプレッサー事業の売上高は非継続事業として表示しております。

 

 

製品別売上高情報

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日
  至 2019年9月30日

当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
  至 2020年9月30日

精密小型モータ

 

 

 

 

 

 

HDD用モータ

 

77,614

 

 

84,206

 

その他小型モータ

 

142,196

 

 

139,256

 

精密小型モータ 計

 

219,810

 

 

223,462

 

車載

 

150,832

 

 

149,135

 

家電・商業・産業用

 

270,580

 

 

273,334

 

機器装置

 

76,980

 

 

74,650

 

電子・光学部品

 

30,805

 

 

29,607

 

その他

 

2,270

 

 

1,606

 

連結売上高

 

751,277

 

 

751,794

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結会計期間
(自 2019年7月1日
  至 2019年9月30日

当第2四半期連結会計期間
(自 2020年7月1日
  至 2020年9月30日

精密小型モータ

 

 

 

 

 

 

HDD用モータ

 

39,606

 

 

47,163

 

その他小型モータ

 

72,198

 

 

71,881

 

精密小型モータ 計

 

111,804

 

 

119,044

 

車載

 

75,344

 

 

92,338

 

家電・商業・産業用

 

147,571

 

 

148,238

 

機器装置

 

38,894

 

 

38,921

 

電子・光学部品

 

15,635

 

 

15,521

 

その他

 

1,155

 

 

856

 

連結売上高

 

390,403

 

 

414,918

 

 

(注) 1.「精密小型モータ」は、「HDD用モータ」及び「その他小型モータ」により構成されており、「その他小型モータ」は、ブラシレスモータ、ファンモータ、振動モータ、ブラシ付モータ、モータ応用製品等により構成されております。

「車載」は、車載用モータ及び自動車部品により構成されております。

「家電・商業・産業用」は、家電・商業・産業用モータ及び関連製品により構成されております。

「機器装置」は、産業用ロボット、カードリーダ、検査装置、プレス機器、変減速機等により構成されております。

「電子・光学部品」は、スイッチ、トリマポテンショメータ、レンズユニット、カメラシャッター等により構成されております。

「その他」は、サービス等により構成されております。

2.非継続事業に分類した事業は含めておりません。

 

 

6.非継続事業

当社は、ワールプール社の保有するコンプレッサー事業Embraco(以下、「エンブラコ社」)の買収の条件として、コンプレッサー事業(セコップ社)の売却を欧州委員会から命じられました。当社は欧州委員会からの命令に従い、セコップ社に対する実効的な支配権を経営の独立執行者(Hold Separate Manager)及び監視機関(Monitoring Trustee)へ2019年4月12日に譲渡致しました。この結果、当社はセコップ社に対する実効的な支配権を喪失したことにより、セコップ社を連結の範囲から除外し、これによる損失を連結損益計算書上、継続事業から分離し非継続事業に分類致しました。そして、当社は、2019年9月9日にセコップ社をOrlando Management AGが投資助言するESSVP IV L.P.、ESSVP IV (Structured) L.P.及びSilenos GmbH & Co. KG(以下、総称して「ESSVP IV」)に譲渡(以下、「本取引」)致しました。なお、一部の売却コストについては、今後も発生する見込みであります。

 

(1)本取引の理由

当社は、家電・商業・産業用モータ事業を戦略的に重要な事業のひとつと位置づけ、成長、強化に努めてまいりました。セコップ社は家庭用・商業用冷蔵庫のコンプレッサーの開発・製造・販売を行っており、2017年のセコップ社買収によりグローバルアプライアンス部門は、売上高の飛躍的な成長機会が期待できる冷蔵庫市場に本格的に参入致しました。しかしながら、当社によるワールプールのコンプレッサー事業エンブラコ社の買収に関する欧州委員会の条件付承認を2019年4月12日に取得し、セコップ社を譲渡することとなりました。更に、ESSVP IVがセコップ社の適切な購入者であることについての欧州委員会からの認可取得を経て、2019年6月26日に欧州委員会よりエンブラコ社買収認可を取得致しました。本取引は、当社がセコップ社を適切な購入者に売却するという、当該承認の条件に基づいて行われるものです。

