第4【経理の状況】

1.四半期連結財務諸表の作成方法について

当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)に基づいて作成している。

 

2.監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(平成29年10月1日から平成29年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(平成29年4月1日から平成29年12月31日まで)に係る四半期連結財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人による四半期レビューを受けている。

 

1【四半期連結財務諸表】

(1)【四半期連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(平成29年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(平成29年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

248,040

241,514

受取手形及び売掛金

1,180,143

1,307,103

商品及び製品

178,884

192,312

仕掛品

989,336

1,062,552

原材料及び貯蔵品

157,330

150,422

繰延税金資産

114,223

114,014

南アフリカプロジェクトに係る資産

注2 294,955

注2 363,581

その他

368,088

437,147

貸倒引当金

8,959

8,743

流動資産合計

3,522,043

3,859,905

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物(純額)

361,310

357,001

機械装置及び運搬具(純額)

262,129

255,307

工具、器具及び備品(純額)

64,511

65,644

土地

179,674

180,514

リース資産(純額)

5,004

5,137

建設仮勘定

62,448

64,504

有形固定資産合計

935,078

928,109

無形固定資産

 

 

のれん

120,552

110,332

その他

128,896

115,383

無形固定資産合計

249,448

225,716

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

578,758

684,242

長期貸付金

17,778

4,035

退職給付に係る資産

60,556

66,770

繰延税金資産

13,060

13,122

その他

113,407

111,067

貸倒引当金

8,204

8,005

投資その他の資産合計

775,356

871,233

固定資産合計

1,959,883

2,025,059

資産合計

5,481,927

5,884,964

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(平成29年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(平成29年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

736,502

687,540

電子記録債務

99,560

104,427

短期借入金

205,679

239,066

1年内返済予定の長期借入金

97,729

121,220

コマーシャル・ペーパー

319,000

1年内償還予定の社債

60,000

30,000

未払法人税等

31,233

26,814

製品保証引当金

14,899

14,217

受注工事損失引当金

49,853

46,736

客船事業関連損失引当金

18,463

株式給付関連引当金

366

612

前受金

777,654

873,127

その他

435,152

405,824

流動負債合計

2,527,093

2,868,586

固定負債

 

 

社債

215,000

205,000

長期借入金

347,157

300,772

繰延税金負債

87,029

109,669

株式給付関連引当金

1,247

1,329

PCB廃棄物処理費用引当金

6,485

6,222

退職給付に係る負債

123,160

144,786

その他

67,458

67,390

固定負債合計

847,538

835,171

負債合計

3,374,632

3,703,758

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

265,608

265,608

資本剰余金

203,658

213,872

利益剰余金

1,214,749

1,198,774

自己株式

4,609

4,208

株主資本合計

1,679,407

1,674,047

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

100,600

149,970

繰延ヘッジ損益

1,294

312

為替換算調整勘定

2,287

14,824

退職給付に係る調整累計額

3,683

4,299

その他の包括利益累計額合計

103,291

168,782

新株予約権

2,536

2,291

非支配株主持分

322,059

336,084

純資産合計

2,107,295

2,181,205

負債純資産合計

5,481,927

5,884,964

 

(2)【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】

【四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】

 

 

(単位:百万円)

 

 前第3四半期連結累計期間

(自 平成28年4月1日

 至 平成28年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

 至 平成29年12月31日)

売上高

2,694,261

2,851,402

売上原価

2,205,603

2,324,228

売上総利益

488,658

527,173

販売費及び一般管理費

 

 

貸倒引当金繰入額

85

214

役員報酬及び給料手当

151,094

161,297

研究開発費

67,577

78,075

引合費用

34,759

39,506

その他

166,827

168,011

販売費及び一般管理費合計

420,175

447,104

営業利益

68,482

80,069

営業外収益

 

 

