第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業等のリスクについて、重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間における世界経済は、経済活動の正常化が進んだものの、欧米における前年度から継続するインフレの長期化や金融引締めにより景気の減速感が強まっております。

 

当社グループは、映像技術を核とした顧客のニーズに応じた最適な映像環境ソリューションを提供する「Visual Technology Company」として、世界トップレベルの高品質かつ信頼性の高い映像製品の提供、システムソリューションの提案を行っております。

2023年度は、第7次中期経営計画の最終年度となります。強固な財務基盤を活かし研究開発・設備・人的資本への投資を引き続き積極的に実行し、事業成長を実現してまいります。また、「撮影、記録、配信、表示」から成るImaging Chainをシステム事業として展開するEVS(EIZO Visual Systems)をより強くすることで、事業領域を更に拡大し新たな価値を提供してまいります。

 

当第1四半期連結累計期間における業績につきましては、売上高は18,548百万円(前年同期比3.9%増)と前年同期を上回りました。B&P(Business & Plus)においてIT投資の先送り、市場における在庫調整により販売が低調だったものの、ヘルスケアにおいて堅調に販売が推移しました。アミューズメント市場向けにおいては主力機種の販売が増加したことから、前年同期を上回る売上高となりました。

 

利益面については、原材料費及び海上運賃等の原価の改善、ヘルスケア市場向け等の付加価値の高い商品の売上高構成比率上昇等により、売上総利益は6,338百万円(前年同期比11.1%増)、売上総利益率は34.2%(同2.2ポイント上昇)となりました。販売費及び一般管理費は、賃上げの実施や営業活動の正常化とともに広告宣伝費等が増加したことにより5,279百万円(同9.3%増)となりました。その結果、営業利益は1,058百万円(同20.6%増)、経常利益は円安ユーロ高が進んだことによる為替差益882百万円の影響もあり2,518百万円(同100.2%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は1,723百万円(同24.6%増)となりました。

 

資産、負債及び純資産の状況は、前連結会計年度末と比較し、資産の部は現金及び預金、棚卸資産が増加したことにより8,765百万円増加し164,701百万円、負債の部は短期借入金が増加したことにより4,543百万円増加し39,898百万円、純資産の部はその他有価証券評価差額金の増加により4,222百万円増加し124,802百万円となりました。

 

市場別の売上は次のとおりです。

 

[B&P(Business & Plus)]

売上高は、3,067百万円(前年同期比29.9%減)となりました。例年下期に需要が偏るなか、国内外ともに、IT投資の先送りやPC販売の減少、市場における在庫調整により低調な販売となりました。

 

[ヘルスケア]

売上高は、8,239百万円(前年同期比8.8%増)となりました。診断用途向けでは、海外において北米等での販売が堅調に推移しましたが、国内において案件の後ろ倒しなどが見られました。内視鏡用途向けでは、欧米や中国、日本での販売が好調に推移しました。また、手術室向けの販売が国内で伸張しました。この結果前年同期を上回りました。

 

 

[クリエイティブワーク]

売上高は、1,416百万円(前年同期比16.2%増)となりました。国内外ともに前年同期を上回りました。前第一四半期は新製品の供給が十分にできませんでしたが、当期は欧州で堅調な販売であったことから前年同期を上回りました。

 

[V&S(Vertical & Specific)]

売上高は、1,988百万円(前年同期比12.0%減)となりました。EVSは、前期の米国に続いて、国内の監視向けソリューションを納入する等売上高を増加させました。航空管制向けは案件の端境期により、売上高は減少しました。この結果前年同期を下回りました。

 

[アミューズメント]

売上高は、2,663百万円(前年同期比129.6%増)となりました。主力機種の新機種の販売が増加したことから、前年同期を上回る売上高となりました。当業界を取り巻く市場環境は、遊技人口の減少と店舗数の減少等により業界全体の規模縮小が進んでおり、厳しい状況が継続しております。

 

[その他]

売上高は、1,174百万円(前年同期比6.8%減)となりました。アミューズメント用ソフトウェア受託開発の売上高が減少したことによるものです。

 

なお、市場区分の詳細は次のとおりです。

 

区分

使用用途・場所

B&P (Business & Plus)

金融機関、公共機関、文教施設、CAD、商業施設、一般オフィス、ホームオフィス

ヘルスケア

診断・検査、治療・手術、医療IT

クリエイティブワーク

映像制作、3DCG、プロフォト、ハイアマチュアフォト、イラスト、デザイン、

出版・印刷

V&S (Vertical & Specific)

社会インフラや産業機器で求められる多種多様な用途

航空管制、船舶、監視、MIL規格対応、その他産業用途(タッチモニター含む)

アミューズメント

パチンコ・パチスロ遊技機に搭載される液晶モニター

その他

保守サービス及びソフトウェアの受託開発

 

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、1,515百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。