当第1四半期連結累計期間において、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項の発生はありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更もありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済状況は、企業収益や雇用・所得環境に改善がみられる等、緩やかな回復基調が続いているものの、中国をはじめとしたアジア新興国の経済成長の鈍化や資源国の景気減速に対する警戒感等から、景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました。
当社グループが属する電子基板(※1)業界は、先進国など主要な市場においてスマートフォンの需要が一巡したこと等に伴う生産調整の動きが一部でみられたものの、自動車の電装化の高まりを背景とした車載機器向けの需要は堅調を維持いたしました。また、ウエアラブル機器、IoT(Internet of Things)製品や医療機器向けの新市場は着実に伸長しており、更なる活性化が見込まれております。
このような経済環境の下、基板検査機事業及び商社事業等において売上高が増加した一方、検査システム事業及び当社グループの主力事業である電子基板事業において売上高が減少いたしました。
これらの結果、連結売上高は1,200百万円(前年同四半期比0.5%減)と、前年同四半期連結累計期間に比べ5百万円の減収となりました。
損益については、商社事業における売上高増加に伴う利益増加要因はあったものの、電子基板事業における売上原価率の上昇の影響及び基板検査機事業における販売手数料の増加により販売費及び一般管理費が増加したこと等から、営業損失35百万円(前年同四半期は2百万円の営業利益)、先駆的産業技術研究開発支援事業に係る助成金収入を営業外収益に計上したことから、経常損失12百万円(同9百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失21百万円(同4百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりであります。
なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
また、当第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益又は四半期純損失」を「親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失」としております。
(電子基板事業)
セットメーカー(※2)の一部であるカメラメーカー向けの売上は増加したものの、価格競争の激化によりディスプレイメーカー向け及び医療メーカー向けの売上が減少したことから、セットメーカー向け及びFPC(※3)メーカー(※4)向けの売上はともに減少いたしました。損益については、売上高減少に伴う影響及び高難度製品の受注体制の強化に注力したことによる売上高労務費率の上昇等により、減益となりました。
その結果、売上高686百万円(前年同四半期比10.7%減)、セグメント利益65百万円(同41.3%減)となりました。
(基板検査機事業)
中国市場での設備投資需要を背景として、FPCを対象とした通電検査機(※5)の受注が獲得できたこと、及び外観検査機(※6)の販売が堅調に推移したことから、売上高は増加いたしました。損益については、売上高外注加工費率の上昇や販売手数料等の増加に伴う利益減少要因はあったものの、売上高増加に伴う影響により、損失が若干縮小いたしました。
その結果、売上高218百万円(前年同四半期比130.4%増)、セグメント損失1百万円(前年同四半期は2百万円のセグメント損失)となりました。
(検査システム事業)
既存顧客から装置の更新・改造による案件は増加したものの、医療業界向け視覚検査装置のまとまった受注があった前年同四半期の反動減により、売上高は減少いたしました。損益については、売上高減少に伴う影響により、減益となりました。
その結果、売上高22百万円(前年同四半期比79.0%減)、セグメント利益0百万円(同99.6%減)となりました。
(鏡面研磨機(※7)事業)
研磨に使用する消耗品等の売上が増加したこと、及び販路拡大に注力している海外において機械の受注が獲得できたことから、売上高は増加いたしました。損益については、外注加工費の減少等に伴う売上総利益率の上昇により、黒字転換いたしました。
その結果、売上高44百万円(前年同四半期比5.0%増)、セグメント利益0百万円(前年同四半期は2百万円のセグメント損失)となりました。
(商社事業)
需要が旺盛な中小型ディスプレイ向けの液晶モジュール検査システム等の販売が増加したことから、売上高は増加いたしました。損益については、売上高増加に伴う影響により、増益となりました。
その結果、売上高227百万円(前年同四半期比19.9%増)、セグメント利益8百万円(同271.4%増)となりました。
※1 電子基板
電子部品を表面に固定し当該部品間を配線で接続するために必要な導体パターンを、絶縁基板の表面のみ又は表面及びその内部に形成した板状又はフィルム状の部品であるプリント配線板と、プリント配線板に電子部品を実装したモジュール基板の総称。前者は材質によりリジッド板、FPC等に区分される。
※2 セットメーカー
最終製品を供給する民生エレクトロニクスメーカー等の総称。
※3 FPC
Flexible Printed Circuit(フレキシブルプリント配線板)の略。プリント配線板の一種であり、ポリイミド等の屈曲率が高く薄い絶縁材料を支持体とした、柔軟に曲がる基板。
※4 FPCメーカー
セットメーカーからFPCの製造を受託し量産する電子基板メーカー。
※5 通電検査機
プリント配線板及び半導体パッケージ向け基板の配線が設計のとおり接続されており、断線や短絡がないことを電気を通して確認する検査を行う機器。
※6 外観検査機
プリント配線板やプリント配線板に部品を実装したプリント回路板等の外観状況を光学的に把握し、コンピュータを用いた画像処理によって良否を判断する検査を行う機器。
※7 鏡面研磨機
素材表面の凹凸を砥石等で磨きこむことにより、素材表面を鏡のように加工する機器。
(2)財政状態の分析
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ129百万円増加し、2,888百万円となりました。これは主として、売上債権が減少した一方、現金及び預金並びにたな卸資産が増加したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ17百万円減少し、2,842百万円となりました。これは主として、設備投資による有形固定資産が増加した一方、投資有価証券の時価が下落したことにより減少したものであります。
なお、当社グループの資金の流動性については、流動比率201.3%であり、十分な流動性を確保しているものと認識しております。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ72百万円増加し、1,434百万円となりました。これは主として、仕入債務が減少した一方、短期借入金が増加したこと及び夏季の賞与引当金を計上したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ128百万円増加し、1,168百万円となりました。これは主として、長期借入金が増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産の部は、前連結会計年度末に比べ88百万円減少し、3,127百万円となりました。これは主として、投資有価証券の時価が下落したことによりその他有価証券評価差額金が減少したことによるものであります。
なお、当社グループの財務状況については、自己資本比率54.1%であり、健全な状態を確保しているものと認識しております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は17百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、前連結会計年度に計画中であった重要な設備の新設等について完了したものは、次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメントの 名称 |
設備の内容 |
投資額 (千円) |
完了年月 |
完成後の 増加能力 |
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提出会社 |
本社工場 (和歌山県 和歌山市) |
電子基板事業 |
高周波測定器 (※8) |
38,300 |
平成28年 3月 |
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(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
※8 高周波測定器
高周波特性(伝送損失、インピーダンス、アイパターン)の測定を行う機器。