受取利息

3,034

3,095

受取配当金

8,018

11,374

持分法による投資利益

1,395

為替差益

13,123

8,136

その他

13,961

12,571

営業外収益合計

38,138

36,573

営業外費用

 

 

支払利息

8,908

7,189

持分法による投資損失

21,419

固定資産除却損

4,864

4,046

その他

20,460

14,226

営業外費用合計

55,652

25,461

経常利益

50,968

91,181

特別利益

 

 

投資有価証券売却益

4,641

1,988

特別利益合計

4,641

1,988

特別損失

 

 

事業構造改善費用

注1 1,997

注1 10,861

客船事業関連損失引当金繰入額

注2 16,481

投資有価証券評価損

5,960

特別損失合計

24,439

10,861

税金等調整前四半期純利益

31,170

82,308

法人税等

29,046

41,994

四半期純利益

2,124

40,313

非支配株主に帰属する四半期純利益

13,365

15,547

親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)

11,240

24,765

 

【四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】

 

 

(単位:百万円)

 

 前第3四半期連結累計期間

(自 平成28年4月1日

 至 平成28年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

 至 平成29年12月31日)

四半期純利益

2,124

40,313

その他の包括利益

 

 

その他有価証券評価差額金

62,947

49,669

繰延ヘッジ損益

458

0

為替換算調整勘定

5,640

25,327

退職給付に係る調整額

628

1,291

持分法適用会社に対する持分相当額

4,320

853

その他の包括利益合計

53,156

77,142

四半期包括利益

55,281

117,456

(内訳)

 

 

親会社株主に係る四半期包括利益

45,881

90,257

非支配株主に係る四半期包括利益

9,399

27,198

 

【注記事項】

(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)

当第3四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年12月31日)

(1) 連結の範囲の重要な変更

連結財務諸表における重要性が低下したため、第1四半期連結会計期間から、Mitsubishi Heavy Industries France S.A.S.を、合併による解散のため、当第3四半期連結会計期間から、三菱重工印刷紙工機械㈱を、連結の範囲から除外している。

また、新規設立により、第2四半期連結会計期間から、MHIプラントエンジニアリング&コンストラクション㈱ほか計2社を、当第3四半期連結会計期間から、MHIプラント交通システムズ㈱ほか計2社を、連結の範囲に含めている。

さらに、株式売却に伴い、当第3四半期連結会計期間から、NTTデータMHIシステムズ㈱を、連結子会社から持分法適用の関連会社に変更している。

(2) 持分法適用の範囲の重要な変更

連結財務諸表における重要性が低下したため、第1四半期連結会計期間から、日本鋳鍛鋼㈱を、持分法適用の範囲から除外している。

また、株式取得により、当第3四半期連結会計期間から、NEW NP S.A.S.を、持分法適用の範囲に含めている。

さらに、株式売却に伴い、当第3四半期連結会計期間から、NTTデータMHIシステムズ㈱を、連結子会社から持分法適用の関連会社に変更している。

 

 

(会計方針の変更)

当第3四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年12月31日)

(原価計算方法の変更)

当社グループは、平成22年度以降、それまでの事業所を中心とした経営体制を廃し、段階的にドメイン・SBU(Strategic Business Unit:戦略的事業評価制度における事業単位)を軸としたグローバル経営体制への移行を進めるとともに、グローバル経営体制を支えるより高度な経営管理の実現と、それに適した原価計算の構築に取り組んでいる。

この一環として、当社及び一部の国内連結子会社において、グローバル経営体制への移行に伴って従来の工場管理機能から連結経営を支援する機能へと進化した事業所コーポレート部門等の費用については、工事原価ではなく一般管理費に計上する方法に変更することとし、社内規定・システム等の変更が完了した第1四半期連結会計期間から当該変更を行った。

この会計方針を過去の連結会計年度における原価計算に遡及適用し、将来にわたる影響額を算定することはシステム上困難であり、遡及適用に係る原則的な取扱いが実務上不可能であることから、当該変更は第1四半期連結会計期間から将来にわたり適用している。

