第4【経理の状況】

1.四半期連結財務諸表の作成方法について

当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)に基づいて作成している。

 

2.監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期連結会計期間(平成29年4月1日から平成29年6月30日まで)及び第1四半期連結累計期間(平成29年4月1日から平成29年6月30日まで)に係る四半期連結財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人による四半期レビューを受けている。

なお、当社の監査法人は次のとおり交代している。

平成28年度連結会計年度 新日本有限責任監査法人

平成29年度第1四半期連結会計期間及び第1四半期連結累計期間 有限責任 あずさ監査法人

 

1【四半期連結財務諸表】

(1)【四半期連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(平成29年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(平成29年6月30日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

248,040

221,442

受取手形及び売掛金

1,180,143

1,137,669

商品及び製品

178,884

189,801

仕掛品

989,336

1,017,475

原材料及び貯蔵品

157,330

156,735

繰延税金資産

114,223

114,201

南アフリカプロジェクトに係る資産

注2 294,955

注2 318,290

その他

368,088

415,873

貸倒引当金

8,959

9,565

流動資産合計

3,522,043

3,561,924

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物(純額)

361,310

356,897

機械装置及び運搬具(純額)

262,129

257,613

工具、器具及び備品(純額)

64,511

64,210

土地

179,674

179,866

リース資産(純額)

5,004

5,044

建設仮勘定

62,448

66,299

有形固定資産合計

935,078

929,931

無形固定資産

 

 

のれん

120,552

117,648

その他

128,896

124,908

無形固定資産合計

249,448

242,556

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

578,758

594,907

長期貸付金

17,778

18,558

退職給付に係る資産

60,556

57,418

繰延税金資産

13,060

14,019

その他

113,407

117,963

貸倒引当金

8,204

8,315

投資その他の資産合計

775,356

794,551

固定資産合計

1,959,883

1,967,039

資産合計

5,481,927

5,528,964

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(平成29年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(平成29年6月30日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

736,502

687,359

電子記録債務

99,560

100,230

短期借入金

205,679

258,790

1年内返済予定の長期借入金

97,729

102,562

コマーシャル・ペーパー

69,000

1年内償還予定の社債

60,000

60,000

未払法人税等

31,233

15,504

製品保証引当金

14,899

14,449

受注工事損失引当金

49,853

51,436

客船事業関連損失引当金

18,463

株式給付関連引当金

366

前受金

777,654

800,416

その他

435,152

413,758

流動負債合計

2,527,093

2,573,506

固定負債

 

 

社債

215,000

215,000

長期借入金

347,157

337,289

繰延税金負債

87,029

88,786

株式給付関連引当金

1,247

1,210

PCB廃棄物処理費用引当金

6,485

6,329

退職給付に係る負債

123,160

126,347

その他

67,458

66,417

固定負債合計

847,538

841,381

負債合計

3,374,632

3,414,887

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

265,608

265,608

資本剰余金

203,658

203,748

利益剰余金

1,214,749

1,198,605

自己株式

4,609

4,379

株主資本合計

1,679,407

1,663,583

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

100,600

115,252

繰延ヘッジ損益

1,294

682

為替換算調整勘定

2,287

4,308

退職給付に係る調整累計額

3,683

4,579

その他の包括利益累計額合計

103,291

124,822

新株予約権

2,536

2,463

非支配株主持分

322,059

323,206

純資産合計

2,107,295

2,114,076

負債純資産合計

5,481,927

5,528,964

 

(2)【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】

【四半期連結損益計算書】
【第1四半期連結累計期間】

 

 

(単位:百万円)

 

 前第1四半期連結累計期間

(自 平成28年4月1日

 至 平成28年6月30日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

 至 平成29年6月30日)

売上高

847,281

888,246

売上原価

680,540

724,421

売上総利益

166,740

163,824

販売費及び一般管理費

 

 

貸倒引当金繰入額

255

257

役員報酬及び給料手当

53,213

54,856

研究開発費

19,188

23,123

引合費用

10,792

13,430

その他

58,897

55,960

販売費及び一般管理費合計

141,836

147,629

営業利益

24,903

16,194

営業外収益

 

 

受取利息

1,043

916

受取配当金

4,520

5,834

為替差益

6,484

持分法による投資利益

1,236

その他

4,165

1,923

営業外収益合計

9,729

16,394

営業外費用

 

