第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載

した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判

断したものであります。

(1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間の概要

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、中国をはじめとする海外経済の減速で輸出が鈍り、個人消費
にも陰りが見られ、外国為替市場では夏場以降これまでの円安基調がいったん修正される局面に入りました。

 米国経済では、労働市場の改善による緩やかな賃金上昇を背景に、個人消費・住宅投資が増加基調を維持し、欧
州経済においても、ギリシャ問題の影響を除き緩やかな景気回復が継続しました。

 当社グループに関係するデジタル家電業界では、パソコン市場の低迷、スマートフォン・タブレット市場の減速
が続いておりますが、薄型テレビ市場に限っては4Kの普及に弾みがつき回復基調を継続しています。

 こうした状況下で当社グループは、個人向け市場における市場シェアの拡大・堅持、高付加価値製品によるブラ
ンド価値向上に努め、法人向け市場においては産業機器向けのカスタム製品や特殊な環境での利用を想定した新規
製品投入による市場の深耕に注力しました。

 その結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、周辺機器事業が堅調に推移し金融事業が伸び、売上高は389億31百万円(前年同期比1.1%増)の4期ぶりの増収となりました。営業利益は、周辺機器事業の利益率改善や販売管理費の削減が奏効し18億49百万円(同39.2%増)、経常利益は22億93百万円(同29.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は15億67百万円(同25.1%増)となりました。

 

②事業別売上高・営業利益の概況

■四半期事業別連結売上高

 

平成27年3月期
(第2四半期連結累計期間)

平成28年3月期
(第2四半期連結累計期間)

前年同期比

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

増減率(%)

 

 

メモリ

2,384

6.2

2,223

5.7

△6.8

フラッシュメモリ

2,700

7.0

2,845

7.3

5.4

ストレージ

11,467

29.8

11,834

30.4

3.2

NAS

6,234

16.2

5,874

15.1

△5.8

ネットワーク

8,157

21.2

9,248

23.8

13.4

サプライ・アクセサリ

3,560

9.2

3,113

8.0

△12.6

その他

2,271

5.9

2,037

5.2

△10.3

周辺機器

36,775

95.5

37,179

95.5

1.1

サービス

1,217

3.2

1,139

2.9

△6.4

金 融

499

1.3

613

1.6

22.8

合 計

38,492

100.0

38,931

100.0

1.1

 

 

■四半期事業別連結営業損益

 

平成27年3月期
(第2四半期連結累計期間)

平成28年3月期
(第2四半期連結累計期間)

前年同期比

金額(百万円)

金額(百万円)

増減率(%)

 

周辺機器

815

1,528

87.4

サービス

161

177

9.8

金 融

235

312

32.5

 計

1,213

2,018

66.4

消 去

115

△168

合 計

1,328

1,849

39.2

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

[周辺機器]

 周辺機器事業の売上高は、個人向け市場においては市場シェアの拡大・堅持、法人向け市場においては産業機器
向けカスタム製品等の高付加価値製品で市場の深耕に努めた結果、371億79百万円(前年同期比1.1%増)の4期ぶ
りの増収となりました。営業利益は、利益率改善や営業努力等が奏効し15億28百万円(同87.4%増)となりまし
た。

①日本

 個人消費の低迷等、厳しい市況が続きましたが、市場シェアの堅持、高付加価値製品による市場の深耕に努め、売上高は361億円(前年同期比2.9%増)となり、販管費の削減、販売価格の適正化が奏功し、セグメント利益(営業利益)は17億76百万円(同52.1%増)となりました。

②北米・中南米

 法人向けNAS等の拡販に努めましたが競争激化により販売台数が伸びず、売上高は17億7百万円(前年同期比26.8%減)となり、セグメント損失(営業損失)は82百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)41百万円)となりました。

③欧州

 法人向けNASの販売強化に注力しましたが競争激化により販売台数が伸びず、売上高は11億42百万円(前年同期比31.2%減)となり、セグメント損失(営業損失)は1億12百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)1億99百万円)となりました。

④アジア

 低収益製品の販売抑制等により、外部顧客への売上高が3億81百万円(前年同期比3.5%減)となり、セグメント間の内部売上高も142億54百万円(同7.4%減)となったことから、売上高は146億35百万円(同7.3%減)となりました。セグメント損失(営業損失)は51百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)1億11百万円)となりました。

 

主な製品別の状況は、次のとおりであります。

 メモリ製品では、Intel※1の新CPU「Skylake※1」のリリースにより7-9月期のパソコン用増設メモリ市場は僅かに伸長しましたが、競争激化により市場シェアは減少しました。その結果、販売台数は前年同期比で11.1%減少し、売上高は22億23百万円(同6.8%減)となりました。