なお、この変更が当第3四半期連結累計期間の税金等調整前四半期純利益に与える影響は軽微である。

 

 

(四半期連結財務諸表の作成にあたり適用した特有の会計処理)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年12月31日)

税金費用の計算

税金費用の計算について、当社は当第3四半期連結累計期間における税引前四半期純利益に重要な永久差異を加減算し法定実効税率を乗じて計算し、連結子会社は主として当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算している。

 

 

(四半期連結貸借対照表関係)

1.偶発債務

(1)連結会社以外の会社の金融機関からの借入金等に対する保証債務は、次のとおりである。

前連結会計年度

(平成29年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(平成29年12月31日)

社員(住宅資金等借入)

19,611百万円

社員(住宅資金等借入)

18,318百万円

MHI Vestas Offshore Wind A/S

2,443

MHI Vestas Offshore Wind A/S

7,570

L&T-MHPS Turbine Generators Private Ltd.

7,841

L&T-MHPS Turbine Generators Private Ltd.

6,874

その他

9,800

その他

11,840

39,697

44,604

 

(2)MRJの納入時期変更に係る偶発債務は、次のとおりである。

前連結会計年度

(平成29年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(平成29年12月31日)

当社はMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の量産初号機の引き渡し予定について、一部装備品の配置変更等を実施するとともに、電気配線全体を最新の安全性適合基準を満たす設計へ変更するため、平成30年半ばから平成32年半ばに変更することとし、その旨を平成29年1月23日に公表した。その後、納入時期について既存顧客との協議を開始している。

今後、MRJの納入時期の顧客との協議結果等により追加の負担が発生し、将来の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性がある。

当社はMRJ(Mitsubishi Regional Jet)の量産初号機の引き渡し予定について、一部装備品の配置変更等を実施するとともに、電気配線全体を最新の安全性適合基準を満たす設計へ変更するため、平成30年半ばから平成32年半ばに変更することとし、その旨を平成29年1月23日に公表した。その後、納入時期について既存顧客との協議を開始している。

今後、MRJの納入時期の顧客との協議結果等により追加の負担が発生し、将来の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性がある。

 

2.南アフリカプロジェクトに係る資産

前連結会計年度

(平成29年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(平成29年12月31日)

当社及び株式会社日立製作所(以下「日立」という。)は、平成26年2月1日(以下「分割効力発生日」という。)に両社の火力発電システムを主体とする事業を、当社の連結子会社である三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下「MHPS」という。)に分社型吸収分割により承継させ、事業統合を行った。

上記事業統合の一環として、南アフリカ共和国における日立の連結子会社であるHitachi Power Africa Proprietary Limited(以下「HPA」という。)等が平成19年に受注したMedupi及びKusile両火力発電所向けボイラ建設プロジェクト(以下「南アPJ」という。)に関する資産・負債並びに顧客等との契約上の地位及びこれに基づく権利・義務を、HPAから当社の連結子会社であるMitsubishi Hitachi Power Systems Africa Proprietary Limited(以下「MHPSアフリカ」という。)が譲渡を受けた(以下「南ア資産譲渡」という)。

南ア資産譲渡に係る契約については、当社は契約締結の時点で既に大きな損失が発生する見込みを認識し、その旨を日立に表明していた。そのため、同契約においては、分割効力発生日より前の事象に起因する偶発債務及び同日時点において既に発生済みの請求権につき日立及びHPAが責任を持ち、分割効力発生日以降の事業遂行につきMHPS及びMHPSアフリカが責任を持つことを前提に、分割効力発生日時点に遡ったプロジェクト工程と収支見積の精緻化を行い、それに基づき最終譲渡価格を決定し、暫定価格との差額を調整する旨を合意している。

