当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクは、次のとおりであります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判
断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、新たに麺類及び関連食料品の製造・販売を行うシマダヤ株式会社がグルー
プに加わったことから「食品事業」が追加されました。
①食の安全性
お客様の食品安全に対する要求が高まる中、製造工場において、国際的な食品安全マネジメントシステムである
FSSC22000の認証取得や品質会議等による情報共有を図り、安全・安心を追求しております。しかしながら、当社
の想定を超える品質に関わる問題が発生した場合、多額のコスト負担及び評価低下に伴う売上高の減少により、当
社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
②天候及び自然災害の影響
食品事業の商品には主力商品である「流水麺」など天候の影響を受けるものがあります。天候に左右されない年
間を通してお客様に付加価値を提供できる商品開発に取り組んでまいりますが、天候不順により季節商品の売上が
大幅に減少した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、大規模な地震や台風等の自然
災害によって、生産設備に損害が生じた場合、生産能力の低下による売上高の減少、生産設備の修復費用等の増加
により当社グループの業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
③原材料・資材価格の変動
食品事業において、小麦などの農産物及び食品包装用フィルム・梱包ダンボールが主要原材料・資材であり、そ
の価格は市場の状況により変動します。この市況変動が大きい場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性が
あります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益の向上や雇用情勢の改善を背景に回復基調で推移したものの、米中貿易摩擦を背景とした不確実な政治情勢などの影響により、先行き不透明な状況が続きました。また欧米経済は、イギリスのEU離脱問題などを抱えつつも堅調な内需が景気を牽引しました。
当社グループに関係するデジタル家電業界は、パソコン市場において基本ソフトのサポート保守終了需要により法人向けが伸長し、薄型テレビ市場は、低価格化を背景に4K及び有機ELテレビへの買い替えが加速し拡大しました。しかしスマートフォン市場及びタブレット市場は、法人向けが好調だったものの個人向けに一巡感が見られ低迷しました。一方生めん業界は、家庭用市場において高気温の影響などにより秋冬商品の売上が伸び悩んだものの、業務用市場は引き続き、調理オペレーションの簡素化が可能な簡便性機能商品が伸長し拡大しました。
こうした状況下で当社グループは、外的環境の変化に耐えうる強固な事業ポートフォリオの構築を目指し経営を推し進めました。IT関連事業においては、縮小する個人向け周辺機器市場に対応するため高付加価値商品の販売強化を図りながら、サービス分野の売上拡大及び文教案件の獲得に努めました。一方食品事業においては、健康・簡便・個食志向に対応した商品の販売強化を図り、成長が見込める業務用冷凍麺市場での売上拡大に努めました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高831億2百万円(前年同期比54.3%増)、営業利益51億
26百万円(同29.2%増)、経常利益56億10百万円(同17.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益39億1百万
円(同1.4%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間のセグメント別の経営成績は次のとおりであります。
なお第1四半期連結会計期間より、新たに麺類及び関連食料品の製造・販売を行うシマダヤ株式会社がグループに加わったことから、報告セグメントに食品事業を追加しておりますが、前年は食品事業の実績がなかったことから、前年同期比は記載しておりません。さらに現状に即した事業名称とするため、セグメント名を周辺機器事業からIT関連事業に変更しております(含まれる事業内容に変更はありません)。
IT関連事業
個人向け市場においては、家中どこでも快適につながる独自メッシュ機能を搭載したWi-Fi※ルーターや故障前に録画番組の引越しを行うサービスを付加した外付けハードディスクなど高付加価値商品の拡販に努めました。
また法人向け市場においては引き続き、学校での利用を想定して開発された無線LAN機器の導入数拡大を図るため、PR活動や文教関連に強いパートナー様との関係強化に努めました。サービス分野においては、「バッファロー正規データ復旧サービス」で受付件数が累計1万2千件を超えるなど多くの反響をいただきました。また賃貸集合住宅向けWi-Fiインターネットサービス「アパートWi-Fi」は、累計導入戸数が5万戸を超えたものの、サービス体制強化による人員増の影響などによりコストが先行しました。
その結果、売上高524億94百万円(前年同期比0.3%増)、セグメント利益28億77百万円(同11.0%減)となりました。
食品事業
家庭用市場においては、年越しそばなどの期間限定商品の販売が好調だったものの、気温が高い日が続いた影響などにより「鍋焼」などの季節商品が伸び悩みました。その一方で、簡便商品の「流水麺」や食塩ゼロ・糖質40%オフの「本うどん」など健康商品の販売強化に努めました。また業務用市場においては、高齢者の食べやすさと健康に配慮し、麺を細かくカットした食塩ゼロの「きざみうどん」や外食業界の人手不足問題に対応した簡便商品などの量的拡大を図りました。しかし利益面では、原材料価格やエネルギーコストなどの大幅な上昇などが影響し伸び悩みました。
その結果、売上高288億69百万円、セグメント利益15億8百万円となりました。
金融事業
世界同時株安など厳しい市況が続く状況下でも堅調に推移し、売上高17億35百万円(前年同期比16.4%増)、セグメント利益10億35百万円(同41.3%増)となりました。
※:Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は907億44百万円となり、前連結会計年度末に比べ247億26百万円増加しました。流動資産は690億29百万円となり、124億33百万円増加しました。これは主に、現金及び預金の増加41億51百万円、受取手形及び売掛金の増加64億63百万円、原材料及び貯蔵品の増加12億21百万円によるものです。固定資産は217億14百万円となり、122億93百万円増加しました。これは主に、有形固定資産の増加142億93百万円、投資有価証券の減少28億69百万円によるものです。
負債合計は350億53百万円となり、前連結会計年度末に比べ155億32百万円増加しました。流動負債は295億54百万円となり、110億51百万円増加しました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加28億24百万円、短期借入金の増加54億円、1年内返済予定の長期借入金の増加12億60百万円、未払費用の増加12億42百万円によるものです。固定負債は54億98百万円となり、44億80百万円増加しました。これは主に、長期借入金の増加29億91百万円、退職給付に係る負債の増加16億63百万円によるものです。
純資産合計は556億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ91億93百万円増加しました。これは主に、資本剰余金の増加35億8百万円、利益剰余金の増加23億93百万円、自己株式の減少36億円によるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、18億44百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。