 

(2)譲渡した相手会社の名称及び本取引の時期

譲渡した相手会社の名称

ESSVP IV

本取引の時期

2019年9月9日

 

 

(3)子会社の名称、事業内容及び当該子会社が含まれていたセグメントの名称

子会社の名称

セコップ社

事業内容

冷蔵庫向けコンプレッサー事業

セグメントの名称

ACIM

 

(注) 第1四半期連結会計期間よりセグメント区分を変更しており、セグメントの名称を変更しております。

 

(4)子会社に対する持分の推移

売却前の持分比率

100%

売却した持分比率

100%

売却後の持分比率

 

 

 

(5)非継続事業からの損益

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日
  至 2019年9月30日

当第2四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日
  至 2020年9月30日

売上高

1,143

売却目的保有資産を売却コスト控除後の公正価値で測定したことにより認識した損失

△18,381

その他の損失

△1,075

△99

非継続事業からの税引前四半期損失

△18,313

△99

 

 

 

法人所得税費用

△1,501

売却目的保有資産を売却コスト控除後の公正価値で測定したことにより認識した損失及び処分することに関連する金額

△141

法人所得税費用合計

△1,642

 

 

 

非継続事業からの四半期損失

△19,955

△99

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2019年4月1日
  至 2020年3月31日)

売上高

1,143

売却目的保有資産を売却コスト控除後の公正価値で測定したことにより認識した損失

△14,167

その他の損失

△1,075

非継続事業からの税引前当期損失

△14,099

 

 

法人所得税費用

△1,501

売却目的保有資産を売却コスト控除後の公正価値で測定したことにより認識した損失及び処分することに関連する金額

△107

法人所得税費用合計

△1,608

 

 

非継続事業からの当期損失

△15,707

 

(注) 1.2019年4月12日において、セコップ社に対する実効的な支配権の喪失により、連結の範囲より除外しております。

2.セコップ社の売却に関連する各種条件は当第2四半期連結累計期間末日時点の情報に基づいており、最終的な売却損失額は価格調整等により今後変動する可能性があります。

 

(6)非継続事業から生じたキャッシュ・フロー

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日
  至 2019年9月30日

当第2四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日
  至 2020年9月30日

営業活動によるキャッシュ・フロー

△0

投資活動によるキャッシュ・フロー

5,771

2,650

財務活動によるキャッシュ・フロー

合計

5,771

2,650

 

 

 

前連結会計年度

(自 2019年4月1日
  至 2020年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

△0

投資活動によるキャッシュ・フロー

5,065

財務活動によるキャッシュ・フロー

合計

5,065

 

(注) 1.2019年4月12日において、セコップ社に対する実効的な支配権の喪失により、連結の範囲より除外しております。

2.当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローには、セコップ社の売却に関連する当第2四半期連結累計期間末日時点の入出金額が含まれております。

 

 

7.企業結合

2020年6月1日にNIDECはセコップ・オーストリアが保有するデルタ型コンプレッサー製造ラインを現金2,531百万円で取得致しました。本件取引により、当社グループはデルタ型コンプレッサー事業に従事する約40名の従業員を引き受け、冷蔵庫用コンプレッサー事業をさらに強化してまいります。この企業結合によるNIDECの財政状態及び経営成績に与える重要な影響はありません。

2020年9月1日にNIDECは米国のMetal Stamping Support Group, LLC 社及び同関連会社(以下、「CHS Automation」)の株主から、CHS Automationの持分100%を現金474百万円で取得致しました。CHS Automationは、プレス機周辺機器の製造・販売及び中古プレス機のレトロフィット(修理改造)及びサービス一般を行っております。本件取引により、NIDECは米国中西部に強力なプレス機器のサービス拠点を持つことができ、またプレス機周辺機器の品揃えを各段と強化することが出来ます。この企業結合によるNIDECの財政状態及び経営成績に与える重要な影響はありません。

 

