連結財務諸表注記

 

1  会計処理の原則および手続ならびに連結財務諸表の表示方法

当社は、1999年9月にニューヨーク証券取引所に上場し、米国預託証券の発行等に関して要請されている用語、様式及び作成方法により連結財務諸表を作成し、米国証券取引委員会に登録しています。

当社の連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められる会計原則 (米国会計基準) に基づいて作成されています。

トヨタが採用している会計処理の原則および手続ならびに連結財務諸表の表示方法のうち、我が国における会計処理の原則および手続ならびに連結財務諸表の表示方法と異なるもので重要性のあるものは以下のとおりです。

 

(1) 子会社の判定基準

米国会計基準では、連結の対象となる子会社の判定を持株基準 (50%超) を基礎として行っています。また、トヨタが主たる受益者となる変動持分事業体を連結の対象としています。我が国において一般に公正妥当と認められる会計原則 (日本会計基準) では、持株基準による子会社に加え、支配力基準による子会社を連結の対象としています。

 

(2) 持分法投資損益の表示区分

日本会計基準では、営業外損益の「持分法による投資損益」として表示していますが、米国会計基準では、「税金等調整前当期純利益」の後に区分表示しています。

 

(3) 未払退職・年金費用

米国会計基準では、数理計算上の差異は、期首時点の当該残高が予測給付債務と年金資産の公正価値のうちいずれか大きい額の10%と定義される回廊額を超過している場合にのみ、従業員の平均残存勤務期間にわたって償却されます。日本会計基準では、数理計算上の差異は、回廊額と無関係に、一定期間にわたって償却されます。

 

(4) 持分証券の未実現評価損益

米国会計基準では、主にその他の収益・費用(△)の「未実現持分証券評価損益」として表示していますが、日本会計基準では、税効果考慮後の金額で純資産の部における「その他有価証券評価差額金」として表示しています。

 

2  事業の概況

当社および当社の関係会社は主にセダン、ミニバン、2BOX、スポーツユーティリティビークル、トラック等の自動車とその関連部品・用品の設計、製造および販売を世界的規模で行っています。また、当社および当社の関係会社が製造する自動車および他の製品の販売を補完するための金融ならびに車両のリース事業を、主として販売代理店およびその顧客に対して行っています。

 

 

3  重要な会計方針の要約

当社および日本の子会社は日本会計基準に従い、また、海外子会社は、その子会社が所在する国において一般に公正妥当と認められる会計原則に従って、それぞれ会計帳簿を保持し、財務諸表を作成しています。連結財務諸表においては、米国会計基準に適合するために、特定の修正および組替えを反映しています。

上記の修正事項を反映した後の重要な会計方針は以下のとおりです。

 

(1) 連結の方針ならびに関連会社に対する投資の会計処理

トヨタの連結財務諸表は、当社、当社が過半数の株式を所有する子会社、トヨタが主たる受益者となる変動持分事業体の勘定を含んでいます。連結会社間の重要な取引ならびに債権債務は、すべて消去しています。トヨタが支配はしていないが重要な影響を及ぼしている関連会社に対する投資は、取得原価に当該各社の未分配利益に対するトヨタの持分額を加算した金額をもって計上しています。当期純利益は、これらの会社の、未実現内部利益控除後の当連結会計年度に係る損益に対するトヨタの持分額を含んでいます。また、価値の下落が一時的でないと判断される場合には、公正価値まで減額して計上しています。

 

(2) 連結財務諸表作成上の見積り

米国会計基準に従った連結財務諸表を作成するにあたり、マネジメントは、連結財務諸表および注記の金額に影響を与える見積りおよび仮定を行っています。結果として、このような見積額と実績額とは相違する場合があります。主要な見積りとしては、製品保証にかかる債務、リコール等の市場処置にかかる債務、貸倒引当金および金融損失引当金、賃貸資産の残存価額、長期性資産の減損、退職後給付費用および債務、デリバティブ金融商品の公正価値、負債証券の一時的ではない価値の下落による損失、訴訟関連債務および繰延税金資産に対する評価性引当金などがあります。

 

(3) 外貨換算

海外子会社および関連会社の財務諸表項目の換算については、資産ならびに負債勘定を決算日の為替相場によって円貨に換算し、収益ならびに費用勘定を期中平均相場によって円貨に換算しています。その結果生じた換算差額は、その他の包括利益累計額の項目として表示しています。

外貨建金銭債権および債務は、決算日の為替相場によって換算し、その結果生じた為替差損益は当該連結会計年度の損益に計上しています。

 

(4) 収益認識

自動車事業では、完成車両および部品は、原則として販売代理店に対して販売代理店と合意した場所において製品を引き渡した時点で、海外生産用部品は、原則として海外の製造会社に対して主に製品を船積みした時点で、履行義務を充足したと判断しています。対価については、販売時点又はその直後に支払いを受けており、重要な支払条件はありません。

トヨタの販売奨励プログラムは、主に、販売代理店が特定期間に販売した車両台数またはモデルに基づいて算定される販売代理店への現金支払の形態をとっています。トヨタは、プログラムで定める車両の販売時に、最頻値法を用いて、これらの販売奨励金をプログラムで定める金額だけ売上高から控除しています。
  特定の完成車両の販売には、顧客が無償メンテナンスを受ける契約上の権利が含まれています。当該履行義務の独立販売価格は、観察可能な価格を用いて、それが利用可能でない場合は予想コストにマージンを加算するアプローチを用いて算定しています。この無償メンテナンス契約による収益は繰り延べられ、契約に基づく履行義務を充足する際に発生する費用に応じて、契約期間にわたり収益として認識されます。
  車両の最低再販売価額をトヨタが条件付きで保証する場合の収益は、リース会計の方法により売上の日から保証の最初の実行日までの間に期間配分して計上しています。これらの取引の対象になっている車両は資産として計上し、トヨタの減価償却方針に従い償却しています。
  顧客が支配を獲得した後に発生する輸送サービス活動について、製品の支配が移転した時点で、費用として処理しています。

 

金融事業では、小売金融およびファイナンス・リースの収益は、実効利回り法に基づき計上しています。オペレーティング・リースの収益は、リース期間にわたり均等に計上しています。
  その他の事業では、住宅の設計、製造および販売等を行っています。注文住宅などの一部の住宅については、履行義務の結果を合理的に測定できるようになるまで、発生した費用の範囲でのみ収益を認識しています。
 
  なお、履行義務の充足時点と対価の受領時点との間が1年以内と見込まれる場合、実務上の便法を採用しており、重大な金融要素の調整は行っていません。
  また、売上高は、通常顧客から徴収し政府機関へ納付される税金が控除された後の純額で計上しています。
 

(5) その他費用

広告宣伝費および販売促進費は発生時に費用処理しています。2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間の広告宣伝費は、それぞれ490,093百万円および470,849百万円です。

トヨタは通常、製品の製造過程およびその他の理由による製品の欠陥に対して保証を行っています。製品保証規定は、期間および使用方法あるいはそのいずれかに対応して決めており、製品の特性、販売地域およびその他の要因によって異なります。トヨタは製品販売時点において、当該製品の保証期間中に発生が予想される製品部品の修理または取替に係る費用を製品保証にかかる債務として見積計上しています。製品保証にかかる債務の金額は、主に、修理費用に関する現在の情報および製品の欠陥に関する過去の実績に基づいて見積もっています。製品保証費用に関する計上は、仕入先が負担すべき製品保証費用の見積りも考慮しています。

また、リコール等の市場処置にかかる費用は、それらの支出が発生する可能性が高く、かつ合理的に見積もることができる場合に計上しています。トヨタは過去の発生状況を基礎にして主に製品販売時点においてリコール等の市場処置にかかる費用を見積もる方法を採用しています。

訴訟関連債務は、訴訟等から生じる損失に備えるため、現在利用可能な情報に基づき計上しています。なお、弁護士費用は発生時に費用処理しています。

研究開発費は発生時に費用処理しており、2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間の研究開発費は、それぞれ1,048,882百万円および1,110,369百万円です。

 

(6) 現金及び現金同等物並びに拘束性現金

現金及び現金同等物は、容易に既知の金額に換金可能であり、かつ満期日まで短期間であるために利率の変化による価額変動が僅少なもので、一般に契約上の満期が3ヶ月以内である流動性の高い投資を含んでいます。

拘束性現金 (拘束性現金同等物を含む) には、主に、証券化された債権の顧客からの回収額のうち関連する担保付債務の返済として投資家に支払われる金額を含んでいます。

 

(7) 有価証券及びその他の投資有価証券

有価証券及びその他の投資有価証券は負債証券および持分証券から成っています。

売却可能証券に区分される負債証券は公正価値で評価し、公正価値と取得原価の差額を税効果考慮後の金額で純資産の部におけるその他の包括利益累計額の項目として表示しています。特定の売却可能証券に区分される負債証券の価値の下落が一時的でないと判断される場合は、当該証券の帳簿価額は、公正価値まで減額されます。価値の下落が一時的でないかどうかの判断においてトヨタが考慮するのは、主に、公正価値が帳簿価額を下回っている期間と程度、投資対象の財政状態と将来の見通し、および将来市場価値の回復が予想される場合に、それまでの十分な期間にわたり当該対象への投資を継続するトヨタの能力および意思です。実現した売却資産の簿価は平均原価法に基づいて計算し、差額を損益に反映させています。

容易に算定できる公正価値がある持分証券は公正価値の変動分を損益として認識しています。容易に算定できる公正価値がない持分証券は減損後の取得原価に同一発行者の同一または類似の投資の秩序ある取引での観察可能な価格の変動から生じる金額を加減算することにより測定しています。

 

 

(8) 金融債権

金融債権は、元本残高に未収利息を加え、金融債権償却額を控除した額により構成され、連結貸借対照表上は、未稼得収益、繰延融資初期費用および金融損失引当金を加味した純額で表示しています。なお、繰延融資初期費用は契約期間にわたり利益率が一定となるように償却しています。

金融債権のポートフォリオセグメントは主にトヨタの事業の性質と金融債権の特性を質的側面から考慮して決定しており、以下の3つに分類しています。

 

①小売債権ポートフォリオ

小売債権ポートフォリオは、主にディーラーから取得した車両販売の割賦債権 (以下、自動車割賦債権という。) により構成され、クレジット・カード債権を含んでいます。これらの債権は、取得時に所定の信用基準を満たさなければなりません。また、取得後、トヨタは割賦代金の回収および契約の管理について責任を有します。

自動車割賦債権の契約期間は主に2年から7年です。トヨタは、融資対象となった車両に対する担保権を取得し、顧客が債務不履行に陥った場合、担保権を実行できます。ほとんどすべての自動車割賦債権に遡求権はなく、担保権を実行した場合にもディーラーは債務履行責任を負うことはありません。

小売債権ポートフォリオは、金融債権に内在する一般的なリスク特性や信用リスクの類似性を基礎としながら、金額的重要性を考慮して、1クラスの区分としています。

 

②ファイナンス・リース・ポートフォリオ

ファイナンス・リース債権は、主にディーラーから取得した新車のリース契約に係る債権です。リース契約の期間は主に2年から5年です。当該債権は、取得時に所定の信用基準を満たさなければならず、取得後、トヨタはリース車両の所有権を引き受けます。また、トヨタはリース料金の回収および契約の管理について責任を有します。

トヨタは、リース契約者が債務不履行に陥った場合、通常、当該車両を占有することが認められます。残存価額は車両が新規にリースされた時点で評価され、リース終了時にトヨタに返却された車両はオークションにて売却されます。

ファイナンス・リース・ポートフォリオは、金融債権に内在する一般的なリスク特性や信用リスクの類似性を基礎として、1クラスの区分としています。

 

③卸売債権およびその他のディーラー貸付金ポートフォリオ

トヨタは、適性を満たしたディーラーに対して、在庫購入のための融資を行っています。トヨタは、融資対象となった車両に対する担保権を取得し、さらに必要がある場合、ディーラーの資産または経営者の個人資産あるいはその両方に抵当権を設定します。ディーラーが債務不履行に陥った場合、トヨタは取得した資産を処分し、法的救済措置を求める権利を有します。

また、トヨタは、ディーラーに対して事業買収、設備の改修、不動産購入および運転資金のための期限付融資も行っています。当該融資は、通常、不動産への担保権、その他のディーラーの資産または経営者の個人資産により保全されています。

卸売債権およびその他のディーラー貸付金ポートフォリオは、金融債権に内在するリスク特性を基礎として、卸売債権、設備融資、運転資金融資の3クラスに区分しています。

 

債権金額が現在の情報や事象に基づき、契約条件に従って回収されない可能性が高くなった段階で、当該債権残高は減損しているとみなされます。貸付債権が減損しているかどうかの判定にあたっては、過去の支払実績および支払期限の遵守状況ならびに債務者の財務健全性に関するその他の主観的要素を考慮しています。減損債権には、利息の計上が中止され個別引当金を計上した債権が含まれています。不良債権のリストラクチャリングとして条件緩和された債権は、減損しているとみなされます。不良債権のリストラクチャリングは、財務的困難に陥っている債務者に対してトヨタより条件緩和された場合に発生します。

 

 

卸売債権およびその他のディーラー貸付金ポートフォリオのすべてのクラスは、元本または利息の総額の支払いに疑念が生じた場合、あるいは元本または利息の支払いが約定から90日以上延滞した場合のいずれか早い時点で利息の計上を中止しています。担保の価値が元本および利息を回収するのに不十分である場合、担保に依存した債権について利息の計上を中止しています。また、利息の計上を中止した段階で、未収利息は取り崩し、償却原価の償却も中止しています。

 

利息の計上を中止した債権に係る受取利息は、現金で回収した場合にのみ認識しています。利息の計上は、その時点までの元本および利息が支払われ、かつ、将来の支払いが確実になった場合に再開しています。損失の発生が見込まれるとき、債権残高は金融損失引当金から差し引かれます。小売債権クラスおよびファイナンス・リース債権クラスは、一部を除き元本および利息の支払いが支払予定日から90日以上延滞したとしても利息の計上を中止することはありません。しかしながら、一部を除き、これらの債権は以降の支払いが見込めなくなった場合、あるいは元本または利息の支払いが約定から120日以上延滞した場合のいずれか早い時点で金融損失引当金から差し引かれます。

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在、利息の計上を中止した金融債権の残高は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

 

3月31日

 

 

2019年

 

2020年

 

小売債権

9,401

 

10,434

 

ファイナンス・リース

2,431

 

3,300

 

卸売債権

18,217

 

13,023

 

設備融資

18,281

 

10,703

 

運転資金融資

 

7,712

 

 

48,330

 

45,172

 

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在、利息を計上している90日以上の延滞債権の残高は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

 

3月31日

 

 

2019年

 

2020年

 

小売債権

28,438

 

37,709

 

ファイナンス・リース

3,821

 

5,161

 

 

32,259

 

42,870

 

 

 

 

(9) 金融損失引当金

顧客の支払不能から生じる金融債権および賃貸用車両及び器具に対する損失に備えるため金融損失引当金を計上しています。金融損失引当金の繰入額は販売費及び一般管理費に含めて計上しています。

金融損失引当金は、信用リスク評価プロセスの一環として行われている体系的かつ継続的なレビューおよび評価、過去の損失の実績、ポートフォリオの規模および構成、現在の経済的な事象および状況、担保物の見積公正価値およびその十分性、ならびにその他の関連する要因に基づき、ポートフォリオセグメント別に、以下のとおり算定しています。なお、賃貸用車両及び器具はポートフォリオセグメントの開示を規定した指針の対象外となっています。

 

 

①小売債権ポートフォリオ

トヨタは小売債権に対する損失に備えるため、過去の損失の実績、現在の経済的な事象および状況ならびにその他の関連する要因などに基づき算定された引当率を、当該債権に乗じることで算定しています。

 

②ファイナンス・リース・ポートフォリオ

トヨタはファイナンス・リース債権に対する損失に備えるため、過去の損失の実績、現在の経済的な事象および状況ならびに中古車市場等の関連する要因などに基づき算定された引当率を、当該債権に乗じることで算定しています。

 

③卸売債権およびその他のディーラー貸付金ポートフォリオ

トヨタは卸売債権およびその他のディーラー貸付金に対する損失に備えるため、ディーラーの財務状況、担保設定条件、現在の経済的な事象および状況ならびにその他の関連する要因などに基づき算定された引当率を、当該債権に乗じることで算定しています。

