第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、サンマックス・テクノロジーズ株式会社の連結子会社化により新たに発生した、または、重要度が増加した事業等のリスクは、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

価格競争リスク

電機業界における価格競争は大変厳しいものがありますが、デバイス関連事業及びタッチパネル関連事業の主要販売先はほとんどが大手電機メーカーでありますことから当然のことながら、当社グループに対しても納入価格の厳しい値下げ要求がなされております。当社グループはこれに対し、独創的な技術に基づく信頼性のある高品質な製品を安定供給することに努力し続けております。しかしながら将来においてもこのことが有効に働き競争できるとの保証はなく、特に比較的に財務体力のある新興メーカーが本格的に当社グループの市場に参入した場合には、市場シェアを維持もしくは拡大し、収益性を保つことが難しくなる可能性があります。

 

価格変動リスク

メモリーモジュール関連事業で取り扱っておりますDIMM及びSSDの価格は、主要調達部材であるDRAM並びにNANDの価格変動に左右されやすく、市場での製品販売価格の変動リスクが大きくなる可能性があります。

 

為替変動リスク

当社グループの海外取引割合は高く、特にメモリーモジュール関連事業についての主な仕入先は海外の企業であることや、外貨売上高による売掛金、外貨預金の残高も多いことから、為替変動のリスクに晒されております。当社グループは、為替変動リスクを軽減する手段を一部講じておりますが、かかる手段は為替変動リスクの全体を回避するものではなく、当社の業績、資産・負債及び純資産は、為替の動向により悪影響を受ける可能性があります。

 

2 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善などを背景に緩やかな回復基調が継続しているものの、中国をはじめとする新興国の経済鈍化など、先行き不透明な状況で推移いたしました。

このような状況のもと当社グループにおきましては、平成28年4月5日付でサンマックス・テクノロジーズ株式会社を子会社化し、メモリーモジュール関連事業を当社グループに取り込み、事業規模の拡大を進めております。

以上の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高5,503百万円と前年同四半期と比べ3,927百万円(249.2%)の増収になりました。営業損益につきましては、営業利益73百万円と前年同四半期と比べ83百万円(前年同四半期営業損失10百万円)の増益になりました。経常損益につきましては、為替差損16百万円及びシンジケートローンの組成による手数料14百万円を計上し、経常利益31百万円と前年同四半期と比べ55百万円(前年同四半期経常損失24百万円)の増益となりました。また、特別利益として補助金収入9百万円を計上し、法人税等を差し引いた親会社株主に帰属する四半期純損失は32百万円と前年同四半期と比べ8百万円(前年同四半期親会社株主に帰属する四半期純損失40百万円)の増益となりました。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分方法の変更及び報告セグメントの利益又は損失の算定方法の変更を行っております。詳細につきましては、第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)をご参照ください。

 

・ デバイス関連 

当セグメントの当第3四半期連結累計期間は、光学機器メーカー、車載メーカー、車載メーカー系EMSへ大型案件のオートハンドラ「PH-M100」の設備機器納入があり、搭載されるプログラマ本体、変換アダプタ及び、海外向け変換アダプタの売上も堅調に推移いたしました。また、ROM書込みサービス分野においては、クリスマス商戦向けにカメラ関連の大口書込みの受注もあり、前年同四半期を上回る売上実績となりました。

これらの結果、当セグメントの売上高は490百万円と前年同四半期と比べ50百万円(11.4%)の増収となりました。セグメント利益(営業利益)につきましては、ROM書込み事業の拡大施策として行った新ROM書込みセンターの設備機器償却及び更なる事業拡大のため株式会社TOUAから事業譲受を行ったことにより人員並びに設備機器の増加が嵩み、47百万円と前年同四半期と比べ24百万円(33.9%)の減益になりました。

 

・ タッチパネル関連 

当セグメントのタッチパネル分野においては、大型タッチパネル製品のうち、交通・公共機関向けなどの情報案内・検索端末機向け製品の売上高は、ほぼ前年同四半期と同様の結果となり、大手ディスプレイメーカー向け製品の売上高は前年同四半期を上回る実績となりました。また、屋外・半屋外でも使用可能な特殊静電容量方式タッチパネル製品は、次世代に向けたデジタルサイネージ機器・端末への試験導入、引合いが増えてきており、今後の本格導入が期待されます。一方で中型タッチパネル製品は、ATM向け製品の受注台数減少や国内アミューズメント向け製品の市場不振の影響により、売上高が前年同四半期を下回る実績となりました。デジタルサイネージ関連分野においては、外食産業への配信システムが計画通りの導入となりました。