買収価額の資産負債への配分

前連結会計年度のコンプレッサー事業Embraco(以下、「エンブラコ社」)及びRoboteq,Inc.の株式取得により取得した資産、引き継いだ負債に関する公正価値評価が第1四半期連結会計期間に完了致しました。また、前連結会計年度のオムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社(現日本電産モビリティ株式会社)(以下、「日本電産モビリティ」)の買収により取得した資産、引き継いだ負債に関する公正価値評価が当第2四半期連結会計期間に完了致しました。これにより前連結会計年度の連結財務諸表については、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の見直しが反映された後の金額によっております。また今後の価格調整により金額が変動する見込みです。

 

前連結会計年度の買収により取得した資産、引き継いだ負債の修正による前連結会計年度の連結財政状態計算書への影響額は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

エンブラコ社

日本電産モビリティ

その他

流動資産

 

 

 

 営業債権及びその他の債権

67

 その他の流動資産

△141

非流動資産

 

 

 

 有形固定資産

△2,120

2,696

 無形資産

37,351

14,263

722

 繰延税金資産

1,304

92

取得資産の公正価値

36,461

17,051

722

流動負債

 

 

 

1年以内返済予定長期債務

△120

引当金

△7

91

その他の流動負債

256

非流動負債

 

 

 

 長期債務

△247

 退職給付に係る負債

376

 繰延税金負債

5,121

5,177

158

引受債務の公正価値

5,370

5,277

158

取得資産及び引受債務の公正価値(純額)

31,091

11,774

564

のれん

△32,178

△13,037

△571

 

 

のれんの増減については、注記「8.のれん及び無形資産」に記載しております。なお、上記無形資産は下記で構成されております。

(単位:百万円)

 

加重平均償却年数

エンブラコ社

日本電産モビリティ

その他

商標権

非償却対象

21,657

367

顧客関係

21年

15,835

14,263

355

その他

-

△141

 

 

前連結会計年度の買収により取得した資産、引き継いだ負債の修正による前連結会計年度の連結損益計算書への影響額は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

エンブラコ社

日本電産モビリティ

その他

営業利益

△391

△1,287

△90

税引前利益

△391

△1,286

△90

親会社の所有者に帰属する当期利益

△410

△1,152

△63

 

 

前連結会計年度の買収により取得した資産、引き継いだ負債の修正による第1四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書への影響額は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

日本電産モビリティ

営業利益

△319

税引前利益

△320

親会社の所有者に帰属する当期利益

△226

 

 

その他、当第2四半期連結累計期間の買収により取得した資産、引き継いだ負債のうち、現在評価中の資産、負債については、当第2四半期連結会計期間末日時点の予備的見積りに基づいております。

 

 

 

 

8.のれん及び無形資産

のれんの推移は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日
 至 2019年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
 至 2020年9月30日)

期首残高

 

 

のれん

250,940

310,487

企業結合による取得

37,973

499

売却又は処分

△9,471

為替換算調整額及びその他

△7,495

△3,738

四半期末残高

 

 

のれん

271,947

307,248

 

 

償却の対象となる無形資産は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2020年3月31日)

取得価額

償却累計額

帳簿価額

顧客関係

114,865

△28,451

86,414

専有技術

17,390

△5,894

11,496

ソフトウェア

33,363

△19,466

13,897

開発資産

21,131

△2,015

19,116

その他

7,356

△4,199

3,157

合計

194,105

△60,025

134,080

 

(注)「ソフトウエア」の帳簿価額には使用権資産366百万円が含まれております。

 

(単位:百万円)

 

当第2四半期連結会計期間
(2020年9月30日)

取得価額

償却累計額

帳簿価額

顧客関係

113,250

△30,735

82,515

専有技術

17,710

△6,583

11,127

ソフトウェア

31,845

△19,833

12,012

開発資産

28,014

△3,996

24,018

その他

7,748

△4,394

3,354

合計

198,567

△65,541

133,026

 

(注)「ソフトウエア」の帳簿価額には使用権資産583百万円が含まれております。

 

前連結会計年度及び当第2四半期連結累計期間における無形資産償却費はそれぞれ12,011百万円6,585百万円であります。前連結会計年度及び当第2四半期連結会計期間における非償却性無形資産の総額はそれぞれ57,573百万円56,301百万円であります。

 

