文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益の改善による設備投資の持ち直しや雇用情勢の改善などにより、景気は緩やかな回復基調が続いております。
当社グループにおいて、中国市場では空調設備の需要の伸びが徐々に鈍化したものの、日本市場では企業の設備投資は底堅く、半導体製造装置用ポンプや工作機械装置用モータなどでは受注は堅調に推移いたしました。利益面においては、新製品による収益改善効果があったものの、円安による輸入材の高騰がコストを押し上げる要因となり、引き続き厳しい経営環境が続くこととなりました。
このような事業環境の中、お客様の要望にきめ細かく対応することで顧客満足度の向上を図るとともに、新規受注に向けた営業活動を推進してまいりました。具体的には、新製品であるプレミアム効率モータの拡販や、ポンプ応用技術を活かしたシステム商品の開発を進めております。また部品加工の内製化を進め付加価値を取り込むとともに、生産性の向上や幅広い原価低減を進め業績向上に努めてまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は99億88百万円(前年同期比98.8%)となり、営業利益は3億92百万円(前年同期比112.1%)、経常利益は4億71百万円(前年同期比114.6%)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億1百万円(前年同期比110.8%)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2億14百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループを取り巻く経営環境は、今後も為替は円安で推移することが考えられ、材料費は高値を維持するとともに、海外子会社での生産コストは上昇していきます。このコスト変動にあわせ適正な販売価格とすることができなければ、今後の経営成績に影響を与える可能性があります。また、環境問題意識の高まりにより、市場からはより省資源、低消費電力となる製品の要望が強まり、小型・軽量・高効率となるモータやポンプの製品開発の優劣で、今後の受注が左右されます。
当社グループといたしましては、環境に適合したエコロジー商品に注力し、省エネルギー、高効率のモータとポンプの製品開発を進めており、特に海外を含むインダクションモータの高効率規制をチャンスと捉え、企業競争力の強化を図るとともに、モータやポンプ応用技術を活かしたシステム商品を開発し、国内外の新規市場へ開拓を進めてまいります。
生産面においては、生産性向上や機械設備の自動化を進め、固定費圧縮により収益改善に取り組んでおります。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、主として営業活動によるキャッシュ・フローならびに金融機関からの借入により必要とする資金を調達しております。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループを取り巻く環境は、市場の動向に柔軟に対応できる生産体制や、環境問題意識からくる省エネ製品への対応など、お客様の要求に対してタイムリーな供給体制の構築と新製品開発が、今後の業績を左右されるものと考えられます。このような状況下において市場での優位性を築くために、省エネとなるモータ・ポンプのシリーズ化やポンプ応用製品の開発を進めるとともに、短納期生産を突きつめてまいります。また、飽和した国内市場だけに留まらず、ASEAN地域を始めとする海外市場への拡大を図ってまいります。
(7)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動および主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変動はありません。