当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しましたが、新興国経済の減速や欧米の政治リスクなどにより依然として不透明な状況が続いております。
当社グループの主要マーケットである液晶パネル用設備投資は、G8.5、G10用を中心に活発に推移しており、今後も継続すると思われます。また、有機ELパネル用の設備投資も活発になってまいりました。
このような経営環境のなか、当社グループにおいては、配向膜用フレキソ印刷装置及び露光装置用光源ユニット、有機ELパネル用を含む種々の用途用精密インクジェット印刷機等の売上が引き続き好調に推移しています。また、複数の顧客よりインクジェット精密印刷機を大量に受注したことにより期末現在の受注残は144億83百万円となりました。中国向け中古装置の輸出、据え付けのキャパ増強のために買収した株式会社リ-ドテックも上記受注機器の製造、据え付けに寄与しております。
当連結会計年度における当社グループの売上高は、前期は大型の中古設備移設案件の売上計上があったため、前
期と比べ86億52百万円減少(33.6%減)の171億17百万円となり、営業利益は2億4百万円増加(17.3%増)の13億86百万円、経常利益は2億7百万円増加(17.7%増)の13億75百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は投資有価証券の売却益(65百万円)及び税効果会計の影響(1億17百万円)もあって3億36百万円増加(41.7%増)の11億44百万円となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりとなります。各金額については、セグメント間の内部取引を含んだ金額を記
載しております。
なお、当連結会計年度から、報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比較の数値は、前連結会計年度の
数値を変更後のセグメント区分に組替えて算出しております。
ランプ事業につきましては、露光装置用光源ユニットは売上が順調に伸びましたが、プロジェクタ-用ランプは減収、またLEDを含む一般照明用ランプは、ほぼ前期並みとなりました。
以上の結果、当連結会計年度において、売上高は前期比1.8%増の36億21百万円、営業利益は前期比19.7%減の1億5百万円となりました。
製造装置事業につきましては、液晶パネルの配向膜用フレキソ印刷装置、中古設備、インクジェット精密印刷機等に加え、台湾南部地震による設備復旧も含めた既存装置のメンテナンス及び改造の売上が加わりました。複数の顧客よりインクジェット精密印刷機を大量に受注したことにより来期の売上に計上される予定です。また、露光装置用光源ユニット装置も受注・販売ともに好調に推移しました。なお、従来のG8.6用装置に加え、より大型のG10用装置の開発を完了し、すでに売上・受注に寄与しています。
以上の結果、前期のような大型の中古設備移設案件がなかったため、当連結会計年度において、売上高は前期比47.4%減の98億62百万円、営業利益は前期比19.2%増の14億88百万円となりました。
既述のとおり、期末現在の受注残高は、144億83百万円となっております。
なお従来、検査装置事業セグメントに属していた製品の大部分は、露光装置用光源ユニット装置用で、今後も変わらないと判断されるため、今期からは製造装置事業セグメントに含めることとし、検査装置事業セグメントは廃止しました。
人材サービス事業につきましては、技術者派遣、設計請負及び製造派遣を行っております。技術者派遣、設計請負については、地域密着型の事業のため、スタッフの質的向上、顧客ニーズにあった対応を行い、営業強化を図り安定した業績で推移しました。製造派遣については、派遣者数の増加に努めました。
以上の結果、当連結会計年度において、売上高は前期比5.6%増の36億56百万円、営業利益は前期比44.9%増の1億81百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、17億27百万円の収入(前連結会計年度は45億3百万円の収入)となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益14億28百万円、税金等調整前当期純利益に含まれる非資金経費項目の減価償却費2億31百万円、売上債権の増加額4億11百万円、たな卸資産の増加額2億32百万円、仕入債務の増加額6億36百万円、前受金の増加額4億91百万円及び法人税等の支払額4億74百万円であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、2億24百万円の支出(前連結会計年度は3億17百万円の支出)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出1億81百万円、投資有価証券の売却による収入77百万円及び貸付による支出1億10百万円であります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、4億80百万円の支出(前連結会計年度は28億63百万円の支出)となりました。主な内訳は、長期借入金の返済による支出2億19百万円及び配当金の支払額2億69百万円であります。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ10億22百万円増加し、41億25百万円となりました。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
当社グループのキャッシュ・フローの指標のトレンドは次のとおりであります。
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|
平成25年3月期 |
平成26年3月期 |
平成27年3月期 |
平成28年3月期 |
平成29年3月期 |
|
自己資本比率(%) |
