第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

今後のわが国経済は、緩やかな回復基調が続いているものの、通商問題の動向が世界経済に与える影響や、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動など、依然として不安定要素が存在しており、先行き不透明な状況が続くと予想されます。

このような状況のなか、当社グループは、交通システム機器、メカトロ機器、特機システム機器の各部門において次のとおり事業を展開してまいります。

交通システム機器部門におきましては、主力製品の出改札機器(自動券売機、ICカードチャージ機等)とホームドアの拡販に努めてまいります。

出改札機器におきましては、2020年3月に掛けて設置が予定されております、国内鉄道事業者様向け大型案件の納入が始まり、現在、当社グループを挙げて対応を行っております。

ホームドア事業におきましては、京王電鉄㈱様と東京都交通局様の共通使用駅である新宿駅4番線・5番線ホーム、また、京王電鉄㈱様の飛田給駅2番線ホームに当社「腰高式ホームドア」をご採用いただき、当連結会計年度中に運用が開始されました。今後も、3本のバーが上下方向に動いて開閉するタイプの「昇降バー式ホーム柵」(国土交通省鉄道技術開発費補助金対象)とともに、鉄道事業者様のご要望に応えた製品を提供してまいります。

メカトロ機器部門におきましては、上海駐在員事務所を拠点として、海外での納入実績が着実に増えております。今後も、世界51ヶ国、310金種に対応した硬貨処理装置「グローバルコインユニット」を主力製品として、東南アジアを中心に、ヨーロッパ、中南米など、海外市場の展開に注力してまいります。

特機システム機器部門におきましては、2020年東京オリンピック・パラリンピックに加え、2025年大阪万博の開催も決定し、今後も各種機器の需要が見込まれることから、セキュリティシステム、防災計測システム、パーキングシステムの各事業において営業活動の強化に努めてまいります。

また、2019年4月、新しい一万円、五千円、千円紙幣及び五百円硬貨の発行が発表されました。当社グループにおきましては、本件について情報収集を行い、適切に対応できる体制を整えてまいります。

また、技術及び生産部門におきましては、開発から生産に至る一貫したものづくり体制の強化を図るとともに、長野第三工場敷地内に建設した新棟のスペースを活用した効率の良い生産ラインの構築に取り組み、更なる原価の低減と品質の向上に努めてまいります。

当社グループは、「世の中に必要不可欠な製品及びサービスを提供する」ことを経営の基本方針としております。今後も、社会インフラの分野を中心に、当社独自のコア技術であるチケット(T)、紙幣(B)、コイン(C)、カード(C)処理技術を応用した製品及びサービスを提供し続けられるよう邁進してまいります。また、企業価値の向上を目指すにあたり、売上高、売上利益率、営業利益率、経常利益率を重要な経営指標と位置付け、その向上に取り組むとともに、自己資本比率の向上にも取り組んでまいります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

 

2 【事業等のリスク】

当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資判断あるいは当社グループの事業活動を理解するうえで、重要と考えられる事項については投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。

当社グループは、これらのリスクが発生する可能性を認識したうえで発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は本項及び本書中の本項目以外の記載内容も併せて慎重に検討したうえで行われる必要があります。また、以下の記載は当社株式への投資に関連するリスクを全て網羅するものではありません。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の連結会計年度における変動のリスク

過去3年間の連結売上高の上半期・下半期の実績は以下のとおりであります。

 

 

2016年度

2017年度

2018年度

上半期

下半期

合計

上半期

下半期

合計

上半期

下半期

合計

売上高

(百万円)

3,660

7,468

11,128

3,381

7,103

10,484

3,714

8,174

11,889

構成比(%)

32.9

67.1

100.0

32.2

67.8

100.0

31.2

68.8

100.0

 

当社グループの主要取引先業界における製品の納入・設置時期は、下半期の特に連結会計年度末に集中する傾向にあります。従いまして、納入時期の遅れ等により売上がそのまま翌連結会計年度にずれ込み、当連結会計年度の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 新製品開発・技術革新におけるリスク

当社グループでは「世の中に必要不可欠な会社を創造する」ことを社是に掲げ、常に市場のニーズに合った製品を提供するべく製品開発及び技術革新に取り組んでおります。ただし、開発期間の長期化、代替技術・商品の出現等の要因により、最適な時期に、最適な製品を市場に供給できない可能性があります。この場合、業績及び成長見通しに影響が及ぶことが考えられます。

