なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間における世界経済の動向は、上下を繰り返しながらも浮揚トレンドにあるアメリカ経済への期待が拠り所である状況が続き、ヨーロッパ経済が弱いながらも安定化して回復への道を探り始めました。一方で、中国経済はいくつかの改革の打ち出しがあったもののその成果の確認が難しく、方向性を含め不透明感が継続することとなりました。他方、為替は、世界経済のボーダーレス化が進む中で変動要因の多様化が増大し、原油価格は生産国の情勢や事情が強く意識される展開が続いております。
世界の産業界は半導体、ITの登場以来、短期間で様相が大きく変化し、多くの分野でソフトとデバイスの開発により多種多様な製品・部品が電子化、システム化、モジュール化され、そして急速にコモディティ化へと進むようになりました。
当社グループは、電気・電子関連デバイスの生産設備の開発、製造を手がけ、特に巻線を基礎とするコア技術とエレメント技術を深掘り、拡張しながら、精密FA設備においてグローバルニッチトップの地位を固めてまいりました。そして将来的に、インダストリー4.0に代表されるAI、M2M、スマートファクトリー、デファクトスタンダードといった未来創造のリーディングメンバーとなるため、多種多様なデバイスの生産設備の開発、導入・安定稼動、生産管理、トレーサビリティ、品質管理、サービス・メンテナンス、パーツ販売、ソリューションをトータルで提供し、さらに持続的なイノベーションを提案するFAインテグレーターへのステップアップを目指した施策にリソースを投じ続けております。この過程で、現在、精密生産設備に求められるライン化、自動化、生産対象品の高品質化への対応が進み、中国経済の減速など世界景気が不透明な中にあっても引合いは増加しております。また、当社は輸出が売上高の70~80%を占めますが、原則、円建てによる取引としており、業績に対する為替の影響を抑えております。
当第2四半期連結累計期間においても、長崎大学と制御・計測に関連した共同研究講座の開設、素材メーカーであるリード社との小型ダイシングワイヤーソー、ソフト開発のTrigence Semiconductor社とのフルデジタルスピーカー用マルチコイル生産設備の共同開発などを戦略的オープンイノベーションにより進めました。
これらの結果、売上高は109億81百万円(前年同期比3.0%減)、営業利益は12億42百万円(前年同期比44.3%増)、経常利益は13億42百万円(前年同期比41.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億14百万円(前年同期比7.9%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
全売上高の約93%を占める巻線機事業におきましては、前述の結果、連結売上高は102億30百万円(前年同期比5.0%減)、セグメント利益(営業利益)は15億72百万円(前年同期比31.0%増)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は88億94百万円(前年同期比8.3%減)、売上高(生産高)は92億17百万円(前年同期比5.3%減)、当第2四半期末の受注残高は78億55百万円(前年同期比7.0%減)となりました。
非接触ICタグ・カード事業におきましては、連結売上高は7億50百万円(前年同期比36.9%増)、セグメント利益(営業利益)は1億33百万円(前年同期比149.8%増)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は11億92百万円(前年同期比51.3%増)、売上高(生産高)は7億50百万円(前年同期比36.9%増)、当第2四半期末の受注残高は7億14百万円(前年同期比49.9%増)となりました。
流動資産は前連結会計年度末対比1億47百万円減少し、216億3百万円となりました。これは主として、現金及び預金が16億90百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が8億72円百万円、仕掛品が3億68百万円、繰延税金資産が1億69百万円減少したことによります。
固定資産は前連結会計年度末対比1億円増加し、61億81百万円となりました。これは主として、投資有価証券が59百万円増加したことによります。
この結果、資産合計は前連結会計年度末対比46百万円減少し、277億85百万円となりました。
流動負債は前連結会計年度末対比3億27百万円減少し、60億7百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金が5億3百万円減少したことによります。
固定負債は前連結会計年度末対比25百万円増加し、4億8百万円となりました。これは主として、繰延税金負債が15百万円増加したことによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末対比3億1百万円減少し、64億16百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末対比2億55百万円増加し、213億69百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、資金という。)は、前連結会計年度末対比15億8百万円増加し、93億20百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動の結果得られた資金は25億53百万円(前年同期比562.3%増)となりました。これは主として、仕入債務の減少が4億57百万円あったものの、税金等調整前四半期純利益が13億42百万円、売上債権の減少7億74百万円があったことによるものです。
投資活動の結果使用した資金は5億42百万円(前年同期は20億5百万円の収入)となりました。これは主として、定期預金の払戻による収入が8億54百万円あったものの、定期預金の預入による支出が11億46百万円、有形固定資産の取得による支出が1億88百万円あったことによるものです。
財務活動の結果使用した資金は前年同期とほぼ同額の2億54百万円となりました。これは配当金の支払額が2億54百万円あったことによるものです。
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億46百万円であります。