第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。 
 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1) 経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)は、COVID-19拡大継続に加え、米中貿易摩擦の影響により先行き不透明な状態が続き、各国経済活動の再開に向けての足並みが揃わない外部状況となりました。

こうした状況もあって、ニューノーマル時代にあるべき姿に向けて世界ではさまざまな動きを見せています。経済面においてはSDGsへの取り組みとDXの活用、生活面においては人々の生活様式や意識が切り替わり、これらの動きにより社会システムが大きく変革しつつあります。その中で新たなシーズ、ニーズが発生し、これに応える企業は社会に必要不可欠なエッセンシャルカンパニーとして、大きな成長を期待されるようになり、特に情報通信(主に5G)やモビリティといった分野での設備投資は、次第に持ち直し始めました。トータル精密FAラインシステムの最適化提案を担う当社においても、シーズ、ニーズを的確に捉える企業として期待も大変大きくなり、引合いは回復基調にあります。

 

このような状況下において当社の各セグメントの業績は次のとおりです。

 

(ワインディングシステム&メカトロニクス事業)

エッセンシャルカンパニーとして当社は、本年の2月頃から続く人の移動制限により、出荷前立会い検査の停滞が一部で生じ、売上に至らなかった案件もあったため、早くからリモートでの検査を試み、出荷停滞の解消に努めました。さらに「地産地消」の考えのもと人の往来を最小限とすべく海外現地法人での生産体制の拡充を図り、ニューノーマル時代へ向けて当社の強みを崩すことなく開発・生産・営業体制を強化し、COVID―19の影響によって悪化した業績の回復に努めています。

これらの結果、全売上高の約90%を占めるワインディングシステム&メカトロニクス事業におきましては、連結売上高は90億34百万円(前年同期比36.4%減)、セグメント利益(営業利益)は7億10百万円(前年同期比67.2%減)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は76億67百万円(前年同期比15.5%減)、売上高(生産高)は71億96百万円(前年同期比37.9%減)、当第2四半期末の受注残高は106億65百万円(前年同期比6.0%減)となりました。

 

(非接触ICタグ・カード事業)

非接触ICカードの前期に獲得した大口受注を受け、生産が順調に推移した結果、連結売上高は10億57百万円(前年同期比72.4%増)、セグメント利益(営業利益)は2億60百万円(前年同期比39.8%増)となりました。なお、前期に獲得した大口受注の剥落を受け、当社個別ベースでの受注高は4億91百万円(前年同期比71.1%減)と大きく減少した半面、売上高(生産高)は10億57百万円(前年同期比72.4%増)と大きく増加となり、当第2四半期末の受注残高は5億54百万円(前年同期比57.9%減)となりました。

 

以上の結果、当社グループにおける連結売上高は100億91百万円(前年同期比31.9%減)、営業利益は5億52百万円(前年同期比69.0%減)、経常利益は6億15百万円(前年同期比67.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億77百万円(前年同期比50.6%減)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

①資産

流動資産は前連結会計年度末対比14億26百万円増加し、260億52百万円となりました。これは主として、現金及び預金が6億31百万円、仕掛品が8億26百万円増加したことによります。

固定資産は前連結会計年度末対比4億16百万円増加し、133億85百万円となりました。これは主として、投資有価証券が5億86百万円増加したことによります。

この結果、資産合計は前連結会計年度末対比18億43百万円増加し、394億38百万円となりました。

②負債

流動負債は前連結会計年度末対比8億21百万円増加し、84億21百万円となりました。これは主として、その他に含まれる前受金が9億27百万円増加したことによります。

固定負債は前連結会計年度末対比1億51百万円増加し、7億87百万円となりました。これは主として、繰延税金負債が1億86百万円増加したことによります。

この結果、負債合計は前連結会計年度末対比9億73百万円増加し、92億8百万円となりました。

③純資産

純資産合計は、前連結会計年度末対比8億70百万円増加し、302億29百万円となりました。

 

 (3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、資金という。)は、前連結会計年度末対比12億4百万円増加し、96億70百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は11億83百万円(前年同期は10億65百万円の収入)となりました。これは主として、売上債権の増加が4億2百万円、たな卸資産の増加が9億42百万円、補助金収入が3億21百万円あった一方、税金等調整前四半期純利益が9億36百万円、減価償却費が3億25百万円、前受金の増加が8億83百万円、補助金の受取額が5億16百万円あったことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果得られた資金は2億42百万円(前年同期は11億49百万円の支出)となりました。これは主として、定期預金の預入による支出が12億29百万円、有形固定資産の取得による支出が3億32百万円あった一方、定期預金の払戻による収入が17億8百万円あったことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は2億72百万円(前年同期は2億71百万円の支出)となりました。これは配当金の支払額が2億71百万円あったことによるものです。

 

(4) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3億36百万円です。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。