 

トヨタは卸売債権およびその他のディーラー貸付金ポートフォリオに含まれる個々の減損債権に対する見積り損失をカバーするために個別引当金を設定しています。個別引当金は、個別の債権の総額を回収できない可能性が高い場合に、当該債権を将来キャッシュ・フローの割引現在価値または担保の公正価値で評価して算定しています。返済が担保によって保証される貸付金は、担保に依存した貸付金とされ、その場合の個別引当金の計算には担保の公正価値が使われます。担保の公正価値が金融債権の残高を超過している場合には引当金を計上していません。

小売債権およびファイナンス・リース・ポートフォリオにおける不良債権のリストラクチャリングは減損債権と判定されますが、金融損失引当金の算定にあたっては、各ポートフォリオ全体で集合的に評価されます。当該減損債権に対して個別引当金を計上したとしても、各ポートフォリオの金融損失引当金残高に重要な差異は生じないと判断しています。

卸売債権およびその他のディーラー貸付金ポートフォリオに含まれる個別債権の減損は、測定された金融損失に基づき金融損失引当金の増加として記帳されます。担保による回収が可能であるならば、関連する担保の回収および売却によって、金融損失引当金は取り崩されます。

また、回収した担保の売却価額が当該担保物件の帳簿価額を下回る金額についても、金融損失引当金の取崩を行っています。償却債権の回収額は金融損失引当金残高を増額する処理を行っています。

 

 

(10) 残価損失引当金

トヨタは、リース期間の終了したリース資産の売却収入が、リース期間の終了時における当該資産の帳簿価額を下回るために、その売却時に損失が生じるというリスクにさらされています。トヨタは保有しているポートフォリオの未保証残存価値に関し予想される損失に備えるため、残価損失引当金を計上しています。引当金は、見積車両返却率および見積損失の程度を考慮して評価しています。見積車両返却率および見積損失の程度を決定する際の考慮要因には、中古車販売に関する過去の情報や市場情報、リース車両返却の趨勢や新車市場の趨勢、および一般的な経済情勢が含まれています。マネジメントはこれらの要因を評価し、いくつかの潜在的な損失のシナリオを想定したうえで、引当金が予想される損失を補うに十分であるかを判断するため引当金残高の妥当性を検討しています。

トヨタは保有しているポートフォリオに関して予想される損失に対して十分な金額を残価損失引当金として計上しています。残価損失引当金は、資産の売却時に帳簿価額の純額と売却収入との差額について調整が行われます。

 

(11) たな卸資産

たな卸資産は正味実現可能価額を超えない範囲において取得原価で評価しています。たな卸資産の取得原価は、個別法あるいは後入先出法により算定している一部の子会社の製品を除き、総平均法によって算定しています。後入先出法により評価しているたな卸資産は、2019年3月31日および2020年3月31日現在、それぞれ470,208百万円および291,639百万円です。後入先出法を採用している子会社のたな卸資産に先入先出法を適用したと仮定すると、2019年3月31日および2020年3月31日現在のたな卸資産は、連結貸借対照表上の金額に比べて、それぞれ25,302百万円および21,194百万円増加します。

 

(12) 有形固定資産

有形固定資産は、取得原価で評価しています。重要な更新および改良のための支出は資産計上しており、少額の取替、維持および修理のための支出は発生時の費用として処理しています。有形固定資産の減価償却は、当該資産の区分、構造および用途等により見積もられた耐用年数に基づき、定額法で計算しています。見積耐用年数は、建物については2年から65年を、機械装置および器具備品については2年から20年を使用しています。

賃貸用車両及び器具は第三者に対する賃貸であり、販売代理店が賃貸を開始して特定の連結子会社が取得したものです。そうした子会社は、各社が直接取得した資産についても賃貸を行っています。賃貸用車両及び器具は見積残存価額まで、主として2年から5年のリース期間にわたり定額法で償却しています。賃貸契約の取得に際して直接発生した費用は資産計上し、リース期間にわたり定額法で償却しています。

 

(13) リース

トヨタは、契約の締結時に契約がリースであるか、またはリースを含んでいるかを判定しています。

 

①借手

トヨタは、一部の資産をファイナンス・リースおよびオペレーティング・リースにより使用しており、リース開始日に使用権資産とリース負債を認識しております。ファイナンス・リースの使用権資産は、開始日後、原価モデルを採用し、リースの開始日から、耐用年数またはリース期間のいずれか短い期間にわたって、定額法で償却しています。オペレーティング・リース料は、開始後、リース期間にわたって、定額のリース費用を計上しています。リース負債は実効金利法による償却原価で測定しています。トヨタはリース負債の測定に使用する割引率について、主にリース開始日のトヨタの追加借入利子率を使用しています。

トヨタが締結する土地、建物にかかるリース契約の多くには、事業上の柔軟性を確保するため等の様々な目的で、借手であるトヨタが行使可能である延長オプションが付されています。トヨタは延長オプションを行使することが合理的に確実であるかどうかを評価し、合理的に確実であると評価した場合には延長オプション期間をリース期間に含めております。

リース期間が12か月以内の短期リースについては、リース料をリース期間にわたって、定額法により損益として認識しています。

 

②貸手

貸手のリース取引は、契約時にリースをファイナンス・リースまたはオペレーティング・リースに分類します。

ファイナンス・リースは、原資産の所有に伴うリスクと経済価値のほとんどすべてが移転するリース取引であり、オペレーティング・リースはそれ以外のリース取引です。

オペレーティング・リースのリース料は、リース期間にわたって、定額法により損益として認識しています。

 

(14) 長期性資産

トヨタは、長期性資産について、その帳簿価額の回収可能性について疑義を生じさせる事象または状況変化がある場合に減損の判定を行っています。帳簿価額が長期性資産の使用および最後の処分から得られる割引前の見積キャッシュ・フローを超えている場合に、減損が計上されます。計上する減損の金額は、帳簿価額が公正価値を超過する場合のその超過額であり、公正価値は主に割引キャッシュ・フロー評価法を用いて決定しています。

 

(15) のれんおよび無形資産

のれんはトヨタの連結貸借対照表に対して重要ではありません。

無形資産は主としてソフトウェアです。耐用年数が明確な無形資産については主として5年の見積耐用年数を使用して定額法で償却を行っています。耐用年数が不明確な無形資産については資産 (資産グループ) の帳簿価額の回収可能性について疑義を生じさせる事象や状況がある場合に減損テストを行っています。

減損は、資産の帳簿価額が割引前の見積キャッシュ・フローを超える場合に認識しており、当該見積キャッシュ・フローは公正価値を決定する際に使用しています。減損損失は、主として割引キャッシュ・フロー評価法に基づく資産の公正価値と帳簿価額との差額を計上しています。

 

(16) 退職給付債務

トヨタは、従業員の退職給付に関して確定給付制度および確定拠出制度の双方を有しています。退職給付債務の測定は、米国会計基準に従って年金数理計算に基づき行われています。また、確定給付退職後制度の積立超過または積立不足を前払退職・年金費用または未払退職・年金費用として連結貸借対照表に認識し、当該財政状態の変動は、その変動が生じた連結会計年度中にその他の包括利益の変動として認識しています。

 

(17) 環境問題

トヨタが現在行っている事業に関連して発生する環境対策支出は、すべて適切に費用処理または資産計上されています。また、現在あるいは将来の収益に貢献することのない、過年度の事業に関連して発生している環境対策支出は費用処理しています。環境対策改善のための費用は、それらの支出が発生する可能性が高く、かつ合理的に見積もることができる場合に計上しており、一般的には遅くとも環境対策の改善に関する実行可能性の検討が終了した時点または改善計画の実行をトヨタが約した時点までには計上しています。それぞれの環境対策のための負債は、現行の法制度のもとで社内で利用可能な技術を用い、様々な工学、財務および法律専門家により見積もっています。この負債は、想定される保険会社からの回収額と相殺せず、また現在価値への割引も行いません。連結貸借対照表で開示されている期間の負債計上額に関してこれまで重要な変更は発生していません。

 

(18) 法人税等

税金費用は連結損益計算書上の税金等調整前当期純利益を基礎として計算しています。資産と負債の帳簿価額と税務上の評価額との間の一時差異に対して将来見込まれる税効果について、資産負債法により繰延税金資産・負債を認識しています。翌期以降の税金減額効果の実現が期待できないと予想される場合は、繰延税金資産を減額させるため評価性引当金を計上しています。

 

 

(19) デリバティブ金融商品

トヨタは、金利および為替の変動によるリスクを管理するために、先物為替予約取引、通貨オプション取引、金利スワップ取引、金利通貨スワップ取引および金利オプション取引を含むデリバティブ金融商品を利用しており、すべてのデリバティブ取引を公正価値で資産または負債として計上しています。なお、法的強制力のあるマスター・ネッティング契約が存在し、相殺の基準を満たしている限り、デリバティブ資産とデリバティブ負債、および関連する受入担保金と支払担保金とを相殺することを選択しています。

トヨタはデリバティブ金融商品を投機もしくは売買目的で使用していません。デリバティブ商品の公正価値の変動は、そのデリバティブ商品がヘッジ手段として指定されているか否か、およびヘッジ取引の種類に従って当該期間の損益またはその他の包括損益に計上しています。

 

(20) 1株当たり当社普通株主に帰属する当期純利益

基本1株当たり当社普通株主に帰属する当期純利益は、当社普通株主に帰属する当期純利益を加重平均発行済普通株式数で除すことにより計算しています。希薄化後1株当たり当社普通株主に帰属する当期純利益の算定方法は、潜在的なAA型種類株式の転換およびストックオプションの行使からもたらされる希薄化の影響を考慮し、当社普通株主に帰属する当期純利益および加重平均発行済普通株式数を調整することにより計算しています。

 

(21) 株式を基礎とした報酬

トヨタは、株式を基礎とした報酬制度に係る報酬費用を当該報酬の付与日における公正価値に基づき測定しています。

 

(22) その他の包括利益

その他の包括利益は、収益、費用、利益および損失のうち、米国会計基準のもとで包括利益に含まれるものの、当期純利益には含まれず、純資産の調整項目として純資産の部に直接計上する項目として定義されています。トヨタの場合、その他の包括利益は、主として売却可能有価証券未実現評価損益、外貨換算調整額およびトヨタの確定給付退職後制度に関して年金債務を認識するために計上する調整額です。

 

(23) 会計方針の変更

 

①新会計基準の適用

2016年2月、FASBはリースに関する新たな指針を公表しました。この指針は、借手はほとんどすべてのリースを使用権資産およびリース負債として連結貸借対照表上に認識することを要求しています。トヨタは、比較年度の表示および開示を修正再表示しない修正遡及適用アプローチを選択し、2019年4月1日よりこの指針を適用しました。また、適用日に終了している、あるいは存在するリース契約に対し、リースの分類などを再評価しない実務上の便法を用いています。この指針の適用により、連結貸借対照表に追加計上された使用権資産の2020年3月31日現在の残高は277,118百万円であり、投資及びその他の資産の「その他」に含まれています。リース負債は流動負債の「その他」および固定負債の「その他」に含まれており、それぞれ37,385百万円および239,623百万円です。この指針の適用による開示については、連結財務諸表注記24を参照ください。

 

2017年8月、FASBはヘッジ会計に関する新たな指針を公表しました。この指針は、ヘッジ会計の適用を簡素化するとともにその適用対象を拡大しています。トヨタは、2019年4月1日よりこの指針を適用しました。この指針の適用はトヨタの連結財務諸表に重要な影響を及ぼすものではありません。

 

②減価償却方法の変更

トヨタは、有形固定資産の減価償却方法について、主として、当社および日本の子会社においては定率法、海外子会社においては定額法を採用していましたが、2019年4月1日より、当社および日本の子会社の減価償却方法について、定額法に変更しました。トヨタは、競争力強化のため、グローバルでプラットフォーム・パワートレーンを一新するモデルチェンジ投資や、技術力・生産性向上のための投資を推進するとともに、生産設備の汎用化を進めています。今後は有形固定資産の安定的な使用による平準化された経済的便益の消費が見込まれることから、減価償却方法は定額法がより望ましい方法であると考えています。この減価償却方法の変更の影響は、FASB 会計基準編纂書 (Accounting Standards Codification) 250「会計上の変更及び誤謬の修正」に基づき、会計上の見積りの変更として将来にわたって認識されます。

この減価償却方法の変更により、従来の方法と比較して当連結会計年度の減価償却費は173,201百万円減少し、当社株主に帰属する当期純利益および基本1株当たり当社普通株主に帰属する当期純利益は、それぞれ117,001百万円および41円80銭増加しました。

 

(24) 将来適用予定の最近公表された会計基準

当社は、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上等を目的として、2021年3月期第1四半期より従来の米国会計基準に替えてIFRSを任意適用する予定です。そのため、米国会計基準に関する将来適用予定の最近公表された会計基準の記載を省略しています。

 

(25) 勘定科目の組替え再表示

特定の過年度の金額は、2020年3月31日に終了した1年間の表示に合わせて組替えが行われ再表示されています。

 

 

4  キャッシュ・フローに関する補足情報

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における法人税等の支払額は、それぞれ836,619百万円および752,205百万円です。また、2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における利息の支払額は、それぞれ507,812百万円および529,555百万円です。

ファイナンス・リース債務として、2019年3月31日に終了した1年間において新たに計上された額は、6,086百万円です。2020年3月31日に終了した1年間については、注記24を参照ください。

 

5  買収および譲渡

当社は、パナソニックと街づくり事業に関する新しい合弁会社であるプライム ライフ テクノロジーズを設立し、同社はトヨタの持分法適用会社となりました。また、当社の連結子会社であったトヨタホームおよびミサワホームはプライム ライフ テクノロジーズの完全子会社となったことにより、当社の連結子会社ではなくなりました。

当社は、2019年5月9日開催の取締役会決議により、パナソニックとプライム ライフ テクノロジーズの設立に向けた契約を締結しました。これに伴い、2019年11月26日開催のミサワホームの株主総会において承認された株式交換契約に基づき、2020年1月7日をもってトヨタホームを完全親会社、ミサワホームを完全子会社とする株式交換を実施しました。また、2019年12月19日開催のトヨタホームの株主総会において承認された共同株式移転計画書に基づき、2020年1月7日をもって株式移転完全親会社であるプライム ライフ テクノロジーズを設立する株式移転を実施しました。さらに、2020年1月7日開催のトヨタホームの株主総会において承認された剰余金の配当に基づき、トヨタホームが保有するミサワホームの発行済株式の全てをプライム ライフ テクノロジーズに対して配当したことにより、プライム ライフ テクノロジーズによるトヨタホームおよびミサワホームの完全子会社化が完了しました。

本取引に伴って認識された損益に金額的重要性はありません。

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間に行った上記以外の買収および譲渡に関して、重要な資産および負債の変動はありません。

 

 

6  有価証券及びその他の投資有価証券

有価証券及びその他の投資有価証券は、公社債および株式等を含んでおり、これらの取得原価、未実現評価損益および公正価値は次のとおりです。

 

 

 

金額:百万円

 

 

2019年3月31日

 

 

取得原価

 

未実現
評価益

 

未実現
評価損

 

公正価値

売却可能証券

 

 

 

 

 

 

 

 

  公社債

 

5,837,423

 

82,022

 

73,256

 

5,846,189

  その他

 

289,285

 

5,406

 

845

 

293,846

    合  計

 

6,126,708

 

87,428

 

74,101

 

6,140,035

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市場性のない証券

 

 

 

 

 

 

 

 

  公社債

 

32,922

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金額:百万円

 

 

2020年3月31日

 

 

取得原価

 

未実現
評価益

 

未実現
評価損

 

公正価値

売却可能証券

 

 

 

 

 

 

 

 

  公社債

 

5,237,131

 

196,260

 

22,092

 

5,411,299

  その他

 

313,014

 

9,651

 

3,416

 

319,249

    合  計

 

5,550,145

 

205,911

 

25,508

 

5,730,548

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市場性のない証券

 

 

 

 

 

 

 

 

  公社債

 

36,551

 

 

 

 

 

 

 

 

公社債には国債等が含まれ、「その他」には投資信託等が含まれています。

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在、12ヶ月を超えて継続的に発生している未実現評価損の総額に重要性はありません。

