第4【経理の状況】

1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について

当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成している。

 

2.監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2019年10月1日から2019年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2019年4月1日から2019年12月31日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人による四半期レビューを受けている。

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結財政状態計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2019年12月31日)

資産

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

283,235

247,897

営業債権及びその他の債権

717,414

633,612

その他の金融資産

25,180

23,900

契約資産

 

625,749

728,243

棚卸資産

 

739,820

818,426

南アフリカプロジェクトに係る補償資産

546,098

607,800

その他の流動資産

 

222,390

278,121

流動資産合計

 

3,159,890

3,338,002

非流動資産

 

 

 

有形固定資産

777,228

802,655

のれん

 

121,117

126,103

無形資産

113,131

79,783

使用権資産

90,335

96,502

持分法で会計処理される投資

 

209,929

223,466

その他の金融資産

447,888

416,107

繰延税金資産

133,511

286,887

その他の非流動資産

 

187,320

177,610

非流動資産合計

 

2,080,463

2,209,117

資産合計

 

5,240,353

5,547,119

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2019年12月31日)

負債及び資本

 

 

 

流動負債

 

 

 

社債、借入金及びその他の金融負債

5,12

459,548

1,312,426

営業債務及びその他の債務

862,174

778,742

未払法人所得税

 

27,024

22,060

契約負債

 

875,294

843,361

引当金

 

215,475

178,656

その他の流動負債

 

157,273

172,597

流動負債合計

 

2,596,790

3,307,843

非流動負債

 

 

 

社債、借入金及びその他の金融負債

637,204

550,799

繰延税金負債

 

4,012

7,861

退職給付に係る負債

 

154,105

162,253

引当金

 

47,583

54,016

その他の非流動負債

 

71,964

74,010

非流動負債合計

 

914,870

848,941

負債合計

 

3,511,660

4,156,784

資本

 

 

 

資本金

 

265,608

265,608

資本剰余金

12

185,302

47,073

自己株式

 

5,572

4,878

利益剰余金

 

869,238

926,582

その他の資本の構成要素

 

96,987

82,813

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

1,411,564

1,317,199

非支配持分

12

317,128

73,135

資本合計

 

1,728,693

1,390,334

負債及び資本合計

 

5,240,353

5,547,119

 

(2)【要約四半期連結損益計算書】

【第3四半期連結累計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

 至 2018年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年12月31日)

売上収益

10

2,899,279

2,856,511

売上原価

 

2,348,591

2,361,449

売上総利益

 

550,688

495,061

販売費及び一般管理費

 

390,755

427,335

持分法による投資損益

 

10,193

11,086

その他の収益

22,892

64,783

その他の費用

76,010

130,823

事業利益

 

117,008

12,773

金融収益

 

7,482

6,495

金融費用

 

9,526

14,512

税引前四半期利益

 

114,964

4,756

法人所得税費用

52,132

112,922

四半期利益

 

62,832

117,678

四半期利益の帰属:

 

 

 

親会社の所有者

 

42,941

101,408

非支配持分

 

19,891

16,270

 

 

 

 

1株当たり四半期利益

(親会社の所有者に帰属)

11

 

 

基本的1株当たり四半期利益

 

127.93(円)

301.92(円)

希薄化後1株当たり四半期利益

 

127.67(円)

301.51(円)

 

(注)1.その他の収益には受取配当金が含まれる。
前第3四半期連結累計期間と当第3四半期連結累計期間における受取配当金の金額はそれぞれ、11,036百万円、10,181百万円である。

 

【第3四半期連結会計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結会計期間

(自 2018年10月1日

 至 2018年12月31日)

 当第3四半期連結会計期間

(自 2019年10月1日

 至 2019年12月31日)

売上収益

 

1,027,215

978,847

売上原価

 

822,690

830,092

売上総利益

 

204,524

148,754

販売費及び一般管理費

 

131,014

156,136

持分法による投資損益

 

1,913

1,621

その他の収益

8,219

53,952

その他の費用

26,419

109,783

事業利益(△は損失)

 

57,222

61,590

金融収益

 

1,419

8,474

金融費用

 

11,134

2,988

税引前四半期利益(△は損失)

 

47,507

56,104

法人所得税費用

22,310

134,594

四半期利益

 

25,197

78,490

四半期利益の帰属:

 

 

 

親会社の所有者

 

15,804

72,170

非支配持分

 

9,392

6,320

 

 

 

 

1株当たり四半期利益

(親会社の所有者に帰属)

11

 

 

基本的1株当たり四半期利益

 

47.09(円)

214.83(円)

希薄化後1株当たり四半期利益

 

47.00(円)

214.56(円)

 

(注)1.その他の収益には受取配当金が含まれる。
前第3四半期連結会計期間と当第3四半期連結会計期間における受取配当金の金額はそれぞれ、4,474百万円、4,153百万円である。

 

(3)【要約四半期連結包括利益計算書】

【第3四半期連結累計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

 至 2018年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年12月31日)

四半期利益

 

62,832

117,678

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

FVTOCIの金融資産の公正価値変動額

12,738

8,030

確定給付制度の再測定

 

