第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものです。

 

(1) 経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年6月30日)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響により、一部で回復を見せる局面はあったものの、さまざまな活動が世界的に停滞しました。

 そのような中、IoT、DX(デジタルトランスフォーメーション)などに代表される通信、デジタル技術面では、覇権を伴う国際競争によって急速な進化を遂げ、また、環境面では国際協力や各国事情による環境規制の制定、強化、技術開発も進められ、これらへの期待から関連する企業の株価は上昇する場面も見せています。

 

このような経営環境下において当社の各セグメントの業績は次のとおりです。

 

(ワインディングシステム&メカトロニクス事業)

 前述のとおり、経済活動が世界的に停滞していた一方、当社においても本年の2月頃から続く人の移動制限により、出荷前検査の停滞が生じ売上に至らなかった案件があった結果、売上・利益面は前年同期比で大幅な減少となりました。しかし、受注面においては、量産設備に対する投資に慎重な姿勢を取る企業もある一方、デジタル技術の開発競争は「With CORONA」でさらに加速し、それらに必要なハードやデバイスの生産を自動化する設備投資の意欲は高く、受注高については前年同期比8.7%減だったものの、直前四半期比は50.9%増となりました。

 これらの結果、全売上高の約87%を占めるワインディングシステム&メカトロニクス事業におきましては、連結売上高は34億93百万円(前年同期比28.3%減)、セグメント利益(営業利益)は1億95百万円(前年同期比48.4%減)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は45億21百万円(前年同期比8.7%減)、売上高(生産高)は24億14百万円(前年同期比39.5%減)、当第1四半期末の受注残高は123億1百万円(前年同期比17.0%減)となりました。

 

(非接触ICタグ・カード事業)

 第1四半期連結累計期間では、非接触ICカードの前期における大口案件を受け、売上は順調に推移しました。

 これらの結果、連結売上高は5億30百万円(前年同期比70.7%増)、セグメント利益(営業利益)は1億11百万円(前年同期比13.0%減)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は2億63百万円(前年同期比7.8%減)、売上高(生産高)は5億30百万円(前年同期比70.7%増)、当第1四半期末の受注残高は8億53百万円(前年同期比312.0%増)となりました。

 

 以上の結果、当社グループにおける連結売上高は40億24百万円(前年同期比22.4%減)、営業利益は99百万円(前年同期比61.6%減)、経常利益は1億50百万円(前年同期比55.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は97百万円(前年同期比56.5%減)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

①資産

流動資産は前連結会計年度末対比2億70百万円増加し、248億95百万円となりました。これは主として、受取手形及び売掛金が12億8百万円減少した一方で、仕掛品が14億43百万円増加したことによります。

固定資産は前連結会計年度末対比2億2百万円増加し、131億71百万円となりました。これは主として、投資有価証券が2億15百万円増加したことによります。
  この結果、資産合計は前連結会計年度末対比4億73百万円増加し、380億67百万円となりました。

 ②負債

流動負債は前連結会計年度末対比4億11百万円増加し、80億11百万円となりました。これは主として、電子記録債務が2億16百万円減少した一方で、その他に含まれる前受金が5億85百万円増加したことによります。

固定負債は前連結会計年度末対比6百万円増加し、6億42百万円となりました。これは主として、その他に含まれるリース債務が49百万円減少した一方で、退職給付に係る負債が7百万円、繰延税金負債が48百万円増加したことによります。
 この結果、負債合計は前連結会計年度末対比4億17百万円増加し、86億53百万円となりました。

③純資産

純資産合計は、前連結会計年度末対比55百万円増加し、294億14百万円となりました。

 

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1億30百万円です。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。