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在、売却可能証券に区分される公社債は主に1年から10年満期で構成されています。

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在の容易に算定できる公正価値がある持分証券の残高はそれぞれ2,154,951百万円および1,895,690百万円です。

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において、持分証券について認識された損益は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

 

3月31日に終了した1年間

 

 

2019年

 

2020年

 

持分証券の損益合計

△  334,636

 

△   3,837

 

持分証券の売却による実現損益

    4,836

 

16,245

 

3月31日現在保有している持分証券の未実現損益

△  339,472

 

△  20,082

 

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において容易に算定できる公正価値がない持分証券の減損またはその他の調整に重要なものはありません。2019年3月31日および2020年3月31日現在の容易に算定できる公正価値がない持分証券の残高はそれぞれ279,178百万円および364,593百万円です。

 

 

7  金融債権

金融債権の内訳は次のとおりです。

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

小売債権

12,768,305

 

12,795,076

ファイナンス・リース

1,636,536

 

1,691,371

卸売債権およびその他のディーラー貸付金

3,489,757

 

3,479,613

 

17,894,598

 

17,966,060

繰延融資初期費用

204,304

 

221,200

未稼得収益

△    986,928

 

△    919,053

金融損失引当金

 

 

 

  小売債権

△    117,594

 

△    151,490

  ファイナンス・リース

△     26,483

 

△     30,899

  卸売債権およびその他のディーラー貸付金

△     39,008

 

△     47,789

 

△    183,085

 

△    230,178

      金融債権<純額>合計

16,928,889

 

17,038,029

控除:一年以内に期限の到来する債権

△  6,647,771

 

△  6,614,171

      長期金融債権<純額>

10,281,118

 

10,423,858

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在における金融債権の地域別内訳は、それぞれ北米55.2%、アジア13.0%、欧州12.3%、日本8.2%、その他の地域11.3%、および北米55.8%、アジア13.0%、欧州12.6%、日本8.8%、その他の地域9.8%です。

 

2020年3月31日現在の小売債権の契約上の満期、ファイナンス・リースの将来最低受取リース料、卸売債権およびその他のディーラー貸付金の契約上の満期は、次のとおりです。

 

 

 

 

 

金額:百万円

 

 

3月31日に終了する
各年度

 

小売債権

 

ファイナンス・
リース

 

卸売債権および
その他のディーラー
貸付金

2021年

 

4,027,784

 

446,901

 

2,476,011

2022年

 

3,034,099

 

335,850

 

308,745

2023年

 

2,476,975

 

247,378

 

197,597

2024年

 

1,749,643

 

134,481

 

157,317

2025年

 

964,212

 

48,912

 

107,152

    2026年以降

 

542,363

 

8,801

 

232,791

      合  計

 

12,795,076

 

1,222,323

 

3,479,613

 

 

ファイナンス・リースの内訳は次のとおりです。

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

最低受取リース料

1,158,242

 

1,222,323

未保証見積残存価額

478,294

 

469,048

 

1,636,536

 

1,691,371

繰延融資初期費用

11,929

 

12,349

控除:未稼得収益

△   143,838

 

△   146,087

控除:金融損失引当金

△    26,483

 

△    30,898

      ファイナンス・リース<純額>

1,478,144

 

1,526,735

 

 

 

トヨタの金融債権は、顧客やディーラーの返済が契約条件どおりに行われずに損失が発生する可能性があります。それらの損失に備えるための金融損失引当金の算定において、トヨタは様々な信用リスク評価プロセスを導入しています。

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在の回収期限からの経過日数別の残高は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

2019年3月31日

 

小売債権

 

ファイナンス・
リース

 

卸売債権

 

設備融資

 

運転資金
融資

30日未満

12,554,265

 

1,625,893

 

1,806,305

 

873,427

 

808,755

30日以上59日以内

141,111

 

4,972

 

191

 

 

60日以上89日以内

35,090

 

1,396

 

100

 

 

90日以上

37,839

 

4,275

 

393

 

106

 

480

合  計

12,768,305

 

1,636,536

 

1,806,989

 

873,533

 

809,235

 

 

 

 

金額:百万円

 

2020年3月31日

 

小売債権

 

ファイナンス・
リース

 

卸売債権

 

設備融資

 

運転資金
融資

30日未満

12,525,020

 

1,675,523

 

1,642,637

 

857,407

 

967,105

30日以上59日以内

176,991

 

7,670

 

2,008

 

47

 

60日以上89日以内

44,922

 

2,426

 

1,132

 

43

 

90日以上

48,143

 

5,752

 

9,011

 

196

 

27

合  計

12,795,076

 

1,691,371

 

1,654,788

 

857,693

 

967,132

 

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在の卸売債権およびその他のディーラー貸付金ポートフォリオの信用状況別の残高は、次のとおりです。

 

卸売債権およびその他のディーラー貸付金ポートフォリオについては、内部におけるディーラー別のリスク評価を基礎として、以下の信用状況別に区分しています。

正常      :

要注意、破綻懸念、債務不履行のいずれにも該当しない債権

要注意    :

潜在的損失に、より注意を必要とする債権

破綻懸念  :

質的および量的見地から債務不履行に陥る懸念がある債権

債務不履行:

契約上の返済義務が履行されていない、または一時的に免除されている債権

 

 

 

金額:百万円

 

2019年3月31日

 

卸売債権

 

設備融資

 

運転資金融資

 

合  計

正常

1,566,475

 

743,379

 

789,948

 

3,099,802

要注意

156,740

 

81,848

 

8,610

 

247,198

破綻懸念

58,550

 

45,564

 

10,189

 

114,303

債務不履行

25,224

 

2,742

 

488

 

28,454

合  計

1,806,989

 

873,533

 

809,235

 

3,489,757

 

 

 

金額:百万円

 

2020年3月31日

 

卸売債権

 

設備融資

 

運転資金融資

 

合  計

正常

1,441,320

 

729,474

 

931,420

 

3,102,214

要注意

133,892

 

82,322

 

22,293

 

238,507

破綻懸念

54,251

 

37,379

 

13,332

 

104,962

債務不履行

25,325

 

8,518

 

87

 

33,930

合  計

1,654,788

 

857,693

 

967,132

 

3,479,613

 

 

 

減損債権に関する情報は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

債権残高

 

未回収の元本残高

 

減損債権に
計上されている
個別引当金

 

3月31日

 

3月31日

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

 

2019年

 

2020年

 

2019年

 

2020年

個別引当金を
計上している債権:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卸売債権

18,187

 

11,687

 

18,187

 

11,687

 

3,141

 

2,005

設備融資

10,545

 

7,948

 

10,545

 

7,948

 

1,280

 

1,003

運転資金融資

7,451

 

10,040

 

7,451

 

10,040

 

6,670

 

4,163

合  計

36,183

 

29,675

 

36,183

 

29,675

 

11,091

 

7,171

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個別引当金を
計上していない債権:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卸売債権

14,429

 

10,121

 

14,429

 

10,121

 

 

 

 

設備融資

16,870

 

16,157

 

16,870

 

16,157

 

 

 

 

運転資金融資

2,220

 

2,068

 

2,220

 

2,068

 

 

 

 

合  計

33,519

 

28,346

 

33,519

 

28,346

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一般引当金を
計上している債権:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小売債権

29,537

 

30,753

 

28,788

 

30,109

 

 

 

 

ファイナンス・リース

99

 

103

 

75

 

42

 

 

 

 

合  計

29,636

 

30,856

 

28,863

 

30,151

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減損債権合計:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小売債権

29,537

 

30,753

 

28,788

 

30,109

 

 

 

 

ファイナンス・リース

99

 

103

 

75

 

42

 

 

 

 

卸売債権

32,616

 

21,808

 

32,616

 

21,808

 

 

 

 

設備融資

27,415

 

24,105

 

27,415

 

24,105

 

 

 

 

運転資金融資

9,671

 

12,108

 

9,671

 

12,108

 

 

 

 

合  計

99,338

 

88,877

 

98,565

 

88,172

 

 

 

 

 

 

2020年3月31日に終了した1年間において、不良債権のリストラクチャリングとして条件緩和された債権は、小売債権、ファイナンス・リース、卸売債権およびその他のディーラー貸付金ともに金額的重要性はありません。また、不良債権のリストラクチャリングとして条件緩和された債権の支払不履行も金額的重要性はありません。
 

 

8  未収入金

未収入金には、部品メーカーとの委託製造契約に係る債権が含まれており、当該債権はトヨタによる委託製造部品の購入に係る債務と相殺されます。

 

 

9  たな卸資産

たな卸資産の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

製  品

1,746,159

 

1,517,173

原材料

475,504

 

485,069

仕掛品

324,921

 

315,139

貯蔵品およびその他

109,812

 

117,537

  合  計

2,656,396

 

2,434,918

 

 

10  賃貸用車両及び器具

オペレーティング・リースとして賃貸されている車両および器具の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

車両

6,383,788

 

6,153,695

器具

14,499

 

17,148

控除:繰延利益等

△   259,124

 

△   241,610

 

6,139,163

 

5,929,233

控除:減価償却累計額

控除:金融損失引当金

△ 1,428,779

△    13,314

 

△ 1,374,172

△    12,171

      賃貸用車両及び器具<純額>

4,697,070

 

4,542,890

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において、オペレーティング・リースとして賃貸されている車両および器具からのレンタル収入は、それぞれ959,497百万円および945,091百万円です。オペレーティング・リースとして賃貸されている車両および器具に係る将来の最低レンタル収入は、分割払いで支払いがなされるものであり、各年度における収入額は次のとおりです。

 

3月31日に終了する各年度

 

金額:百万円

2021年

 

802,119

2022年

 

531,098

2023年

 

241,462

2024年

 

59,415

2025年

 

13,455

2026年以降

 

6,195

将来の最低レンタル収入合計

 

1,653,744

 

 

上記の将来の最低レンタル収入は、将来の現金回収額を示すものではありません。

 

11  貸倒引当金および金融損失引当金

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における受取手形及び売掛金等に係る貸倒引当金の増減の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

貸倒引当金期首残高

98,590

 

90,373

繰入・戻入(△)額

△  1,375

 

  5,689

債権償却

△  2,472

 

△  2,691

その他

△  4,370

 

△  3,019

      貸倒引当金期末残高

90,373

 

90,352

 

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における「その他」には、外貨換算調整額等が含まれています。

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在の貸倒引当金残高の一部は長期の債権に係るものであり、「投資及びその他の資産-その他」に、それぞれ74,003百万円および66,408百万円が計上されています。

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における金融債権および賃貸用車両及び器具に係る金融損失引当金の増減の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

金融損失引当金期首残高

184,087

 

196,399

繰入・戻入(△)額

81,440

 

137,293

債権償却

△  91,698

 

△  98,352

回収額

26,178

 

25,578

その他

△   3,608

 

△  18,569

      金融損失引当金期末残高

196,399

 

242,349

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における「その他」には、主として外貨換算調整額が含まれています。

 

上記の金融損失引当金のうち、2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における小売債権ポートフォリオ、ファイナンス・リース・ポートフォリオ、卸売債権およびその他のディーラー貸付金ポートフォリオに係る金融損失引当金の増減の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

2019年3月31日に終了した1年間

 

小売債権

 

ファイナンス・
リース

 

卸売債権および
その他のディーラー
貸付金

金融損失引当金期首残高

103,457

 

28,817

 

36,800

繰入・戻入(△)額

68,470

 

710

 

3,990

債権償却

△  72,657

 

△   2,903

 

△   1,111

回収額

20,485

 

345

 

45

その他

△   2,161

 

△     486

 

△     716

   金融損失引当金期末残高

117,594

 

26,483

 

39,008

 

 

 

金額:百万円

 

2020年3月31日に終了した1年間

 

小売債権

 

ファイナンス・
リース

 

卸売債権および
その他のディーラー
貸付金

金融損失引当金期首残高

117,594

 

26,483

 

39,008

繰入・戻入(△)額

107,784

 

9,716

 

12,544

債権償却

△  82,613

 

△   3,267

 

△     105

回収額

20,277

 

353

 

33

その他

△  11,552

 

△   2,386

 

△   3,691

      金融損失引当金期末残高

151,490

 

30,899

 

47,789

 

 

 

12  関連会社および変動持分事業体

(1) 関連会社への投資および取引

持分法で評価されている関連会社の要約財務情報は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

流動資産

13,555,478

 

16,551,569

固定資産

12,464,250

 

14,869,913

      資産合計

26,019,728

 

31,421,482

流動負債

8,322,336

 

9,819,357

固定負債および非支配持分

6,398,659

 

9,421,112

株主資本

11,298,733

 

12,181,013

      負債純資産合計

26,019,728

 

31,421,482

株主資本に対するトヨタの持分額

3,313,703

 

4,090,790

期末における持分法適用会社数

63

 

72

 

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

売上高

32,200,711

 

35,340,807

売上総利益

4,070,621

 

4,315,967

持分法で評価されている関連会社の
株主に帰属する当期純利益

857,832

 

841,938

トヨタに帰属する持分法投資損益

360,066

 

271,152

 

 

トヨタの関連会社に対する投資額のうち、重要な部分を占める会社およびその持分比率は次のとおりです。

 

 

 

持分比率

 

 

3月31日

会社

 

2019年

 

2020年

㈱デンソー

 

24.5%

 

24.5%

㈱SUBARU

 

 

20.0%

㈱豊田自動織機

 

24.9%

 

24.9%

アイシン精機㈱

 

24.9%

 

24.9%

豊田通商㈱

 

22.0%

 

22.0%

 

 

特定の関連会社は、いくつかの証券市場に上場しており、それらの持分法による評価額は、2019年3月31日および2020年3月31日現在、それぞれ2,430,251百万円および2,895,656百万円です。また、これらの関連会社の市場価格の総計は、それぞれ2,513,886百万円および2,247,107百万円です。2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において、トヨタは、市場価格が帳簿価額を下回っている期間と程度、これらの関連会社の財政状態と将来の見通し、当該関連会社に対する投資を継続するトヨタの能力および意思を考慮した結果、減損損失を計上していません。

 

関連会社に対する債権債務残高および取引高は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

受取手形及び売掛金ならびに未収入金

362,831

 

357,849

支払手形及び買掛金ならびに未払金

845,755

 

780,935

 

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

売上高

2,213,236

 

2,423,338

仕入高

6,431,464

 

6,781,279

 

 

 

持分法で評価されている関連会社からの配当金は、2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において、それぞれ204,322百万円および208,950百万円です。

なお、トヨタは、関連会社と通常の業務上行う取引以外に、重要な関連当事者との取引を行っていません。

 

(2) 変動持分事業体

トヨタは、特別目的事業体を通じて証券化取引を行っています。証券化取引に伴い金融債権および賃貸用車両を特別目的事業体に売却していますが、当該事業体の活動を指示する権限ならびに重要な利益や損失を負担する可能性があるため、トヨタが第一受益者であるものとして連結しています。

2019年3月31日および2020年3月31日現在、トヨタの連結財務諸表上、証券化取引に関して、それぞれ金融債権1,872,564百万円および1,906,256百万円、賃貸用車両609,694百万円および621,633百万円、拘束性現金131,804百万円および140,750百万円、ならびに担保付きの借入金1,893,073百万円および1,979,563百万円が計上されています。なお、当該事業体の債権者は、トヨタが支払保証を供与している債務を除き、トヨタの債権一般に対して遡及権を有しません。これらの信用、金利、早期返済に係るリスクは証券化取引を行う前と比べて増加するものではありません。

 

トヨタは、投資信託および変動持分事業体が発行する債券に対し変動持分を有しています。当該投資信託のうち一部については、トヨタが重要な利益や損失を負担する可能性があり、資産管理者を通じて当該投資信託の活動を指示する権限を有しているため、トヨタが第一受益者であるものとして連結しています。2019年3月31日および2020年3月31日現在、トヨタの連結財務諸表上、当該投資信託に関して、有価証券及びその他の投資有価証券にそれぞれ2,790,679百万円および2,767,681百万円が計上されています。