365

419

持分法適用会社におけるその他の包括利益

 

304

675

純損益に振り替えられることのない項目合計

 

12,799

7,774

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

1,065

128

ヘッジコスト

 

2

在外営業活動体の換算差額

 

4,059

5,721

持分法適用会社におけるその他の包括利益

 

2,179

1,015

純損益に振り替えられる可能性のある項目

合計

 

815

6,604

その他の包括利益(税引後)

 

11,984

14,378

四半期包括利益

 

50,848

103,299

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属:

 

 

 

親会社の所有者

 

31,971

88,657

非支配持分

 

18,876

14,642

 

【第3四半期連結会計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結会計期間

(自 2018年10月1日

 至 2018年12月31日)

 当第3四半期連結会計期間

(自 2019年10月1日

 至 2019年12月31日)

四半期利益

 

25,197

78,490

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

FVTOCIの金融資産の公正価値変動額

 

33,032

10,234

確定給付制度の再測定

 

704

28

持分法適用会社におけるその他の包括利益

 

539

1,119

純損益に振り替えられることのない項目合計

 

33,197

11,382

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

762

1,087

ヘッジコスト

 

254

在外営業活動体の換算差額

 

16,775

18,118

持分法適用会社におけるその他の包括利益

 

552

2,140

純損益に振り替えられる可能性のある項目

合計

 

16,985

16,811

その他の包括利益(税引後)

 

50,183

28,194

四半期包括利益

 

24,986

106,685

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属:

 

 

 

親会社の所有者

 

28,921

95,050

非支配持分

 

3,935

11,635

 

(4)【要約四半期連結持分変動計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

資本合計

 

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

その他の

資本の

構成要素

合計

2018年4月1日残高

 

265,608

185,937

4,081

830,057

118,015

1,395,537

298,327

1,693,865

会計方針の変更

 

 

 

28,219

47

28,266

865

29,131

修正再表示後の残高

 

265,608

185,937

4,081

801,838

117,968

1,367,271

297,462

1,664,733

四半期利益

 

 

 

 

42,941

 

42,941

19,891

62,832

その他の包括利益

 

 

 

 

 

10,969

10,969

1,014

11,984

四半期包括利益

 

 

 

 

42,941

10,969

31,971

18,876

50,848

利益剰余金への振替

 

 

 

 

5,611

5,611

 

自己株式の取得

 

 

 

2,114

 

 

2,114

 

2,114

自己株式の処分

 

 

3

52

 

 

56

 

56

配当金

 

 

 

41,974

 

41,974

5,224

47,199

非支配持分に付与されたプット・オプション

 

 

589

 

 

 

589

465

1,054

非支配持分との取引等

 

 

33

 

 

 

33

33

その他

 

 

1,047

438

4,452

 

3,843

1,173

2,669

所有者との取引額合計

 

421

1,622

37,522

39,566

5,966

45,532

2018年12月31日残高

 

265,608

185,516

5,703

812,869

101,386

1,359,676

310,372

1,670,049

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

資本合計

 

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

その他の

資本の

構成要素

合計

2019年4月1日残高

 

265,608

185,302

5,572

869,238

96,987

1,411,564

317,128

1,728,693

四半期利益

 

 

 

 

101,408

 

101,408

16,270

117,678

その他の包括利益

 

 

 

 

 

12,750

12,750

1,628

14,378

四半期包括利益

 

 

 

 

101,408

12,750

88,657

14,642

103,299

利益剰余金への振替

 

 

 

 

2,110

2,110

 

自己株式の取得

 

 

 

12

 

 

12

 

12

自己株式の処分

 

 

66

178

 

 

244

 

244

配当金

 

 

 

47,016

 

47,016

4,085

51,102

非支配持分に付与されたプット・オプション

 

 

10,889

 

 

 

10,889

8,653

19,543

非支配持分との取引等

12

 

149,309

 

 

686

148,622

259,213

407,835

その他

 

 

124

528

841

 

1,494

3,989

2,495

所有者との取引額合計

 

138,228

694

46,175

686

183,022

258,635

441,657

2019年12月31日残高

 

265,608

47,073

4,878

926,582

82,813

1,317,199

73,135

1,390,334

 

(5)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

 至 2018年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税引前四半期利益

 

114,964

4,756

減価償却費、償却費及び減損損失

159,914

209,067

金融収益及び金融費用

 

8,207

804

持分法による投資損益(△は益)

 

10,193

11,086

有形固定資産及び無形資産売却損益

(△は益)

 

4,952

666

有形固定資産及び無形資産除却損

 

3,545

5,753

営業債権の増減額(△は増加)

 

79,913

53,920

契約資産の増減額(△は増加)

 

51,250

104,151

棚卸資産及び前渡金の増減額(△は増加)

 

81,064

51,819

営業債務の増減額(△は減少)

 

35,666

75,623

契約負債の増減額(△は減少)

 

44,514

30,718

引当金の増減額(△は減少)

 

13,420

29,159

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

 

11,604

9,673

南アフリカプロジェクトに係る

補償資産の増減額(△は増加)

 

58,110

64,686

その他

 

56,587

13,369

小計

 