 

(3) 価格競争に関するリスク

当社グループが製品を展開している分野において、顧客からの納入価格引下げの要求は依然として強まる傾向にあり、価格競争が激しくなっております。価格下落が想定を大きく上回り、かつ、長期にわたった場合、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 製品の品質に関するリスク

製品の品質維持・管理には当社グループを挙げて取り組んでおりますが、予期しない事情により製品に不具合が生じる可能性があります。この場合、高額な改修費用等の発生、市場での信用の失墜等により、業績に影響を及ぼすことが考えられます。

 

(5) 知的財産におけるリスク

当社グループが取得している知的財産権を第三者が無断使用して類似品を製造することで、損害を受けることがあります。また、当社グループの製品が第三者の知的財産権を侵害するとの主張を受ける可能性もあります。これらの場合、当社グループの主張が認められないときは、今後の事業展開及び業績に影響を及ぼすことが考えられます。

 

 

(6) OEMビジネスにおけるリスク

当社グループでは、装置メーカー等の顧客にユニットを供給するOEMビジネスを展開しております。しかし、顧客への供給は、顧客の業績や経営方針の転換等、当社グループが介入不可能な要因に大きく影響を受けることがあり、業績の悪化や在庫過多につながる可能性があります。

 

(7) 人材に関するリスク

当社グループでは、チケット(T)、紙幣(B)、コイン(C)、カード(C)処理装置に関する高度な専門技術に精通した人材の確保・育成が不可欠であります。しかし、優秀な人材の確保・育成が計画通りに進まない場合、将来的には業績及び成長の見通しに影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 資材の調達におけるリスク

当社グループの製品製造は、適時適価の資材調達が基本となっておりますが、資材業者の事故等により調達が不安定になる可能性があります。この場合、特定の業者以外から適時に代替品を入手することは難しく、製品供給が滞り、業績に影響を及ぼすことが考えられます。

 

(9) 自然災害等によるリスク

当社グループは日本全国に事業所を設置しておりますが、これらの地域において大規模災害が発生した場合、物流機能の麻痺等により顧客への製品供給が滞り、業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) 重要な訴訟によるリスク

当社グループを相手とした訴訟が発生し、当社グループ側の主張・予測と異なる結果になった場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) 退職給付債務のリスク

当社グループの従業員退職給付費用及び債務を算出する際に設定している前提条件等が、実際の経済状況、その他の要因によって変動した場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12) 資金調達におけるリスク

借入による資金調達は、金利等の市場環境・資金需給の影響を強く受けるため、これらの環境の変化により、当社グループの財政状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

① 経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続き、緩やかに回復基調が進んでいるものの、輸出や生産の一部に弱さがみられ、製造業を中心に業況判断の慎重さが増してくるなど、先行き不透明な状況で推移いたしました。

この様な経済環境のもと、当社グループは、自動券売機・ICカード自動化機器等の駅務システムやホームドアシステムを中心とした「交通システム機器」、金融・汎用機器向けユニットを中心とした「メカトロ機器」、セキュリティシステム、防災計測システム及びパーキングシステムを中心とした「特機システム機器」の専門メーカーとして、鋭意営業活動の展開に注力してまいりました。

また、技術部門及び生産部門におきましては、「TPP本部」(TPP:Test Product Projectの略)を新設し、主に開発・試作管理を行う立場から、設計から生産に掛かる期間の短縮と原価低減を目指した取り組みを行ってまいりました。

このように諸施策を積極的に推進してまいりました結果、主に交通システム機器において、主力製品である自動券売機をはじめとする出改札関連機器の大型案件対応が始まったことなどにより、当連結会計年度の売上高は118億8千9百万円(前連結会計年度比13.4%増)となりました。

また、損益面につきましては、原価の低減、経費の圧縮に努めてまいりましたが、受注損失見込み額9億5千5百万円を計上したことにより、営業損失6億1千9百万円(前連結会計年度は1億5千3百万円の利益)、経常損失6億6千万円(同1億6千8百万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失4億8千6百万円(同2千5百万円の利益)となりました。

 

② 財政状態の状況

当連結会計年度末の総資産は158億8千3百万円となり、前連結会計年度末と比べ8億9千2百万円増加しました。負債は136億4千7百万円となり、前連結会計年度に比べ14億4千3百万円の増加となりました。純資産は22億3千5百万円となり、前連結会計年度末と比べ5億5千1百万円の減少となりました。