その他の投資信託および変動持分事業体が発行する債券については、トヨタは当該投資信託および変動持分事業体の活動を指示する権限を有していないため、第一受益者ではないと判断し、連結していません。当該投資信託および債券への投資は、公正価値測定され、連結貸借対照表上の「有価証券及びその他の投資有価証券」に含まれています。想定最大損失額は、当該投資信託および債券の帳簿価額に限定され、2019年3月31日において当該投資信託で22,001百万円および当該債券で351,945百万円、2020年3月31日において当該投資信託で16,622百万円および当該債券で748,131百万円です。トヨタは当該投資信託および債券に対し、契約外の支援は行っていません。

 

上記以外の変動持分事業体は、その全体的な規模、およびトヨタとこれらの変動持分事業体との関係から、トヨタの連結財務諸表に重要な影響を及ぼすものではありません。

 

13  短期借入債務および長期借入債務

2019年3月31日および2020年3月31日現在の短期借入債務の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

借入金 (主として銀行借入)
[加重平均利率:2019年  年2.11%
               2020年  年2.03%]

1,468,430

 

1,179,230

コマーシャル・ペーパー
[加重平均利率:2019年  年2.28%
               2020年  年1.50%]

3,876,544

 

4,106,796

 

5,344,973

 

5,286,026

 

 

2020年3月31日現在、トヨタには1,861,792百万円の未使用の短期借入枠があり、うち374,273百万円はコマーシャル・ペーパーのプログラムに関するものです。これらのプログラムによって、トヨタは、360日以内の借入に適用される一般的な利率で短期の資金調達を行うことができます。

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在の長期借入債務の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

無担保の借入金 (主として銀行借入)
  [2019年-
     加重平均利率:年2.78%、
     返済期限:2019年~2041年
   2020年-
     加重平均利率:年2.37%、
     返済期限:2020年~2041年]

3,441,336

 

3,713,541

 

 

 

 

担保付きの借入金 (主として金融債権証券化)
  [2019年-
     加重平均利率:年2.47%、
     返済期限:2019年~2026年
   2020年-
     加重平均利率:年1.98%、
     返済期限:2020年~2034年]

1,840,204

 

1,983,976

 

 

 

 

ミディアム・ターム・ノート (連結子会社の発行)
  [2019年-
     加重平均利率:年2.46%、
     返済期限:2019年~2048年
   2020年-
     加重平均利率:年2.05%、
     返済期限:2020年~2048年]

7,372,550

 

7,442,590

 

 

 

 

無担保普通社債 (当社の発行)
  [2019年-
     加重平均利率:年1.84%、
     返済期限:2019年~2037年
   2020年-
     加重平均利率:年1.85%、
     返済期限:2020年~2037年]

511,980

 

650,905

 

 

 

 

無担保普通社債 (連結子会社の発行)
  [2019年-
     加重平均利率:年2.12%、
     返済期限:2019年~2031年
   2020年-
     加重平均利率:年1.70%、
     返済期限:2020年~2031年]

1,566,994

 

1,412,368

 

 

 

 

担保付普通社債 (連結子会社の発行)
  [2019年-
     加重平均利率:年7.78%、
     返済期限:2019年~2022年
   2020年-
     加重平均利率:年7.52%、
     返済期限:2020年~2023年]

53,120

 

34,626

 

 

 

 

長期ファイナンス・リース債務
  [2019年-
     利率:年0.12%~14.73%、
     返済期限:2019年~2035年

   2020年-
     利率:年0.01%~14.73%、
     返済期限:2020年~2049年]
 

19,021

 

28,937

 

 

 

 

 

14,805,205

 

15,266,943

控除:1年以内に返済予定の額

△  4,254,260

 

△  4,574,045

 

10,550,945

 

10,692,898

 

 

 

2020年3月31日現在、長期借入債務の通貨は、約48%が米ドル、約13%がユーロ、約11%が日本円、約7%が豪ドル、約5%がタイバーツ、約16%がその他の通貨となっています。

 

2020年3月31日現在、帳簿価額644,368百万円の有形固定資産が連結子会社の借入債務等の担保に供されています。これに加えて、その他資産のうち合計で2,010,548百万円が、連結子会社の借入債務等の担保に供されており、主として証券化の原債権である金融債権が含まれています。

 

長期借入債務の翌年度以降5年間の各年度別返済予定額は次のとおりです。

 

3月31日に終了する各年度:

 

金額:百万円

2021年

 

4,574,045

2022年

 

3,692,634

2023年

 

3,014,979

2024年

 

1,575,717

2025年

 

1,210,354

 

 

複数の取引銀行との取引約定書には、トヨタは当該銀行から要求があれば担保 (当該銀行に対する預金を含む) あるいは保証を提供する旨の条項が含まれています。この約定書その他により供される担保は、当該銀行に対する現在および将来のすべての借入債務に適用されます。2020年3月31日に終了した1年間において当該条項に基づいて担保あるいは保証の提供を求められたもので重要なものはありません。

 

2020年3月31日現在、トヨタには5,345,718百万円の未使用の長期借入枠があります。

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における支払利息は、それぞれ499,871百万円および512,677百万円です。なお、金融事業に関連する支払利息は、連結損益計算書の「金融費用」に含めて計上しています。

 

 

14  製品保証およびリコール等の市場処置

トヨタは、製品の販売の際に顧客との間で締結する保証約款に基づき、主に製造過程に起因する一定の欠陥に対して製品保証を行っています。トヨタは保証約款に従って、将来発生が見込まれる見積製品保証費用を引当計上しています。また、上記の製品保証に加えて、トヨタは製品の安全性確保の観点や顧客満足の立場から、欠陥品となることが予想される部品の修理や取替を行う、リコール等の市場処置を実施しています。製品のリコール等の市場処置にかかる費用は、過去の発生状況を基礎にして見積り計上しています。

これらの費用は、共に製品の欠陥に起因する修理または取替にかかる費用であり、相互に関連するものであるため、製品保証にかかる債務およびリコール等の市場処置にかかる債務を合算して品質保証にかかる債務として表記しています。2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間におけるこれらの品質保証にかかる債務の増減の内訳は次のとおりです。なお、品質保証にかかる債務は、連結貸借対照表上の「未払費用」に含まれています。

 

 

 

金額:百万円

 

 

3月31日に終了した1年間

 

 

2019年

 

2020年

品質保証にかかる債務の期首残高

 

1,702,312

 

1,769,275

当期支払額

 

△   489,461

 

△   490,117

繰入額

 

565,012

 

314,494

既存の品質保証にかかる変動額

 

△     1,411

 

△    34,345

その他

 

△     7,177

 

△     6,194

品質保証にかかる債務の期末残高

 

1,769,275

 

1,553,113

 

 

「その他」には主として外貨換算調整額および連結子会社の増減の影響が含まれています。

 

上記の品質保証にかかる債務のうち、リコール等の市場処置にかかる債務の増減の内訳は次のとおりです。

 

 

 

金額:百万円

 

 

3月31日に終了した1年間

 

 

2019年

 

2020年

リコール等の市場処置にかかる
債務の期首残高

 

1,275,256

 

1,302,309

当期支払額

 

△   396,971

 

△   363,708

繰入額

 

428,613

 

169,134

その他

 

△     4,589

 

△     3,024

リコール等の市場処置にかかる
債務の期末残高

 

1,302,309

 

1,104,711

 

 

15  未払金

未払金は主に有形固定資産の購入および非製造関連の購買に関するものです。

 

 

16  法人税等

税金等調整前当期純利益の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

税金等調整前当期純利益:

 

 

 

  当社および日本国内子会社

1,552,975

 

1,704,397

  海外子会社

732,490

 

850,210

      合計

2,285,465

 

2,554,607

 

 

法人税等の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

税金費用-当年度分:

 

 

 

  当社および日本国内子会社

599,521

 

483,087

  海外子会社

147,017

 

8,196

      当年度分合計

746,538

 

491,283

 

 

 

 

税金費用・利益(△)-繰延税額:

 

 

 

  当社および日本国内子会社

△  110,608

 

45,739

  海外子会社

24,014

 

146,408

      繰延合計

△   86,594

 

192,147

      税金費用合計

659,944

 

683,430

 

 

トヨタは、所得に対して種々の税金を課せられていますが、これらを総合すると、日本国内における法定税率は、2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において約30.9%です。翌連結会計年度以降に解消することが予想される一時差異に係る税効果の計算においては将来の法定税率が使用されています。法定税率と実効税率との差は、次のとおり分析されます。

 

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

法定税率

30.9%

 

30.9%

税率増加・減少(△)要因:

 

 

 

損金に算入されない費用項目

0.4

 

0.4

海外子会社の未分配利益に係る
繰延税金負債

1.2

 

1.0

持分法適用関連会社の未分配利益に係る
繰延税金負債

3.1

 

1.7

評価性引当金

0.2

 

0.5

控除税額

△  5.3

 

△  4.9

海外子会社との法定税率の差

△  2.3

 

△  2.7

未認識税務ベネフィット調整

△  0.1

 

△  0.4

その他

0.8

 

0.3

実効税率

28.9%

 

26.8%

 

 

 

繰延税金資産および負債の主な内訳は、次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

繰延税金資産:

 

 

 

  未払退職・年金費用

256,478

 

277,528

  未払費用および品質保証にかかる債務

664,950

 

601,108

  従業員に関するその他の未払給与

121,024

 

118,961

  税務上の繰越欠損金

364,220

 

55,918

  貸倒引当金および金融損失引当金

69,049

 

73,620

  有形固定資産およびその他資産

266,866

 

282,136

  その他

338,744

 

268,040

      繰延税金資産総額

2,081,331

 

1,677,311

  控除:評価性引当金

△    93,599

 

△   110,642

      繰延税金資産合計

1,987,732

 

1,566,669

 

 

 

 

繰延税金負債:

 

 

 

  未実現有価証券評価益

△   493,052

 

△   421,846

  海外子会社の未分配利益

△    25,972

 

△    24,808

  持分法適用関連会社の未分配利益

△   836,860

 

△   952,660

  資産の取得価額の相違額

△    29,116

 

△    29,756

  リース取引

△   946,128

 

△   739,911

  その他

△   169,583

 

△    86,072

      繰延税金負債総額

△ 2,500,711

 

△ 2,255,053

      繰延税金資産・負債(△)純額

△   512,979

 

△   688,384

 

 

上記の繰延税金資産・負債(△)純額は、次のとおり連結貸借対照表に含まれています。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

繰延税金資産:

 

 

 

  投資及びその他の資産-その他

501,872

 

354,785

繰延税金負債:

 

 

 

  繰延税金負債(固定負債)

△ 1,014,851

 

△ 1,043,169

    繰延税金資産・負債(△)純額

△   512,979

 

△   688,384

 

 

繰延税金資産の回収可能性は、将来加算一時差異の解消、将来課税所得の見積り、および慎重かつ実行可能なタックスプランニング等を要素として評価されます。その評価の結果として、50%超の可能性で回収不能と見込まれる額、すなわち評価性引当金の計上額は、繰延税金資産の回収可能性に関連する入手可能なすべての肯定的な証拠と否定的な証拠の双方を適切に考慮して決定されます。

トヨタは、現時点で利用可能な情報に基づいた最善の見積りを行っていますが、予想し得ない要因や変化が生じた場合には、繰延税金資産の回収可能性の評価を見直す可能性があります。

 

2020年3月31日現在の税務上の繰越欠損金は、日本国内において18,776百万円、海外において402,628百万円であり、将来の課税所得から控除できます。これらの繰越欠損金は、一部を除き、日本国内において2021年から2030年の間に、海外において主に2021年から2040年の間に繰越期限が到来します。また、繰越税額控除は、日本国内において4,579百万円、海外において67,098百万円であり、それぞれ主に2021年から2023年および2021年から2040年の間に繰越期限が到来します。

 

 

評価性引当金は、主として税務上の繰越欠損金および外国税額控除に係る繰延税金資産のうち、50%超の可能性で回収不能と見込まれる部分に対するものです。2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における、繰延税金資産に対する評価性引当金の増減の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

評価性引当金期首残高

93,814

 

93,599

増加

13,967

 

27,629

減少

△   9,801

 

△   6,089

その他

△   4,381

 

△   4,497

    評価性引当金期末残高

93,599

 

110,642

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において、「その他」には、連結範囲の異動に伴う影響および外貨換算調整額が含まれています。

 

海外子会社の未分配利益のうち、予見可能な将来において配当することを予定していない未分配利益については、再投資される予定のため税金引当を行っていません。2020年3月31日現在、当該未分配利益は合計で4,205,058百万円であり、トヨタはこれらの未分配利益がすべて配当されたと仮定した場合に算定される追加的税金引当額を152,190百万円と見積もっています。

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における未認識税務ベネフィットの増減の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

期首残高

21,564

 

17,268

当期の税務ポジションに関連する増加

1,212

 

2,199

過年度の税務ポジションに関連する増加

1,304

 

127

過年度の税務ポジションに関連する減少

△     819

 

△   9,586

時効による消滅

 

解決による減少

△   6,696

 

△     298

その他

703

 

△   1,363

    期末残高

17,268

 

8,347

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在において、認識された場合に実効税率に重要な影響を与える未認識税務ベネフィットはありません。また、トヨタは今後12ヶ月以内の未認識税務ベネフィットについて重要な変動は予想していません。

 

法人税等に関連する利息および課徴金は、連結損益計算書の「その他<純額>」に含めて計上されています。2019年3月31日および2020年3月31日現在における連結貸借対照表ならびに2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における連結損益計算書に計上された利息および課徴金の金額に重要性はありません。

 

2020年3月31日現在、トヨタは日本および主要な海外地域において、それぞれ2013年4月1日および2002年4月1日以降の税務申告に関して税務調査を受ける可能性があります。

 

 

17  種類株式

当社は、2015年7月24日に第1回AA型種類株式を発行しています。第1回AA型種類株式に関する詳細については、次のとおりです。

・発行株数

:47,100,000株

・発行価格 (第1回AA型種類株主が引受人に支払った金額)

 

:1株につき10,598円

・引受価額 (引受人より当社に払い込まれた金額)

 

:1株につき10,121.09円

・議決権

:有  1単元の株式数は100株

・譲渡制限

:有

・配当

:(1) 2016年3月31日に終了する事業年度に基準日が属する場合  発行価格の年0.5%

 

(2) 2017年3月31日以降2020年3月31日以前に終了する各事業年度に基準日が属する場合

 

発行価格に (前事業年度の配当年率+年0.5%) を乗じた金額

 

(3) 2021年3月31日以降に終了する各事業年度に基準日が属する場合  発行価格の年2.5%

・第1回AA型種類株主の請求権

 

:(1) 普通株式転換請求権

第1回AA型種類株主は、2020年10月1日以降、毎年、4月または10月の最初の営業日を転換請求日として、当社に対して、普通株式の交付と引換えに、当該第1回AA型種類株主の有する第1回AA型種類株式の全部または一部を取得することを請求することができます。

 

(2) 金銭対価取得請求権

 

第1回AA型種類株主は、2020年9月1日以降、毎年、3月、6月、9月または12月の最後の営業日を取得請求日として、当社に対して、金銭の交付と引換えに、当該第1回AA型種類株主の有する第1回AA型種類株式の全部または一部を取得することを請求することができます。

・会社の請求権

:当社は、2021年4月2日以降、金銭の交付と引換えに、第1回AA型種類株式の全部を取得することができます。

 

 

第1回AA型種類株式は、第1回AA型種類株主が金銭対価の取得請求権を有するため、株主資本として取り扱われず、負債と株主資本の中間区分に「中間資本」として独立して表示されます。

2019年3月31日および2020年3月31日現在において、中間資本に計上している未払配当金は、それぞれ4,969百万円および6,217百万円です。

また、発行価格と中間資本の当初計上額との差額は、第1回AA型種類株主による金銭対価の取得請求が可能となるまでの期間に応じて中間資本の計上額を増価させます。

 

18  株主持分

発行済普通株式数の変動内容は次のとおりです。

 

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

発行済普通株式:

 

 

 

  期首残高

3,262,997,492

 

3,262,997,492

  期中発行

 

  買入消却

 

      期末残高

3,262,997,492

 

3,262,997,492

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における普通株式に係る1株当たり年間配当額は、それぞれ220円です。

 

 

日本の会社法の下では、当社および日本の子会社の実施した剰余金の配当により減少する剰余金の額の10%を、資本準備金または利益準備金として積立てることが要求されています。資本準備金と利益準備金の総額が資本金の25%に達した場合は、その後の積立ては要求されていません。