 フラッシュメモリ製品では、SDカード、SSD製品の販売強化により市場シェアは微増となりました。法人向け市場では、産業機器向けカスタム製品ビジネスが収穫期を迎え、納入実績が増加しました。その結果、販売台数は前年同期比で8.8%増加し、売上高は28億45百万円(同5.4%増)となりました。

 ストレージ製品では、国内個人向け市場がゆるやかに縮小する中、低粗利製品の販売を抑制しつつ、トップシェアの堅持と収益の最大化に努めましたが市場シェアは微減となりました。その結果、販売台数は前年同期比で
6.4%減少しましたが、高付加価値製品比率の向上により販売単価が上昇し、売上高は118億34百万円(同3.2%
増)となりました。

 NAS製品では、国内個人向け市場が縮小する中、宅外からTV録画番組が視聴できるモデル「LinkStation MyBox」等の高付加価値製品の拡販に注力しました。法人向け市場では、UPS(無停電電源装置)に対応したファームウェアをリリースする等、当社製品のさらなる法人市場浸透に注力しました。その結果、国内市場においてはシェア及び売上が拡大しましたが、海外向けの販売が大幅に計画未達となり、販売台数は前年同期比で13.5%減少し、売上高は58億74百万円(同5.8%減)となりました。

 ネットワーク製品では、4本の大型稼働式アンテナを備え、家の隅々まで高速で安定した電波を供給するフラッグシップモデルを上市する等、引き続き高付加価値製品の拡販に注力しました。競争激化により期中に市場シェアが若干下がったものの、迅速に対策を打ち市場内におけるポジションを堅持しました。法人向け市場では、高い防塵・防水性能で厳しい環境でも利用可能な無線アクセスポイントを上市し、法人市場の深耕に努めました。その結果、販売台数は前年同期比で0.3%の微減となりましたが、高付加価値製品比率の向上により売上高は92億48百万円(同13.4%増)となりました。

 サプライ・アクセサリ製品では、iPhone 6s※2、iPhone 6s Plus※2向けアクセサリを上市し、引き続き収益改善に努めました。その結果、販売台数は前年同期比で1.9%減少し、売上高は31億13百万円(同12.6%減)となりました。

 その他製品では、ハイエンドオーディオNAS「DELA」及びデジタルフォト・アルバム「おもいでばこ」が順調に推移しましたが、同カテゴリに含まれる他の販売終了製品の影響により売上高は20億37百万円(同10.3%減)となりました。

[サービス]

 サービス事業では、光回線の普及率が約70%に達し代行設定サポート事業の受託件数が減少する中、アパートオ
ーナー向けの無線LANレンタルサービス「アパートWi-Fi※3」、建設現場など短期利用向けのNAS・監視カメラのレンタルサービス「BITSレンタル」等の新規サービスの拡大に注力しました。その結果、新規サービスは好調に推移したものの代行設定サポート事業の減少分を補えず、売上高は11億39百万円(同6.4%減)となりました。一方、営業利益は新規ビジネス拡大により高利益率の自社サービス割合が上昇した結果、1億77百万円(同9.8%増)となりました。

 

[金融]

 金融事業では、中国市場を発端とした厳しい市況が続く中を堅調に推移し、売上高は6億13百万円(同22.8%増)、営業利益は3億12百万円(同32.5%増)となりました。

 

 

 

※1:Intel及びSkylakeは、アメリカ合衆国及びその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。

※2:iPhone、iPhone 6s及びiPhone 6s Plusは、Apple Inc.の商標です。

※3:Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

 

(2)資産、負債及び純資産の状況

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は668億98百万円となり、前連結会計年度末に比べ21億16百万円減少しました。流動資産は629億80百万円となり25億98百万円減少しました。これは主に、現金及び預金の減少30億6百万円、受取手形及び売掛金の減少23億88百万円、商品及び製品の減少10億76百万円、有価証券の増加30億79百万円によるものです。固定資産は39億17百万円となり4億81百万円増加しました。

 負債合計は209億41百万円となり、前連結会計年度末に比べ27億8百万円減少しました。流動負債は183億42百万円となり、29億34百万円減少しました。これは主に、支払手形及び買掛金の減少23億45百万円、未払金の減少1億41百万円によるものです。固定負債は25億99百万円となり、2億25百万円増加しました。

 純資産合計は459億56百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億92百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益15億67百万円の獲得と、配当金の支払8億88百万円によるものです。

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、資金という)は53億98百万円となりました。キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果増加した資金は15億17百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益22億93百万円、売上債権の減少による資金増加23億65百万円、仕入債務の減少による資金減少25億19百万円、法人税等の支払い8億42百万円によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果減少した資金は36億27百万円となりました。これは主に、有価証券及び投資有価証券の取得による支出365億25百万円、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入330億円、有形・無形固定資産の取得による支出1億10百万円によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果減少した資金は8億88百万円となりました。これは主に、配当金の支払によるものです。

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、9億85百万円であります。なお、当

第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。