 

③ キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べて2億6百万円増加し、29億1千7百万円となりました。
 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果により獲得した資金は、前連結会計年度に比べ2億7千8百万円増加し、4億4千5百万円
(前年同期は1億6千6百万円の獲得)となりました。
 これは主に、税金等調整前当期純損失6億7千1百万円、減価償却費6億4千4百万円、売上債権の増加額2億6千万円、たな卸資産の増加額3億2千2百万円、仕入債務の増加額8億4千4百万円、受注損失引当金3億4千7百万円等を計上したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果により使用した資金は、前連結会計年度に比べ6千3百万円減少し、7千6百万円(前年同期は1億3千9百万円の使用)となりました。
 これは主に、有形固定資産の取得による支出5千2百万円を計上したことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果により使用した資金は、前連結会計年度に比べ3億5千3百万円減少し、1億6千1百万円
(前年同期は5億1千5百万円の獲得)となりました。
 これは主に、リース債務の返済による支出4億7百万円、短期借入金の純増加額5億5千万円、長期借入金の返済による支出2億6千万円等を計上したことによるものであります。

 

④ 生産、受注及び販売の状況

a.生産実績

当社グループは、電子制御機器の製造販売及びこれら付随業務の単一セグメントであります。

また生産・販売品目は、広範囲かつ多種多様であり、同種の製品についても構造、形式は一様でなく、かつ仕様も多岐にわたるため記載を省略しております。

 

b.受注状況

当社グループは、電子制御機器の製造販売及びこれら付随業務の単一セグメントであります。

また生産・販売品目は、広範囲かつ多種多様であり、同種の製品についても構造、形式は一様でなく、かつ仕様も多岐にわたるため記載を省略しております。

 

c.販売実績

当連結会計年度の主要な販売実績を示すと次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当連結会計年度
(自 2018年4月1日
 至 2019年3月31日)

前年同期比(%)

電子制御機器(千円)

11,889,763

113.4

 

(注) 1.当連結会計年度における「主な相手先別販売実績」については、販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先はありませんので記載を省略しております。

2.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

① 重要な会計方針及び見積もり

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。

当社グループの連結財務諸表の作成には、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りや判断を必要とします。これら正確な見積り及び適正な判断・評価は、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。

 

 

② 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.経営成績の分析

当社グループは、永年培ってきたチケット(T)、紙幣(B)、コイン(C)、カード(C)処理技術を応用した「交通システム機器」「メカトロ機器」及び「特機システム機器」の専門メーカーとして鋭意営業活動を展開しております。

当連結会計年度におきましては、主に交通システム機器部門の売上高が前連結会計年度を上回ったことにより、当連結会計年度の売上高は118億8千9百万円(前連結会計年度比13.4%増)となりました。

売上総利益は、受注損失見込み額9億5千5百万円を計上したことにより、売上原価率が85.3%(同10.2%増)となり、17億4千4百万円(同33.1%減)となりました。

売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した営業損失は、6億1千9百万円(前連結会計年度は1億5千3百万円の利益)となりました。

営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は4千1百万円の費用計上(同1千5百万円の利益計上)となりました。

以上の結果、経常損失は6億6千万円(同1億6千8百万円の利益)となりました。

特別利益から特別損失を差し引いた純額は、1千万円の損失計上(同9百万円の損失計上)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損失は、4億8千6百万円(同2千5百万円の利益)となりました。

また、1株当たり当期純損失は110円69銭(同1株当たり当期純利益5円71銭)となりました。

 

b.財政状態の分析

(資産)

資産の合計は158億8千3百万円(前連結会計年度末比8億9千2百万円増)となりました。

流動資産の増加は、受取手形及び売掛金2億6千万円、原材料及び貯蔵品2億3千万円の増加が主因であります。

固定資産の増加は、繰延税金資産2億9千1百万円の増加が主因であります。

(負債)

負債の合計は136億4千7百万円(同14億4千3百万円増)となりました。

流動負債の増加は、支払手形及び買掛金8億6千7百万円、短期借入金3億8千万円の増加、受注損失引当金3億4千7百万円の計上が主因であります。

固定負債の減少は、長期借入金9千万円の減少が主因であります。

(純資産)