 

支払利息

3,118

2,471

為替差損

14,180

持分法による投資損失

20,758

固定資産除却損

1,441

1,627

その他

11,744

10,348

営業外費用合計

51,242

14,447

経常利益又は経常損失(△)

16,608

18,141

特別損失

 

 

投資有価証券評価損

7,390

特別損失合計

7,390

税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期純損失(△)

23,998

18,141

法人税等

12,226

13,145

四半期純利益又は四半期純損失(△)

11,772

4,996

非支配株主に帰属する四半期純利益

341

548

親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)

12,114

4,448

 

【四半期連結包括利益計算書】
【第1四半期連結累計期間】

 

 

(単位:百万円)

 

 前第1四半期連結累計期間

(自 平成28年4月1日

 至 平成28年6月30日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

 至 平成29年6月30日)

四半期純利益又は四半期純損失(△)

11,772

4,996

その他の包括利益

 

 

その他有価証券評価差額金

14,641

14,960

繰延ヘッジ損益

1,442

35

為替換算調整勘定

58,845

9,320

退職給付に係る調整額

272

949

持分法適用会社に対する持分相当額

2,147

74

その他の包括利益合計

74,463

25,191

四半期包括利益

86,236

30,188

(内訳)

 

 

親会社株主に係る四半期包括利益

68,147

25,979

非支配株主に係る四半期包括利益

18,089

4,208

 

【注記事項】

(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)

当第1四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年6月30日)

(1) 連結の範囲の重要な変更

連結財務諸表における重要性が低下したため、当第1四半期連結会計期間から、Mitsubishi Heavy Industries France S.A.S.を、連結の範囲から除外している。

(2) 持分法適用の範囲の重要な変更

連結財務諸表における重要性が低下したため、当第1四半期連結会計期間から、日本鋳鍛鋼㈱を、持分法適用の範囲から除外している。

 

 

 

(会計方針の変更)

当第1四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年6月30日)

(原価計算方法の変更)

当社グループは、平成22年度以降、それまでの事業所を中心とした経営体制を廃し、段階的にドメイン・SBU(Strategic Business Unit:戦略的事業評価制度における事業単位)を軸としたグローバル経営体制への移行を進めるとともに、グローバル経営体制を支えるより高度な経営管理の実現と、それに適した原価計算の構築に取り組んでいる。

この一環として、当社及び一部の国内連結子会社において、グローバル経営体制への移行に伴って従来の工場管理機能から連結経営を支援する機能へと進化した事業所コーポレート部門等の費用については、工事原価ではなく一般管理費に計上する方法に変更することとし、社内規定・システム等の変更が完了した当第1四半期連結会計期間から当該変更を行った。

この会計方針を過去の連結会計年度における原価計算に遡及適用し、将来にわたる影響額を算定することはシステム上困難であり、遡及適用に係る原則的な取扱いが実務上不可能であることから、当該変更は当第1四半期連結会計期間から将来にわたり適用している。

なお、この変更が当第1四半期連結会計期間の税金等調整前四半期純利益に与える影響は軽微である。

 

 

(四半期連結財務諸表の作成にあたり適用した特有の会計処理)

 

当第1四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年6月30日)

税金費用の計算

税金費用の計算について、当社は当第1四半期連結累計期間における税引前四半期純利益に重要な永久差異を加減算し法定実効税率を乗じて計算し、連結子会社は主として当第1四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算している。

 

 

(追加情報)

当第1四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年6月30日)

(単元株式数の変更及び株式併合)

当社は平成29年3月30日開催の取締役会において、会社法第195条第1項の規定に基づき、当社定款に定める単元株式数を変更する定款一部変更について決議するとともに、平成29年6月22日開催の第92回定時株主総会(以下、「本定時株主総会」という。)に株式の併合について付議することを決議した。

また、本定時株主総会において、会社法第180条第2項の規定に基づき、株式の併合に関する議案が可決された。

その内容は、以下のとおりである。

(1) 単元株式数の変更及び株式の併合の目的

全国証券取引所は、投資家の利便性向上のため「売買単位の集約に向けた行動計画」に基づき、全ての国内上場会社の普通株式の売買単位(単元株式数)を100株に統一する取組みを進めている。当社はこの取組の趣旨を踏まえ、本年10月1日をもって、当社の単元株式数を1,000株から100株に変更することとした。これに伴い、単元株式数の変更後も、当社株式の売買単位あたりの価格の水準を維持し、また株主の議決権の数に変更が生じることがないよう、当社株式について10株を1株にする併合(以下、「本株式併合」という)を行うこととした。