9.社債

前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日

発行した社債の発行条件の要約は、次のとおりであります。

会社名

銘柄

 発行年月日

発行総額

(百万円)

利率
(%)

償還期限

日本電産株式会社

第8回無担保社債

2019年7月19日

100,000

0.100

2024年7月19日

 

 

償還した社債の発行条件の要約は、次のとおりであります。

会社名

銘柄

 発行年月日

発行総額
(百万円)

利率
(%)

償還期限

日本電産株式会社

第2回無担保社債

2012年11月13日

15,000

0.595

2019年9月20日

 

 

当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日

発行した社債の発行条件の要約は、次のとおりであります。

会社名

銘柄

 発行年月日

発行総額

(百万円)

利率
(%)

償還期限

日本電産株式会社

第12回無担保社債

2020年6月10日

50,000

0.030

2023年6月9日

 

 

償還した社債の発行条件の要約は、次のとおりであります。

会社名

銘柄

 発行年月日

発行総額
(百万円)

利率
(%)

償還期限

日本電産株式会社

第6回無担保社債

2017年5月26日

50,000

0.001

2020年5月26日

 

 

 

10.従業員給付

年金及び退職金費用の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日
 至 2019年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
 至 2020年9月30日)

確定給付制度の純年金費用

 

 

当期勤務費用

1,702

1,750

利息費用(純額)

274

271

確定給付制度の純年金費用合計

1,976

2,021

確定拠出年金制度への拠出額

1,502

1,606

 

 

11.関連当事者との取引

報告期間中に行われた、関連当事者との取引は次のとおりであります。

 

(製品及びサービスの販売)

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日
 至 2019年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
 至 2020年9月30日)

関連当事者

 

 

エスエヌ興産合同会社(※1)

公益財団法人永守財団(※2)

6

6

学校法人永守学園(※3)

30

33

 

(注)※1.役員及び近親者が議決権の過半数を所有している会社

※2.役員が代表理事を兼任している財団

※3.役員が代表理事を兼任している法人

 

関連当事者に対する製品及びサービスの販売は、市場価格を勘案して一般取引条件と同様に決定しております。

 

(製品及びサービスの購入)

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日
 至 2019年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
 至 2020年9月30日)

関連当事者

 

 

エスエヌ興産合同会社

6

5

合同会社グリーン興産(※4)

24

 

(注)※4.役員が代表社員を兼任している会社

 

関連当事者からの製品及びサービスの購入は、市場価格を勘案して一般取引条件と同様に決定しております。

 

 

(製品及びサービスの販売及び購入から発生した未決済残高)

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2020年3月31日)

当第2四半期連結会計期間
(2020年9月30日)

関連当事者に対する債権

 

 

エスエヌ興産合同会社

1

1

公益財団法人永守財団

0

0

学校法人永守学園

5

4

関連当事者に対する債務

 

 

エスエヌ興産合同会社

合同会社グリーン興産

 

 

関連当事者に対する債権については、当第2四半期連結会計期間末、前連結会計年度末において、損失評価引当金は認識しておりません。また、関連当事者に対する債権について、当第2四半期連結会計期間もしくは前連結会計年度において認識された費用はありません。

 

12.配当金

所有者への分配として認識された普通株式に関する配当額は次のとおりであります。

 

前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日

決議日

株式の種類

配当金の総額

1株当たり配当額

基準日

効力発生日

2019年5月24日

取締役会

普通株式

16,191

百万円

55

2019年3月31日

2019年6月3日

 

(注) 2019年5月24日取締役会決議による配当の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が所有する当社株式に対する配当金4百万円が含まれております。

 

当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日

決議日

株式の種類

配当金の総額

1株当たり配当額

基準日

効力発生日

2020年5月25日

取締役会

普通株式

17,577

百万円

60

2020年3月31日

2020年6月1日

 

(注) 1.2020年5月25日取締役会決議による配当の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が所有する当社株式に対する配当金5百万円が含まれております。

2.当社は、2020年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。1株当たり配当額については、当該株式分割前の実際の配当金の額を記載しております。

 