22,391

98,913

利息の受取額

 

3,288

4,478

配当金の受取額

 

14,640

12,989

利息の支払額

 

7,051

5,967

法人所得税の支払額

 

52,925

49,723

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

19,656

137,137

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産及び無形資産の取得による支出

 

152,874

184,190

有形固定資産及び無形資産の売却による収入

 

14,498

24,253

投資(持分法で会計処理される投資を含む)の取得による支出

 

7,791

13,155

投資(持分法で会計処理される投資を含む)の売却及び償還による収入

 

24,554

20,180

子会社の取得による支出

 

28,773

子会社の売却による収入

 

712

短期貸付金の純増減額(△は増加)

 

107

656

長期貸付けによる支出

 

1,658

505

長期貸付金の回収による収入

 

597

78

その他

 

925

5,276

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

123,707

186,018

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

 至 2018年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年12月31日)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金等の純増減額(△は減少)

 

258,323

432,309

長期借入れによる収入

 

82

2

長期借入金の返済による支出

 

47,779

17,420

社債の償還による支出

 

30,000

65,000

非支配持分からの払込による収入

 

1,748

7

親会社の所有者への配当金の支払額

40,693

45,636

非支配持分への配当金の支払額

 

6,658

4,085

債権流動化による収入

 

103,839

99,921

債権流動化の返済による支出

 

142,732

91,188

リース負債の返済による支出

 

12,290

17,247

その他

 

1,606

1,678

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

82,233

289,984

現金及び現金同等物に係る為替変動の影響額

 

6,764

2,166

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

67,894

35,337

現金及び現金同等物の期首残高

 

299,237

283,235

現金及び現金同等物の四半期末残高

 

231,341

247,897

 

【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

三菱重工業株式会社(以下、当社)は日本において設立された企業である。当社の要約四半期連結財務諸表は当社及びその連結子会社(以下、当社グループ)により構成されている。当社グループは「パワー」、「インダストリー&社会基盤」及び「航空・防衛・宇宙」の3つの事業ドメインを基軸として、多種多様な製品の開発、製造、販売及びサービスの提供等を行っている。

 

2.作成の基礎

(1)IFRSに準拠している旨

当社グループは四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしているため、同第93条の規定により、IAS第34号に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成している。

要約四半期連結財務諸表は、年次連結財務諸表で要求されるすべての情報が含まれていないため、前連結会計年度に係る連結財務諸表と併せて利用されるべきものである。

本要約四半期連結財務諸表は、2020年2月10日に当社取締役社長 泉澤清次によって承認されている。

 

(2)表示通貨

要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円で表示している。別段の記載がない限り、百万円を表示単位とし、単位未満の金額は切り捨てている。

 

(3)測定の基礎

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、前連結会計年度に係る連結財務諸表の注記「3.重要な会計方針」に記載している金融商品及び確定給付負債(資産)等を除き、取得原価を基礎として作成している。

 

(4)重要な会計上の判断、見積り及び仮定

当社グループの経営者は、IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表を作成するにあたり、会計方針の適用、資産及び負債、収益及び費用の測定並びに報告期間の末日における偶発負債の開示に関する会計上の重要な判断、見積り及び仮定の設定を行っている。見積り及び仮定は、過去の経験及び利用可能な情報を用いた経営者による最善の判断に基づいているが、将来の実績値とは異なる可能性がある。

見積り及び仮定は継続して見直しており、見直しによる影響は、見直しを行った期間又はそれ以降の期間において認識している。

本要約四半期連結財務諸表における重要な会計上の判断、見積り及び仮定は、SpaceJet事業に関するものを除き、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様である。

SpaceJet事業に関する状況変化及びそれに伴う会計上の判断の変更やその影響等については、注記「7.非金融資産の減損」及び注記「8.法人所得税」に記載のとおりである。

 

3.重要な会計方針

当社グループが本要約四半期連結財務諸表において適用する会計方針は、以下の会計方針の変更に係る項目を除き、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一である。

なお、要約四半期連結財務諸表における法人所得税は見積年次実効税率を用いて算定している。

 

(会計方針の変更)

当社グループは、第1四半期連結会計期間の期首よりIFRS第16号「リース」(以下、同基準)を適用している

同基準では、原則として借手のリースをオンバランス処理する単一の会計モデルが導入され、借手は原資産を使用する権利を表す使用権資産と、リース料を支払う義務を表すリース負債を認識することが求められる。当社グループでは使用権資産とリース負債を次のとおり測定している

① 使用権資産

使用権資産は、リース負債の当初測定額に、当初直接コスト、前払リース料等を調整した取得原価で測定している。当初認識後は原価モデルを適用し、減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定している。なお、使用権資産は耐用年数又はリース期間の終了時のいずれか短い期間にわたり定額法にて償却している。

 

② リース負債

リース負債は、リースの開始日より認識し、未払リース料の現在価値で測定している。現在価値の算定に用いる割引率は、リースの計算利子率を適用しているが、計算利子率を容易に算定できない場合には当社グループの追加借入利子率を用いている。

 

当社グループは、要約四半期連結財政状態計算書において、使用権資産は他の資産とは区分して表示し、リース負債は「社債、借入金及びその他の金融負債」に含めて表示している。