(2) 株式併合の内容

①株式併合する株式の種類

普通株式

②株式併合の方法・比率

平成29年10月1日をもって、同年9月30日の最終の株主名簿に記載された株主所有の株式について、10株を1株の割合で併合する。

③併合後の発行可能株式総数

600,000,000株(併合前:6,000,000,000株)

なお、発行可能株式総数を定める定款の規定は、会社法第182条第2項の定めに基づき、本株式併合の効力発生日(平成29年10月1日)に上記のとおり変更したものとみなされる。

④株式併合により減少する株式数

株式併合前の発行済株式総数(平成29年6月30日現在)  3,373,647,813株

併合により減少する株式の数              3,036,283,032株

併合後の発行済株式総数                 337,364,781株

(注)併合により減少する株式の数及び併合後の発行済株式総数は、併合前の発行済株式総数及び併合の割合から算出した理論値である。

⑤1株未満の端数が生じる場合の処理

本株式併合の結果、1株に満たない端数が生じた場合には、会社法第235条の定めに従い、当社が一括して売却し、その売却代金を端数が生じた株主に対して、端数の割合に応じて交付する。

(3) 単元株式数の変更及び株式併合の時期

平成29年3月30日  取締役会決議日

平成29年6月22日  株主総会決議日

平成29年10月1日  単元株式数の変更及び株式併合並びに定款一部変更の効力発生日

(4) 1株当たり情報に及ぼす影響

当該株式併合が前連結会計年度の期首に行われたと仮定した場合の1株当たり情報は、以下のとおりである。

 

前第1四半期連結累計期間

(自 平成28年4月1日

至 平成28年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年6月30日)

1株当たり四半期純利益金額

△36.08

13.24

潜在株式調整後1株当たり

四半期純利益金額

13.18

 

 

(四半期連結貸借対照表関係)

1.偶発債務

(1)連結会社以外の会社の金融機関からの借入金等に対する保証債務は、次のとおりである。

前連結会計年度

(平成29年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(平成29年6月30日)

社員(住宅資金等借入)

19,611百万円

社員(住宅資金等借入)

19,449百万円

L&T-MHPS Turbine Generators Private Ltd.

7,841

L&T-MHPS Turbine Generators Private Ltd.

7,832

L&T-MHPS Boilers Private Ltd.

2,004

L&T-MHPS Boilers Private Ltd.

2,001

その他

10,239

その他

12,036

39,697

41,320

 

(2)MRJの納入時期変更に係る偶発債務は、次のとおりである。

前連結会計年度

(平成29年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(平成29年6月30日)

当社はMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の量産初号機の引き渡し予定について、一部装備品の配置変更等を実施するとともに、電気配線全体を最新の安全性適合基準を満たす設計へ変更するため、平成30年半ばから平成32年半ばに変更することとし、その旨を平成29年1月23日に公表した。その後、納入時期について既存顧客との協議を開始している。

今後、MRJの納入時期の顧客との協議結果等により追加の負担が発生し、将来の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性がある。

当社はMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の量産初号機の引き渡し予定について、一部装備品の配置変更等を実施するとともに、電気配線全体を最新の安全性適合基準を満たす設計へ変更するため、平成30年半ばから平成32年半ばに変更することとし、その旨を平成29年1月23日に公表した。その後、納入時期について既存顧客との協議を開始している。

今後、MRJの納入時期の顧客との協議結果等により追加の負担が発生し、将来の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性がある。

 

2.南アフリカプロジェクトに係る資産

前連結会計年度

(平成29年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(平成29年6月30日)

当社及び株式会社日立製作所(以下「日立」という。)は、平成26年2月1日(以下「分割効力発生日」という。)に両社の火力発電システムを主体とする事業を、当社の連結子会社である三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下「MHPS」という。)に分社型吸収分割により承継させ、事業統合を行った。