69.2 |
66.9 |
37.3 |
58.9 |
57.7 |
|
時価ベースの自己資本比率(%) |
38.8 |
50.7 |
41.4 |
48.3 |
73.6 |
|
キャッシュ・フロー対有利子 |
0.9 |
1.3 |
― |
0.2 |
0.4 |
|
インタレスト・カバレッジ・ |
61.1 |
127.9 |
― |
351.0 |
176.1 |
自己資本比率:(純資産合計-新株予約権)/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
(注) 1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
2 株式時価総額は、期末株価終値 × 期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
3 営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使
用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全
ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支
払額を使用しております。
4 平成27年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率およびインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。
当連結会計年度より、一部の報告セグメント区分の変更をしております。前年同期比は、変更後のセグメント区分に組替えた数値で比較しております。
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セグメントの名称 |
生産高(千円) |
前年同期比(%) |
|
ランプ事業 |
1,721,749 |
69.5 |
|
製造装置事業 |
9,646,065 |
71.8 |
|
合計 |
11,367,814 |
71.5 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 人材サービス事業において、生産実績の該当はありません。
3 金額は、製造原価によっております。
4 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
|
セグメントの名称 |
受注高(千円) |
前年同期比(%) |
受注残高(千円) |
前年同期比(%) |
|
製造装置事業 |
19,053,813 |
260.9 |
14,483,602 |
274.0 |
|
合計 |
19,053,813 |
260.9 |
14,483,602 |
274.0 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 ランプ事業は、短期見込生産を行っているため、該当事項はありません。
3 人材サービス事業における受注実績は、事業の性格上なじまないため記載しておりません。
4 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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セグメントの名称 |
販売高(千円) |
前年同期比(%) |
|
ランプ事業 |
3,620,954 |
101.8 |
|
製造装置事業 |
9,855,515 |
52.5 |
|
人材サービス事業 |
3,640,539 |
105.5 |
|
合計 |
17,117,009 |
66.4 |
(注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
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相手先 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
||
|
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
|
Turly Smart Display Co.,Ltd. |
11,866,650 |
46.0 |
- |
- |
|
株式会社VNシステムズ |
- |
- |
2,049,746 |
12.0 |
(注) 1.前連結会計年度の株式会社VNシステムズに対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。
2.当連結会計年度のTurly Smart Display Co.,Ltd.に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。
当社グループは、「ランプ事業」、「製造装置事業」、「人材サービス事業」の各事業において、他社が追随できない高付加価値製品・サービスの開発、提供を追求すると共に、事業シナジー効果の創出と成長の加速化を通じて、事業の拡大、経営基盤の安定化を図ることを基本方針としております。
また、当社グループは、株主をはじめ顧客、仕入先、従業員、地域社会等のステークホルダーに報いるため、グループ一丸となって業績の伸張に努め、企業価値の増加と企業としての社会的責任を果たすことを目指しております。
当社グループでは、更なる成長を目指し、「連結売上高」及び「連結営業利益」を重要な経営指標として、企業経営を実施しております。
ヘリオステクノホールディング株式会社(純粋持株会社)を親会社とし、「ランプ事業」、「製造装置事業」及び「人材サービス事業」の3つの事業を収益の柱とし、事業の拡大、経営基盤の安定化を目指します。
