当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大により、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があり、引き続き注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、企業収益は大幅な減少が続き、雇用情勢や設備投資も弱含みで推移いたしました。一方で、2020年4月から5月にかけて発出された第一回目の緊急事態宣言の解除後は、政府の各種施策により個人消費や生産に持ち直しの動きが見られるなど、一部に改善の兆しも見られましたが、11月に入り感染が再拡大するなど、依然として先行きは不透明な状況で推移いたしました。世界経済は、国・地域ごとに回復状況の格差が鮮明化しており、中国において生産活動の正常化がいち早く進んでいる一方、米国や欧州では回復ペースにかげりが見られました。
当社グループの主な関連業界である電気機器業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による、先行きの不透明感を背景とした設備投資需要の減少は、事業活動の大きな制約要因となりました。
このような状況のもと、当社グループは、テレワークの導入や対面営業から新しい営業スタイルへの転換、コア技術製品の競争力強化や次世代に繋がる技術・製品開発、時間当たりの生産性に対する意識向上を図るなどアフターコロナを見据えた活動を推進してまいりました。また、市場環境の変化や受注環境の低迷による影響を最小限に抑えるべく、経営資源の集約による事業部機能の強化及び効率化を図ることを目的として、デバイスソリューション部門をエンジニアリング部門及び機器部門に統合いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては前年同四半期に比べ、エンジニアリング部門の売上高は増加したものの、機器部門、変圧器部門の売上高が減少したことにより、売上高は減収となりました。利益面は、組織変更に伴う経営資源の効率的運用や下期に入り関係会社の業績が回復基調であるものの、前年同四半期に比べ減益となりました。売上高は5,770百万円(前年同四半期比8.6%減)、営業利益は10百万円(前年同四半期比83.6%減)、経常利益は118百万円(前年同四半期比9.7%減)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、繰延税金資産の減少などによる法人税等調整額の増加により14百万円(前年同四半期比81.2%減)となりました。
なお為替レートは、中国人民元が15.54円(前年同四半期は15.13円)、タイバーツが3.34円(前年同四半期は3.53円)と、前年同四半期に比べ、中国人民元は0.41円安、タイバーツは0.19円高で推移いたしました。
各セグメントの経営成績は、以下のとおりであります。
① 国内制御装置関連事業(当社、東洋電機ファシリティーサービス株式会社、東洋板金製造株式会社)
国内制御装置関連事業では、2020年10月1日付の会社組織の一部変更によりデバイスソリューション部門をエンジニアリング部門及び機器部門に統合いたしました。このため、組織の変更が前連結会計年度の期首に行われたと仮定し、各部門の前年同四半期比を記載しております。
エンジニアリング部門につきましては、巣ごもり需要の拡大を背景とした物流関連市場における設備投資需要の増加や公共設備の更新案件の受注により、当部門の売上高は1,957百万円(前年同四半期比15.0%増)となりました。
機器部門につきましては、新型コロナウイルス感染症の長期化に伴い、オリンピック後に予定されていたモダニゼーション投資が延期したことなどによる昇降機メーカーからの受注減少や新製品投入の遅延・中断による物流関連市場からの受注減少などにより、当部門の売上高は1,487百万円(前年同四半期比15.0%減)となりました。
変圧器部門につきましては、景気の不透明感を背景とした受配電関連市場における設備投資の減少・延期により、当部門の売上高は1,397百万円(前年同四半期比26.7%減)となりました。
以上の結果、国内制御装置関連事業の売上高は4,842百万円(前年同四半期比9.6%減)となり、セグメント利益は87百万円(前年同四半期比12.5%減)となりました。
② 海外制御装置関連事業(南京華洋電気有限公司、Thai Toyo Electric Co.,Ltd.)
海外制御装置関連事業につきましては、Thai Toyo Electric Co.,Ltd.において、エレベータセンサの需要が増加したことなどにより、当事業の売上高は448百万円(前年同四半期比34.1%増)となりました。利益面では、売上の増加に加え、中国政府からの保険料納付減免などにより、セグメント利益は46百万円(前年同四半期比149.3%増)となりました。
③ 樹脂関連事業(東洋樹脂株式会社)
樹脂関連事業につきましては、自動車部品関連向け需要は回復しているものの、上期の落ち込みを補うには至らず、当事業の売上高は479百万円(前年同四半期比22.9%減)となりました。利益面では、売上の回復に加え、雇用調整助成金の活用や販売費及び一般管理費の抑制などにより、上期の赤字を縮小してきており、セグメント損失は9百万円(前年同四半期はセグメント利益19百万円)となりました。
財政状態の状況は、以下のとおりであります。
① 資産の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ757百万円減少し、9,950百万円となりました。
流動資産は、308百万円減少の6,835百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加498百万円、受取手形及び売掛金の減少625百万円、電子記録債権の減少53百万円、商品及び製品の減少114百万円などによるものであります。
固定資産は、449百万円減少の3,115百万円となりました。これは主に、有形固定資産の減少111百万円、繰延税金資産の減少122百万円、その他に含まれる保険積立金の減少181百万円などによるものであります。
② 負債の分析
当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ652百万円減少し、4,336百万円となりました。
流動負債は、495百万円減少の2,916百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の減少155百万円、短期借入金の減少114百万円、未払法人税等の減少76百万円、賞与引当金の減少129百万円などによるものであります。
固定負債は、156百万円減少の1,419百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加61百万円、長期未払金の減少136百万円、退職給付に係る負債の減少50百万円などによるものであります。
③ 純資産の分析
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ105百万円減少し、5,614百万円となりました。これは主に、利益剰余金の減少87百万円、為替換算調整勘定の減少32百万円などによるものであります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は97百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。