第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)をご参照ください。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

1.財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間における世界経済は、第1四半期の新型コロナウイルスの世界的流行の影響による停滞期から、第2四半期に入り、一部地域での感染再拡大による先行きの不透明さは残しつつも予想を上回る回復傾向へと推移しました。

欧米、日本地域では概ね4月を底にして回復し、自動車業界においても生産活動の再開により持ち直しの動きが見られました。一方、中国では、新型コロナウイルス流行の早期ピークアウトにより回復も早く、購入への規制緩和や補助金の継続などが奏功し、自動車販売台数は前年同期を上回りました。

このような事業環境の下、当社グループの販売は前年同期比では減少したものの、第2四半期の売上高は第1四半期比で約60%増加し、新型コロナウイルス感染拡大による世界的な生産・消費の停滞局面から回復局面と向かいました。

主力である車載市場の販売は、新型コロナウイルス感染拡大により、米国や欧州を中心とした主要地域において第1四半期に販売先の生産活動停止や販売低迷の影響を受け、前年同期比で減少しました。インフォテインメント分野では、コックピット化やコネクティッド対応等の将来の変化を見据えた新たな開発を進めておりますが、自動車販売台数の大幅な減少及び自動車1台あたりのコネクタの搭載数量の減少の影響もあり、販売が減少しました。セーフティ分野では、安全系のADAS(先進運転支援システム)向けに注力しておりますが、第1四半期での欧米地域での生産停止の影響を受け、前年同期比で販売が減少しました。インフォテインメント分野、セーフティ分野とも当第2四半期連結累計期間における売上高は、前年同期比では減少していますが、第2四半期は第1四半期比で増加しており、特にセーフティ分野は約2倍近く増加と回復傾向にあります。一方、パワートレイン分野では、環境対応車の普及に伴い、世界的に市況が低迷している環境下においてもバッテリー関連や外部給電用のインバーター向けが好調で前年同期比で販売が約50%増加しました。コンシューマー市場においては、ゲーム機向けやテレビ向けで販売が増加し、前年同期比でほぼ横ばいとなりました。インダストリアル市場は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、欧米企業でのFA関連機器の生産停止に伴い、日系企業への注文が増加し、その生産増により当社製品の需要が高まり、前年同期比で増収となりました。

以上の結果、売上高は、前年同期比24.9%減の150億6千9百万円となりました。利益面では、売上の減少や金価格の高騰の影響があったものの、徹底したコスト削減活動により営業利益は前年同期比92.7%減の1億7千3百万円、経常利益は為替差損が1億2千万円発生したこともあり、同96.7%減の7千6百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同99.5%減の8百万円となりましたが、黒字を確保いたしました。

 

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

〔日本〕

国内においては、車載市場のパワートレイン分野とコンシューマー市場及びインダストリアル市場が増加したものの、その他が減少した結果、売上高は前年同期比10.9%減の35億7千3百万円となりました。また、営業利益は84.6%減の2億8千1百万円となりました。

〔アジア〕

アジア地域においては、車載市場のパワートレイン分野とインダストリアル市場が増加し、中国ではコンシューマー市場が好調だったものの、その他が減少した結果、売上高は前年同期比21.8%減の67億7千4百万円となりました。また、営業利益は86.1%減の9千万円となりました。

〔欧州〕

欧州地域においては、車載市場のパワートレイン分野向けとインダストリアル市場が増加したものの、その他が減少した結果、売上高は前年同期比31.7%減の26億8千5百万円となりました。また、営業損失は2千4百万円(前年同期は営業利益1億3千万円)となりました。

〔北米〕

北米地域においては、車載市場が減少した結果、売上高は前年同期比41.2%減の20億3千6百万円となりました。営業利益は70.2%減の4千5百万円となりました。

 

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ、24億4千5百万円減少し、581億9千2百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が12億4千7百万円、受取手形及び売掛金が4億9千3百万円、有形固定資産が2億8千6百万円減少したことによるものであります。

負債は、前連結会計年度末に比べ、11億7千4百万円減少し、79億4千3百万円となりました。この主な要因は、支払手形及び買掛金が5億2千6百万円、未払金が5億8千万円減少したことによるものであります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ、12億7千万円減少し、502億4千8百万円となりました。この主な要因は、剰余金の配当11億8千3百万円等により、利益剰余金が11億7千5百万円減少したことによるものであります。

 

2.キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動により28億5千2百万円増加し、投資活動により27億2千万円、財務活動により12億9千5百万円、それぞれ減少した結果、125億7千1百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動では、税金等調整前四半期純利益3千1百万円、減価償却費22億4千5百万円、売上債権の減少額5億1千1百万円、たな卸資産の減少額3億4千万円等に伴う資金の増加から、仕入債務の減少額5億1千4百万円、法人税等の支払額2億5千5百万円等に伴う資金の減少を差し引き、資金の増加額は28億5千2百万円となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動では、有形固定資産及び無形固定資産の取得27億5百万円等の支出により、資金の減少額は27億2千万円となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動では、長期借入金の返済2千8百万円、配当金の支払11億8千3百万円等により、資金の減少額は12億9千5百万円となりました。

 

3.事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき重要な課題はありません。

 

4.研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、6億4千1百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。