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在のトヨタの利益準備金積立残高は、それぞれ198,605百万円および201,490百万円です。また、日本の会社法の下では、当社および日本の子会社の利益準備金はその使用を制限されており、分配可能額の計算上控除されます。

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在の当社の分配可能額は、それぞれ9,958,581百万円および10,276,666百万円です。日本での会計慣行に従い、期末の剰余金処分はその期間の財務諸表には計上されず、その後取締役会により決議された事業年度において計上されることになります。2020年3月31日現在の利益剰余金は、2020年5月12日に開催された取締役会で決議された、普通株式に係る期末現金配当金331,938百万円、1株当たり120円を含んでいます。

 

2020年3月31日現在の利益剰余金には、持分法適用関連会社の未分配利益に対するトヨタの持分相当額3,063,866百万円が含まれています。

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における自己株式の取得および処分は次のとおりです。

2019年3月31日に終了した1年間

自己株式の取得

  自己株式の取得を行った理由

  株主還元および資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行するため。

  取得に係る事項の内容

    取得した普通株式数         :77,622,700株

    株式の取得価額の総額       :549,986百万円

 

2020年3月31日に終了した1年間

自己株式の取得

  自己株式の取得を行った理由

  株主還元および資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行するため。

  取得に係る事項の内容

    取得した普通株式数         :69,532,900株

    株式の取得価額の総額       :500,139百万円

 

自己株式の処分

  自己株式の処分を行った理由

当社は、2019年5月9日開催の取締役会決議により、パナソニックと街づくり事業に関する新しい合弁会社であるプライム ライフ テクノロジーズの設立に向けた契約を締結しました。本契約に基づき、当社の連結子会社であるトヨタホームを株式交換完全親会社、同社の連結子会社であるミサワホームを株式交換完全子会社とするため、当社の普通株式を株式交換の対価とする株式交換を実施しました。
処分に係る事項の内容

    処分した普通株式の数       :3,269,500株

    処分金額の総額          :24,181百万円

 

 

19  その他の包括利益累計額

その他の包括利益・損失(△)累計額の変動は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

外貨換算
調整額

 

未実現
有価証券
評価損益

 

年金債務
調整額

 

その他の
包括利益・
損失(△)
累計額

2018年3月31日現在残高

△   679,085

 

1,329,584

 

△   214,800

 

435,699

会計方針の変更による影響

105

 

△ 1,309,725

 

 

△ 1,309,620

組替前その他の包括利益・損失(△)
-税効果 (8,703百万円、3,382百万円、25,795百万円および37,880百万円) 考慮後

25,639

 

△     6,139

 

△    62,288

 

△    42,788

 

 

 

 

 

 

 

 

組替額-税効果(―百万円、6,963百万円、 △2,892百万円および4,071百万円) 考慮後

1,377

 

△    15,026

 

7,452

 

△     6,197

その他の包括利益・損失(△)-税効果考慮後

27,016

 

△    21,165

 

△    54,836

 

△    48,985

非支配持分帰属その他の包括損益

2,432

 

54

 

3,770

 

6,256

2019年3月31日現在残高

△   649,532

 

△     1,252

 

△   265,866

 

△   916,650

組替前その他の包括利益・損失(△)
-税効果 (1,865百万円、△50,969百万円、26,259百万円および△22,845百万円) 考慮後

△   333,854

 

113,978

 

△    66,203

 

△   286,079

 

 

 

 

 

 

 

 

組替額-税効果 (―百万円、△1,960百万円、△2,400百万円および△4,360百万円) 考慮後

 

4,385

 

6,007

 

10,392

その他の包括利益・損失(△)-税効果考慮後

△   333,854

 

118,363

 

△    60,196

 

△   275,687

非支配持分帰属その他の包括損益

20,668

 

40

 

△      440

 

20,268

非支配持分との資本取引及びその他

3,432

 

 △      124

 

2,488

 

5,796

2020年3月31日現在残高

△   959,286

 

117,027

 

△   324,014

 

△ 1,166,273

 

 

組替額の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

連結損益計算書において
影響を受ける項目

 

2019年

 

2020年

 

外貨換算調整額:

 

 

 

 

 

 

1,377

 

 

その他<純額>

 

1,377

 

 

税金等調整前当期純利益

 

1,377

 

 

非支配持分控除前当期純利益

未実現有価証券評価損益:

 

 

 

 

 

 

1,243

 

△     93

 

金融収益

 

△ 22,374

 

8,823

 

為替差益・差損(△)<純額>

 

△    827

 

△  2,484

 

その他<純額>

 

△ 21,958

 

6,246

 

税金等調整前当期純利益

 

6,963

 

△ 1,960

 

法人税等

 

△     31

 

99

 

持分法投資損益

 

△ 15,026

 

4,385

 

非支配持分控除前当期純利益

年金債務調整額:

 

 

 

 

 

年金数理純損失の償却

14,029

 

12,611

 

その他<純額>

過去勤務債務の償却

△  3,685

 

△ 4,204

 

その他<純額>

 

10,344

 

8,407

 

税金等調整前当期純利益

 

△  2,892

 

△ 2,400

 

法人税等

 

7,452

 

6,007

 

非支配持分控除前当期純利益

組替額合計-税効果考慮後

△  6,197

 

10,392

 

 

 

 

(注)

上記組替額の増加 (減少) は、連結損益計算書における利益の減少 (増加) を示しています。

 

 

 

 

 

20  株式を基礎とした報酬

1997年6月、当社の株主は、取締役を対象としたストックオプション制度を承認しました。2001年6月、株主はこれに加えて特定の従業員を当該制度の対象者に含めることを承認しました。当該制度承認以降、株主は、当社の普通株式を購入するオプションを付与する権利を与えることを、2010年6月まで毎年認めてきました。株主が承認したものの未付与のままとなった株式については、次年度以降付与することはできません。2006年8月以降に付与されたストックオプションは、8年の期間を有して、権利付与日の株価 (終値) に1.025を乗じた価格を権利行使価格としています。通常、権利行使は、権利付与日から2年間経過後に実行可能となります。

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において、販売費及び一般管理費に計上した株式を基礎とした報酬費用はありません。

 

ストックオプションの実施状況は次のとおりです。

 

 

 

 

金額:円

 

 

 

金額:百万円

 

株式数

 

加重平均
権利行使価格

 

加重平均
残存契約期間(年)

 

本源的価値
合計額

2018年3月31日現在残高

283,600

 

3,153

 

0.33

 

1,041

  付与

 

 

 

 

 

  行使

△   155,100

 

3,156

 

 

 

 

  喪失

△   128,500

 

3,153

 

 

 

 

2019年3月31日現在残高

 

 

 

  付与

 

 

 

 

 

  行使

 

 

 

 

 

  喪失

 

 

 

 

 

2020年3月31日現在残高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年3月31日現在行使可能

 

 

 

2020年3月31日現在行使可能

 

 

 

 

 

2019年3月31日に終了した1年間において、行使されたストックオプションの本源的価値合計額は、618百万円です。2020年3月31日に終了した1年間において、行使されたストックオプションはありません。

 

2019年3月31日に終了した1年間において、ストックオプションの行使により受け取った現金は、490百万円です。2020年3月31日に終了した1年間において、ストックオプションの行使により受け取った現金はありません。

 

 

21  従業員給付制度

(1) 年金および退職金制度

当社および日本の子会社の従業員は、通常、各社で設定している退職給付に関する規則に従い、退職時にその時点における給与と勤続年数または、これらを基礎とするポイントに基づいて計算された退職一時金または年金の受給資格を有します。定年前に退職した場合の最低支給額は、通常、自己都合による退職に基づいた金額となります。定年を含む会社都合による退職の場合、加算金を加えた退職金が支給されます。

2004年10月1日に、当社は退職金制度を改定しポイント制退職給付制度を導入しました。新制度では、退職給付に関する規則に従い、各年度に付与されたポイントの累計数に基づいて計算された退職一時金または年金の受給資格を有します。

ポイントは、勤続年数に応じて付与される「勤続ポイント」、資格に応じて付与される「資格ポイント」、各年度の考課に応じて付与される「考課ポイント」などから構成されます。定年前に退職した場合の最低支給額は、通常、自己都合による退職に基づいた調整率を加味した金額となります。定年を含む会社都合による退職の場合、加算金を加えた退職金が支給されます。

2005年10月1日に、当社は退職金制度の一部を改定しキャッシュバランス類似制度を導入しました。新制度では、企業年金基金制度は従来の確定利率給付方式から変動利率給付方式に変更されています。

当社および日本の大部分の子会社は、確定給付企業年金法に基づく企業年金基金制度に加入しています。年金基金へ拠出された資金は、関係法令に従い、数社の金融機関により運用されています。これらの年金資産は、主として株式、国債および保険契約によって投資運用されています。

海外の大部分の子会社は、従業員を対象とする年金制度または退職一時金制度を有し、この制度に基づく退職給付費用は、各期に拠出による積立を行うかあるいは引当計上しています。これらの制度に基づく給付額は、主に退職時の給与と勤続年数に基づいて計算されます。

トヨタは退職金制度において、3月31日を測定日として使用しています。

 

(2) 年金および退職金制度の関連情報

トヨタの年金および退職金制度の関連情報は次のとおりです。

 

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

国内制度

 

海外制度

 

2019年

 

2020年

 

2019年

 

2020年

予測給付債務の変動:

 

 

 

 

 

 

 

  期首予測給付債務

2,019,310

 

2,100,073

 

1,097,981

 

1,186,897

  勤務費用

99,838

 

93,298

 

46,930

 

46,869

  利息費用

12,967

 

10,514

 

40,708

 

40,335

  従業員による拠出額

974

 

1,014

 

1,045

 

2,018

  制度改定

△     1,067

 

△       988

 

13

 

3,308

  年金数理純利益(△)・損失

67,391

 

  △    48,602

 

7,755

 

△     2,865

  買収およびその他

△    20,786

 

△    55,070

 

21,634

 

△    28,548

  退職給付支払額

△    78,554

 

△    48,796

 

△    29,169

 

△    40,200

    期末予測給付債務

2,100,073

 

2,051,443

 

1,186,897

 

1,207,814

 

 

 

 

 

 

 

 

年金資産の変動:

 

 

 

 

 

 

 

  期首年金資産公正価値

1,612,879

 

1,600,491

 

815,483

 

882,784

  年金資産実際運用収益

3,208

 

△    70,503

 

59,237

 

13,421

  買収およびその他

△    13,705

 

△    41,105

 

12,696

 

△    28,068

  会社による拠出額

41,276

 

38,144

 

18,952

 

29,407

  従業員による拠出額

974

 

1,014

 

1,045

 

2,018

  退職給付支払額

△    44,141

 

△    15,010

 

△    24,629

 

△    30,661

    期末年金資産公正価値

1,600,491

 

1,513,031

 

882,784

 

868,901

年金状況

499,582

 

538,412

 

304,113

 

338,913

 

 

 

連結貸借対照表に計上されている金額の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

国内制度

 

海外制度

 

2019年

 

2020年

 

2019年

 

2020年

未払費用 (未払退職・年金費用)

34,298

 

33,422

 

3,234

 

7,934

未払退職・年金費用

657,380

 

639,764

 

306,026

 

338,862

投資及びその他の資産-その他
 (前払退職・年金費用)

△ 192,096

 

△ 134,774

 

△   5,147

 

△   7,883

  連結貸借対照表に計上した純額

499,582

 

538,412

 

304,113

 

338,913

 

 

その他の包括利益・損失(△)累計額に計上されている金額の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

国内制度

 

海外制度

 

2019年

 

2020年

 

2019年

 

2020年

年金数理純損失

△ 339,814

 

△ 383,485

 

△  91,072

 

△ 116,171

過去勤務債務

29,801

 

21,538

 

△   1,612

 

△   5,352

基準適用開始時純債務

 

 

 

  その他の包括利益・損失(△)
  累計額に計上した金額

△ 310,013

 

△ 361,947

 

△  92,684

 

△ 121,523

 

 

すべての確定給付年金制度の累積給付債務は、2019年3月31日および2020年3月31日現在において、国内制度でそれぞれ2,040,344百万円および1,993,624百万円、海外制度でそれぞれ1,120,453百万円および1,134,977百万円です。

予測給付債務が年金資産を上回る制度について、予測給付債務および年金資産の公正価値は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

国内制度

 

海外制度

 

2019年

 

2020年

 

2019年

 

2020年

予測給付債務

878,009

 

846,068

 

681,025

 

1,025,234

年金資産の公正価値

203,277

 

188,241

 

357,583

 

678,522

 

 

累積給付債務が年金資産を上回る制度について、累積給付債務および年金資産の公正価値は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

国内制度

 

海外制度

 

2019年

 

2020年

 

2019年

 

2020年

累積給付債務

847,017

 

783,561

 

515,918

 

403,810

年金資産の公正価値

198,315

 

155,345

 

215,006

 

93,717

 

 

純退職・年金利益(△)・費用の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

国内制度

 

海外制度

 

2019年

 

2020年

 

2019年

 

2020年

勤務費用

99,838

 

93,298

 

46,930

 

46,869

利息費用

12,967

 

10,514

 

40,708

 

40,335

年金資産期待運用益

△ 38,551

 

△ 37,813

 

△ 37,530

 

△ 43,003

過去勤務債務の償却

△  3,904

 

 △  4,346

 

219

 

142

年金数理純損失の償却

6,927

 

8,356

 

7,102

 

4,255

基準適用開始時純債務の償却

 

 

 

  純退職・年金費用

77,277

 

70,009

 

57,429

 

48,598

 

 

その他の包括利益・損失(△)に計上されている、年金資産と予測給付債務のその他の変動の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

国内制度

 

海外制度

 

2019年

 

2020年

 

2019年

 

2020年

年金数理純利益・損失(△)

△ 102,734

 

△  59,714

 

13,952

 

 △  26,717

年金数理純損失の償却

6,927

 

8,356

 

7,102

 

4,255

過去勤務債務

1,067

 

988

 

△      13

 

△   3,308

過去勤務債務の償却

△   3,904

 

△   4,346

 

219

 

142

基準適用開始時純債務の償却

 

 

 

その他

4,610

 

2,782

 

7,289

 

△   3,211

  合計

△  94,034

 

△  51,934

 

28,549

 

△  28,839

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における、「その他」には連結範囲の異動による影響額および外貨換算調整額が含まれています。

 

2021年3月31日に終了する1年間において、その他の包括利益・損失(△)累計額から、退職・年金利益(△)・費用として償却予定の過去勤務債務および年金数理純損失の見積金額は、国内制度でそれぞれ△3,400百万円および13,300百万円、海外制度でそれぞれ100百万円および6,000百万円です。

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在における給付債務を算定するために用いられた加重平均想定率は次のとおりです。

 

 

3月31日

 

国内制度

 

海外制度

 

2019年

 

2020年

 

2019年

 

2020年

割引率

0.6%

 

0.6%

 

3.8%

 

3.5%

長期昇給率

3.1%

 

2.5%

 

3.5%

 

3.4%

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在において、当社および日本の一部の子会社はポイント制を採用しているため、昇給率を計算の基礎に組み入れていません。

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における純退職・年金利益(△)・費用を算定するために用いられた加重平均想定率は次のとおりです。

 

 

3月31日に終了した1年間

 

国内制度

 

海外制度

 

2019年

 

2020年

 

2019年

 

2020年

割引率

0.7%

 

0.6%

 

3.9%

 

3.8%

年金資産期待収益率

2.4%

 

2.4%

 

5.6%

 

5.2%

長期昇給率

3.3%

 

3.1%

 

3.6%

 

3.5%

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において、当社および日本の一部の子会社はポイント制を採用しているため、昇給率を計算の基礎に組み入れていません。

 

年金資産期待収益率は、保有している年金資産の構成、運用手法から想定されるリスク、過去の運用実績、運用基本方針および市場の動向等を考慮し決定しています。

 

 