上記事業統合の一環として、南アフリカ共和国における日立の連結子会社であるHitachi Power Africa Proprietary Limited(以下「HPA」という。)等が平成19年に受注したMedupi及びKusile両火力発電所向けボイラ建設プロジェクト(以下「南アPJ」という。)に関する資産・負債並びに顧客等との契約上の地位及びこれに基づく権利・義務を、HPAから当社の連結子会社であるMitsubishi Hitachi Power Systems Africa Proprietary Limited(以下「MHPSアフリカ」という。)が譲渡を受けた(以下「南ア資産譲渡」という)。

南ア資産譲渡に係る契約については、当社は契約締結の時点で既に大きな損失が発生する見込みを認識し、その旨を日立に表明していた。そのため、同契約においては、分割効力発生日より前の事象に起因する偶発債務及び同日時点において既に発生済みの請求権につき日立及びHPAが責任を持ち、分割効力発生日以降の事業遂行につきMHPS及びMHPSアフリカが責任を持つことを前提に、分割効力発生日時点に遡ったプロジェクト工程と収支見積の精緻化を行い、それに基づき最終譲渡価格を決定し、暫定価格との差額を調整する旨を合意している。

その後、当社と日立は、事業統合の精神を尊重しつつ、継続的に議論を重ね、プロジェクト工程と収支見積の精緻化の作業を進めてきた。現時点において、日立との間で南ア資産譲渡の譲渡価格に関する調整は完了していない。一方、南アPJは分割効力発生日時点において既に損失が見込まれたプロジェクトであり、MHPSアフリカは、法的に保証された契約に基づき算定される譲渡価格調整金等を日立またはHPAから受領する権利を有している。また、分割効力発生日直前(平成26年1月31日)のHPAの南ア資産譲渡に係る資産及び負債に含まれる損失見込額と、その時点で既に見込まれていたと当社が考える損失見込額には乖離があり、現時点で同資産及び負債について未合意の状況である。

平成28年3月31日、当社は、日立に対して、当該譲渡価格調整金等の一部として48,200百万南アフリカランド(1ランド=7.87円換算で約3,790億円)をMHPSアフリカに支払うように請求した(以下「前回請求」という)。この前回請求では、当社は、南ア資産譲渡に係る契約に従い日立及びHPAが支払義務を負う金額が48,200百万南アフリカランドを大幅に上回っており、追加で請求する権利を留保する旨を日立に明示的に通知していた。

その後、平成29年1月31日に、当社は日立に対し上記前回請求を含む譲渡価格調整金等として89,700百万南アフリカランド(1ランド=8.51円換算で約7,634億円)を請求した(以下「今回請求」という)。この今回請求では、前回請求の際に当社が留保したとおり、日立及びHPAが支払義務を負う金額が48,200百万南アフリカランドを大幅に上回ることを示すべく、南ア資産譲渡に係る契約に従い、分割効力発生日時点に遡ったプロジェクト工程と収支見積の精緻化を行った。従って、分割効力発生日以降のMHPSアフリカの収支見積に基づく前回請求と今回請求とは性格を異にするものであり、その差額は、分割効力発生日以降の南アPJの収支見通し及び当社の当連結会計年度の連結貸借対照表における流動資産の計上金額に影響を与えるものではない。

本請求は、法的に保証された契約合意に基づく権利の行使であり、当社としては日立との協議を継続しつつ、契約に定められた手続きに従い請求額の回収を進めていく意向である。

なお、当連結会計年度末においては、上述の日立向け請求権のうち2,949億円を「南アフリカプロジェクトに係る資産」に計上している。この金額は、当連結会計年度末において南アPJで既に費消済みの純支出の額にほぼ対応するものであり、上述の前回請求及び今回請求の一部である。

当社及び株式会社日立製作所(以下「日立」という。)は、平成26年2月1日(以下「分割効力発生日」という。)に両社の火力発電システムを主体とする事業を、当社の連結子会社である三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下「MHPS」という。)に分社型吸収分割により承継させ、事業統合を行った。

上記事業統合の一環として、南アフリカ共和国における日立の連結子会社であるHitachi Power Africa Proprietary Limited(以下「HPA」という。)等が平成19年に受注したMedupi及びKusile両火力発電所向けボイラ建設プロジェクト(以下「南アPJ」という。)に関する資産・負債並びに顧客等との契約上の地位及びこれに基づく権利・義務を、HPAから当社の連結子会社であるMitsubishi Hitachi Power Systems Africa Proprietary Limited(以下「MHPSアフリカ」という。)が譲渡を受けた(以下「南ア資産譲渡」という)。