純資産の合計は22億3千5百万円(同5億5千1百万円減)となりました。

これは、利益剰余金5億3千万円の減少が主因であります。

 

c.キャッシュ・フローの分析

キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

 

d.資本の財源及び資金の流動性

当社グループの運転資金需要のうち主なものは、営業活動においては、製品製造に必要となる費用(材料費・人件費等)や販売費及び一般管理費であり、投資活動においては、設備投資によるものであります。

短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は66億7百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物等の残高は29億1千7百万円となっております。

 

4 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

 

5 【研究開発活動】

(1) 研究開発活動

 当社グループの事業である電子制御機器に係る研究開発活動は当社が担っております。
 当社グループの主力製品は、交通システム機器、メカトロ機器、特機システム機器を三本柱としており、これらに共通したチケット(T)、紙幣(B)、コイン(C)、カード(C)関連機器を中心に、多様化・高度化する市場ニーズを的確に捉え、それらに適応できる新製品を研究・開発して、タイムリーに提供することを主眼とした活動を行っております。
 当社の研究開発活動の取り組み方法としては、①社内及び関係会社の社員から出された新製品開発提案②市場ニーズに基づき社内検討の結果、開発の必要性が認められた新製品③特定顧客から具体的な開発依頼のあった新製品④現在、生産・販売している既存製品のモデルチェンジの4つのルートにより提案され、審議を経て着手が決定された新製品・新技術の開発を行っております。
 当連結会計年度に実施した各機器における主な研究開発活動は次のとおりであります。

 

<交通システム機器>

駅務機器関連では、乗車券の購入に不慣れな方や、初めてお使いになるお客様でも使いやすい券売機の開発を完了し、販売・運用を開始しました。大画面を採用して操作方法や表示情報の分かりやすさを向上、QRコード読み取り機能を使った乗車券の購入、運用機能の強化等を図りました。また、券売機に実装され中核をなす乗車券媒体処理装置の開発も行い、発展・拡張性を持たせ、性能向上、品質改善を実施しました。

 

<メカトロ機器>

硬貨処理装置関連では、中国市場向け既製品機種の後継機開発を完了し、販売展開を開始しました。既存市場の優位性強化を目的として、直接現金に触れることができないセキュリティ運用を実現させ、新たな技術を付加した硬貨識別機能の実装を可能とし、処理速度の向上や新硬貨対応の容易化を図りました。

 

<特機システム機器>

駐輪場管理システムでは、新たなゲート式駐輪システムの開発を完了し、販売を開始しました。従来機に比べ高速動作により混雑時の対応力を向上し、駐輪場エリア内の設置スペースの縮小を実現させました。また、自転車とバイクの判別、利用者の安全性を確保しつつ装置の損傷を防止、不正侵入等の対策を強化しています。

 

(2) 研究開発の体制

 当社の研究開発の体制は、機構設計センター、メカコン設計センター、システム設計センター、NTC開発センター、TPPセンターおよび品質保証センターで組織されており、全社的な協力体制の下で運営されています。
 機構設計センターは、交通システム、メカトロ、特機システム機器の機械設計の研究開発業務を担当する部門であります。
 メカコン設計センターは、交通システム、メカトロ、特機システム機器の電気設計およびファームウェア設計の研究開発業務を担当する部門であります。
 システム設計センターは、交通システム、メカトロ、特機システム機器のソフトウェア設計の研究開発業務を担当する部門であります。
 NTC開発センターは、将来の新製品開発に必要不可欠な基本技術の確立を目的とした基礎研究業務を担当する部門、地震計のソフトウェア・電気設計の研究開発業務を担当する部門であります。
 TPPセンターは、コスト管理、開発試作機の迅速な完成を目的として、開発製品の部材調達から組立、調整までを担当する部門であります。
 品質保証センターは、開発製品に対して、当社制定の品質標準規格に基づき、機能、性能、信頼性、安全性等の総合的な評価試験を行い、基準に合格した製品であることを認証し、保証する部門であります。
 以上の各部門が相互に協力しあうことによって、開発期間の短縮を図り、高性能、高品質な製品を開発し、市場ニーズに合致した新製品をタイミングよく顧客に供給できるような体制で研究開発を行っております。
  なお、当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は412百万円であり、連結売上高の3.5%に相当致します。