なお、当社グループは上記方針を各リース契約の締結時に遡って適用する方針を選択した。また、短期リース及び少額資産のリースについては、認識の免除規定を適用している。

同基準の適用が2018年4月1日以前の財務諸表に与える影響額は、要約四半期連結持分変動計算書において、「会計方針の変更」として表示している。

当社グループには同基準の適用により影響を受ける重要な貸手のリースはない。

 

(財務諸表への影響)

同基準の適用が2018年4月1日及び2019年3月31日時点の連結財政状態計算書に与える主な影響は次のとおりである

(単位:百万円)

 

2018年4月1日

2019年3月31日

使用権資産

55,195 増加

90,335 増加

繰延税金資産

12,564 増加

9,046 増加

社債、借入金及びその他の金融負債

92,160 増加

119,674 増加

引当金

1,798 増加

2,667 増加

利益剰余金

28,219 減少

19,302 減少

 

また、同基準適用の結果、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フロー及び財務活動によるキャッシュ・フローが、前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間においてそれぞれ、次のとおり増減している。

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

至 2018年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

11,048 増加

16,016 増加

財務活動によるキャッシュ・フロー

11,048 減少

16,016 減少

 

 

4.事業セグメント

(1)報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社の取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものである。

当社グループは、各事業が有する顧客、市場、コア技術、事業戦略の共通性を踏まえた事業ドメインを置き、各事業ドメインは、取り扱う製品・サービスについて、国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開している。したがって、当社グループは事業ドメインを基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「パワー」「インダストリー&社会基盤」「航空・防衛・宇宙」の3つを報告セグメントとしている。

なお、各報告セグメントに属する主要な製品・サービスは下記のとおりである。

 

パワー

火力発電システム(GTCC、スチームパワー)、原子力機器(軽水炉、原子燃料サイクル・新分野)、風力発電機器、航空機用エンジン、コンプレッサ、環境プラント、舶用機械

インダストリー&社会基盤

物流機器、ターボチャージャ、エンジン、冷熱製品、カーエアコン、製鉄機械、船舶、交通システム、化学プラント、環境設備、機械システム、工作機械

航空・防衛・宇宙

民間航空機、防衛航空機、飛しょう体、艦艇、特殊車両、特殊機械(魚雷)、宇宙機器

 

 

(2)セグメント損益

前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結

 

パワー

インダストリー&

社会基盤

航空・

防衛・宇宙

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客からの売上収益

1,053,348

1,342,090

487,204

2,882,642

16,636

2,899,279

2,899,279

セグメント間の内部売上収益

又は振替高

7,875

29,793

950

38,619

35,353

73,973

73,973

1,061,223

1,371,884

488,154

2,921,262

51,990

2,973,252

73,973

2,899,279

セグメント利益(注)3

79,537

53,897

23,641

109,793

6,501

116,294

714

117,008

金融収益

 

 

 

 

 

 

 

7,482

金融費用

 

 

 

 

 

 

 

9,526

税引前四半期利益

 

 

 

 

 

 

 

114,964

 

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれないアセットビジネス等を含んでいる。

2.セグメント利益の調整額は、報告セグメントに帰属しない収益及び費用714百万円である。

上記調整額には、特定のセグメントに紐付かない全社基盤的な研究開発費や社全体の事業に係る株式からの配当等が含まれる。

3.セグメント利益は、事業利益で表示している。

 

当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結

 

パワー

インダストリー&

社会基盤

航空・

防衛・宇宙

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客からの売上収益

1,068,167

1,282,013

492,632

2,842,813

13,697

2,856,511

2,856,511

セグメント間の内部売上収益

又は振替高

7,215

30,806

491

38,512

36,981

75,494

75,494

1,075,383

1,312,819

493,124

2,881,326

50,679

2,932,005

75,494

2,856,511

セグメント利益(注)3

105,615

39,667

130,249

15,033

10,000

25,033

12,260

12,773

金融収益

 

 

 

 

 

 

 

6,495

金融費用

 

 

 

 

 

 

 

14,512

税引前四半期利益

 

 

 

 

 

 

 

4,756

 

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれないアセットビジネス等を含んでいる。

2.セグメント利益の調整額は、報告セグメントに帰属しない収益及び費用△12,260百万円である。

上記調整額には、特定のセグメントに紐付かない全社基盤的な研究開発費や社全体の事業に係る株式からの配当等が含まれる。

3.セグメント利益は、事業利益で表示している。

 

 

前第3四半期連結会計期間(自 2018年10月1日 至 2018年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結

 

パワー

インダストリー&

社会基盤

航空・

防衛・宇宙

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客からの売上収益

378,302

462,433

180,618

1,021,354

5,861

1,027,215

1,027,215

セグメント間の内部売上収益

又は振替高

2,037

11,205

42

13,285

11,876

25,162

25,162

380,339

473,639

180,660

1,034,639

17,737

1,052,377

25,162

1,027,215

セグメント利益(注)3

32,019

23,219

2,419

52,819

3,500

56,320

902

57,222

金融収益

 

 

 

 

 

 