その後、当社と日立は、事業統合の精神を尊重しつつ、継続的に議論を重ね、プロジェクト工程と収支見積の精緻化の作業を進めてきた。現時点において、日立との間で南ア資産譲渡の譲渡価格に関する調整は完了していない。一方、南アPJは分割効力発生日時点において既に損失が見込まれたプロジェクトであり、MHPSアフリカは、法的に保証された契約に基づき算定される譲渡価格調整金等を日立またはHPAから受領する権利を有している。また、分割効力発生日直前(平成26年1月31日)のHPAの南ア資産譲渡に係る資産及び負債に含まれる損失見込額と、その時点で既に見込まれていたと当社が考える損失見込額には乖離があり、現時点で同資産及び負債について未合意の状況である。

平成28年3月31日、当社は、日立に対して、当該譲渡価格調整金等の一部として48,200百万南アフリカランド(1ランド=7.87円換算で約3,790億円)をMHPSアフリカに支払うように請求した(以下「前回請求」という)。この前回請求では、当社は、南ア資産譲渡に係る契約に従い日立及びHPAが支払義務を負う金額が48,200百万南アフリカランドを大幅に上回っており、追加で請求する権利を留保する旨を日立に明示的に通知していた。

その後、平成29年1月31日に、当社は日立に対し上記前回請求を含む譲渡価格調整金等として89,700百万南アフリカランド(1ランド=8.51円換算で約7,634億円)を請求した(以下「今回請求」という)。この今回請求では、前回請求の際に当社が留保したとおり、日立及びHPAが支払義務を負う金額が48,200百万南アフリカランドを大幅に上回ることを示すべく、南ア資産譲渡に係る契約に従い、分割効力発生日時点に遡ったプロジェクト工程と収支見積の精緻化を行った。従って、分割効力発生日以降のMHPSアフリカの収支見積に基づく前回請求と今回請求とは性格を異にするものであり、その差額は、分割効力発生日以降の南アPJの収支見通し及び当社の当連結会計年度の連結貸借対照表における流動資産の計上金額に影響を与えるものではない。

本請求は、法的に保証された契約合意に基づく権利の行使であり、当社としては日立との協議を継続しつつ、契約に定められた手続きに従い請求額の回収を進めていく意向である。

なお、当連結会計年度末においては、上述の日立向け請求権のうち2,949億円を「南アフリカプロジェクトに係る資産」に計上している。この金額は、当連結会計年度末において南アPJで既に費消済みの純支出の額にほぼ対応するものであり、上述の前回請求及び今回請求の一部である。

当社及び株式会社日立製作所(以下「日立」という。)は、平成26年2月1日(以下「分割効力発生日」という。)に両社の火力発電システムを主体とする事業を、当社の連結子会社である三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下「MHPS」という。)に分社型吸収分割により承継させ、事業統合を行った。

上記事業統合の一環として、南アフリカ共和国における日立の連結子会社であるHitachi Power Africa Proprietary Limited(以下「HPA」という。)等が平成19年に受注したMedupi及びKusile両火力発電所向けボイラ建設プロジェクト(以下「南アPJ」という。)に関する資産・負債並びに顧客等との契約上の地位及びこれに基づく権利・義務を、HPAから当社の連結子会社であるMitsubishi Hitachi Power Systems Africa Proprietary Limited(以下「MHPSアフリカ」という。)が譲渡を受けた(以下「南ア資産譲渡」という)。

南ア資産譲渡に係る契約については、当社は契約締結の時点で既に大きな損失が発生する見込みを認識し、その旨を日立に表明していた。そのため、同契約においては、分割効力発生日より前の事象に起因する偶発債務及び同日時点において既に発生済みの請求権につき日立及びHPAが責任を持ち、分割効力発生日以降の事業遂行につきMHPS及びMHPSアフリカが責任を持つことを前提に、分割効力発生日時点に遡ったプロジェクト工程と収支見積の精緻化を行い、それに基づき最終譲渡価格を決定し、暫定価格との差額を調整する旨を合意している。

