当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大により、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があり、引き続き注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続きましたが、その影響は業界によって差が生じており、半導体や自動車業界等回復に向かう業界と飲食や旅行等まだまだ厳しい業界に分かれてきております。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が長らく続き、「WEB会議」や「家呑み」など、コロナ禍に順応して仕事・私生活の全般的なライフスタイルを大きく変えてきています。しかしながら、経済に与える影響としてはマイナスインパクトが依然として強いと判断される状況です。
当社グループの主な関連業界である電気機器業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響は払拭できないものの、これまで設備投資を抑制していた企業も投資を再開し始めた様子もあり、先行きの不透明感にも切れ目が生じていることが実感できる部分もあります。一方、コロナ禍が遠因となっている半導体をはじめ、様々な部品の品薄状態が製造業全般にマイナスインパクトを与えており、その影響の克服が切望されている状況です。
このような状況のもと、当社グループは、テレワークの導入や対面営業から新しい営業スタイルへの転換が進み、コア技術製品の競争力強化や次世代に繋がる技術・製品開発、時間当たりの生産性に対する意識向上を図るなどアフターコロナを見据えた活動を地道に推進してまいりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては前年同四半期に比べ、国内制御装置関連事業の変圧器部門の売上高は増加したものの、主にエンジニアリング部門の売上高が減少したことにより、売上高は3部門合計で減収となりました。また、樹脂関連事業は自動車業界の回復の影響から売上高が大きく増加し、国内制御装置関連事業の減収を一部補填しましたが、当社グループ全体の売上高は減少となりました。一方、利益面では生産性を意識した業務改善から収益力を高め、また間接経費削減を大きく進めたことにより、減収による減益効果を補った上で利益改善に至りました。以上の結果、売上高は3,641百万円(前年同四半期比2.2%減)、営業利益は48百万円(前年同四半期は営業損失76百万円)、経常利益は104百万円(前年同四半期比652.8%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、52百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失61百万円)となりました。
なお為替レートは、中国人民元が17.21円(前年同四半期は15.26円)、タイバーツが3.47円(前年同四半期は3.48円)と、前年同四半期に比べ、中国人民元に対し1.95円安、タイバーツに対し0.01円高で推移いたしました。
各セグメントの経営成績は以下のとおりであります。
① 国内制御装置関連事業(当社、東洋電機ファシリティーサービス株式会社、東洋板金製造株式会社)
エンジニアリング部門につきましては、物流関連市場の設備投資需要は引き続き好調であるものの、参入企業の増加により価格競争が激化し、当部門の売上高は1,095百万円(前年同四半期比17.1%減)となりました。
機器部門につきましては、昨年はコロナ禍の影響から昇降機メーカーの生産計画縮小もありましたが持ち直しの兆しがあり、当部門の売上高は910百万円(前年同四半期比3.2%減)と下げ止まりの状況となりました。
変圧器部門につきましては、同様に受配電関連市場における施工件数も回復に転じてきており、当部門の売上高は957百万円(前年同四半期比9.7%増)となりました。
以上の結果、国内制御装置関連事業の売上高は2,964百万円(前年同四半期比5.5%減)となりましたが、合理化や経費削減を進めた結果、セグメント利益は125百万円(前年同四半期比1,076.9%増)となりました。
② 海外制御装置関連事業(南京華洋電気有限公司、Thai Toyo Electric Co.,Ltd.)
海外制御装置関連事業につきましては、Thai Toyo Electric Co.,Ltd.において、タイ国内のコロナ禍の影響からロックダウン等もあり営業が出来ない状況が続き、また南京華洋電気有限公司でも共通していることとして、日本からの出張者が大幅に減少しており仕事が完了しないことが海外事業の売上高減少の主因となり、当事業の売上高は280百万円(前年同四半期比7.5%減)となりました。利益面では、売上高の減少に加え、南京華洋電気有限公司における盤事業の不振や、中国政府からの保険料納付減免制度の廃止などにより、セグメント損失は30百万円(前年同四半期はセグメント利益31百万円)となりました。
③ 樹脂関連事業(東洋樹脂株式会社)
樹脂関連事業につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大によって低迷していた自動車部品関連向けの需要が回復したことなどにより、当事業の売上高は396百万円(前年同四半期比40.4%増)となりました。利益面では、増収に伴う収益拡大と昨年来の経費削減効果により、セグメント利益は25百万円(前年同四半期はセグメント損失25百万円)となりました。
財政状態の状況は、以下のとおりであります。
① 資産の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ388百万円減少し、9,575百万円となりました。
流動資産は、320百万円減少の6,449百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少320百万円、電子記録債権の減少69百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少42百万円、棚卸資産の増加110百万円などによるものであります。
固定資産は、67百万円減少の3,126百万円となりました。これは主に、繰延税金資産の減少32百万円、有形固定資産の減少15百万円、無形固定資産の減少13百万円などによるものであります。
② 負債の分析
当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ448百万円減少し、3,715百万円となりました。
流動負債は、264百万円減少の2,581百万円となりました。これは主に、短期借入金の減少317百万円、支払手形及び買掛金の増加65百万円、電子記録債務の増加64百万円などによるものであります。
固定負債は、184百万円減少の1,134百万円となりました。これは主に、長期借入金の減少101百万円、長期未払金の減少44百万円、その他に含まれるリース債務の減少22百万円などによるものであります。
③ 純資産の分析
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ59百万円増加し、5,860百万円となりました。これは主に、為替換算調整勘定の増加44百万円、利益剰余金の増加10百万円などによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,984百万円となり前連結会計年度末に比べ326百万円減少(14.1%減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は175百万円(前年同四半期は172百万円の獲得)となりました。
これは主に、税金等調整前四半期純利益104百万円に加え、売上債権の減少による収入130百万円、仕入債務の増加による収入113百万円、棚卸資産の増加による支出100百万円などを差引した結果として資金を確保したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は31百万円(前年同四半期は179百万円の獲得)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出19百万円などにより減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は484百万円(前年同四半期は48百万円の獲得)となりました。
これは主に、短期借入金の純返済額290百万円、長期借入金の返済による支出128百万円などにより減少したことによるものです。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は66百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。