当第2四半期連結累計期間において、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態および経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における金型関連業界は、設備投資の先行指標となる工作機械受注統計によれば、外需は鈍化傾向にあるものの半導体投資および自動車の電動化により部品を加工する工作機械の需要が増加するなど内需・外需ともに前年同期実績を上回る状況で推移しました。しかしながら新型コロナウイルス感染症(以下、「コロナ」という。)の長期化、ウクライナ情勢による資源価格の高騰等の世界経済へのマイナス影響に加え、急激に円安が進行するなど、依然として先行き不透明な状況が続いています。
このような状況下、当社グループにおけるCAD/CAMシステム等事業では、引き続き主力製品であるCAD/CAMシステムの販売を推進し、また既存顧客に対するサポート体制の強化による保守収益の向上を目指し事業活動を継続しました。製品開発では、既存製品において定期的なバージョンアップ開発などの機能強化に取り組んだほか、部品加工市場向けCAD/CAMシステムの展開およびIoT分野への事業展開、積層造形分野での事業育成等を進めました。一方金型製造事業では、オンラインツールを活用した営業活動で新たな顧客開拓を目指し下期以降の売上につなげるための活動を行ってきました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、売上高は、21億44百万円と前年同四半期と比べ2億19百万円(11.4%)の増収、営業利益は、2億52百万円と前年同四半期と比べ60百万円(31.6%)の増益、経常利益は、2億81百万円と前年同四半期と比べ38百万円(15.7%)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、1億65百万円と前年同四半期と比べ5百万円(3.3%)の増益となりました。また「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、従来の会計処理方法に比べて、売上高は18百万円減少し、営業利益、経常利益はそれぞれ12百万円減少しております。
事業セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① CAD/CAMシステム等事業
CAD/CAMシステム等事業では、国内における製品販売は、コロナ禍が若干の落ち着きを見せ、経済活動、消費活動が徐々に正常化に向かう中、販売パートナーとなる販社および生産財メーカー等との当社製品拡販のためのイベント共催を展開するなど、状況に応じた対策を柔軟に講じながら営業活動を行ってきました。上期の製品販売は製造業向け政府補助金の採択時期などの影響から第1四半期連結累計期間に売上が偏重しましたが、総じて堅調を維持し、第2四半期連結累計期間の売上は前年同四半期との比較で微増となりました。また研究開発においては主力製品の内部構造の刷新、操作性改良による製品競争力向上のためのリニューアル開発および、AI・自動化等の技術を用いた高付加価値製品の研究を進めました。
一方海外における製品販売は、第1四半期連結累計期間に引き続きコロナの影響を受けた中国での落ち込みに加え、ASEAN地域では前期好調を維持していたベトナムでの不振が影響し低調に推移しました。またタイおよびインドネシアは回復基調にあるものの不安定な市場環境が続いており、回復の鈍化が見られました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間のCAD/CAMシステム等事業の売上高は、17億7百万円と前年同四半期と比べ7百万円(0.4%)の増収、セグメント利益は、1億99百万円と前年同四半期と比べ12百万円(6.7%)の増益となりました。また収益認識会計基準等の適用により、従来の会計処理方法に比べて、売上高は18百万円減少し、セグメント利益は12百万円減少しております。
なお本年度下期以降は、引き続き堅調に推移するものと見込んでおりますが、長期化するコロナの影響に加え、半導体不足および原材料高騰等の間接的な影響も懸念され、依然として当社の対象市場においては先行き不透明感が拭えない状況が継続するものと思われます。
② 金型製造事業
当社の金型製造子会社が拠点を置く北米の自動車業界は、コロナ禍以降の半導体不足の影響により自動車の減産を余儀なくされるなど不安定要素が見られたものの、半導体に関連しない部品の金型需要は減少せず堅調に推移しております。金型製造子会社においては、2021年下期に堅調に推移した受注による売上が当第2四半期連結会計期間に集中したことに加え、円安の影響により円換算では収益がさらに拡大しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の金型製造事業の売上高は、4億37百万円と前年同四半期と比べ2億12百万円(94.3%)の増収、セグメント利益は、53百万円と前年同四半期と比べ48百万円(953.7%)の増益と、大幅な増収増益となりました。また収益認識会計基準等の適用による影響はありません。
なお下期以降も足元の受注環境は堅調に推移していくものと見込んでおりますが、原材料高騰、物流の混乱等による影響が懸念され、依然として先行き不透明な状況が継続するものと思われます。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して3億49百万円(6.5%)増加し、57億15百万円となりました。主な増加要因は現金及び預金56百万円、電子記録債権1億1百万円および棚卸資産84百万円であります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比較して2億21百万円(8.8%)増加し、27億24百万円となりました。主な増加要因は契約負債1億84百万円および退職給付に係る負債24百万円であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比較して1億28百万円(4.5%)増加し、29億90百万円となりました。主な増加要因は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加1億65百万円および為替換算調整勘定50百万円、主な減少要因は配当金の支払いによる利益剰余金の減少96百万円であります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前第2四半期連結累計期間末と比較して1億19百万円(4.8%)増加し、26億17百万円となりました。なお、前連結会計年度末と比較して1億2百万円(3.8%)減少しております。
当第2四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益等により1億49百万円の収入となり、前年同四半期と比べ43百万円(22.5%)の収入の減少となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出等により1億87百万円の支出となり、前年同四半期と比べ70百万円(59.4%)の支出の増加となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い等により1億28百万円の支出となり、前年同四半期と比べ63百万円(97.7%)の支出の増加となりました。
当社グループの資本の財源は、自己資金とすることを基本としておりますが、必要に応じて多様な調達手段を検討し財源の確保を図っております。
資金の流動性は、営業活動によるキャッシュ・フローを確実に獲得することを基本に、適正な投資活動と財務活動を組み合わせることで十分な流動性の確保と財務体質の健全性を維持するよう努めております。
資金需要の主な要因は、研究開発資金、当社並び当社ブランドの認知度および価値向上のための資金、国内外の事業加速のための運転資金、人材投資資金であります。これらに対応する目的も含め、取引金融機関との連携を強化するとともに、一定の流動性預金の確保を図っております。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3億2百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。