文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による積極的な経済政策や日銀による大規模金融緩和の継続の効果を背景に企業収益や雇用、所得環境に改善がみられ、引き続き、景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、中国経済の減速や欧州経済の停滞など海外景気の下振れ懸念、原料価格の高騰及び人手不足による人件費の上昇、物価上昇による個人消費への影響等、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような状況下、当社グループは、より一層の企業価値向上のため、平成27年4月1日付で、持株会社体制に移行し、当社は「株式会社RVH」に社名変更するとともに、グラフィックス関連事業及びそれに付随する事業を当社の100%子会社である株式会社リアルビジョン(平成27年4月1日付で「リアルビジョン北九州」から社名変更)に譲渡いたしました。
また、平成27年5月1日付で、当社連結子会社である株式会社DSC(以下、「DSC」という)の営む一切の事業を、DSC子会社化の目的であった「業容拡大メリット」及び「財務メリット」を当社に残存させつつ、レピュテーションリスクを最小限に留めるため、当社の新設子会社である株式会社リーガルビジョン(以下、「リーガルビジョン」という)へ譲渡し、DSCを連結の範囲から除外しました。
さらに、平成27年6月16日を効力発生日として、当社を株式交換完全親会社、株式会社スカイリンク(以下、「スカイリンク」という)を株式交換完全子会社とする株式交換を行いました。スカイリンクを完全子会社化することにより、スマホ領域における著しい成長分野であるゲームアプリ市場に効果的かつ効率的に参入するとともに、スカイリンクのWEB開発力を活用し、当社グループのリーガルビジョン及びK2D株式会社のメディア・コンサルティング事業におけるWEBサービスの拡充の加速が可能となります。今後も持株会社体制の下、新たな事業領域への進出及び既存事業の収益拡大を通じた企業価値の向上とブランド力の強化を目的とした経営戦略の展開を実践すると共に、引き続き、多分野での機動的なM&Aやアライアンスを推進してまいります。
当第2四半期連結累計期間の業績は、前連結会計年度第3四半期に参入したメディア・コンサルティング事業の業績が期初より順調に推移したこと等により、売上高5,070,639千円(前年同期比1,015.9%増)、営業利益634,382千円(前年同期営業損失87,579千円)、経常利益645,177千円(前年同期経常損失90,121千円)となりました。なお、第1四半期連結会計期間においてDSCの連結範囲の除外に伴う事業整理損113,211千円を特別損失に計上したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純利益は397,379千円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失94,125千円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間において、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) セグメント情報」の「Ⅱ 当第2四半期連結累計期間 2.報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。これにより、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
1)システム開発事業
当第2四半期連結累計期間のシステム開発事業は、株式会社ソアーシステムにより印刷システム、医療システム、アミューズメント関連システム、通信機器等の受託開発及びサーバ構築・運用・保守等を、株式会社上武により業務系システム開発に関するITサポート、システムエンジニアリングに関する人材派遣、パソコンデータ消去・リサイクル事業を、株式会社リアルビジョンにより医用画像表示ソフトウェア「FVT-air」の販売を、スカイリンクにより、ゲームアプリ開発、WEBサイト企画制作、クロスメディア制作等を継続して行いました。
今後の収益の獲得に向け、グループ各社の情報共有の徹底及び人的交流による更なる開発・サポート体制の強化等、グループ間におけるシナジーの最大化を図るとともに、外部協力会社とのアライアンスの強化や新規雇用の促進への取り組みを推進いたしました。
また、ゲームアプリ開発分野においては、受託開発案件の獲得を進めるとともに、スマートフォン向けゲームアプリケーション『大帥集團開運坊』占いアプリ(中国語版)、スマートフォン・フィーチャーフォン向けソーシャルゲーム「サブリミナルガールズ」をリリースする等、収益の獲得に向けた事業を展開いたしました。
各分野ともに堅調に推移する一方、システム開発案件の受注が下期以降に偏る見通しであることなどから、売上高632,234千円(前年同期比39.1%増)、事業損失(※)17,998千円、のれん償却額54,198千円の計上等によりセグメント損失72,196千円(前年同期セグメント損失32,295千円)となりました。
2)メディア・コンサルティング事業
当第2四半期連結累計期間のメディア・コンサルティング事業は、リーガルビジョンにより士業向け広告代理店事業、法律相談向けポータルサイト「法律の窓口」運営、士業向け人材派遣等を、K2D株式会社により日本未上陸の海外サービス、ビジネスモデル、ブランド等の日本導入及び普及を目的としたコンサルティング事業を継続して行いました。
士業向け広告代理店事業においては、ポスティング・新聞折込広告案件の受注に向けた積極的な営業展開を展開し、好調に推移いたしました。「法律の窓口」運営においては、新規ユーザー獲得、クライアント事務所数増加のための同サイトコンテンツの初年度無料サービスの実施及び様々な企画の展開によるWEBコンテンツの強化を推進し、顧客数拡大に向けた営業活動を引き続き展開いたしました。
コンサルティング事業においては、既存案件の収益化に向けて積極的に取り組むとともに、今まで紙媒体をベースに運用されていたスタンプカードやポイントカードの機能をスマートフォン、タブレット等の電子端末上で実現できるソリューションであるデジタル認証システム「STAMP」を活用した事業を開始いたしました。
この結果、売上高4,438,467千円、事業利益(※)791,328千円、のれん償却額23,749千円の計上等によりセグメント利益767,579千円となりました。
(※)事業利益・事業損失:企業買収に伴い計上したのれんの償却等の影響を除いた営業損益
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)については、以下の活動により、前連結会計年度末と比較して377,237千円減少し、当第2四半期連結会計期間末で168,831千円となりました。当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は443,912千円(前年同期は15,466千円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益519,353千円(前年同期は90,121千円の税金等調整前四半期純損失)及び仕入債務の増加1,884,320千円(前年同期は15,669千円の減少)等の増加要因がありましたが、売上債権の増加3,056,408千円(前年同期は74,455千円の減少)等の減少要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、獲得した資金は199,025千円(前年同期は4,527千円の使用)となりました。これは主に貸付金の回収による収入186,363千円等の増加要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は36,612千円(前年同期は1,826千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出48,227千円等の減少要因がありましたが、新株の発行による収入39,780千円及び長期借入による収入30,000千円等の増加要因によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動は、発生しておりません。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数は、前連結会計年度末より43名増加し、249名となっております。
これは主に、スカイリンクの連結子会社化により、システム開発事業において従業員数が46名増加したためであります。
なお、従業員数は就業人員数(当社グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。