「ランプ事業」においては、フェニックス電機株式会社の「小回りを効かせて、顧客の利便性を向上させる」という行動指針のもと、独自の競争戦略を構築し、独自の競争力を発揮できるニッチな市場で存在価値のある企業になることを目指しております。新規開発したLEDランプの分野においても同様の競争戦略を駆使して展開します。
「製造装置事業」においては、ナカンテクノ株式会社の精密印刷技術力をコアにして、更に向上させ、新たな分野を開拓し、新製品を開発していきます。
「人材サービス事業」においては、高度な専門的技術を有する技術系スタッフを確保し、顧客が満足する最適な人材を適時派遣することで当社グループの安定的な収益源となるよう事業の強化を図ります。
○ 独自の競争戦略
○ 着実な成長基盤
○ 堅実な業績基盤
○ 誇りうる存在価値
○ 近代的経営体質
○ 追随できない企業の独自性
○ ハッピーな株主、取引先、従業員
○ 得意分野での不動のトップランキング
を確立して『真の中堅企業』となるべく、一層の経営改革に取り組みます。
フェニックス電機株式会社、株式会社日本技術センター、ナカンテクノ株式会社3社は、自主的経営の下それぞれの事業の拡大と採算性の向上を図るとともに、協力してシナジー効果を発揮してまいります。
① フェニックス電機株式会社
より高輝度な製品を開発、コストダウンを実施し、プロジェクター用ランプ、LEDランプ、露光装置用ランプの拡販、採算性の向上に努める。
② 株式会社日本技術センター
積極的な拡販活動及び更なるM&Aによって事業規模を拡大する。
③ ナカンテクノ株式会社
経営を安定化させるため、既設設備の改造、メンテナンス及び「版」の製造・販売に注力し、インクジェット印刷装置の高精細化開発と同装置の新しい分野への展開(プリンテッドエレクトロニクス)を図るとともに、外部との戦略的提携またはM&Aを進めて新規事業を開拓する。
④ 3社共通課題
フェニックス電機株式会社のランプ技術、株式会社日本技術センターの設計能力、ナカンテクノ株式会社の販売力を合わせ、シナジー効果を発揮できる新規事業を開拓する。
事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループのフェニックス電機株式会社及びナカンテクノ株式会社は、製品を中国、アジアその他の地域に輸出しており、当社の連結売上高に占める海外売上高の比率は、前連結会計年度及び当連結会計年度でそれぞれ68.7%及び44.2%となっており、製品輸出時の主な取引通貨は、米ドル建てとなっております。
また、フェニックス電機株式会社及びナカンテクノ株式会社において、一部の完成品及び部品を海外から調達しており、製品輸入時の主な取引通貨は、米ドル建てとなっております。
これらの取引があるため、為替相場の変動により、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。
当社グループのナカンテクノ株式会社の売上(製造装置事業)及びフェニックス電機株式会社の売上(ランプ事業)の多くが、中国、台湾及び韓国への輸出となっております。各国の政治状況の急変、法律の予期しない変更、経済状況の急変、自然災害及びテロ・戦争等が顕在化した場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。
当社グループのナカンテクノ株式会社の売上のほとんどが液晶製造装置の一部であり、その需要はその製造装置で生産される液晶の需給に影響を受けるだけでなく、製造装置の性質上、製造装置需要の振幅は大きく、液晶等の需要の上昇時の初期に大幅に受注が継続する反面、それが一段落すると液晶等の需要動向に関係なく受注が減少する場合があり、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。
(イ) 性能向上のための開発競争について
プロジェクターは、より小型・軽量に、より明るく・見やすく等の性能向上の競争が激しく、商品寿命も1~2年と短い商品であります。ビジネスプレゼンテーション用途以外に、ホームシアター、学校教育用等の用途分野への市場も拡大し、これに伴って、より一層効率の良い、高出力で、寿命が長く、かつ低価格のランプが要求され、ランプメーカー間の開発競争、及び価格競争も激化しております。プロジェクター用ランプへの依存度の高いフェニックス電機株式会社にとって、この開発競争の結果または開発の遅れ等が、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
(ロ) 競争激化による価格低下リスクについて
フェニックス電機株式会社の主要顧客であるプロジェクター業界は、セットメーカー間の価格競争が激しく、それにつれてランプの平均販売単価も下落しております。ランプの平均販売単価の下落を、販売数量あるいはコストダウンで吸収できなくなれば、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。
また、エレクトロニクス業界では、各製品の価格競争も激しく、製造装置への投資コストも抑制される傾向にあります。ナカンテクノ株式会社では液晶パネル製造装置の一部である高精度、高品質の配向膜製造装置を納入しておりますが、今後代替製造装置メ-カ-等との間で競争が激化し、販売単価が低下することにより、当社グル-プの計画の達成に重大な影響を受ける可能性があります。
当社グループは頻繁な技術革新を伴う業界に属しており、ランプメーカーの間では潜在的な特許係争リスクを抱えております。当社グループは、特許に関しては細心の注意を払うとともに、防衛の意味からも知的財産権としての特許を重視しており、必要な特許の申請及び取得を積極的に進めております。
また、製品開発に関しては特許侵害のないよう注意を払っておりますが、他社からの特許侵害の訴訟を受ける可能性を完全に払拭することはできません。この場合、当該係争の内容によっては、知的財産権の保護が大きく損なわれ、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
