第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

なお、第1四半期連結会計期間より、表示方法の変更を行っており、前年同期比較については、組替え後の前第3四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表の数値を用いて比較しております。表示方法の変更の内容については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(表示方法の変更)」に記載しております。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の度重なる発出により、経済活動の制限が繰り返されましたが、新型コロナワクチン接種率の向上とともに新規感染者数は減少し、経済活動の改善に向けた動きが見られました。その一方で新たな変異株による感染再拡大や、半導体不足による生産停止や納期遅延、調達価格の高騰等の影響が懸念されており、依然として先行き不透明な状況が続いております。

当社グループが携わるパチンコ業界におきましては、パチンコホールでは徹底した感染症対策を講じながら営業を継続しており、全遊技機の稼動状況(前年同期比)は、10月~12月の期間平均で99%となりました。種別稼動状況につきましては、パチンコ機はファンから高い支持を得るヒット機種が継続的に市場投入されており、10月~12月の期間平均は103%と堅調に推移しました。パチスロ機では新たなゲーム性を搭載した6.2号機の納入が増えましたが、10月~12月の期間平均は94%と厳しい状況が続いています(当社「DK-SIS」データ比較)。

次に、2022年1月末を設置期限とする旧規則機から新規則機への入替状況ですが、2021年12月末のパチンコ機では、同年9月末比較で+8%の88%と順調に入替が進んでおりますが、稼動が伸び悩むパチスロ機では、同年9月末比較で+13%の71%と進捗のペースは上がりましたが、パチンコ機と比べ-17%と低迷しております(当社推計)。

パチンコホールの設備投資は、新規出店や大規模改装工事などの大型投資を控える傾向は継続しましたが、旧規則機から新規則機への入替工事に合わせた小規模な改装工事は増加傾向にありました。今後の業界動向につきましては、稼動が堅調なパチンコ機を中心にファンの回帰が期待されておりますが、新型コロナウイルス感染症の再拡大やパチンコホール閉鎖件数の増加、半導体不足による遊技機や設備機器の供給遅延などが懸念されており、先行きは不透明な状況にあります。

このような市場環境のもと、情報システム事業におきましては、AIホールコンピュータ「X(カイ)」の活用提案を強化し、既存ホールコンピュータからのシステムアップによる入替を促進しました。ファン向け情報公開端末では「遊タイム」発動までのカウントダウンデータを遊技客に分かりやすく伝える機能を追加し拡販に努めました。パチンコホール経営支援サービス(ストック型ビジネス)では、周辺エリアの集客状況を提供する商圏分析サービス「Market-SIS」の普及促進や、新サービスとして、クラウド型チェーン店管理システム「ClarisLink(クラリスリンク)」と業界初となる遊技台予約を実現したWeb入場抽選サービス「スマート入場システム」をリリースしました。

 

制御システム事業におきましては、期初に実施した大幅な組織再編により、開発管理の強化と業務効率向上によるコスト低減に取り組むとともに、新規受託案件の獲得に向けた各遊技機メーカーへの提案活動を推進しました。また、既存のパチンコ機に加え、事業領域拡大のため、パチスロ機2機種を製造しました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高190億58百万円前年同期比5.9%増)、営業利益15億15百万円同153.3%増)、経常利益15億83百万円同90.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益12億72百万円同145.0%増)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

 

(情報システム事業)

当事業の第3四半期連結累計期間は、パチンコホール経営企業において、2022年1月末を設置期限とする旧規則機から新規則機への入替が優先されたことに加え、同年6月以降に市場投入が予定されている「スマート遊技機」の動向を探る動きもあり、新店や大規模改装工事を控える厳しい状況が継続しております。このような市場環境のもと「パチンコホール向け製品等」の売上は、パチンコホールの一部をパチスロ機からパチンコ機に変更する小規模な改装工事の増加に伴い、ファン向け情報公開端末「REVOLA」や「BiGMO PREMIUM」の販売は前年同期を上回り推移しましたが、半導体不足により製品供給が顧客需要に追い付かず、販売台数を調整することとなりました。

この結果、当事業の売上高は147億27百万円前年同期比7.1%増)、セグメント利益は21億51百万円同26.6%増)となりました。

 

(制御システム事業)

当事業の第3四半期連結累計期間は、遊技機市場が徐々に回復に向かうなか、「遊技機メーカー向け表示・制御ユニット等」の売上は、パチンコ機向けの販売が好調に推移したことに加え、事業領域の拡大として新たにパチスロ機の受託製造を開始したことにより前年同期を上回りましたが、「部品・その他」の販売は前年同期を下回りました。

この結果、当事業の売上高は43億41百万円前年同期比2.4%増)、セグメント利益は4億84百万円前期セグメント損失1百万円)となりました。

 

(注)セグメントの業績の金額には、セグメント間取引が含まれております。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結累計期間末の総資産は、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化や半導体不足などによる仕入計画への影響による商品及び製品の減少や、減価償却費の計上などによる有形固定資産及び無形固定資産の減少等により、前連結会計年度末に比べ6億16百万円減少404億68百万円となりました。

当第3四半期連結累計期間末の負債は、短期借入金の返済をしたことなどにより、前連結会計年度末に比べ11億40百万円減少92億81百万円となりました。

当第3四半期連結累計期間末の純資産は、配当金の支払いなどがありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ5億24百万円増加311億86百万円となりました。自己資本比率は77.1%(前連結会計年度末比2.5ポイント上昇)となりました。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4億6百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 生産、受注及び販売の実績

生産実績

当第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当第3四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年12月31日)

金額(千円)

前年同期比(%)

制御システム事業

2,670,860

157.4

 

(注) 1 金額は製造原価によっております。

2 情報システム事業においては製品の製造はOEM先で行っており、当社内で製造作業は行っておりません。

3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

受注実績

当第3四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当第3四半期連結累計期間

(自  2021年4月1日

至  2021年12月31日)

受注高

受注残高

金額(千円)

前年同期比(%)

金額(千円)

前年同期比(%)

制御システム事業

4,762,071

117.8

1,790,948

63.9

 

(注) 1 情報システム事業については見込み生産をしており、また工事は製品販売に伴う付帯工事のため受注扱いしておりません。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。