平成28年3月31日、当社は、日立に対して、上記契約に基づき、最終譲渡価格と暫定価格の差額(譲渡価格調整金等)の一部として48,200百万南アフリカランド(1ランド=7.87円換算で約3,790億円)をMHPSアフリカに支払うように請求した(以下「平成28年3月一部請求」という)。この平成28年3月一部請求では、当社は、南ア資産譲渡に係る契約に従い日立及びHPAが支払義務を負う金額が48,200百万南アフリカランドを大幅に上回っており、追加で請求する権利を留保する旨を日立に明示的に通知していた。

また、平成29年1月31日に、当社は日立に対し上記平成28年3月一部請求を含む譲渡価格調整金等として89,700百万南アフリカランド(1ランド=8.51円換算で約7,634億円)を請求した(以下「平成29年1月請求」という)。この平成29年1月請求では、平成28年3月一部請求の際に当社が留保したとおり、日立及びHPAが支払義務を負う金額が48,200百万南アフリカランドを大幅に上回ることを示すべく、南ア資産譲渡に係る契約に従い、分割効力発生日時点に遡ったプロジェクト工程と収支見積の精緻化を行った。

しかしながら、両社協議による解決に至らなかったことから、当社は、上記の契約上規定された一般社団法人日本商事仲裁協会における仲裁手続きに紛争解決を付託せざるを得ない段階に至ったと判断し、平成29年7月31日、日立に対して、譲渡価格調整金等として約90,779百万南アフリカランド(1ランド=8.53円換算で約7,743億円)の支払義務の履行を求める仲裁申立てを行った。

南アPJは分割効力発生日時点において既に損失が見込まれたプロジェクトであり、上記契約に基づきMHPSアフリカ等は日立またはHPAから譲渡価格調整金等を受領する権利を有している。また、分割効力発生日直前(平成26年1月31日)のHPAの南ア資産譲渡に係る資産及び負債に含まれる損失見込額と、その時点で既に見込まれていたと当社が考える損失見込額には乖離があり、現時点で同資産及び負債について未合意の状況である。

なお、当第3四半期連結会計期間末においては、上述の日立向け請求権のうち3,635億円を「南アフリカプロジェクトに係る資産」に計上している。この金額は、当第3四半期連結会計期間末において南アPJで既に費消済みの純支出の額にほぼ対応するものであり、上記仲裁申立てにおける請求の一部である。

 

(四半期連結損益計算書関係)

1.事業構造改善費用の内容は、次のとおりである。

前第3四半期連結累計期間

(自 平成28年4月1日

至 平成28年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年12月31日)

事業構造改善費用はインダストリー&社会基盤ドメインに係る事業再編関連費用である。

事業構造改善費用はパワードメイン、インダストリー&社会基盤ドメイン、その他に係る事業再編関連費用である。

 

2.客船事業関連損失引当金繰入額の内容は、次のとおりである。

前第3四半期連結累計期間

(自 平成28年4月1日

至 平成28年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年12月31日)

客船事業については、プロトタイプの客船建造の困難さが顕在化したことなどにより、大幅なコスト悪化が発生し、平成25年度に64,126百万円、平成26年度に69,534百万円、前連結会計年度に103,911百万円を客船事業関連損失引当金繰入額として特別損失に計上した。

1番船は平成28年3月に客先への引渡が完了し、現在2番船の建造が本格化している。2番船については、配管やダクト取り付け等の船体設備工事がほぼ完了し、今後は電装、塗装、内装工事が中心となってくるが、工程、コスト、品質管理に十分配慮して着実に進めているところである。

このような状況下、内装工事の一部区画において、当初は1番船と同じ国内業者の採用を計画していたが、コスト的には増加するものの工程確保を優先し、第2四半期において熟練した海外業者へ転注するなど、工事体制の強化を図ってきたことにより、現場費用が増加した。