南ア資産譲渡に係る契約については、当社は契約締結の時点で既に大きな損失が発生する見込みを認識し、その旨を日立に表明していた。そのため、同契約においては、分割効力発生日より前の事象に起因する偶発債務及び同日時点において既に発生済みの請求権につき日立及びHPAが責任を持ち、分割効力発生日以降の事業遂行につきMHPS及びMHPSアフリカが責任を持つことを前提に、分割効力発生日時点に遡ったプロジェクト工程と収支見積の精緻化を行い、それに基づき最終譲渡価格を決定し、暫定価格との差額を調整する旨を合意している。

平成28年3月31日、当社は、日立に対して、上記契約に基づき、最終譲渡価格と暫定価格の差額(譲渡価格調整金等)の一部として48,200百万南アフリカランド(1ランド=7.87円換算で約3,790億円)をMHPSアフリカに支払うように請求した(以下「平成28年3月一部請求」という)。この平成28年3月一部請求では、当社は、南ア資産譲渡に係る契約に従い日立及びHPAが支払義務を負う金額が48,200百万南アフリカランドを大幅に上回っており、追加で請求する権利を留保する旨を日立に明示的に通知していた。

また、平成29年1月31日に、当社は日立に対し上記平成28年3月一部請求を含む譲渡価格調整金等として89,700百万南アフリカランド(1ランド=8.51円換算で約7,634億円)を請求した(以下「平成29年1月請求」という)。この平成29年1月請求では、平成28年3月一部請求の際に当社が留保したとおり、日立及びHPAが支払義務を負う金額が48,200百万南アフリカランドを大幅に上回ることを示すべく、南ア資産譲渡に係る契約に従い、分割効力発生日時点に遡ったプロジェクト工程と収支見積の精緻化を行った。

しかしながら、両社協議による解決に至らなかったことから、当社は、上記の契約上規定された一般社団法人日本商事仲裁協会における仲裁手続きに紛争解決を付託せざるを得ない段階に至ったと判断し、平成29年7月31日、日立に対して、譲渡価格調整金等として約90,779百万南アフリカランド(1ランド=8.53円換算で約7,743億円)の支払義務の履行を求める仲裁申立てを行った。

南アPJは分割効力発生日時点において既に損失が見込まれたプロジェクトであり、上記契約に基づきMHPSアフリカ等は日立またはHPAから譲渡価格調整金等を受領する権利を有している。また、分割効力発生日直前(平成26年1月31日)のHPAの南ア資産譲渡に係る資産及び負債に含まれる損失見込額と、その時点で既に見込まれていたと当社が考える損失見込額には乖離があり、現時点で同資産及び負債について未合意の状況である。

なお、当第1四半期連結会計期間末においては、上述の日立向け請求権のうち3,182億円を「南アフリカプロジェクトに係る資産」に計上している。この金額は、当第1四半期連結会計期間末において南アPJで既に費消済みの純支出の額にほぼ対応するものであり、上記仲裁申立てにおける請求の一部である。

 

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

1.当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない。なお、第1四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次のとおりである。

 

前第1四半期連結累計期間

(自  平成28年4月1日

至  平成28年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自  平成29年4月1日

至  平成29年6月30日)

減価償却費

38,469百万円

39,775百万円

のれんの償却額

4,091

3,963

 

(株主資本等関係)

Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 平成28年4月1日 至 平成28年6月30日)

1.配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり
配当額

(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

平成28年6月23日

定時株主総会

普通株式

20,181

6

平成28年3月31日

平成28年6月24日

利益剰余金

(注)平成28年6月23日定時株主総会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金36百万円が含まれている。

 

Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年6月30日)

1.配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり
配当額

(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

平成29年6月22日

定時株主総会

普通株式

20,183

6

平成29年3月31日

平成29年6月23日

利益剰余金

(注)平成29年6月22日定時株主総会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金34百万円が含まれている。

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 平成28年4月1日 至 平成28年6月30日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益の金額に関する情報

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他(注)1

合計

調整額(注)2

四半期

連結損益

計算書

計上額

(注)3

 

