文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に堅調に推移してまいりましたが、米中の貿易摩擦の激化、中国経済の急激な減速や欧州の政治不安など、世界経済への影響が懸念され景気減速が顕在化するリスクが続いております。
当社グループにおいては、中国市場で空調設備の需要改善が続くものの、価格競争は依然として厳しい状態が続いており、更なる利益確保に向け、新たな顧客を開拓し付加価値の増加を図ってまいりました。
日本市場においては、半導体需要の伸びが鈍化した影響を受け、一部メーカーで在庫調整や生産調整が行われ、半導体製造装置用ポンプの受注は減少傾向で推移いたしました。一方、産業機械用モータでは、人手不足を背景に省力化投資のニーズは底堅く、企業の設備投資が堅調に推移したことから、受注も同様に推移してまいりました。
また、国内外ともに原材料コストや部品加工コストが高騰する厳しい環境ではありますが、生産性向上や原価低減を推し進めるとともに、システム商品の販売促進や新市場の開拓に取り組むことで、経営成績の向上に努めてまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は121億70百万円(前年同期比105.4%)となりました。
営業利益は7億93百万円(前年同期比106.1%)、経常利益は8億8百万円(前年同期比104.3%)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億42百万円(前年同期比94.8%)となりました。
②財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比べ4億99百万円増加し、169億19百万円となりました。主な内訳として建物及び構築物が増加したことによるものであります。負債は前連結会計年度末と比べ2億54百万円増加し、80億84百万円となりました。主な内訳として長期借入金が増加したことによるものであります。純資産は前連結会計年度末と比べ2億44百万円増加し、88億35百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金が減少した一方、利益剰余金が増加したことによるものであります。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3億64百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループを取り巻く経営環境は、為替が円安傾向で推移した場合、原材料費の価格が高騰するとともに、海外子会社での生産コストが上昇いたします。このコスト変動にあわせた適正な販売価格とすることができなければ、今後の経営成績に影響を与える可能性があります。また、環境問題意識の高まりにより、顧客からはより省資源、低消費電力となる製品の要望が強く、小型・軽量・低消費電力となるモータやポンプの製品開発の優劣で、今後の受注が左右されるとともに、景気回復による雇用状況の改善により、労働力不足が発生した場合、生産能力の低下が懸念されます。
当社グループといたしましては、モータ・ポンプの設計から製造販売と一貫した生産体系を保ち、双方のノウハウや顧客からの要求に応じるカスタム対応力の育成を図ってまいりました。今後は、これら製品の応用技術を利用したユニット製品の開発販売に注力するとともに、国内外の新規市場への開拓を進めてまいります。生産面においては、生産性の向上を図るため、直接作業者の多能工化を更に推し進めてまいります。また、生産拠点の統廃合を図ることで固定費圧縮により収益改善を進め、利益率向上に取り組んでまいります。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、主として営業活動によるキャッシュ・フローならびに金融機関からの借入により必要とする資金を調達しております。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループを取り巻く環境は、市場の動向に合わせた生産対応や、環境問題からくる省エネ製品への要望が強まるなど、企業として柔軟な納期対応や、環境に適合した製品開発の如何によって今後の経営成績が左右されるものと考えられます。このような状況下において、産業分野で広く使用される三相誘導モータは、高効率IE3モータに続き、さらに高効率化が進められ、IE4、IE5モータの製品開発が求められております。当社グループといたしましても、市場の優位性を築くためにも、実現に向けて取り組むとともに、IoT技術などの新たな取り組みをポンプ関係に採用し、新規の顧客獲得を図ってまいります。また、海外市場にも販路を拡げ市場や顧客が求める以上の新製品を開発してまいります。一方で、国内外を問わず生産拠点の見直しや工法の改善などを実施し、生産効率を高めるとともに、短納期対応を進めてまいります。
(7)主要な設備
前事業年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期累計期間に完了したものは次の通りであります。
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会社名 事業所名 |
所在地 |
事業の内容 |
設備の内容 |
投資総額 (千円) |
完了年月 |
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岡山三相電機株式会社 |
岡山県赤磐市 |
モータ・ポンプの製造 |
工場・倉庫 |
407,183 |
平成30年9月 |
(注)1.金額には、消費税等を含んでおりません。
2.前事業年度末において計画中であった、上海三相電機有限公司の工場・倉庫については、平成30年12月に完成しておりますが、現地における竣工検査が未了のため事業の用に供しておりません。