基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間末日後となるものは、次のとおりであります。

決議日

株式の種類

配当金の総額

1株当たり配当額

基準日

効力発生日

2020年10月26日

取締役会

普通株式

17,577

百万円

30

2020年9月30日

2020年12月1日

 

(注) 2020年10月26日取締役会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が所有する当社株式に対する配当金5百万円が含まれております。
 

 

13.1株当たり利益

基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎は次のとおりであります。

なお、希薄化後1株当たり四半期利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

 

前第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日
 至 2019年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
 至 2020年9月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)

27,227

48,783

親会社の所有者に帰属する継続事業からの四半期利益(百万円)

47,182

48,882

親会社の所有者に帰属する非継続事業からの四半期損失(百万円)

△19,955

△99

加重平均株式数(株)

588,587,131

585,733,592

基本的1株当たり四半期利益(△損失)(円)

46.26

83.28

継続事業

80.16

83.45

非継続事業

△33.90

△0.17

 

 

 

 

前第2四半期連結会計期間
(自 2019年7月1日
 至 2019年9月30日)

当第2四半期連結会計期間
(自 2020年7月1日
 至 2020年9月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)

23,943

28,725

親会社の所有者に帰属する継続事業からの四半期利益(百万円)

24,117

28,750

親会社の所有者に帰属する非継続事業からの四半期損失(百万円)

△174

△25

加重平均株式数(株)

588,586,918

585,733,465

基本的1株当たり四半期利益(△損失)(円)

40.67

49.04

継続事業

40.97

49.08

非継続事業

△0.30

△0.04

 

(注) 1.基本的1株当たり四半期利益の算定において、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が所有する当社株式を自己株式として処理していることから、加重平均株式数から当該株式数を控除しております。

2.当社は、2020年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたものと仮定して、1株当たり情報を算定しております。

 

 

14.公正価値

公正価値は、測定日における市場参加者間の通常の取引において、資産の売却により受け取るであろう価格または負債を移転するのに支払うであろう価格と定義されます。

なお、公正価値ヒエラルキーは、以下のように定義付けられております。

レベル1-活発な市場における同一の資産・負債の市場価格

レベル2-活発な市場における類似の資産・負債の市場価格、活発でない市場における同一または類似の資産・負債の市場価格、観察可能な市場価格以外のインプット、相関関係その他の方法により観察可能な市場データに裏付けられるインプット

レベル3-観察が不能なインプット

NIDECは、各期末日までに区分を再評価することにより、公正価値ヒエラルキーのレベル間の振り替えが生じていないかを判断しております。

 

償却原価で評価される金融商品の公正価値

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2020年3月31日)

当第2四半期連結会計期間
(2020年9月30日)

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

短期投資

184

184

109

109

長期投資

26

24

23

23

短期貸付金

26

26

28

28

長期貸付金

151

149

129

129

短期借入金

△116,954

△116,954

△105,712

△105,712

長期債務

 

 

 

 

(1年以内返済予定長期債務を含み、リース負債及び社債を除く)

△84,155

△84,285

△69,073

△69,166

社債

 

 

 

 

(1年以内償還予定社債を含む)

△370,675

△369,568

△371,782

△371,781

 

 

金融商品の公正価値の見積方法は次のとおりであります。

(1) 短期投資及び短期貸付金、短期借入金

通常の事業において、ほとんどの短期投資(定期預金)、短期貸付金、短期借入金はきわめて流動性が高く、その簿価はおおむね公正価値と同額であります。

(2) 長期投資

長期投資の公正価値は、主に業績連動型株式報酬制度に伴う信託金であり、期待される将来のキャッシュ・フローを現在価値に割引いた金額で見積っており、レベル2に分類しております。

(3) 長期貸付金

長期貸付金の公正価値は、期待される将来のキャッシュ・フローを現在価値に割引いた金額で見積っており、レベル2に分類しております。

(4) 長期債務

長期債務(含1年以内返済予定長期債務、除リース負債及び社債)の公正価値は、それらと類似した負債をNIDECが新たに借入れる場合に適用される利子率を使って、将来の返済額を現在価値に割り引いた金額で見積っており、レベル2に分類しております。

(5) 社債

NIDECが発行した社債(含1年以内償還予定社債)の公正価値は、活発でない市場における同一負債の市場価格により評価しており、レベル2に分類しております。

 