 

1,419

金融費用

 

 

 

 

 

 

 

11,134

税引前四半期利益

 

 

 

 

 

 

 

47,507

 

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれないアセットビジネス等を含んでいる。

2.セグメント利益の調整額は、報告セグメントに帰属しない収益及び費用902百万円である。

上記調整額には、特定のセグメントに紐付かない全社基盤的な研究開発費や社全体の事業に係る株式からの配当等が含まれる。

3.セグメント利益は、事業利益で表示している。

 

当第3四半期連結会計期間(自 2019年10月1日 至 2019年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結

 

パワー

インダストリー&

社会基盤

航空・

防衛・宇宙

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客からの売上収益

364,006

427,998

182,461

974,466

4,381

978,847

978,847

セグメント間の内部売上収益

又は振替高

3,473

10,121

88

13,682

12,667

26,350

26,350

367,479

438,119

182,549

988,149

17,049

1,005,198

26,350

978,847

セグメント利益(注)3

68,317

10,269

142,856

64,269

2,149

62,120

529

61,590

金融収益

 

 

 

 

 

 

 

8,474

金融費用

 

 

 

 

 

 

 

2,988

税引前四半期損失(△)

 

 

 

 

 

 

 

56,104

 

(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれないアセットビジネス等を含んでいる。

2.セグメント利益の調整額は、報告セグメントに帰属しない収益及び費用529百万円である。

上記調整額には、特定のセグメントに紐付かない全社基盤的な研究開発費や社全体の事業に係る株式からの配当等が含まれる。

3.セグメント利益は、事業利益で表示している。

 

5.公正価値測定

(1)公正価値の算定方法

金融資産及び金融負債の公正価値の算定方法は次のとおりである。

① 現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務、債権流動化に伴う支払債務

満期もしくは決済までの期間が短いため、帳簿価額が公正価値の近似値となっていることから、当該帳簿価額によっている。

 

② 社債及び借入金

短期借入金は短期間で決済されるため、帳簿価額が公正価値の近似値となっていることから、当該帳簿価額によっている。

市場性のある社債の公正価値は市場価格によっている。市場性のない社債及び長期借入金の公正価値は、同一の残存期間で同条件の借入を行う場合の金利に基づき、予測将来キャッシュ・フローを現在価値に割り引くことにより算定している。

 

③ その他の金融資産、その他の金融負債

市場性のある株式及び出資金の公正価値は市場価格によっている。市場性のない株式及び出資金の公正価値は、主に類似企業比較法により、類似業種企業のPBR(株価純資産倍率)を用いて算定している。デリバティブ資産及び負債については、為替予約取引は報告期間の末日の先物為替相場に基づき算定し、金利スワップについては、報告期間の末日における金利を基に将来予測されるキャッシュ・フローを現在価値に割り引いて算定している。

 

④ 非支配株主の持つプット・オプションに係る負債

子会社の非支配株主に付与した非支配持分に対するプット・オプションは、将来の行使価格の現在価値を金融負債として当初認識し、同額を主として資本剰余金の控除項目として処理している。また、当初認識後は実効金利法に基づく償却原価で測定するとともに、その事後的な変動額を資本剰余金として認識している。プット・オプションの公正価値は、将来キャッシュ・フローを割り引く方法に基づき計算している。

 

(2)要約四半期連結財政状態計算書において公正価値で測定した金融資産及び金融負債

公正価値を測定するために用いる評価技法へのインプットは、市場における観察可能性に応じて以下のいずれかに分類される。

レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の市場価格

レベル2:レベル1以外の、直接又は間接的に観察可能な価格で構成されたインプット

レベル3:観察可能な市場データに基づかないインプット

 

① 公正価値で測定する資産及び負債の測定値の内訳は以下のとおりである。

 

前連結会計年度(2019年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

株式及び出資金

309,606

113,016

422,622

デリバティブ

7,631

598

8,229

 合計

309,606

7,631

113,614

430,852

負債:

 

 

 

 

デリバティブ

7,549

2,311

9,860

 合計

7,549

2,311

9,860

 

当第3四半期連結会計期間(2019年12月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

株式及び出資金

278,382

112,908

391,291

デリバティブ

7,111

1,010

8,121

 合計

278,382

7,111

113,918

399,412

負債:

 

 

 

 

デリバティブ

8,347

1,256

9,604

 合計

8,347

1,256

9,604

 

公正価値で測定する金融資産は、連結財政状態計算書上「その他の金融資産」に流動・非流動に区分して計上している。同様に公正価値で測定する金融負債は「社債、借入金及びその他の金融負債」に流動・非流動に区分して計上している。

レベル間の振替が行われた金融資産・負債の有無は報告期間の末日ごとに判断している。前連結会計年度及び当第3四半期連結会計期間において、レベル間の振替が行われた金融資産・負債はない。

 

② レベル3に分類した資産及び負債の公正価値測定の増減は以下のとおりである。

 

前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2018年4月1日

残高

購入

その他の包括利益

FVTOCIの金融資産

の公正価値変動額

売却

その他

2018年12月31日

残高

株式及び出資金

122,681

2,221

783

△5,255

△2,117

118,313

デリバティブ資産・負債については重要な増減は生じていない。

 

