当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)は、COVID―19の世界的な感染拡大に歯止めがかからず、多くの国で外出制限や渡航制限が再開され、依然として経済活動に大きな打撃を与え続けました。ただし、COVID―19を抑制した中国では自動車生産等を中心としていち早く経済回復の兆しが見られ、それらに関連したサプライチェーンも世界的に回復の兆しを見せるようになりました。
一方で、DX分野や再生可能エネルギー分野においては、先進各国を中心に様々な政策や取り組みが新たに打ち出されています。企業においてもCOVID―19以前から活発な動きはありましたが、ニューノーマル時代にあるべき姿に向けて前進を続け、今後さらに技術革新が進むとともに設備投資も回復するものと思われます。
このような状況の中、当社グループの業績は四半期ごとに波はあるものの、自動車・情報通信関連の設備投資の緩やかな回復に伴い、堅調に推移しました。
このような状況下において当社の各セグメントの業績は次のとおりです。
(ワインディングシステム&メカトロニクス事業)
当社は、2020年初めから続く人の移動制限による、出荷前立会い検査の停滞が生じないように、リモートでの検査を進めました。さらに「地産地消」の考えのもと人の往来を最小限とすべく、海外現地法人での生産体制の拡充を行い、リモート技術の活用、欧州・中国現地法人へ受注・生産を一部移管し、ニューノーマル時代へ向けて当社の強みをさらに展開し、業績の回復に引き続き努めました。
これらの結果、全売上高の約90%を占めるワインディングシステム&メカトロニクス事業におきましては、連結売上高は133億98百万円(前年同期比31.0%減)、セグメント利益(営業利益)は10億80百万円(前年同期比56.9%減)となりました。なお、当社個別ベースでの受注高は124億81百万円(前年同期比16.8%減)、売上高(生産高)は107億33百万円(前年同期比32.5%減)、当第3四半期末の受注残高は119億42百万円(前年同期比7.9%減)となりました。
(非接触ICタグ・カード事業)
非接触ICカードの前期に獲得した大口受注を受け、生産が順調に推移した結果、連結売上高は15億94百万円(前年同期比69.1%増)、セグメント利益(営業利益)は4億4百万円(前年同期比50.9%増)となりました。なお、前期に獲得した大口受注の剥落を受け、当社個別ベースでの受注高は9億12百万円(前年同期比53.2%減)と減少した半面、売上高(生産高)は15億94百万円(前年同期比69.1%増)と大きく増加となり、当第3四半期末の受注残高は4億37百万円(前年同期比64.6%減)となりました。
以上の結果、当社グループにおける連結売上高は149億93百万円(前年同期比26.4%減)、営業利益は8億50百万円(前年同期比56.9%減)、経常利益は9億3百万円(前年同期比57.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億99百万円(前年同期比40.4%減)となりました。
流動資産は前連結会計年度末対比18億67百万円増加し、264億93百万円となりました。これは主として、受取手形及び売掛金が14億57百万円減少した一方で、電子記録債権が11億82百万円、仕掛品が20億48百万円増加したことによります。
固定資産は前連結会計年度末対比10億34百万円増加し、140億3百万円となりました。これは主として、投資有価証券が9億1百万円増加したことによります。
この結果、資産合計は前連結会計年度末対比29億2百万円増加し、404億96百万円となりました。
流動負債は前連結会計年度末対比12億57百万円増加し、88億56百万円となりました。これは主として、その他に含まれる前受金が15億1百万円増加したことによります。
固定負債は前連結会計年度末対比5億18百万円増加し、11億54百万円となりました。これは主として、繰延税金負債が3億32百万円増加したことによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末対比17億75百万円増加し、100億10百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末対比11億26百万円増加し、304億86百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4億98百万円です。
当第3四半期連結会計期間において、締結した重要な契約はありません。