当社グループの株式会社日本技術センターが営む人材サービス事業においては、顧客の様々な要望に応えるために、優秀なエンジニアの確保と育成に取り組んでおります。また、多数のエンジニアを社員として常時雇用しているために、エンジニアの派遣者数の減少や稼動人数割合の低下、稼働時間、稼働日数または派遣単価の低下等が発生した場合には原価率が上昇し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、顧客その他の関係者に関する個人情報並びに機密情報に関して、外部への流出防止のために、社内体制を構築しております。特に当社グループの株式会社日本技術センターが営む人材サービス事業においては、高度な技術力を有するエンジニアを多数派遣しており、そのエンジニアは顧客の機密情報に直接触れる機会が多く、設計及び開発等の機密性の高い業務に直接携わるためには、顧客との間に強い信頼関係がなければ成り立ちません。当社グループは、これら機密性の高い顧客情報の漏洩等は、顧客からの信用を損なう重大なリスクと認識しており、情報セキュリティ規程等の社員への周知徹底を図っております。しかしながら、機密情報の漏洩等、不測の事態が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、同様に、人材サービス事業においては、大変多くの個人情報を取り扱っております。当社グループは、運営上取り扱う個人情報等を適正に管理、保護し、適正に利用する事が、社会的責任であると認識しております。しかしながら、保有する個人情報の漏洩事故等が発生した場合には、損害賠償請求や社会的信用の失墜等により当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。
(イ) 放射線障害の防止に関する法令について
当社グループのランプ事業の主要製品であるプロジェクター用ランプは放電灯の一種であり、放電を起こしやすくするため、水銀等とともに発光管内に微量の放射性同位元素を封入しております。
当社グループのフェニックス電機株式会社は、この放射性同位元素を取り扱うにあたり、文部科学省より放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律第3条第1項の規定に基づく許可を受けております。当該許可に関し、その有効期限その他の期限について法令等における定めはありませんが、許可の取消若しくは停止事由として、同法第26条第1項又は第2項に規定する事項に該当する場合があげられます。
現時点においてその継続に支障をきたす要因はありませんが、もし許可の取消又は停止事由が発生した場合には、当社グループの主要な事業活動に支障をきたすとともに業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
(ロ) 派遣事業における労働関連法規について
当社グループの株式会社日本技術センターが営む人材サービス事業は、労働者派遣法に基づき厚生労働省より一般労働者派遣事業の許可を受けた事業であり、労働関連法規等のコンプライアンスを重視した経営が特に重要であると認識し、日頃から慎重な活動を心がけておりますが、万が一にもコンプライアンスに抵触した行為等により、派遣事業の許可の取消し若しくは停止事項に該当することになった場合には、人材派遣事業を行えなくなることが考えられます。また、労働派遣法および関係諸法令については、労働市場を取り巻く状況の変化に応じて今後も適宜改正が予想され、その変更内容によっては、当社グループの主要な事業活動に支障をきたすとともに業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
当社グループの生産拠点は、兵庫県姫路市及び千葉県佐倉市に集中させております。地震や台風等の大規模自然災害によって、当社グループの生産・開発拠点等に甚大な被害を被り、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
当社グループのナカンテクノ株式会社においては、機械装置の代金回収の一部について据付後の技術検収終了後に行われることなどから、当該検収が長引けば、代金回収が遅延することがあります。
当社グループのランプ製品の欠陥等により、万一、第三者に損害が発生した場合のメーカー責任を果たすために製造物責任に基づく賠償に備え保険に加入しておりますが、予期せぬ問題が生じた場合、これにより当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
当社は、平成27年8月7日開催の取締役会において、資金調達の機動性及び安定性の確保を目的として、下記のシンジケーション方式によるコミットメントライン契約を決議し、平成27年9月25日に当該契約を締結いたしました。
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① 契約日 |
平成27年9月25日 |
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② 契約期間 |
平成27年9月30日~平成30年9月28日 |
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③ 融資枠設定金額 |
総額15億円 |
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④ 基準金利 |
基準貸付期間に対応するTIBOR |
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⑤ スプレッド |
年率0.35% |
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⑥ 担保 |
無担保 |
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⑦ 財務制限条項 |
