第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、新型コロナウイルス感染症拡大により、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があり、引き続き注視してまいります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、企業収益は大幅な減少が続き、雇用情勢や設備投資も弱含みで推移いたしました。一方で、緊急事態宣言の解除後は、個人消費や生産に持ち直しの動きが見られるなど、依然として景気は厳しい状況にあるものの、一部に改善の兆しも見られました。世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による景気低迷が続いており、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。

当社グループの主な関連業界である電気機器業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による、先行きの不透明感を背景とした設備投資需要の減少は、事業活動の大きな制約要因となりました。
 このような状況のもと、当社グループは、テレワークの導入や対面営業から新しい営業スタイルへの転換、コア技術製品の競争力強化や次世代に繋がる技術・製品開発、時間当たりの生産性に対する意識向上を図るなどアフターコロナを見据えた活動を推進してまいりました。

その結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては前年同四半期に比べ、エンジニアリング部門の売上は増加したものの、機器部門、変圧器部門、デバイスソリューション部門の売上が減少したことにより、売上高は減収となりました。利益面は、雇用調整助成金等の活用や社内改善活動の推進による経費圧縮に努めたものの、売上の減少分を補うことができず減益となりました。売上高は3,721百万円(前年同四半期比12.5%減)、営業損失は76百万円(前年同四半期は営業利益22百万円)、経常利益は13百万円(前年同四半期比81.4%減)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純損失は、繰延税金資産の減少などによる法人税等調整額の増加により61百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益36百万円)となりました。

なお為替レートは、中国人民元が15.26円(前年同四半期は15.69円)、タイバーツが3.48円(前年同四半期は3.51円)と、前年同四半期に比べ、中国人民元は0.43円高、タイバーツは0.03円高で推移いたしました。

 

各セグメントの経営成績は以下のとおりであります。

① 国内制御装置関連事業(当社、東洋電機ファシリティーサービス株式会社、東洋板金製造株式会社)

エンジニアリング部門につきましては、巣ごもり需要の拡大に伴う物流関連市場の設備投資需要の増加により、当部門の売上高は1,147百万円(前年同四半期比25.7%増)となりました。

機器部門につきましては、昇降機メーカーの生産計画縮小や新製品の市場投入遅延に伴う市場競争力の低下などにより、当部門の売上高は757百万円(前年同四半期比15.9%減)となりました。

変圧器部門につきましては、受配電関連市場における施工の中断や遅延に伴う受注の減少により、当部門の売上高は872百万円(前年同四半期比31.8%減)となりました。

デバイスソリューション部門につきましては、営業活動の自粛に伴うシステム提案不足を背景とした受注の減少などにより、当部門の売上高は358百万円(前年同四半期比28.6%減)となりました。

以上の結果、国内制御装置関連事業の売上高は3,135百万円(前年同四半期比12.8%減)となり、セグメント利益は10百万円(前年同四半期比84.0%減)となりました。

なお、デバイスソリューション部門につきましては、2018年4月より組込デバイスとシステム開発による新しい製品・サービスを提供してまいりましたが、今般の新型コロナウイルス感染症による市場環境の変化や受注環境の低迷による影響を最小限に抑えるべく、経営資源の集約による事業部機能の強化及び効率化を図ることを目的として、2020年10月1日付でエンジニアリング部門及び機器部門に統合することといたしました。

② 海外制御装置関連事業(南京華洋電気有限公司、Thai Toyo Electric Co.,Ltd.)

海外制御装置関連事業につきましては、Thai Toyo Electric Co.,Ltd.において、エレベータセンサの需要が増加したことなどにより、当事業の売上高は303百万円(前年同四半期比29.0%増)となりました。利益面では、売上の増加に加え、中国政府からの保険料納付減免などにより、セグメント利益は31百万円(前年同四半期はセグメント利益0百万円)となりました。

③ 樹脂関連事業(東洋樹脂株式会社)

樹脂関連事業につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う自動車部品関連向けの需要が低迷したことなどにより、当事業の売上高は282百万円(前年同四半期比32.8%減)となりました。利益面では、雇用調整助成金等の活用や販売費及び一般管理費の抑制に努めたものの、売上の減少分を補うことができず、セグメント損失は25百万円(前年同四半期はセグメント利益14百万円)となりました。

 

財政状態の状況は、以下のとおりであります。

① 資産の分析

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ779百万円減少し、9,928百万円となりました。

流動資産は、398百万円減少6,745百万円となりました。これは主に、現金及び預金増加389百万円受取手形及び売掛金減少562百万円電子記録債権減少213百万円などによるものであります。

固定資産は、381百万円減少3,183百万円となりました。これは主に、有形固定資産の減少70百万円、繰延税金資産の減少101百万円、その他に含まれる保険積立金の減少182百万円などによるものであります。

② 負債の分析

当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ650百万円減少し、4,337百万円となりました。

流動負債は、574百万円減少2,837百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金減少208百万円電子記録債務減少113百万円、未払法人税等の減少76百万円などによるものであります。

固定負債は、75百万円減少1,500百万円となりました。これは主に、長期借入金増加121百万円、長期未払金の減少137百万円、退職給付に係る負債減少40百万円などによるものであります。

③ 純資産の分析

当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ129百万円減少し、5,590百万円となりました。

これは主に、利益剰余金減少112百万円為替換算調整勘定減少26百万円などによるものであります。

 

 (2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,825百万円となり前連結会計年度末に比べ391百万円増加27.3%増)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は172百万円(前年同四半期は457百万円の獲得)となりました。

これは主に、売上債権の減少による収入769百万円、仕入債務の減少による支出342百万円、その他流動負債の減少による支出147百万円などによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果得られた資金は179百万円(前年同四半期は57百万円の使用)となりました。

これは主に、有形固定資産の取得による支出26百万円、保険積立金の払戻による収入216百万円などによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は48百万円(前年同四半期は565百万円の使用)となりました。

これは主に、長期借入金の純増加額73百万円、短期借入金の純増加額50百万円、配当金の支払による減少50百万円などによるものであります。

 

 (3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

  (4) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は59百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。