当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2019年4月1日

残高

購入

その他の包括利益

FVTOCIの金融資産

の公正価値変動額

売却

その他

2019年12月31日

残高

株式及び出資金

113,016

3,576

△42

△1,344

△2,296

112,908

デリバティブ資産・負債については重要な増減は生じていない。

 

レベル3に分類された金融商品については、財務部門責任者により承認された評価方針及び手続きに従い、評価を実施している。

市場性のない資本性金融商品の公正価値の重要な観察可能でないインプットは、類似企業のPBR(株価純資産倍率)であり、0.8倍から2.4倍(前連結会計年度は0.8倍から2.5倍)の範囲に分布している。また、PBRの上昇(低下)により増加(減少)する。なお、レベル3に分類される金融資産・負債について、観察可能でないインプットを他の合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合にも、公正価値の著しい増減は見込まれていない。

 

(3)公正価値で測定されない金融資産及び金融負債

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2019年12月31日)

 

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

社債

205,000

207,354

140,000

141,353

長期借入金

289,989

291,460

271,723

272,493

 

本表には償却原価で測定する金融資産及び金融負債のうち、帳簿価額が公正価値と近似するものは含めていない。

 

 

6.南アフリカプロジェクトに係る補償資産

当社及び株式会社日立製作所(以下「日立」という。)は、2014年2月1日(以下「分割効力発生日」という。)に両社の火力発電システムを主体とする事業を、当社の連結子会社である三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下「MHPS」という。)に分社型吸収分割により承継させ、事業統合を行った。

上記事業統合の一環として、南アフリカ共和国における日立の連結子会社であるHitachi Power Africa Proprietary Limited(以下「HPA」という。)等が2007年に受注したMedupi及びKusile両火力発電所向けボイラ建設プロジェクト(以下「南アPJ」という。)に関する資産・負債並びに顧客等との契約上の地位及びこれに基づく権利・義務を、HPAから当社の連結子会社であるMitsubishi Hitachi Power Systems Africa Proprietary Limited(以下「MHPSアフリカ」という。)が譲渡を受けた(以下「南ア資産譲渡」という)。

南ア資産譲渡に係る契約においては、分割効力発生日より前の事象に起因する偶発債務及び同日時点において既に発生済みの請求権につき日立及びHPAが責任を持ち、分割効力発生日以降の事業遂行につきMHPS及びMHPSアフリカが責任を持つことを前提に、分割効力発生日時点に遡ったプロジェクト工程と収支見積の精緻化を行い、それに基づき最終譲渡価格を決定し、暫定価格との差額を調整する旨を合意した。本契約に基づく最終譲渡価格と暫定価格の差額(譲渡価格調整金等)の日立による支払いについては、2017年7月31日の一般社団法人日本商事仲裁協会(以下「JCAA」という。)における当社仲裁申立てを経たものの、最終的には2019年12月18日に当社と日立との間で和解に至っている。和解の概要は次のとおりである。

(1) 日立の義務

・ 当社と日立が持分を有する火力発電システムを主体とする事業会社であるMHPSの日立所有株式全て(35%)

   を当社に引き渡す。

現金2,000億円を2020年3月に当社に支払う

(2) 当社の義務

・ 日立が有するMHPSアフリカに対する債権700億円を、2020年3月に同額で譲り受ける。

・ 上記(1)項の支払いおよび株式譲渡の完了後速やかに、JCAAにて係属中の仲裁事件の請求を取り下げる。

・ 上記(1)項の支払いおよび株式譲渡の完了をもって、南アPJの承継に関して当社グループが日立に対して

   有するその他の債権を放棄する。

(3) その他

・ 上記(1)項の株式譲渡には複数の国での独占禁止法当局の認可取得が必要であるため、日立と当社は、和

   解契約締結後速やかに上記仲裁手続の停止を共同でJCAAに申し立てる。

当第3四半期連結会計期間末の「南アフリカプロジェクトに係る補償資産」には、和解により日立が当社に引き渡す現金2,000億円とMHPS株式の公正価値とを合計した上記(1)項に相当する金額を計上し、和解時点の「南アフリカプロジェクトに係る補償資産」との差額を「その他の収益」に計上している。一方、前連結会計年度末においては、その時点で見込まれたプロジェクト損失を基準として測定された金額を計上していた。

「南アフリカプロジェクトに係る補償資産」は、2020年3月予定の現金2,000億円の受領をもって当2019年度連結会計年度末においては4,078億円に減少し、その後MHPS株式の受領をもって全額回収する予定である。なお、当第4四半期連結会計期間以降、南アPJ収支の変動は、当社グループの損益に計上される。

 

7.非金融資産の減損

(SpaceJet事業に関連する有形固定資産、無形資産及び使用権資産の減損)