①平成28年3月期第2四半期末、平成28年3月期末、平成29年3月期第2四半期末、平成29年3月期末、平成30年3月期第2四半期末、平成30年3月期末における単体及び連結の貸借対照表における純資産の部の金額を、平成27年3月期末における単体及び連結の貸借対照表における純資産の部の金額又は前年度期末における単体及び連結の貸借対照表における純資産の部の金額のうちいずれか高い金額の75%の金額以上に維持すること。 |
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⑧ アレンジャー |
三井住友信託銀行株式会社 |
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⑨ エージェント |
三井住友信託銀行株式会社 |
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⑩ 参加金融機関 |
株式会社三井住友銀行 |
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⑪ 資金使途 |
運転資金 |
当社グループは、光源・光学技術、精密印刷技術、装置設計技術、画像処理技術などの要素技術の開発から新製品の開発まで、積極的な研究開発活動を行っております。
なお、当連結会計年度における当社グループの研究開発費の総額は2億65百万円であり、ランプ事業は1億55百万円、製造装置事業は1億10百万円となっております。
当連結会計年度の各セグメントにおける研究開発活動は、以下のとおりであります。
プロジェクター用光源においては、高輝度プロジェクター向けにACランプの高ワッテージ化に取り組み、465wランプの開発を完了させました。
露光用光源では、昨年来開発に取り組んでいた電力アップにおいて、350wランプシステムの開発を完了し、世界最大級のサイズであるG10.5露光機への搭載にも成功しました。
また、コンベンショナルな産業用水銀灯の開発にも着手し、現在評価試験を開始いたしております。
LEDランプユニットRleds(アールレッズ)においては、昨年に引き続き高効率化と高照度製品の開発に取り組み1000wメタルハライドランプ代替えLEDランプユニットを開発しました。
また代替が非常に困難とされていた、360wナトリューム灯照明のLED化に成功し、アミューズメント施設などの外壁照明としてご採用頂いております。
Flat Panel Display業界は、前年から続く新興国をはじめとする、世界各国の通貨安が影響し、世界経済は復調せずFPD製品需要は引き続き弱いままでありますが、テレビ用液晶パネルの大型化や古いパネル製造工場の閉鎖が重なり、大型パネルの供給不足が生じた結果、パネル価格が上昇して比較的高い稼働率を維持しました。また、中国メーカーなどは設備投資意欲が引き続き旺盛であり、特に有機EL(AMOLED)は先行する韓国メーカーに対抗するために一段と設備投資を増やしております。
その環境のもとで、カバーガラス基板への遮光膜(額縁)の高品位な印刷を量産できるレベルまで実現しました。
また、高速かつ大面積に印刷をする技術の開発を進め、量産できる装置を市場へ投入いたしました。
更にPI配向膜印刷では、インクジェット印刷による高精細パネルへの適応を実現し、量産機として中国、台湾のメーカーに採用されました。今後ますます拡大する高精細パネル需要に対応した装置の開発を進めており、多種多様な印刷用途に適合した印刷技術を引き続き開発してまいります。
(1) 財政状態の分析
流動資産は、前連結会計年度末に比べ19億32百万円増加し、138億30百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金が10億22百万円、受取手形及び売掛金が4億11百万円並びにその他に含まれる未収入金が2億93百万円それぞれ増加したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ2百万円減少し、27億63百万円となりました。その主な要因は、土地などの売却により有形固定資産が1億16百万円減少した一方、投資有価証券の取得などにより投資その他の資産が1億10百万円増加したことによるものであります。
以上の結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ19億30百万円増加(13.2%増)し、165億94百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ11億72百万円増加し、65億73百万円となりました。その主な要因は、支払手形及び買掛金が6億36百万円、前受金が4億91百万円それぞれ増加したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ1億68百万円減少し、4億49百万円となりました。その主な要因は、長期借入金が1億81百万円減少したことによるものであります。
以上の結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ10億4百万円増加(16.7%増)し、70億22百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ9億26百万円増加(10.7%増)し、95億71百万円となりました。その主な要因は、剰余金の配当を2億69百万円行った一方、親会社株主に帰属する当期純利益が11億44百万円あったことによるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末における自己資本比率は、主に上述の総資産及び負債の増加を受け、前連結会計年度末に比べ1.2ポイント下降し、57.7%となりました。
(2) 経営成績
当連結会計年度の経営成績の分析については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」をご参照下さい。
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。