パワー

インダストリー&社会基盤

航空・防衛・宇宙

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

296,404

382,729

155,690

834,824

12,456

847,281

-

847,281

セグメント間の内部売上高又は振替高

3,621

4,181

559

8,362

23,985

32,348

32,348

-

300,025

386,910

156,250

843,186

36,442

879,629

32,348

847,281

セグメント利益

7,608

15,059

4,895

27,562

1,251

28,814

3,910

24,903

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない建設・不動産、情報サービス等を含んでいる。

2.セグメント利益の調整額は、各セグメントに配分していない全社費用△3,910百万円である。全社費用は、全社基盤的な研究開発費や本社管理部門の費用の一部である。

3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っている。

 

Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年6月30日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益の金額に関する情報

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他(注)1

合計

調整額(注)2

四半期

連結損益

計算書

計上額

(注)3

 

パワー

インダストリー&社会基盤

航空・防衛・宇宙

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

289,621

426,877

160,044

876,542

11,703

888,246

-

888,246

セグメント間の内部売上高又は振替高

4,753

7,178

380

12,311

19,920

32,231

32,231

-

294,374

434,055

160,424

888,854

31,623

920,477

32,231

888,246

セグメント利益

677

16,115

1,936

18,729

1,212

19,942

3,747

16,194

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない建設・不動産、情報サービス等を含んでいる。

2.セグメント利益の調整額は、各セグメントに配分していない全社費用△3,747百万円である。全社費用は、全社基盤的な研究開発費や本社管理部門の費用の一部である。

3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っている。

 

2.報告セグメントの変更等に関する事項

当社は、2015事業計画の主要施策の一環として、平成29年4月1日付で事業ドメインの再編を実施している。これに伴い、従来、「エネルギー・環境」、「交通・輸送」、「防衛・宇宙」及び「機械・設備システム」の4区分としていた当社グループの報告セグメントを、当第1四半期連結会計期間から「パワー」、「インダストリー&社会基盤」及び「航空・防衛・宇宙」の3区分に変更している。

また、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成している。

なお、各報告セグメントに属する主要な製品及びサービスは下記のとおりである。

パワー

火力発電システム(GTCC、コンベンショナル)、原子力機器(軽水炉、原子燃料サイクル・新分野)、環境プラント、舶用機械、風力発電機器、民間航空機用エンジン、コンプレッサ

インダストリー&社会基盤

製鉄機械、環境設備、紙工機械、メカトロシステム、ITS、物流機器、エンジン、ターボチャージャ、冷熱製品、カーエアコン、工作機械、船舶、交通システム、化学プラント

航空・防衛・宇宙

艦艇、防衛航空機、飛しょう体、特殊機械(魚雷)、宇宙機器、特殊車両、民間航空機

 

(1株当たり情報)

1株当たり四半期純利益金額又は1株当たり四半期純損失金額及び算定上の基礎、潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額及び算定上の基礎は、以下のとおりである。

 

前第1四半期連結累計期間

(自 平成28年4月1日

至 平成28年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年6月30日)

(1)1株当たり四半期純利益金額又は1株当たり

四半期純損失金額(△)

△3円61銭

1円32銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する四半期純利益金額又は

親会社株主に帰属する四半期純損失金額(△)

(百万円)

△12,114

4,448

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期

純利益金額又は親会社株主に帰属する四半期

純損失金額(△)(百万円)

△12,114

4,448

普通株式の期中平均株式数(千株)

3,357,705

3,358,677

(2)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額

1円32銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する四半期純利益調整額

(百万円)

14

(うち非支配株主に帰属する四半期純利益

(百万円))

(14)

普通株式増加数(千株)

6,542

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式で、前連結会計年度末から重要な変動があったものの概要

(注)1.株主資本において自己株式として計上している株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ及びBIP信託Ⅱに残存する当社の株式は、1株当たり四半期純利益金額又は純損失金額の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めている。

また、1株当たり四半期純利益金額又は純損失金額の算定上、控除した当該自己株式の期中平均株式数は、当第1四半期連結累計期間で5,310千株であり、前第1四半期連結累計期間は5,872千株である。

2.前第1四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期純損失金額であるため記載していない。

 

 

2【その他】

重要な訴訟事件等

平成29年7月31日、当社は、南ア資産譲渡に係る譲渡価格調整金等として約90,779百万南アフリカランド(1ランド=8.53円換算で約7,743億円)の支払義務の履行を求める仲裁申立てを株式会社日立製作所に対して行った。

(詳細は12頁四半期連結貸借対照表関係の注記2.南アフリカプロジェクトに係る資産を参照)