年金資産の運用に際しては、将来にわたって年金給付の支払いの必要性を満たすため、許容できるリスクのもとで可能な限りの運用成果をあげるよう努めています。運用における資産配分は、長期的な資産運用において最適となる資産構成を想定した、年金制度ごとの運用基本方針に基づいて行っています。年金資産は、トヨタが拠出した株式を除いて、国内制度において概ね40%程度を持分証券、30%程度を負債証券、残りを保険契約およびその他の資産で、海外制度において概ね40%程度を持分証券、50%程度を負債証券、残りをその他の資産で運用しています。目標とする資産構成から一定割合を超えて乖離した場合には、運用基本方針に基づいて調整を行っています。投資対象の判断にあたっては、市場リスクおよび為替リスク等の集中を避けるため、商品の種類、投資先の業種、通貨および流動性等を慎重に検討しています。運用成績の評価は、個々の資産ごとにベンチマークとなる収益率を設定し、これを資産区分ごとの構成比に応じて組み合わせた収益率と、実際の収益率を比較することにより行っています。

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在における、年金資産の種類ごとの公正価値は次のとおりです。なお、公正価値の測定に用いた情報によるレベルの分類については、注記29を参照ください。

 

国内制度

 

 

金額:百万円

 

2019年3月31日

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

持分証券

 

 

 

 

 

 

 

  株式

531,159

 

 

 

531,159

  合同運用

 

192,012

 

 

192,012

持分証券合計

531,159

 

192,012

 

 

723,171

負債証券

 

 

 

 

 

 

 

  国債

98,578

 

 

 

98,578

  合同運用

 

286,783

 

 

286,783

  その他

 

54,652

 

 

54,652

負債証券合計

98,578

 

341,435

 

 

440,013

保険契約

 

226,093

 

 

226,093

その他

84,208

 

38,439

 

4,242

 

126,889

純資産価値で測定された投資

 

 

 

84,325

      合  計

713,945

 

797,979

 

4,242

 

1,600,491

 

 

 

金額:百万円

 

2020年3月31日

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

持分証券

 

 

 

 

 

 

 

  株式

467,885

 

 

 

467,885

  合同運用

 

135,979

 

 

135,979

持分証券合計

467,885

 

135,979

 

 

603,864

負債証券

 

 

 

 

 

 

 

  国債

86,212

 

 

 

86,212

  合同運用

 

278,394

 

 

278,394

  その他

 

75,644

 

 

75,644

負債証券合計

86,212

 

354,038

 

 

440,250

保険契約

 

226,043

 

 

226,043

その他

89,986

 

59,780

 

6,199

 

155,965

純資産価値で測定された投資

 

 

 

86,909

      合  計

644,083

 

775,840

 

6,199

 

1,513,031

 

 

 

海外制度

 

 

金額:百万円

 

2019年3月31日

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

持分証券

 

 

 

 

 

 

 

  株式

123,875

 

 

 

123,875

  合同運用

 

215,386

 

 

215,386

持分証券合計

123,875

 

215,386

 

 

339,261

負債証券

 

 

 

 

 

 

 

  国債

141,054

 

 

 

141,054

  合同運用

 

 

 

  その他

 

164,877

 

 

164,877

負債証券合計

141,054

 

164,877

 

 

305,931

保険契約

 

 

 

その他

10,292

 

24,810

 

27,903

 

63,005

純資産価値で測定された投資

 

 

 

174,587

      合  計

275,221

 

405,073

 

27,903

 

882,784

 

 

 

金額:百万円

 

2020年3月31日

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

持分証券

 

 

 

 

 

 

 

  株式

111,997

 

 

 

111,997

  合同運用

 

186,918

 

 

186,918

持分証券合計

111,997

 

186,918

 

 

298,915

負債証券

 

 

 

 

 

 

 

  国債

181,702

 

 

 

181,702

  合同運用

 

 

 

  その他

 

170,650

 

 

170,650

負債証券合計

181,702

 

170,650

 

 

352,352

保険契約

 

 

 

その他

10,425

 

24,410

 

28,251

 

63,086

純資産価値で測定された投資

 

 

 

154,548

      合  計

304,124

 

381,978

 

28,251

 

868,901

 

(注) 実務上の簡便法を用いて純資産価値 (またはそれに準ずるもの) で公正価値を測定する特定の投資は、
公正価値ヒエラルキーに分類していません。

 

上記の資産の概要および公正価値を測定するために用いた評価手法および主要な情報は次のとおりです。

株式は同一資産の市場価格により測定しています。2019年3月31日および2020年3月31日現在、株式は、国内制度においてそれぞれ日本市場73%、外国市場27%、および日本市場75%、外国市場25%の銘柄で、海外制度において主に外国市場の銘柄で構成されています。

国債は同一資産の市場価格により測定しています。2019年3月31日および2020年3月31日現在、国債は、国内制度においてそれぞれ日本国債33%、外国債67%、および日本国債37%、外国債63%で、海外制度において主に外国債で構成されています。

合同運用は、合同運用信託の受益権です。合同運用は運用機関から入手した純資産価値に基づき測定し、純資産価値による換金可能性に応じて分類しています。

保険契約は、未収利息を含む契約金額に基づき測定しています。

 

「その他」は、現金同等物およびその他の私募投資信託等から構成されています。その他の私募投資信託は運用機関から入手した純資産価値に基づき測定し、純資産価値による換金可能性に応じて分類しています。

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において、レベル3に分類された年金資産の変動の内訳は次のとおりです。

 

国内制度

 

 

金額:百万円

 

2019年3月31日に終了した1年間

 

2020年3月31日に終了した1年間

 

負債証券

 

その他

 

合計

 

負債証券

 

その他

 

合計

期首残高

19

 

 

19

 

 

4,242

 

4,242

実際運用収益

 

△    164

 

△    164

 

 

△     43

 

△     43

購入、売却および決済

△     19

 

 

△     19

 

 

 ―

 

 ―

その他

 

4,406

 

4,406

 

 

2,000

 

2,000

期末残高

 

4,242

 

4,242

 

 

6,199

 

6,199

 

 

海外制度

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

 

その他

 

その他

期首残高

31,288

 

27,903

実際運用収益

△  4,784

 

891

購入、売却および決済

 

その他

1,399

 

△    543

期末残高

27,903

 

28,251

 

 

トヨタは2021年3月31日に終了する1年間において、退職金制度に対し、国内制度で38,667百万円、海外制度で17,749百万円を拠出する予定です。

 

今後支払われる年金給付の予想額は次のとおりです。

 

 

 

金額:百万円

3月31日に終了する各年度

 

国内制度

 

海外制度

2021年

 

82,748

 

43,815

2022年

 

86,207

 

45,841

2023年

 

87,914

 

47,645

2024年

 

90,887

 

49,795

2025年

 

87,909

 

50,854

2026-2030年

 

441,675

 

281,343

合計

 

877,340

 

519,293

 

 

(3) 退職者に対する退職年金以外の給付債務および休職者に対する給付債務

当社の米国子会社は、適格退職者に対して健康保険および生命保険給付を行っています。さらに、トヨタは、雇用後で退職前の休職者等に対する給付を行っています。これらの給付は、様々な保険会社および健康保険提供機関等を通して行われます。これらの費用は、従業員として勤務する期間にわたって費用認識されます。これらの制度に関連するトヨタの債務額に重要性はありません。

 

 

22  デリバティブ金融商品

トヨタは、金利および為替の変動によるリスクを管理するために、先物為替予約取引、通貨オプション取引、金利スワップ取引、金利通貨スワップ取引および金利オプション取引等のデリバティブ金融商品を利用しています。トヨタはデリバティブ金融商品を投機もしくは売買目的で使用していません。

 

(1) 公正価値ヘッジ

トヨタは、主に固定金利借入債務を変動金利借入債務に変換するために金利スワップ取引および金利通貨スワップ取引を利用しています。トヨタは、金利の変動によるリスクを管理するために金利スワップ取引を利用しています。金利スワップ取引は、特定の借入取引とひも付きで、もしくは包括的に実行されます。トヨタは、外貨建債務の元本および利息の支払いにおける為替変動リスクをヘッジするために、金利通貨スワップ取引を利用しています。外貨建債務は、外貨建元本および利息を、あらかじめ合意された為替レートおよび金利でそれぞれの機能通貨建債務に変換する金利通貨スワップ取引を同時に実行することによりヘッジされています。

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における公正価値ヘッジの非有効部分に関連する損益に金額的重要性はありません。公正価値ヘッジに関しては、デリバティブ評価損益のすべての構成要素をヘッジの有効性の評価に含めています。

 

(2) ヘッジ指定されていないデリバティブ金融商品

トヨタは、為替および金利の変動によるリスクを管理するために、先物為替予約取引、通貨オプション取引、金利スワップ取引、金利通貨スワップ取引および金利オプション取引等を経済的な企業行動の観点から利用していますが、ヘッジ会計を適用することができない、もしくは適用することを選択しなかったものがあります。

 

 

(3) デリバティブ金融商品の公正価値および損益

2019年3月31日および2020年3月31日現在におけるデリバティブ金融商品の公正価値は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

 デリバティブ資産

 

 

 

   ヘッジ指定されている
   デリバティブ金融商品:

 

 

 

     金利通貨スワップ

 

 

 

       流動資産-前払費用及びその他

 

       投資及びその他の資産-その他

 

合計

 

 

 

 

 

  ヘッジ指定されていない
  デリバティブ金融商品:

 

 

 

    金利通貨スワップ

 

 

 

       流動資産-前払費用及びその他

74,971

 

105,724

       投資及びその他の資産-その他

114,642

 

372,786

合計

189,613

 

478,510

 

 

 

 

    先物為替予約・オプション

 

 

 

      流動資産-前払費用及びその他

10,720

 

25,316

      投資及びその他の資産-その他

 

合計

10,720

 

25,316

 

 

 

 

デリバティブ資産  総額

200,333

 

503,826

取引相手との相殺

△  89,364

 

△ 176,541

受入担保との相殺

△  46,590

 

△ 121,979

デリバティブ資産の連結貸借対照表上の金額

64,379

 

205,306

 

 

 

 

 デリバティブ負債

 

 

 

   ヘッジ指定されている
   デリバティブ金融商品:

 

 

 

     金利通貨スワップ

 

 

 

       流動負債-その他

 

       固定負債-その他

 

合計

 

 

 

 

 

  ヘッジ指定されていない
  デリバティブ金融商品:

 

 

 

    金利通貨スワップ

 

 

 

       流動負債-その他

△  28,911

 

△  76,492

       固定負債-その他

△ 189,157

 

△ 343,271

合計

△ 218,068

 

△ 419,763

 

 

 

 

     先物為替予約・オプション

 

 

 

       流動負債-その他

△  13,847

 

△  17,245

       固定負債-その他

 

合計

△  13,847

 

△  17,245

 

 

 

 

デリバティブ負債  総額

△ 231,915

 

△ 437,008

取引相手との相殺

89,364

 

176,541

 差入担保との相殺

110,159

 

234,937

 デリバティブ負債の連結貸借対照表上の金額

△  32,392

 

△  25,530

 

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在におけるデリバティブ金融商品の想定元本は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

ヘッジ指定されている
デリバティブ金融商品:

 

 

 

  金利通貨スワップ

 

合計

 

 

 

 

 

ヘッジ指定されていない
デリバティブ金融商品:

 

 

 

  金利通貨スワップ

21,001,883

 

20,310,018

  先物為替予約・オプション

4,005,578

 

3,916,824

合計

25,007,461

 

24,226,842

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間におけるデリバティブ金融商品およびヘッジ対象の連結損益計算書への影響は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

 

デリバティブ
金融商品

 

ヘッジ対象

 

デリバティブ
金融商品

 

ヘッジ対象

ヘッジ指定されている
デリバティブ金融商品:

 

 

 

 

 

 

 

金利通貨スワップ

 

 

 

 

 

 

 

金融費用(△)

△     822

 

799

 

 

 ―

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘッジ指定されていない
デリバティブ金融商品:

 

 

 

 

 

 

 

金利通貨スワップ

 

 

 

 

 

 

 

金融費用(△)

△  18,433

 

 

 

51,552

 

 

為替差益・差損(△)<純額>

37,124

 

 

 

67,142

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先物為替予約・オプション

 

 

 

 

 

 

 

金融費用(△)

2,240

 

 

 

33,538

 

 

為替差益・差損(△)<純額>

△  69,826

 

 

 

8,281

 

 

 

 

ヘッジ指定されていないデリバティブ金融商品についても、為替および金利の変動によるリスクをヘッジするために利用しており、対象となる債権債務と経済的なリスクを相殺する関係にあります。

 

なお、デリバティブ金融商品の取引に関連するキャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書上、営業活動からのキャッシュ・フローに含まれています。

 

(4) 信用リスクに関する偶発条項

トヨタは金融機関との間で国際スワップ・デリバティブズ協会に基づく基本契約を締結しています。この契約には、格付けが特定の水準を下回った場合に、取引相手より契約の清算あるいは資産の提供が求められる偶発条項が含まれています。

2020年3月31日現在において、偶発条項を有し、現金担保考慮後で、純額で負債となっているデリバティブ金融商品の公正価値は6,750百万円です。なお、現金担保として取引相手に提供している資産の公正価値は230,830百万円です。また、2020年3月31日現在において、仮に偶発条項に定められた条件に合致した場合、契約の清算あるいは提供に必要な資産の公正価値は最大で6,750百万円です。

 

 

23  その他金融商品

トヨタは通常の事業において生じる金融資産および負債を含む金融商品を保有しています。これらの金融商品は信用度の高い金融機関と取引を行っており、事実上ほとんどの外国通貨による契約は、米ドル、ユーロおよびその他の主要先進国通貨で構成されています。金融商品は、程度の違いはありますが、金融商品の市場価格変動によるマーケット・リスク、および取引の相手側の契約不履行による信用リスクを含んでいます。取引相手が為替関連または金利関連商品の契約上の諸条件を満たすことができないという予期せぬ事象が生じた場合においても、トヨタのリスクはこれら商品の公正価値に限定されます。トヨタは取引相手の契約不履行により損失を被ることになる可能性がありますが、取引相手の性質により重要な損失は見込んでいません。トヨタの金融商品取引の相手側は、一般的に国際的な金融機関であるうえに、トヨタは特定の取引先に対して重要なエクスポージャーはありません。トヨタはこれらの金融商品に対する全体的な信用リスクに関して、重要性は低いと考えています。

 

金融商品 (有価証券、その他の投資有価証券、関連会社に対する投資及びその他の資産、およびデリバティブ金融商品を除く) の見積公正価値は次のとおりです。なお、公正価値の測定に用いた情報によるレベルの分類については、注記29を参照ください。

 

 

 

金額:百万円

 

 

2019年3月31日

 

 

簿  価

 

見積公正価値

資産・負債(△)

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

  現金及び現金同等物

 

3,574,704

 

2,980,504

 

594,200

 

 

3,574,704

  定期預金

 

1,126,352

 

 

1,126,352

 

 

1,126,352

  金融債権<純額>合計

 

15,450,745

 

 

 

15,668,542

 

15,668,542

  未収入金

 

568,156

 

 

 

568,156

 

568,156

  短期借入債務

 

△  5,344,973

 

 

△  5,285,807

 

△     59,166

 

△  5,344,973

  長期借入債務
  (1年以内に返済予定の
   長期借入債務を含む)

 

△ 14,786,184

 

 

△ 12,786,541

 

△  1,833,623

 

△ 14,620,164

 

 

 

 

金額:百万円

 

 

2020年3月31日

 

 

簿  価

 

見積公正価値

資産・負債(△)

 

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

  現金及び現金同等物

 

4,190,518

 

3,598,318

 

592,200

 

 

4,190,518

  定期預金

 

828,220

 

 

828,220

 

 

828,220

  金融債権<純額>合計

 

15,511,294

 

 

 

15,703,737

 

15,703,737

  未収入金

 

564,854

 

 

 

564,854

 

564,854

  短期借入債務

 

△  5,286,026

 

 

△  5,274,071

 

△     11,955

 

△  5,286,026

  長期借入債務
  (1年以内に返済予定の
   長期借入債務を含む)

 

△ 15,238,006

 

 

△ 12,644,187

 

△  1,966,646

 

△ 14,610,833

 

 

 

(1) 現金及び現金同等物および定期預金

通常の事業において、ほとんどすべての現金及び現金同等物および定期預金はきわめて流動性が高く、購入時点から満期日までの期間が短期であり、その貸借対照表価額は概ね公正価値です。

