第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業等のリスクについて、重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間における世界経済は、経済活動の正常化が進んだもののドイツにおいてマイナス成長が見込まれるなど、インフレの長期化や金利引き上げにより欧州における景気が減速しております。

 

当社グループは、映像技術を核とした顧客のニーズに応じた最適な映像環境ソリューションを提供する「Visual Technology Company」として、世界トップレベルの高品質かつ信頼性の高い映像製品の提供、システムソリューションの提案を行っております。

2023年度は、第7次中期経営計画の最終年度となります。強固な財務基盤を活かし研究開発・設備・人的資本への投資を引き続き積極的に実行し、事業成長を実現してまいります。また、「撮影、記録、配信、表示」から成るImaging Chainをシステム事業として展開するEVS(EIZO Visual Systems)をより強くすることで、事業領域を更に拡大し新たな価値を提供してまいります。

 

当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高は37,185百万円(前年同期比1.7%増)となりました。ヘルスケア及びアミューズメント市場向けの販売が増加したことや円安効果により前年同期を上回りました。一方で欧州経済の減速により、B&P(Business & Plus)やV&S(Vertical & Specific)は減少しました。

 

利益面は、原価の改善や高付加価値品の売上高構成比率の上昇等により、売上総利益は12,291百万円(前年同期比3.1%増)、売上総利益率は33.1%(同0.5ポイント上昇)となりました。販売費及び一般管理費は、賃上げ等による人件費の増加、研究開発活動の強化、展示会出展等により10,654百万円(同9.8%増)となりました。その結果、営業利益は1,636百万円(同26.0%減)、経常利益は為替差益の計上等により3,203百万円(同27.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期に投資有価証券売却益があったことにより当期は減少し2,158百万円(同31.0%減)となりました。

 

資産、負債及び純資産の状況は、前連結会計年度末と比較し、資産の部は現金及び預金、棚卸資産が増加したことにより7,404百万円増加し163,340百万円、負債の部は主に短期借入金が増加したことにより2,152百万円増加し37,507百万円、純資産の部はその他有価証券評価差額金等の増加により5,252百万円増加し125,832百万円となりました。

 

市場別の売上は次のとおりです。

 

[B&P(Business & Plus)]

売上高は、6,656百万円(前年同期比22.2%減)となりました。欧州でIT投資の先送り、PC販売の減少の影響及び市場における在庫調整等により前年同期を下回りました。

 

[ヘルスケア]

売上高は、17,094百万円(前年同期比10.8%増)となりました。診断用途向けでは、海外は欧州を中心に販売が減少し、国内は案件の後ろ倒し等が見られました。内視鏡用途向けでは、欧米、中国及び日本での販売が好調に推移し、全体で前年同期を上回る結果となりました。

 

[クリエイティブワーク]

売上高は、2,676百万円(前年同期比2.2%減)となりました。欧州における景気の減速や米ハリウッドのストライキの影響もあり販売が伸び悩んだことで前年同期を下回りました。

 

[V&S(Vertical & Specific)]

売上高は、4,198百万円(前年同期比3.3%減)となりました。EVSは、国内の監視向けソリューションを納入する等売上高を増加させました。船舶向けは新規造船向けの需要増を受けて好調に推移しましたが、航空管制向けは案件の端境期により売上高は減少しました。この結果前年同期を下回りました。

 

[アミューズメント]

売上高は、4,070百万円(前年同期比32.2%増)となりました。主力機種の販売があり、前年同期を上回りました。しかし、当業界を取り巻く市場環境は、規則改正後の遊技人口の減少と店舗数の減少等により業界全体の規模縮小が進んでおり、厳しい状況が継続しております。

 

[その他]

売上高は、2,489百万円(前年同期比2.6%増)となりました。アミューズメント用ソフトウェア受託開発の売上高が増加したことによるものです。

 

区分

使用用途・場所

B&P (Business & Plus)

金融機関、公共機関、文教施設、CAD、商業施設、一般オフィス、ホームオフィス

ヘルスケア

診断・検査、治療・手術、医療IT

クリエイティブワーク

映像制作、3DCG、プロフォト、ハイアマチュアフォト、イラスト、デザイン、

出版・印刷

V&S (Vertical & Specific)

社会インフラや産業機器で求められる多種多様な用途

航空管制、船舶、監視、MIL規格対応、その他産業用途(タッチモニター含む)

アミューズメント

パチンコ・パチスロ遊技機に搭載される液晶モニター

その他

保守サービス及びソフトウェアの受託開発

 

(2)キャッシュ・フローの状況

営業活動で獲得した資金は1,470百万円(前年同期は2,720百万円の使用)となりました。これは主に売上債権の回収が進んだことによります。投資活動で使用した資金は2,403百万円(前年同期は1,780百万円の獲得)となりました。また、財務活動で獲得した資金は4,927百万円(前年同期は3,516百万円の使用)となりました。これは短期借入れによる収入が6,500百万円あったことによります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、3,107百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)流動性及び資金の源泉について

当社グループは、中長期的に持続的な成長を図るため、生産能力の増強や生産性の向上、新しい市場で要求される規格への対応等を目的とした設備投資を予定しております。また、ヘルスケアやV&S市場向けでの長期安定供給を実現するための在庫資金や、新しい分野への先行的な研究開発資金等、事業を成長・拡大させるための資金需要がある他、必要に応じてM&A等を行う可能性もあります。

当該資金は、営業活動で生み出された内部資金で賄うこととしておりますが、資金需要の大きさや時期、為替相場の状況によっては、自己資金以外の資金調達を実施する場合もあります。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。