(2) 【その他】

1 当連結会計年度における四半期情報等

(累計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当連結会計年度

売上収益

(百万円)

405,340

769,341

1,229,069

1,849,287

税引前四半期(当期)利益

(△は損失)

(百万円)

14,966

△34,471

△17,931

31,980

親会社の所有者に帰属
する四半期(当期)利益

(△は損失)

(百万円)

9,089

△23,346

△13,480

25,377

基本的1株当たり
四半期(当期)利益

(△は損失)

(円)

54.27

△139.39

△80.48

151.51

 

 

(会計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

基本的1株当たり
四半期利益(△は損失)

(円)

54.27

△193.66

58.90

231.98

 

 

2 重要な訴訟事件等

(タイ王国における関税の更正通知受領について)

タイ王国において、当社の連結子会社であるKAWASAKI MOTORS ENTERPRISE (THAILAND) CO.,LTD.は、タイ国税当局より関税に関する4,029百万バーツの更正通知を受領しました。同社としては、従来当局の指導に沿って関税の申告を行っており、この更正通知の内容は正当な根拠を欠く極めて不当なものであり容認できないことから、タイ王国歳入局不服審判所に不服の申し立てを行っていましたが、このたび、タイ国税当局より更正通知を取り下げる旨の通知を受領し、同社の主張が認められました。

 

(海外LNGタンク建設工事における損害賠償請求について)

一部の海外LNGタンク建設工事においては、海外下請工事会社の契約不履行等の契約違反により当社が被った損害について、ICC(The International Chamber of Commerce)へ仲裁申立を行いました。なお、仲裁手続きの中で、相手方から当社に対して損害の請求がなされていますが、当社は当該請求の内容は正当な根拠を欠く不当なものであると考えています。当社は、引き続き仲裁手続きを通じて、当社の正当性を主張してまいります。

 

3 その他

(ワシントン地下鉄車両7000系の脱線事故について)

2021年10月に米国において、当社の連結子会社であるKawasaki Rail Car, Inc.が供給し、ワシントン首都圏交通局(WMATA: Washington Metropolitan Area Transit Authority)が車両の保守・運行を実施している7000系車両で、脱線事故が発生しました。

米国国家運輸安全委員会(NTSB:National Transportation Safety Board)からの最終報告では当社グループに契約履行上の瑕疵はなく、WMATAが今回の脱線事故前から発生していた車輪間隔拡大の経過分析を実施していれば、より適切な対応ができたとしています。

また、当社グループに契約履行上の瑕疵はないとされているにも関わらず、WMATAより当社グループの責任において7000系車両の車輪・車軸を交換するよう要求されていますが、契約に従い、WMATAに対し当社グループで負担する必要はない旨を回答しています。

 

(その他)

税務調査において指摘事項があり、2023年度の税金費用として約6億円を計上しています。

調査は継続しており、同様の事例がないか社内調査を実施していますが、現時点では財務諸表等に影響ある事例はありません。