現金同等物と定期預金には、譲渡性預金等の継続的に公正価値で測定している資産が含まれています。このうち活発な市場で日々の純資産額の情報が取得可能なマネー・マーケット・ファンドについては、当該価額をもって公正価値としておりレベル1に分類しています。それ以外はレベル2に分類しています。

 

(2) 金融債権<純額>

金融債権の公正価値は、期限前返済率、予想信用損失および担保価値など、社内の仮定を用いて、将来キャッシュ・フローを現在価値に割引くことにより見積もっています。非継続的に公正価値で報告される特定の減損処理された金融債権については、担保価値をもとに公正価値測定されています。

金融債権の公正価値は、これらの観測不能なインプットを利用しているため、レベル3に分類されます。

 

(3) 未収入金

未収入金は、債権認識時点から消滅日までの期間が短期の債権です。その貸借対照表価額は公正価値と近似しており、貸借対照表価額と公正価値の差に重要性はありません。未収入金の公正価値はレベル3に分類されます。

 

(4) 短期借入債務および長期借入債務

特別目的事業体を通じて行った証券化取引に基づく担保付きの借入金 (以下、証券化に基づく借入金という。) を除く、短期借入債務および長期借入債務 (1年以内に返済予定の長期借入債務を含む) の公正価値は、類似した負債をトヨタが新たに借入れる場合に適用される利率を用いて、将来キャッシュ・フローを現在価値に割引くことにより見積もっています。当該観測可能なインプットの利用により、公正価値はレベル2に分類されます。

証券化に基づく借入金の公正価値は、直近の市場レートおよび支払期日が類似する債務の信用スプレッドに基づいて見積もられます。また、トヨタは証券化された原債権に対して支払われるキャッシュ・フローのタイミングを見積もるために、期限前返済率や予想信用損失など、社内の仮定も用います。証券化に基づく借入金の公正価値については、これらの観測不能なインプットを利用しているため、レベル3に分類されます。なお、当該借入金については注記12を参照ください。

 

 

24  リース契約

トヨタは、一部の資産をファイナンス・リースおよびオペレーティング・リースにより使用しています。

 

ファイナンス・リースに該当するリース資産の内容は次のとおりです。

 

 

 

金額:百万円

資産の種類

 

3月31日

 

2019年

 

2020年

建物

 

18,519

 

22,790

機械装置

 

28,836

 

62,337

控除:減価償却累計額

 

△ 30,016

 

△ 25,036

 

 

17,339

 

60,091

 

 

2019年3月31日に終了した1年間のファイナンス・リースに係る償却費は7,879百万円です。

 

2019年3月31日に終了した1年間のオペレーティング・リースに係る賃借料は115,503百万円です。

 

2019年3月31日現在における当初解約不能期間または残存解約不能期間が1年以上の土地、建物および器具等に係るオペレーティング・リースの最低賃借料は次のとおりです。

 

3月31日に終了する各年度

 

金額:百万円

2020年

 

16,078

2021年

 

13,396

2022年

 

11,862

2023年

 

10,219

2024年

 

8,034

2025年以降

 

32,598

将来の最低賃借料合計

 

92,187

 

 

 

 

リース料の内訳は次のとおりです。

 

金額:百万円

 

3月31日に

終了した1年間

 

2020年

リース料

 

ファイナンス・リース料

 

使用権資産の減価償却費

14,676

リース負債にかかる利息費用

805

オペレーティング・リース料

80,343

短期リース料

44,440

リース料合計

140,264

 

 

その他の補足情報は次のとおりです。

 

金額:百万円

 

3月31日に

終了した1年間

 

2020年

ファイナンス・リース負債の測定に

含められる金額の支払額

 

営業キャッシュ・フロー

805

財務キャッシュ・フロー

5,860

オペレーティング・リース負債の測定に含められる金額の支払額

 

営業キャッシュ・フロー

80,101

リース負債と交換に取得した使用権資産

 

ファイナンス・リース

47,082

オペレーティング・リース

105,913

加重平均残存リース期間  (年)

 

ファイナンス・リース

5.6年

オペレーティング・リース

8.4年

加重平均割引率  (%)

 

ファイナンス・リース

4.23%

オペレーティング・リース

2.13%

 

 

ファイナンス・リースおよびオペレーティング・リースの2020年3月31日現在の将来最低支払リース料総額の満期分析および現在価値との調整は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

3月31日に終了する各年度

 

ファイナンス・リース

 

オペレーティング・リース

2021年

 

6,378

 

41,618

2022年

 

4,320

 

33,648

2023年

 

3,124

 

26,890

2024年

 

2,842

 

22,640

2025年

 

2,525

 

20,437

2026年以降

 

17,629

 

165,454

将来の最低支払リース料総額

 

36,818

 

310,687

控除:利息相当額

 

△ 7,881

 

△ 29,732

合計:最低リース料現在価値

 

28,937

 

280,955

 

 

 

 

 

流動負債

 

5,460

 

39,136

非流動負債

 

23,477

 

241,819

合計:最低リース料現在価値

 

28,937

 

280,955

 

 

 

 

25  契約債務および偶発債務ならびに将来の事業に影響を与えるリスクの集中

2020年3月31日現在の有形固定資産およびその他の資産ならびにサービスの購入に関する契約債務は、362,071百万円です。

 

トヨタは、トヨタの製品販売にあたり、販売店と顧客が締結した割賦契約について、販売店の要請に応じ顧客の割賦債務の支払いに関し保証を行っています。保証期間は2020年3月31日現在において1ヶ月から8年に亘っており、これは割賦債務の弁済期間と一致するよう設定されていますが、一般的に、製品の利用可能期間よりも短い期間となっています。顧客が必要な支払いを行わない場合には、トヨタに保証債務を履行する責任が発生します。

将来の潜在的保証支払額は、2020年3月31日現在、最大で3,333,385百万円です。トヨタは、保証債務の履行による損失の発生に備え未払費用を計上しており、2020年3月31日現在の残高は、10,615百万円です。保証債務を履行した場合、トヨタは、保証の対象となった主たる債務を負っている顧客から保証支払額を回収する権利を有します。

 

トヨタは、トヨタ車の安全性について潜在的問題がある場合に適宜リコール等の市場処置 (セーフティ・キャンペーンを含む) を発表しています。2009年以降、トヨタは、アクセルペダルがフロアマットに引っ掛かり戻らなくなる問題に関するセーフティ・キャンペーンおよびアクセルペダルの不具合に関するリコールを発表しました。意図せぬ加速に関する個別の人身傷害や死亡に関わる製造物責任訴訟が、統合訴訟として連邦裁判所またはカリフォルニア州裁判所に、または個別訴訟として様々な州の裁判所に提起され、現在も係属中です。このうち連邦統合訴訟およびカリフォルニア州の統合訴訟の判事は、係属中の製造物責任訴訟について、集中和解手続に入ることを承認しました。この集中和解手続に基づいて、連邦統合訴訟およびカリフォルニア州の統合訴訟に関するすべての訴訟は当事者双方にとって受け入れられる条件で解決できるかどうかの評価が完了するまで手続が停止されます。集中和解手続完了後に解決していない訴訟はその後文書開示手続、そして公判に進みます。トヨタは、個別の製造物責任訴訟における原告に対しても、集中和解手続の実施を提案しました。集中和解手続が継続している一方で、統合訴訟に統合された訴訟および個別訴訟は、多数が解決済み、あるいは解決に向けて議論中です。統合訴訟および個別訴訟における残りの訴訟は、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローに重大な影響を与えることはないと考えています。

トヨタは、フロリダ州南地区連邦地方裁判所で、タカタや他の自動車メーカーに対して提起された類似訴訟とともに、多管轄係属訴訟に併合されたタカタ製エアバッグインフレーター (膨張装置) が欠陥との主張に基づく経済的損失に関する33件の米国集団訴訟で、被告として名前を挙げられていました。トヨタは、経済的損失に関する米国集団訴訟につき原告と和解合意に至り、裁判所は2017年10月31日に当該和解を承認しました。その後、一部の原告が提起した上訴が取り下げられたため、当該集団訴訟は終了しました。トヨタと他の自動車メーカーは、メキシコ、カナダ、オーストラリア、イスラエルおよびブラジルの集団訴訟および米国の州や属領による訴訟でも名前を挙げられていました。メキシコ、オーストラリア、イスラエル、ブラジルの集団訴訟および米国の州や属領による訴訟は係属中です。

トヨタは、米国環境保護局およびカリフォルニア州大気資源局に対し、排ガス不具合情報の報告要請における手続上の齟齬を解消すべく、排ガス部品の市場処置実施率の更新および排ガス関連不具合に関するその他の報告等について、自主届出を行いました。トヨタは、当該報告案件について米国環境保護局および連邦検事局民事部の調査に協力しており、協議を継続しています。当局の調査結果によっては、当局より、民事制裁金、罰金その他の処分又は訴訟の提起を受ける可能性があります。

この他にも、トヨタに対して、米国における人身傷害や死亡に関わる訴訟および請求を含む、様々な訴訟や請求があり、また、トヨタは行政調査の対象となる場合もあります。

トヨタは、上述の訴訟等に関して見積計上した金額以上の合理的な可能性がある損失の範囲を現時点で予測することはできません。その理由は以下のとおりです。 (1) 多くの訴訟手続が証拠収集の段階にあること、(2) 関連する多くの事実関係が確定される必要があること、(3) 申し立ての法的根拠および性質が不明であること、(4) 申し立てや上訴に対する今後の裁判所の判断が不明であること、(5) 同種の他の案件の結果が様々で、意味ある指針となるような十分な類似性を見出せないことによります。そのため、解決のため協議をおこなっているこれらの訴訟および調査等の結果により、見積計上した金額以上の損失が生じた場合、トヨタの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローに悪影響を及ぼす可能性があります。

 

当社の大部分の従業員は労働協約のもとで勤務していますが、現行の協約の有効期間は2020年12月31日に終了する予定です。

 

26  セグメント情報

以下に報告されているオペレーティング・セグメントは、そのセグメントの財務情報が入手可能なもので、その営業損益がマネジメントによって経営資源の配分の決定および業績の評価に定期的に使用されているものです。

トヨタの世界的事業の主要部分は、自動車および金融で成り立っています。自動車セグメントでは、セダン、ミニバン、2BOX、スポーツユーティリティビークル、トラック等の自動車とその関連部品・用品の設計、製造および販売を行っています。金融セグメントでは、主として当社および当社の関係会社が製造する自動車および他の製品の販売を補完するための金融ならびに車両のリース事業を行っています。その他セグメントでは、住宅の設計、製造および販売、情報通信事業等を行っています。

 

以下は、2019年3月31日および2020年3月31日現在あるいは同日に終了した各1年間におけるトヨタの事業別セグメント、所在地別および海外売上高に関する情報です。

 

【事業別セグメント情報】

前連結会計年度 (2019年3月31日現在あるいは同日に終了した1年間)

(単位:百万円)

 

自動車

金融

その他

消去又は
全社

連結

売上高

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

27,034,492

2,120,343

1,070,846

30,225,681

  セグメント間の
  内部売上高

44,585

33,204

605,531

△    683,320

27,079,077

2,153,547

1,676,377

△    683,320

30,225,681

営業費用

25,040,193

1,830,726

1,570,839

△    683,622

27,758,136

営業利益

2,038,884

322,821

105,538

302

2,467,545

総資産

17,799,376

24,044,700

2,125,271

7,967,602

51,936,949

持分法適用会社に
対する投資

3,215,856

12,172

85,675

3,313,703

減価償却費

997,312

758,847

36,216

1,792,375

資本的支出

1,520,366

2,165,609

66,075

△     13,163

3,738,887

 

 

当連結会計年度 (2020年3月31日現在あるいは同日に終了した1年間)

(単位:百万円)

 

自動車

金融

その他

消去又は
全社

連結

売上高

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

26,834,485

2,170,243

925,264

29,929,992

  セグメント間の
  内部売上高

29,029

20,316

579,286

△    628,631

26,863,514

2,190,559

1,504,550

△    628,631

29,929,992

営業費用

24,811,168

1,898,376

1,407,895

△    630,316

27,487,123

営業利益

2,052,346

292,183

96,655

1,685

2,442,869

総資産

18,754,728

24,858,837

2,023,111

7,043,760

52,680,436

持分法適用会社に
対する投資

3,711,151

61,852

180,425

137,362

4,090,790

減価償却費

824,777

743,710

36,896

1,605,383

資本的支出

1,454,142

2,062,718

71,554

14,818

3,603,232

 

 

 

自動車等セグメントと金融セグメントを区分した連結財務諸表

 

トヨタは自動車等の非金融ビジネス (以下、自動車等という。) および金融ビジネスに関してセグメント別財務諸表情報を作成しています。

 

(1) 自動車等セグメントと金融セグメントを区分した連結貸借対照表

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

資産の部

 

 

  (自動車等)

 

 

  流動資産

 

 

    現金及び現金同等物

2,790,212

2,774,498

    有価証券

1,108,540

648,982

    受取手形及び売掛金
    <貸倒引当金控除後>

2,489,105

2,155,943

    たな卸資産

2,656,396

2,434,916

    前払費用及びその他

2,118,922

2,413,274

    流動資産合計

11,163,175

10,427,613

  投資及びその他の資産

11,643,209

12,435,115

  有形固定資産

6,178,503

6,293,992

  資産合計

28,984,887

29,156,720

 

 

 

  (金融)

 

 

  流動資産

 

 

    現金及び現金同等物

784,492

1,416,020

    有価証券

18,620

29,749

    金融債権<純額>

6,647,771

6,614,171

    前払費用及びその他

997,116

1,205,912

    流動資産合計

8,447,999

9,265,852

  長期金融債権<純額>

10,281,118

10,423,858

  投資及びその他の資産

808,592

861,594

  有形固定資産

4,506,991

4,307,533

  資産合計

24,044,700

24,858,837

 

 

 

  (消去)

 

 

  資産の部消去計

△  1,092,638

△  1,335,121

 

 

 

  (連結)

 

 

  資産合計

51,936,949

52,680,436

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

負債の部

 

 

  (自動車等)

 

 

  流動負債

 

 

    短期借入債務

579,901

483,871

    1年以内に返済予定の
    長期借入債務

173,379

156,664

    支払手形及び買掛金

2,616,143

2,404,385

    未払費用

3,075,411

2,789,153

    未払法人税等

300,703

201,200

    その他

1,755,737

1,773,883

    流動負債合計

8,501,274

7,809,156

  固定負債

 

 

    長期借入債務

784,256

818,371

    未払退職・年金費用

948,377

963,061

    その他

1,059,237

1,303,628

    固定負債合計

2,791,870

3,085,060

  負債合計

11,293,144

10,894,216

 

 

 

  (金融)

 

 

  流動負債

 

 

    短期借入債務

5,113,888

5,432,180

    1年以内に返済予定の
    長期借入債務

4,127,133

4,508,666

    支払手形及び買掛金

39,187

39,226

    未払費用

161,105

151,857

    未払法人税等

20,295

16,917

    その他

997,842

982,892

    流動負債合計

10,459,450

11,131,738

  固定負債

 

 

    長期借入債務

9,974,516

10,006,491

    未払退職・年金費用

15,029

15,566

    その他

722,279

725,769

    固定負債合計

10,711,824

10,747,826

  負債合計

21,171,274

21,879,564

  (消去) 負債の部消去計

△  1,092,679

△  1,335,195

  (連結) 負債合計

31,371,739

31,438,585

 

 

 

純資産の部

 

 

  (連結) 中間資本

498,073

504,169

  (連結) 株主資本合計

19,348,152

20,060,618

  (連結) 非支配持分

718,985

677,064

  (連結) 資本合計

20,067,137

20,737,682

  (連結) 純資産合計

20,565,210

21,241,851

  (連結) 負債純資産合計

51,936,949

52,680,436

 

 

 

 

(注)  自動車等セグメントは全社資産を含んでいます。

 

 

(2) 自動車等セグメントと金融セグメントを区分した連結損益計算書

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日
終了した1年間)

当連結会計年度
(2020年3月31日
終了した1年間)

(自動車等)

 

 