また、平成28年5月以降の1番船の運航実績の中で報告された改善事項等を2番船にフィードバックしたことによるコスト悪化に加え、当連結会計年度に入ってからの為替円高影響も重なり、今後発生する損失額が、既に引当計上した金額を超過することが第2四半期において見込まれるに至ったため、第2四半期連結会計期間末時点で可能な範囲で合理的に見積った追加損失予想額16,481百万円を特別損失として計上した。

なお、当社は客船事業に関し今後発生する損失を、継続的な事業として発生する損失ではないものと位置付け、特別損失に計上している。

客船事業に関しては、既発生の事実に基づく可能な範囲で合理的な損失の引当は完了していると考えているが、2番船の建造に関して客先と工期について協議中であることなどから、今後発生する損失額は異なってくる可能性がある。

 

 

 

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

1.当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない。なお、第3四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次のとおりである。

 

前第3四半期連結累計期間

(自  平成28年4月1日

至  平成28年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自  平成29年4月1日

至  平成29年12月31日)

減価償却費

125,105百万円

127,731百万

のれんの償却額

11,946

12,355

 

(株主資本等関係)

Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 平成28年4月1日 至 平成28年12月31日)

1.配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり
配当額

(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

平成28年6月23日

定時株主総会

普通株式

20,181

6

平成28年3月31日

平成28年6月24日

利益剰余金

平成28年10月31日

取締役会

普通株式

20,181

6

平成28年9月30日

平成28年12月5日

利益剰余金

(注)1.平成28年6月23日定時株主総会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金36百万円が含まれている。

2.平成28年10月31日取締役会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金35百万円が含まれている。

 

Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年12月31日)

1.配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり
配当額

(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

平成29年6月22日

定時株主総会

普通株式

20,183

6

平成29年3月31日

平成29年6月23日

利益剰余金

平成29年10月31日

取締役会

普通株式

20,187

6

平成29年9月30日

平成29年12月5日

利益剰余金

(注)1.平成29年6月22日定時株主総会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金34百万円が含まれている。

2.平成29年10月31日取締役会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金31百万円が含まれている。

3.1株当たり配当額については、基準日が平成29年9月30日であるため、平成29年10月1日付の株式併合前の額を記載している。

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 平成28年4月1日 至 平成28年12月31日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益の金額に関する情報

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他(注)1

合計

調整額(注)2

四半期

連結損益

計算書

計上額

(注)3

 

パワー

インダストリー&社会基盤

航空・防衛・宇宙

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

961,960

1,218,294

472,499

2,652,754

41,507

2,694,261

2,694,261

セグメント間の内部売上高又は振替高

11,077

17,380

1,317

29,774

78,224

107,998

107,998

973,037

1,235,674

473,816

2,682,528

119,731

2,802,260

107,998

2,694,261

セグメント利益

43,943

27,920

1,417

73,282

6,506

79,789

11,306

68,482

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない建設・不動産、情報サービス等を含んでいる。

2.セグメント利益の調整額は、各セグメントに配分していない全社費用△11,306百万円である。全社費用は、全社基盤的な研究開発費や本社管理部門の費用の一部である。

3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っている。

 

Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年12月31日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益の金額に関する情報

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他(注)1

合計

調整額(注)2

四半期

連結損益

計算書

計上額

(注)3

 

パワー

インダストリー&社会基盤

航空・防衛・宇宙

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

972,807

1,336,198

514,828

2,823,834

27,568

2,851,402

2,851,402

セグメント間の内部売上高又は振替高

12,974

18,381

2,261

33,617

57,412

91,029

91,029

985,781

1,354,579

517,089

2,857,451

84,980

2,942,432

91,029

2,851,402

セグメント利益

40,481

40,497

2,812

83,792

4,000

87,793

7,724

80,069

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない建設・不動産、情報サービス等を含んでいる。

2.セグメント利益の調整額は、各セグメントに配分していない全社費用△7,724百万円である。全社費用は、全社基盤的な研究開発費や本社管理部門の費用の一部である。

3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っている。

 

