当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
重要事象等について
当社は、2017年3月期から2022年3月期までの個別業績において、6期連続の営業損失を計上しております。
これにより、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在していると認識しております。
しかしながら、当面の十分な自己資金も確保しており、当該事象又は状況を解消し、又は改善するための対応策として、「中期経営計画2022」を策定し、これを反映した直近の資金計画による評価を実施した結果、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
当社グループは、「中期経営計画2022」の達成に向けた取り組みを推進し、事業構造改革のスピードを上げ、機能性材料メーカーへの転換を目指して初年度の計画実行に取り組んでまいります。
当社グループの当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高1,098百万円(前年同四半期比108.0%増)となりました。利益面は、営業利益124百万円(前年同四半期は営業損失59百万円)、経常利益160百万円(前年同四半期は経常損失57百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益99百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失61百万円)となりました。
各セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、当第1四半期連結会計期間より、従来「その他事業」としていたナノマテリアル事業の重要性が増したため、報告セグメントを「その他事業」から「ナノマテリアル事業」に変更しております。
断熱材事業
当事業は、連結子会社・阿爾賽(蘇州)無機材料有限公司において、電子部品用副資材、耐火材料及び関連製品の開発・製造・販売を行っており、当社でも同社製品を中心とした輸入販売を行っております。
国内は、主に乾燥炉用炉材の販売が増加しました。売上構成比率は低いものの、断熱材に拘らない商材の販売が定期的な受注により増加しました。
阿爾賽(蘇州)無機材料有限公司は、異型成形品及び産業炉の販売が増加しました。特に産業炉では太陽光発電パネル製造用の拡散炉が伸張しました。また、為替レートが前年同四半期と比べ円安に進んだことに伴い円換算額が増加しました。
以上により、断熱材事業の売上高は810百万円(前年同四半期比186.3%増)となりました。
アーカイブ事業
当事業は、重要な情報を長期に亘って保存及び利用するための長期保存用光ドライブと長期保存用光ディスクの販売を行う「アーカイブ」と、産業用及びAV機器用光ドライブの開発・製造・販売を行う「ストレージソリューション」が含まれます。
アーカイブは、新規顧客から監視映像記録向けの大型案件の受注や、医療機器向けを中心に伸張したこと等により、長期保存用光ドライブの販売が増加しました。また、写真プリント店の端末向けの販売も伸張し、前年同四半期の売上高を上回りました。
ストレージソリューションは、産業機器用光ドライブの販売において、物流停滞の不安から前倒し受注が続いている米国向けが増加したこと等により、前年同四半期の売上高を上回りました。
以上により、アーカイブ事業の売上高は270百万円(前年同四半期比17.0%増)となりました。
インダストリアルソリューション事業
当事業は、オーディオ・ビデオ機器やコンピュータ周辺機器等の規準及び調整用テストディスク等の開発・製造・販売を行っております。
主要顧客であるカーオーディオ・カーナビ等の車載機器メーカー向けの販売が、テストメディア使用量の減少等の影響により、前年同四半期の売上高を下回りました。また、AV機器市場及びPC市場においても、光ディスク以外の媒体への移行が引き続き進んでいることから需要は減少しました。
以上により、インダストリアルソリューション事業の売上高は12百万円(前年同四半期比0.5%減)となりました。
ナノマテリアル事業
当事業は、ナノマテリアルの研究開発・製造及び販売を行っており、粉末状の炭素繊維を製品化しております。
有償でのサンプル品の販売を行い、国内外共に幅広い業種へのサンプル出荷が増えております。また、本格採用の道筋が見えてきた顧客への対応を強化しており、顧客が抱える問題解決に向け複数のスペックの試作品を提案するなど、早期に採用されるよう取り組んでおります。さらに、試薬等の販売を行っている化学メーカーにおいて、当社製品が製品登録され販売が開始されたことにより、国内外のより多くの研究及び開発者に当社製品を手にしていただける環境が増えつつあります。その結果、前年同四半期の売上高を上回りました。
なお、福島双葉工場は、2022年8月中旬の竣工に向けた工事、ならびに2022年9月稼動に向けた準備が予定通り進んでおります。
以上により、ナノマテリアル事業の売上高は4百万円(前年同四半期比241.4%増)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における財政状態については、以下のとおりであります。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、福島双葉工場の建屋及び設備の取得にかかる代金の一部を計上したことによる建設仮勘定の増加等により、前連結会計年度末と比べて402百万円増加し、4,752百万円となりました。負債は、買掛金の減少、繰延税金負債の増加等により、前連結会計年度末と比べて3百万円減少し、1,594百万円となりました。純資産は、利益剰余金の増加、新株予約権の権利行使による資本金及び資本剰余金の増加、為替換算調整勘定の増加等により、前連結会計年度末と比べて406百万円増加し、3,157百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は16,751千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。