(1)減損損失の金額※1

航空・防衛・宇宙セグメントに帰属するSpaceJet事業に関連する有形固定資産、無形資産及び使用権資産について、前第3四半期連結累計期間において、IFRSの規定に従って減損判定を行った結果、回収可能期間が長期に及ぶことにより、資産から見込まれる割引後将来キャッシュ・フローに基づき算定された回収可能価額が当該事業用資産の帳簿価額を下回ったため、55,499百万円※2の減損損失を計上し、また当第3四半期連結累計期間において、量産初号機の引き渡し予定時期が2021年度以降となる見通しを2020年2月に公表し、昨年度までに資産認識していたものを含め当該事業用資産を減損することとした結果、104,553百万円の減損損失を計上している。減損損失については連結損益計算書の「その他の費用」に含まれている。

 

※1: 上記の減損損失の金額はIFRS第16号「リース」の適用後の金額である。

※2: IFRS第16号「リース」の遡及適用によって減損損失が8,238百万円減少している。

 

(2)回収可能価額の算定方法

回収可能価額はIFRSの規定に基づき算出された使用価値により測定しており、前第3四半期連結会計期間末において、当該使用価値は、経営者によって承認されたSpaceJetの事業計画を基礎とした将来キャッシュ・フローの見積額を、現在価値に割り引いて算定した。また、将来キャッシュ・フローの見積期間は、SpaceJetの想定販売期間に基づき2036年度までとしており、税引前割引率については15.8%を使用した。なお、想定販売期間は航空機業界の製品ライフサイクルを基に設定しており、長期に及ぶことは合理的であると判断した。事業計画期間における将来キャッシュ・フローは、リージョナルジェット市場において予測される需要予測・成長率等を基に見積もった。また、当第3四半期連結会計期間末において、量産初号機の引き渡し予定時期が2021年度以降となる見通しを2020年2月に公表し、当該事業用資産を全額減損した。

 

 

8.法人所得税

(SpaceJet関連損失にかかる繰延税金資産)

当社はSpaceJetの量産初号機の引き渡し予定時期が2021年度以降となる見通しとなった旨を2020年2月に公表し、SpaceJet事業に関連する損失を計上したことに合わせ、繰延税金資産の測定による法人所得税費用の減額178,814百万円の影響を当第3四半期連結会計期間に認識している。

 

9.配当金

配当金の総額は次のとおりである。

 

(1)前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2018年6月21日

定時株主総会

普通株式

20,190

60

2018年3月31日

2018年6月22日

利益剰余金

2018年10月31日

取締役会

普通株式

21,873

65

2018年9月30日

2018年12月5日

利益剰余金

(注)1.2018年6月21日定時株主総会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ

     及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金30百万円が含まれている。

2.2018年10月31日取締役会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ

  及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金59百万円が含まれている。

 

(2)当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2019年6月27日

定時株主総会

普通株式

21,876

65

2019年3月31日

2019年6月28日

利益剰余金

2019年10月31日

取締役会

普通株式

25,246

75

2019年9月30日

2019年12月4日

利益剰余金

(注)1.2019年6月27日定時株主総会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ

     及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金55百万円が含まれている。

   2.2019年10月31日取締役会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ

     及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金51百万円が含まれている。

 

10.売上収益

顧客との契約から生じた収益の製品群別による分解と報告セグメントとの関係、及び地域市場別の内訳は以下のとおりである。

 

(1)前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)

① 報告セグメント及び製品群別の内訳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)3

合計

パワー

インダストリー&社会基盤

航空・防衛・宇宙

中量産品

(注)1

個別

受注品等(注)2

小計

民間

航空機

防衛・宇宙

関連機器

小計

外部顧客からの売上収益

1,053,348

789,864

552,226

1,342,090

156,177

331,026

487,204

2,882,642

16,636

2,899,279

 

(注)1.インダストリー&社会基盤セグメント内の「中量産品」の区分は、ロット生産品(物流機器、ターボチャージャ、エンジン、冷熱製品、カーエアコン、工作機械)を含んでいる。

2.同じく「個別受注品等」の区分は、主に製鉄機械、船舶、交通システム、化学プラント、環境設備等の個別受注品を含んでいる。

3.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれないアセットビジネス等を含んでいる。

 

② 地域市場別の内訳

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

アメリカ

アジア

欧州

中南米

中東

アフリカ

その他

合計

外部顧客からの売上収益

1,292,210

439,207

543,376

301,562

100,665

95,246

72,133

54,876

2,899,279

 

(2)当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

① 報告セグメント及び製品群別の内訳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)3

合計

パワー

インダストリー&社会基盤

航空・防衛・宇宙

中量産品

(注)1

個別

受注品等(注)2

小計

民間

航空機

防衛・宇宙

関連機器

小計

外部顧客からの売上収益

1,068,167

759,935

522,078

1,282,013

173,447

319,185

492,632

2,842,813

13,697

2,856,511

 

(注)1.インダストリー&社会基盤セグメント内の「中量産品」の区分は、ロット生産品(物流機器、ターボチャージャ、エンジン、冷熱製品、カーエアコン、工作機械)を含んでいる。

2.同じく「個別受注品等」の区分は、主に製鉄機械、船舶、交通システム、化学プラント、環境設備等の個別受注品を含んでいる。

3.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれないアセットビジネス等を含んでいる。

 