これらの結果、当セグメントの売上高は476百万円と前年同四半期と比べ136百万円(22.3%)の減収となりました。セグメント利益(営業利益)は10百万円と前年同四半期と比べ9百万円(48.8%)の減益になりました。なお、第1四半期連結会計期間より、LED在庫販売及び無電極ランプ関連製品は、その他事業から当セグメントに移管しております。

 

・ システム開発関連

システム開発事業につきましては安定的な受注を獲得することができ、技術者の稼働率は高い状態で維持できております。しかしながら、人材の確保・育成が大きな課題となっており、前連結会計年度より未経験者採用並びに社内研修・OJTを実施することで中長期的な人材確保を目指し、パートナー企業との連携を強化しております。また、受託開発やグループの総合力を発揮した将来性のあるIT活用に向けた取り組みを開始いたしました。

これらの結果、当セグメントの売上高は519百万円と前年同四半期と比べ3百万円(0.7%)の減収となりました。セグメント利益(営業利益)は22百万円と前年同四半期と比べ12百万円(35.7%)の減益になりました。

 

・ メモリーモジュール関連

当第3四半期連結累計期間より、サンマックス・テクノロジーズ株式会社を連結の範囲に加え、新たにメモリーモジュール関連事業を営んでおります。当セグメントにつきましては、コンピュータ記憶装置のDIMM(Dual Inline Memory Module)及びSSD(Solid State Drive)の主要調達部材であるDRAM並びにNAND価格が一昨年から下落しており、第2四半期までは売上高が当初見込みよりも低く推移いたしました。しかしながら、ここにきて部材供給の不足等からDRAM並びにNAND価格が上昇に転じ、当第3四半期の売上高は、ほぼ見込み通りの結果となりました。

これらの結果、当セグメントの売上高は4,024百万円、セグメント利益(営業利益)は259百万円となりました。

 

・ その他事業 

当社グループは、新たな育成事業として環境エレクトロニクス事業を立ち上げ、事業の拡大を推進しており、事業の進捗に合わせてその他の事業部門への移管を進めています。売電を含む太陽光発電事業を模索しつつ、LED仕入販売、電解水生成器販売など新たな商流づくりを継続し、今後も成果を積み上げてまいる所存であります。

前述のとおり、LED在庫販売及び無電極ランプ関連製品はタッチパネル関連事業に移管したこともあり、当セグメントの売上高は0.01百万円となり、セグメント利益(営業利益)につきましては4百万円の損失となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

(資産) 

流動資産は、前連結会計年度末に比べて120.9%増加し、4,806百万円となりました。これは、現金及び預金が1,030百万円、受取手形及び売掛金が648百万円、原材料及び貯蔵品が509百万円、商品及び製品が335百万円、その他が122百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて22.7%増加し、1,152百万円となりました。これは、のれんが152百万円増加したことなどによるものです。

この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて91.3%増加し、5,958百万円となりました。

 

(負債) 

流動負債は、前連結会計年度末に比べて227.4%増加し、3,017百万円となりました。これは、短期借入金が1,538百万円、1年内返済予定の長期借入金が376百万円、支払手形及び買掛金が199百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて211.1%増加し、800百万円となりました。これは、長期借入金が507百万円増加したことなどによるものです。

この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて223.8%増加し、3,818百万円となりました。

 

(純資産)

純資産合計は、前連結会計年度末に比べて10.6%増加し、2,140百万円となりました。これは、当四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純損失が32百万円でありましたが、当四半期連結累計期間において新株予約権の行使及び第三者割当増資により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ110百万円増加したことなどによるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は8百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)従業員数

当第3四半期連結累計期間において、従業員数の著しい増減はありません。

 

(6)生産、受注及び販売の実績

当第3四半期連結累計期間において、新たにサンマックス・テクノロジーズ株式会社を連結の範囲に加えたことにより、メモリーモジュール関連事業の生産、受注及び販売実績が著しく増加しております。

 

(7)主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前事業年度末における計画の著しい変更はありません。