 

なお、「現金及び現金同等物」、「営業債権及びその他の債権」、「営業債務及びその他の債務」については短期間で決済され、帳簿価額と近似しているため、上記の表には含めておりません。

 

経常的に公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーに基づくレベル別分類

以下は金融商品を当初認識した後、公正価値で測定された金融商品の分析であります。

分析に使用する公正価値ヒエラルキーの各レベルに分類された、金融資産及び金融負債の内訳は次のとおりであります。

 

前連結会計年度(2020年3月31日

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

有価証券及びその他の投資有価証券

 

 

 

 

FVTOCIの資本性金融資産

12,870

1,536

14,406

FVTOCIの負債性金融資産

73

73

デリバティブ

20

2,177

2,197

資産合計

12,890

2,250

1,536

16,676

負債:

 

 

 

 

デリバティブ

2,167

7,845

10,012

負債合計

2,167

7,845

10,012

 

(注) 前連結会計年度においてレベル1、レベル2及びレベル3の間における振り替えはありません。

 

当第2四半期連結会計期間(2020年9月30日

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

有価証券及びその他の投資有価証券

 

 

 

 

FVTOCIの資本性金融資産

13,482

1,515

14,997

FVTOCIの負債性金融資産

74

74

デリバティブ

1,209

2,144

3,353

資産合計

14,691

2,218

1,515

18,424

負債:

 

 

 

 

デリバティブ

25

3,857

3,882

負債合計

25

3,857

3,882

 

(注) 当第2四半期連結会計期間においてレベル1、レベル2及びレベル3の間における振り替えはありません。

 

 

レベル1の有価証券や商品先物等のデリバティブ金融商品は主に時価のあるもので、十分な取引量と頻繁な取引がある活発な市場における調整不要な市場価値で評価しております。

レベル2の有価証券は、活発でない市場における同一資産の市場価格により評価しております。レベル2のデリバティブは先物為替予約等のデリバティブ金融商品であり、取引相手方または第三者から入手した相場価格に基づき評価され、外国為替レート及び金利等の観察可能な市場インプットを使用した価格モデルに基づき定期的に検証しております。

レベル3の有価証券は、主に非上場株式により構成されております。非上場株式の公正価値は、割引キャッシュ・フロー・アプローチ等を適用して算定しております。レベル3の有価証券について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合の重要な公正価値の変動は見込まれておりません。

 

レベル3に分類されている金融商品の調整表は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日
 至 2019年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
 至 2020年9月30日)

期首残高

1,672

1,536

利得または損失

 

 

その他の包括利益に計上(注)

15

△73

購入

189

56

売却

△11

△4

四半期末残高

1,865

1,515

 

(注) 要約四半期連結包括利益計算書の「FVTOCI資本性金融資産の公正価値の純変動」及び「在外営業活動体の換算差額」に含まれております。

 

15.偶発負債

下記の記載事項を除き、前連結会計年度末の連結財務諸表に記載した内容から重要な変更はありません。

当第2四半期連結会計期間において、NIDECは持分法適用会社の銀行借入に対し、総額1,864百万円の債務保証を行っております。NIDECは現在、これらの保証に抵触するような重要な要求は認識しておらず、また今後、重要な要求をされるような事象も認識しておりません。

 

16.コミットメント

決算日以降の支出に関するコミットメントは次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2020年3月31日)

当第2四半期連結会計期間
(2020年9月30日)

有形固定資産及びその他の資産

25,118

24,212

 

 

 

17.要約四半期連結財務諸表の承認

要約四半期連結財務諸表は、2020年11月12日に、当社の代表取締役会長(最高経営責任者)永守重信及び経理部・グローバル税務企画部担当執行役員横田秀俊によって承認されております。

 

2【その他】

2020年10月26日開催の取締役会において、2020年9月30日現在の株主名簿に記録された株主に対し、次のとおり配当を行うことを決議致しました。

①配当金の総額………………………………………175億77百万円

②1株当たりの金額…………………………………30円00銭

③支払請求の効力発生日及び支払開始日…………2020年12月1日