第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、事業等のリスクは、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、第3四半期報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。

 

企業買収について

 当社グループは、事業環境の変化に柔軟に対応しながら、グローバル展開における継続的かつ更なる安定的な収益基盤の強化及び事業成長を達成するために、資本提携をはじめとするM&A戦略を推進しております。その実施に際しては、対象となる企業に対して事前に十分な調査及び検討を行い、リスクの精査を行ってまいります。しかしながら、買収後に未認識の簿外債務が発覚した場合、偶発債務が顕在化した場合、事業環境や競合状況の急激な変化等により当初に期待していた成果が得られない場合、のれんの減損損失が発生する場合等には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 なお、当社グループは2019年7月31日にPhabrix Limitedの全株式を取得し連結子会社化しており、当該M&Aに伴うのれんを当事業年度において計上しております。当社グループは、当該のれんにつきましても、それぞれの事業価値及び事業統合による将来のシナジー効果が発揮された結果得られる将来の収益力を適切に反映したものと考えておりますが、事業環境や競合状況の急激な変化等により当初に期待していた成果が得られない場合、減損損失が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか、個人消費は堅調に推移したものの、大企業・製造業の業況判断が4四半期連続で低下し、景気停滞が懸念されております。

 また世界経済においては、米中間の貿易摩擦問題の長期化による中国経済の減速懸念や英国のEU離脱等に関する不確実性から、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

 このような経済環境の中、当社グループが関連する放送業界におきましては、国内では引き続き4K映像フォーマット対応関連設備の需要が堅調に推移いたしました。また欧州において4K映像フォーマット対応関連設備が好調に推移し、さらに北米において主力の放送関連機器の需要が好調に推移し、売上は増加いたしました

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,549百万円(前年同期比9.2%増)経常利益230百万円(前年同期比2.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益167百万円(前年同期比16.4%減)となりました。

 セグメントの業績につきましては、当社グループの事業が電気計測器の開発と製造、販売を行う単一のセグメントであるため、記載を省略しております。

 これに代わる売上高の品目別内訳及び地域別内訳は次のとおりであります。

<品目別内訳>

① ビデオ関連

 4K映像フォーマット対応関連機器につきましては、国内及び欧州において販売が好調に推移いたしました。

 また、北米において主力の放送関連機器の販売が好調に推移いたしました。

 この結果、売上高は2,260百万円(前年同期比13.0%増)となりました。

 このうち、PHABRIX社の売上高は79百万円でした。

② 電波関連

 テレビの電界強度測定器の需要が停滞し、売上は減少いたしました。

 この結果、売上高は174百万円(同23.1%減)となりました。

③ その他

 汎用計測機器・修理・部品等であり、特記すべき事項はありません。

 売上高は114百万円(同6.3%増)となりました。

<地域別内訳>

① 日本

 日本国内におきましては、4K映像フォーマット対応関連機器などをはじめとする主力の放送関連機器の販売が堅調に推移し、売上は増加いたしました。

 この結果、売上高は1,645百万円(同2.7%増)となりました。

② 北米・中南米

 北米・中南米におきましては、主力の放送関連機器の販売が好調に推移し、売上は増加いたしました。

 この結果、売上高は251百万円(同27.5%増)となりました。

③ アジア

 アジアにおきましては、中国において主力の放送関連機器の販売がやや停滞し、売上は減少いたしました。

 この結果、売上高は375百万円(同4.8%減)となりました。

④ その他

 その他の地域におきましては、欧州において4K映像フォーマット対応関連機器などをはじめとする主力の放送関連機器の販売が好調に推移し、売上は増加いたしました。

 この結果、売上高は276百万円(同97.5%増)となりました。

(2)財政状態の状況

 資産、負債、純資産の状況

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,195百万円増加し、5,499百万円となりました。増加の主な要因は、商品及び製品が408百万円、のれんが297百万円増加したことなどによるものであります。

 商品及び製品の増加理由といたしましては、年度末の需要に対応するため戦略的に在庫を増やしたためであります。

 のれんの増加理由といたしましては、連結子会社リーダー・ヨーロッパ・リミテッドによりPhabrix Limitedを買収したことによるものであります。

 負債合計は、前連結会計年度末に比べ481百万円増加し、1,479百万円となりました。増加の主な要因は、短期借入金が519百万円増加したことなどによるものであります。

 純資産は、前連結会計年度末に比べ713百万円増加し、4,019百万円となりました。自己資本比率は3.9ポイント減少し、72.8%となりました。

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、508百万円であります。

 なお、2019年7月31日付でPhabrix Limitedの全株式を取得し、連結の範囲に含めたことにより、当第3四半期連結累計期間からPhabrix Limitedの研究開発活動が加わっております。

 

(6)従業員数

 当第3四半期連結累計期間おいて、Phabrix Limitedを連結の範囲に含めたこと等により、当社グループの従業員数は40名増加いたしました。

なお、従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。