② 地域市場別の内訳

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

日本

アメリカ

アジア

欧州

中南米

中東

アフリカ

その他

合計

外部顧客からの売上収益

1,323,020

488,223

525,569

264,441

95,483

65,478

42,071

52,222

2,856,511

 

11.1株当たり四半期利益

会社の所有者に帰属する基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎は、以下のとおりである。

 

 

 前第3四半期連結累計期間

 (自 2018年4月1日

  至 2018年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

 (自 2019年4月1日

  至 2019年12月31日)

四半期利益

(親会社の所有者に帰属)(百万円)

42,941

101,408

期中平均普通株式数(千株)

335,650

335,878

希薄化効果の影響(千株):新株予約権

529

450

希薄化効果影響後の期中平均普通株式数(千株)

336,180

336,328

1株当たり四半期利益(親会社の所有者に帰属)(円)

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

127.93

301.92

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

127.67

301.51

 

 

 前第3四半期連結会計期間

 (自 2018年10月1日

  至 2018年12月31日)

 当第3四半期連結会計期間

 (自 2019年10月1日

  至 2019年12月31日)

四半期利益

(親会社の所有者に帰属)(百万円)

15,804

72,170

期中平均普通株式数(千株)

335,661

335,935

希薄化効果の影響(千株):新株予約権

523

426

希薄化効果影響後の期中平均普通株式数(千株)

336,184

336,361

1株当たり四半期利益(親会社の所有者に帰属)(円)

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

47.09

214.83

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

47.00

214.56

 

 

12.主要な子会社

(重要性のある非支配持分がある子会社に関する変動)

注記「6.南アフリカプロジェクトに係る補償資産」に記載のとおり、当社は株式会社日立製作所(以下「日立」という。)との間で、同社が保有する三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下「MHPS」という。)の全株式を譲渡することを内容の一部とする和解契約を締結している。株式の譲渡は今後、複数の国での独占禁止法当局の認可を得た後に実行される。

和解契約の締結により当社グループはMHPSの全経済持分を取得したため、当第3四半期連結会計期間において、日立持分(前連結会計年度までの累積額、及び当第3四半期連結累計期間における利益剰余金や在外活動体の換算差額等の増減による変動分)を「非支配持分」から減少させた。また、当該金額はMHPSに対する日立持分の連結上の簿価であるが、これとMHPS株式の公正価値との差額150,374百万円は「資本剰余金」等の「親会社の所有者に帰属する持分」から減額した。

この結果、当第3四半期連結会計期間末において、当社グループの連結財務諸表に含まれる子会社のうち、重要性のある非支配持分が存在する子会社はなくなった。

 

・対象子会社名:三菱日立パワーシステムズ㈱

・同社の前連結会計年度における要約連結財務情報:

 

    (単位:百万円)

流動資産

1,693,032

非流動資産

387,308

流動負債

1,203,163

非流動負債

83,260

資本合計

793,916

収益

1,125,123

純損益

56,399

包括利益合計

56,128

非支配持分に支払った配当

1,375

非支配持分に配分した純損益

21,158

非支配持分の累積額

257,286

非支配持分の割合

32.41%

 

 

13.偶発負債

(SpaceJetの納入時期変更に係る偶発負債)

当社はSpaceJetの量産初号機の引き渡し予定時期が2021年度以降となる見通しとなった旨を2020年2月に公表した。

今後、納入時期変更に伴う顧客等との協議結果等により追加の負担が発生し、将来の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性がある

 

 

14.重要な後発事象

該当事項なし。

 

2【その他】

(1)中間配当について、次のとおり取締役会の決議があった。

決議年月日                               2019年10月31

中間配当による配当金の総額               25,246百万円

1株当たりの金額                         75円

支払請求権の効力発生日及び支払開始日     2019年12月4日

(注)1.2019年9月30日現在の株主名簿に記載又は記録されている最終の株主又は登録株式質権者に対し、支払いを行った。

2.2019年10月31日取締役会の決議による配当金の総額には、株式付与ESOP信託、役員報酬BIP信託Ⅰ及びBIP信託Ⅱが保有する当社の株式に対する配当金51百万円が含まれている。

 

(2)重要な訴訟事件等

 ①2017年7月31日、当社は、南ア資産譲渡に係る譲渡価格調整金等支払義務の履行を求める仲裁申立てを株式会社日立製作所に対して行った。当該仲裁事件は、2019年12月18日に当社と日立との間で和解に至り、仲裁手続きを停止している。(詳細は注記「6.南アフリカプロジェクトに係る補償資産」を参照)

 

 ②2017年10月、当社及び連結子会社である三菱日立パワーシステムズ株式会社(以下「MHPS」という。)は韓国東西発電株式会社(以下「東西発電」という。)から、MHPSが供給した蒸気タービン発電設備の試運転中に発生した、焼損事故による不稼働損失にかかわる損害賠償を求める仲裁を韓国商事仲裁院に申し立てられた。東西発電の主張は、当該焼損事故はMHPSの故意・重過失により生じたものであり、当社及びMHPSは契約上及び韓国法上、損害賠償責任を負うというものである。これらに対し当社及びMHPSは、MHPSには故意・重過失はなく、契約上、MHPSの責任は限定される旨主張していく。