当社及び当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象が発生いたしましたので、金融商品取引法第24条の5第4項並びに企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第12号及び第19号の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。
(1)当該事象の発生年月日
2025年5月14日
(2)当該事象の内容
①減損損失 <連結>
当社グループが保有する建物付属設備、機械装置等に係る固定資産の回収可能性を検討した結果、営業利益が2期連続で赤字である当社単体および再生可能エネルギーセグメントにおいて、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき減損処理を行い、固定資産の減損損失を計上いたしました。
また、当社の連結子会社である井の三風力発電株式会社により展開する風力発電事業について、当連結会計年度は夏季に発生した落雷停電の影響により、風力発電機が一定期間停止したこと、発電設備の点検・補修に係る費用が増加したこと等の特殊要因により減収及び営業赤字を計上いたしました。現在は風力発電機が復旧し堅調に収益を確保しているものの、今後の事業計画を再度保守的に見積り将来の回収可能額を慎重に検討した結果、井の三風力発電株式会社に係るのれんの減損損失を計上いたしました。
②貸倒引当金繰入額 <連結>
当社の連結子会社である株式会社Glotusにより2024年7月より開始いたしましたファクタリング事業において、事業開始以降、貸倒の発生実績はないものの、当事業に係る債権のうち、当連結会計年度末において債権回収が長期化する可能性があるまたは回収見込みが不確定であると判断した一部債権について貸倒引当金計上の検討を行った結果、貸倒引当金繰入額を計上いたしました。
③子会社株式評価損及び関係会社事業損失引当金、貸倒引当金繰入額 <個別>
上記①、②に伴い、当社は、2025年3月期の個別決算において、子会社株式評価損及び関係会社事業損失引当金、貸倒引当金繰入額を計上いたしました。
(3)当該事象の損益に与える影響額
当該事象の発生により、2025年3月期の連結及び個別決算において下記のとおり特別損失を計上いたしました。
①連結 <特別損失>
減損損失 92百万円
貸倒引当金繰入額 98百万円
②個別 <特別損失>
子会社株式評価損 135百万円
関係会社事業損失引当金 85百万円
貸倒引当金繰入額 50百万円
なお、上記の子会社株式評価損及び関係会社事業損失引当金、貸倒引当金繰入額は、連結決算においては消去されるため、連結損益への影響はありません。
以 上