2.報告セグメントの変更等に関する事項

当社は、2015事業計画の主要施策の一環として、平成29年4月1日付で事業ドメインの再編を実施している。これに伴い、従来、「エネルギー・環境」、「交通・輸送」、「防衛・宇宙」及び「機械・設備システム」の4区分としていた当社グループの報告セグメントを、第1四半期連結会計期間から「パワー」、「インダストリー&社会基盤」及び「航空・防衛・宇宙」の3区分に変更している。

また、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成している。

なお、各報告セグメントに属する主要な製品及びサービスは下記のとおりである。

パワー

火力発電システム(GTCC、コンベンショナル)、原子力機器(軽水炉、原子燃料サイクル・新分野)、環境プラント、舶用機械、風力発電機器、民間航空機用エンジン、コンプレッサ

インダストリー&社会基盤

製鉄機械、環境設備、紙工機械、メカトロシステム、ITS、物流機器、エンジン、ターボチャージャ、冷熱製品、カーエアコン、工作機械、船舶、交通システム、化学プラント

航空・防衛・宇宙

艦艇、防衛航空機、飛しょう体、特殊機械(魚雷)、宇宙機器、特殊車両、民間航空機

 

(1株当たり情報)

1株当たり四半期純利益金額又は1株当たり四半期純損失金額及び算定上の基礎、潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額及び算定上の基礎は、以下のとおりである。

 

前第3四半期連結累計期間

(自 平成28年4月1日

至 平成28年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 平成29年4月1日

至 平成29年12月31日)

(1)1株当たり四半期純利益金額又は1株当たり

四半期純損失金額(△)

△3348

73円73銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する四半期純利益金額又は

親会社株主に帰属する四半期純損失金額(△)

(百万円)

△11,240

24,765

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期

純利益金額又は親会社株主に帰属する四半期

純損失金額(△)(百万円)

△11,240

24,765

普通株式の期中平均株式数(千株)

335,770

335,911

(2)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額

73円47銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する四半期純利益調整額

(百万円)

42

(うち非支配株主に帰属する四半期純利益

(百万円))

(42)

普通株式増加数(千株)

620

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式で、前連結会計年度末から重要な変動があったものの概要

(注)1.株主資本において自己株式として計上している株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ及びBIP信託Ⅱに残存する当社の株式は、1株当たり四半期純利益金額又は1株当たり四半期純損失金額の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めている。

また、1株当たり四半期純利益金額又は1株当たり四半期純損失金額の算定上、控除した当該自己株式の期中平均株式数は、当第3四半期連結累計期間で520千株であり、前第3四半期連結累計期間は588千株である。

2.前第3四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期純損失金額であるため記載していない。

3.当社は平成29年10月1日付で、普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行った。前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定して1株当たり四半期純利益金額又は1株当たり四半期純損失金額、潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額を算出している。

 

2【その他】

(1)中間配当について、次のとおり取締役会の決議があった。

決議年月日                               平成2910月31

中間配当による配当金の総額               20,187百万円

1株当たりの金額                         6円

支払請求権の効力発生日及び支払開始日     平成29年12月5日

(注)1.平成29年9月30日現在の株主名簿に記載又は記録されている最終の株主又は登録株式質権者に対し、支払いを行う。

2.平成29年10月31日取締役会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金31百万円が含まれている。

3.1株当たりの金額については、基準日が平成29年9月30日であるため、平成29年10月1日付の株式併合前の金額を記載している。

 

(2)重要な訴訟事件等

平成29年7月31日、当社は、南ア資産譲渡に係る譲渡価格調整金等として約90,779百万南アフリカランド(1ランド=8.53円換算で約7,743億円)の支払義務の履行を求める仲裁申立てを株式会社日立製作所に対して行った。(詳細は19頁四半期連結貸借対照表関係の注記2.南アフリカプロジェクトに係る資産を参照)