売上高

28,133,676

27,775,932

売上原価並びに販売費及び
一般管理費

25,991,799

25,626,710

  売上原価

23,400,550

23,143,209

  販売費及び一般管理費

2,591,249

2,483,501

営業利益

2,141,877

2,149,222

その他の収益・費用(△)<純額>

△    161,608

130,259

税金等調整前当期純利益

1,980,269

2,279,481

法人税等

580,031

618,252

持分法投資損益

357,527

260,149

非支配持分控除前当期純利益

1,757,765

1,921,378

非支配持分帰属損益

△     97,500

△     67,559

当社株主に帰属する当期純利益

1,660,265

1,853,819

 

 

 

(金融)

 

 

売上高

2,153,547

2,190,559

売上原価並びに販売費及び
一般管理費

1,830,726

1,898,376

  売上原価

1,418,636

1,395,211

  販売費及び一般管理費

412,090

503,165

営業利益

322,821

292,183

その他の収益・費用(△)<純額>

△     17,658

△     17,103

税金等調整前当期純利益

305,163

275,080

法人税等

79,903

65,164

持分法投資損益

2,539

11,003

非支配持分控除前当期純利益

227,799

220,919

非支配持分帰属損益

△      5,214

1,413

当社株主に帰属する当期純利益

222,585

222,332

 

 

 

(消去)

 

 

当社株主に帰属する当期純利益消去

23

32

 

 

 

(連結)

 

 

当社株主に帰属する当期純利益

1,882,873

2,076,183

 

 

 

 

 

 

(3) 自動車等セグメントと金融セグメントを区分した連結キャッシュ・フロー計算書

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日
終了した1年間)

当連結会計年度
(2020年3月31日
終了した1年間)

(自動車等)

 

 

営業活動からのキャッシュ・フロー

 

 

  非支配持分控除前当期純利益

1,757,765

1,921,378

  営業活動から得た現金<純額>への
  非支配持分控除前当期純利益の調整

 

 

    減価償却費

1,033,528

861,673

    貸倒引当金繰入・戻入(△)額

△      1,375

5,689

    退職・年金費用<支払額控除後>

30,477

14,880

    固定資産処分損

33,676

54,549

    有価証券の未実現評価損益

338,626

21,069

    繰延税額

△    110,346

193,438

    持分法投資損益

△    357,527

△    260,149

    資産及び負債の増減ほか

△     17,488

△    305,705

  営業活動から得た現金<純額>

2,707,336

2,506,822

投資活動からのキャッシュ・フロー

 

 

  有形固定資産の購入<賃貸資産を除く>

△  1,435,964

△  1,377,238

  賃貸資産の購入

△    137,314

△    155,601

  有形固定資産の売却<賃貸資産を除く>

63,955

47,488

  賃貸資産の売却

60,657

49,913

  有価証券及び投資有価証券の購入

△  1,737,107

△  2,236,585

  有価証券及び投資有価証券の売却及び満期償還

2,255,635

2,245,119

  関連会社への追加投資支払<当該関連会社保有現金控除後>

5,010

  投資及びその他の資産の増減ほか

△    268,946

△     18,895

  投資活動に使用した現金<純額>

△  1,194,074

△  1,445,799

財務活動からのキャッシュ・フロー

 

 

  長期借入債務の増加

286,085

235,080

  長期借入債務の返済

△    142,556

△    130,695

  短期借入債務の増加

49,161

51,406

  当社種類株主への配当金支払額

△      8,690

△     11,186

  当社普通株主への配当金支払額

△    636,116

△    618,801

  非支配持分への配当金支払額

△     69,367

△     54,945

  自己株式の取得(△)及び処分

△    549,637

△    476,129

  財務活動に使用した現金<純額>

△  1,071,120

△  1,005,270

為替相場変動の現金及び現金同等物並びに
拘束性現金に対する影響額

△     42,454

△     71,467

現金及び現金同等物並びに拘束性現金純増加・減少(△)額

399,688

△     15,714

現金及び現金同等物並びに拘束性現金期首残高

2,390,524

2,790,212

現金及び現金同等物並びに拘束性現金期末残高

2,790,212

2,774,498

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日
終了した1年間)

当連結会計年度
(2020年3月31日
終了した1年間)

(金融)

 

 

営業活動からのキャッシュ・フロー

 

 

  非支配持分控除前当期純利益

227,799

220,919

  営業活動から得た現金<純額>への
  非支配持分控除前当期純利益の調整

 

 

    減価償却費

758,847

743,710

    貸倒引当金及び金融損失引当金繰入・戻入(△)額

81,440

137,293

    退職・年金費用<支払額控除後>

1,168

819

    固定資産処分損

2,226

2,364

    有価証券の未実現評価損益

846

△        987

    繰延税額

23,742

△      1,305

    持分法投資損益

△      2,539

△     11,003

    資産及び負債の増減ほか

15,557

△     46,610

  営業活動から得た現金<純額>

1,109,086

1,045,200

投資活動からのキャッシュ・フロー

 

 

  金融債権の増加

△ 26,000,249

△ 26,668,185

  金融債権の回収及び売却

24,925,930

25,557,953

  有形固定資産の購入<賃貸資産を除く>

△     16,761

△     30,594

  賃貸資産の購入

△  2,148,848

△  2,031,698

  有形固定資産の売却<賃貸資産を除く>

1,482

1,263

  賃貸資産の売却

1,324,417

1,341,302

  有価証券及び投資有価証券の購入

△    103,248

△    176,502

  有価証券及び投資有価証券の売却及び満期償還

443,163

125,287

  関連会社への追加投資支払<当該関連会社保有現金控除後>

△     14,763

  投資及びその他の資産の増減ほか

△      4,130

△     20,037

  投資活動に使用した現金<純額>

△  1,578,244

△  1,915,974

財務活動からのキャッシュ・フロー

 

 

  長期借入債務の増加

4,747,506

5,466,618

  長期借入債務の返済

△  4,336,250

△  4,335,145

  短期借入債務の増加

144,277

520,468

  財務活動から得た現金<純額>

555,533

1,651,941

為替相場変動の現金及び現金同等物並びに
拘束性現金に対する影響額

813

△     59,778

現金及び現金同等物並びに拘束性現金純増加額

87,188

721,389

現金及び現金同等物並びに拘束性現金期首残高

829,115

916,303

現金及び現金同等物並びに拘束性現金期末残高

916,303

1,637,692

 

 

 

 

 

(連結)

 

 

為替相場変動の現金及び現金同等物並びに
拘束性現金に対する影響額

△     41,641

△    131,245

現金及び現金同等物並びに拘束性現金純増加額

486,876

705,675

現金及び現金同等物並びに拘束性現金期首残高

3,219,639

3,706,515

現金及び現金同等物並びに拘束性現金期末残高

3,706,515

4,412,190

 

 

 

 

 

 

【所在地別情報】

前連結会計年度 (2019年3月31日現在あるいは同日に終了した1年間)

(単位:百万円)

 

日本

北米

欧州

アジア

その他

消去又は
全社

連結

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

9,520,148

10,585,934

3,055,654

4,832,392

2,231,553

30,225,681

  所在地間の
  内部売上高

7,105,213

231,313

183,197

680,639

101,890

△8,302,252

16,625,361

10,817,247

3,238,851

5,513,031

2,333,443

△8,302,252

30,225,681

営業費用

14,933,686

10,702,732

3,113,983

5,055,542

2,242,333

△8,290,140

27,758,136

営業利益

1,691,675

114,515

124,868

457,489

91,110

△   12,112

2,467,545

総資産

16,465,702

17,452,216

3,872,301

5,176,990

3,067,270

5,902,470

51,936,949

長期性資産

3,607,843

5,469,262

453,921

729,494

424,974

10,685,494

 

 

当連結会計年度 (2020年3月31日現在あるいは同日に終了した1年間)

(単位:百万円)

 

日本

北米

欧州

アジア

その他

消去又は
全社

連結

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

9,522,905

10,416,582

3,138,755

4,828,635

2,023,115

29,929,992

  所在地間の
  内部売上高

6,938,616

222,166

222,123

510,021

89,387

△7,982,313

16,461,521

10,638,748

3,360,878

5,338,656

2,112,502

△7,982,313

29,929,992

営業費用

14,893,543

10,368,119

3,210,333

4,967,657

2,021,778

△7,974,307

27,487,123

営業利益

1,567,978

270,629

150,545

370,999

90,724

△    8,006

2,442,869

総資産

17,517,032

18,012,336

4,192,858

5,241,588

2,837,944

4,878,678

52,680,436

長期性資産

3,880,118

5,374,456

561,371

668,252

394,446

10,878,643

 

(注)  「その他」は、中南米、オセアニア、アフリカ、中近東からなります。

 

売上高は、外部顧客に対して販売している当社または連結子会社の所在国の位置を基礎とした地域別に集計されています。

売上高および長期性資産について、「その他」に含まれている国で個別に金額的重要性のある国はありません。

全社資産は主に、全社共通の目的で保有している現金及び現金同等物ならびに有価証券及びその他の投資有価証券で構成されており、2019年3月31日および2020年3月31日現在の残高は、それぞれ9,329,020百万円および8,630,468百万円です。

 

事業別セグメント間もしくは所在地間取引は、通常の業務上行う取引条件で行っています。報告セグメントの損益を測定するにあたって、営業利益は売上高から営業費用を控除したものとして計算しています。

 

 

【海外売上高】

以下は、2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間におけるトヨタの本邦以外の国または地域における売上高です。

トヨタは、米国会計基準で要求される開示に加え、財務諸表利用者に有用な情報を提供するため、当該情報を開示しています。

 

前連結会計年度 (2019年3月31日に終了した1年間)

 

北米

欧州

アジア

その他

  海外売上高(百万円)

10,675,298

2,873,737

5,355,991

3,944,854

22,849,880

  連結売上高(百万円)

30,225,681

  連結売上高に占める
  海外売上高の割合(%)

35.3

9.5

17.7

13.1

75.6

 

 

当連結会計年度 (2020年3月31日に終了した1年間)

 

北米

欧州

アジア

その他

  海外売上高(百万円)

10,543,638

2,937,216

5,263,943

3,936,572

22,681,369

  連結売上高(百万円)

29,929,992

  連結売上高に占める
  海外売上高の割合(%)

35.2

9.8

17.6

13.2

75.8

 

(注)  「その他」は、中南米、オセアニア、アフリカ、中近東ほかからなります。

 

 

27  売上高

(1) 事業・商品別内訳

外部顧客向け売上高の事業別・商品別内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

商品・製品売上高

 

 

 

自動車事業

 

 

 

    車両

23,066,190

 

22,852,916

    海外生産用部品

625,483

 

603,928

    部品

2,093,437

 

2,103,478

    その他

1,249,382

 

1,274,163

      自動車事業合計

27,034,492

 

26,834,485

その他の事業

1,070,846

 

925,264

        商品・製品売上高合計

28,105,338

 

27,759,749

金融収益

2,120,343

 

2,170,243

          売上高合計

30,225,681

 

29,929,992

 

 

商品・製品売上高のほとんどが、ASC606「顧客との契約から生じる収益」に基づく顧客との契約から認識した収益であり、当該収益にかかる債権については、「受取手形及び売掛金<貸倒引当金控除後>」として認識しています。また、金融事業に係る金融収益のうち、ASC606「顧客との契約から生じる収益」に基づく顧客との契約から認識した収益は、2019年3月31日および2020年3月31日に終了した1年間において、それぞれ84,230百万円および85,192百万円です。

 

金融事業に係る金融収益に含めて計上されているリースにかかる収益の内訳は、次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

3月31日に終了した1年間

 

2019年

 

2020年

ファイナンス・リース

 

 

 

正味リース投資額に係る金融収益

91,703

 

98,865

オペレーティング・リース

1,056,080

 

1,051,804

    合計

1,147,783

 

1,150,669

 

 

(2) 契約負債

契約負債の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

2019年3月31日

 

2020年3月31日

契約負債

675,018

 

691,954

 

 

契約負債は、主に顧客からの前受金に関連するものです。連結貸借対照表上、契約負債は流動負債の「その他」および固定負債の「その他」に含めて計上しています。2019年3月31日および2020年3月31日に終了した1年間において、期首現在の契約負債から売上高に振り替えられた金額は、それぞれ336,206百万円および366,655百万円です。

 

 

(3) 履行義務

2020年3月31日現在において、当初の予想期間が1年を超える契約における、未充足の履行義務に配分した取引価格の総額は589,844百万円です。

残存履行義務の主な内容は、保険収入およびメンテナンス収入です。
  保険収入については、契約開始時に契約上決定された支払いを受け、契約期間である3ヶ月から120ヶ月にわたり繰り延べられ、その後契約期間にわたり収益として認識されます。2020年3月31日現在における保険収入に関する残存履行義務は223,754百万円であり、2021年3月期に65,168百万円、残りの期間で158,586百万円収益として認識されると見込んでいます。
  メンテナンス収入については、契約開始時に契約上決定された支払いを受け、契約期間である18ヶ月から84ヶ月にわたり繰り延べられ、その後契約期間にわたり収益として認識されます。

なお、当初の予想期間が1年以内の商品・製品売上高に関する契約については開示を省略しています。

 

28  1株当たり情報

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間の基本および希薄化後1株当たり当社普通株主に帰属する当期純利益の差異の調整は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

単位:千株

 

 

当社株主に
帰属する
当期純利益

加重平均
普通株式数

1株当たり当社
普通株主に帰属する
当期純利益

2019年3月31日に終了した1年間:

 

 

 

 当社株主に帰属する当期純利益

1,882,873

 

 

  中間資本の増価

△     4,850

 

 

  当社種類株主への配当金

△     9,938

 

 

 基本1株当たり
 当社普通株主に帰属する当期純利益

1,868,085

2,871,534

650円55銭

 希薄化の影響

 

 

 

  希薄化効果を有する種類株式

14,788

47,100

 

  希薄化効果を有するストックオプション

△         0

40

 

 希薄化後1株当たり
 当社普通株主に帰属する当期純利益

1,882,873

2,918,674

645円11銭

2020年3月31日に終了した1年間:

 

 

 

  当社株主に帰属する当期純利益

2,076,183

 

 

    中間資本の増価

△     4,850

 

 

    当社種類株主への配当金

△    12,434

 

 

  基本1株当たり
  当社普通株主に帰属する当期純利益

2,058,899

2,798,918

735円61銭

  希薄化の影響

 

 

 

    希薄化効果を有する種類株式

17,284

47,100

 

    希薄化効果を有するストックオプション

 

  希薄化後1株当たり
  当社普通株主に帰属する当期純利益

2,076,183

2,846,018

729円50銭

 

 

 

トヨタは、米国会計基準で要求される開示に加え、日本における財務諸表利用者に有用な情報を提供するため、以下の情報を開示しています。

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在における1株当たり株主資本は次のとおりです。

なお、1株当たり株主資本は、連結貸借対照表の株主資本を期末発行済株式数 (自己株式を除く) で除すことにより計算しています。

 

 

金額:百万円

単位:千株

 

 

株主資本

期末発行済
普通株式数(自己
株式を除く)

1株当たり
株主資本

2019年3月31日

19,348,152

2,832,439

6,830円92銭

2020年3月31日

20,060,618

2,766,153

7,252円17銭

 

 

 

29  公正価値測定

トヨタは米国会計基準に基づき、公正価値をその測定に用いた情報によって以下の3つのレベルに分類しています。

 

  レベル1

活発な市場における同一資産および負債の市場価格

  レベル2

活発な市場における類似資産および負債の市場価格、活発でない市場における同一または類似資産および負債の市場価格、もしくは市場価格以外の観測可能な市場情報を基に測定した評価額

  レベル3

報告企業自身の仮定を使用した、観測不能な情報を基に測定した評価額

 

2019年3月31日および2020年3月31日現在において、トヨタが継続的に公正価値で測定している資産および負債は次のとおりです。なお、公正価値のレベル間振替えは、各連結会計年度末に認識されています。

 

 

金額:百万円

 

2019年3月31日

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

資産:

 

 

 

 

 

 

 

  現金同等物

249,193

 

594,200

 

 

843,393

  定期預金

 

520,000

 

 

520,000

  有価証券及び
  その他の投資有価証券

 

 

 

 

 

 

 

  公社債

4,378,543

 

1,452,475

 

15,171

 

5,846,189

  株式

2,154,951

 

 

 

2,154,951

  その他

189,389

 

6,007

 

 

195,396

  純資産価値で測定された投資

 

 

 

98,451

  デリバティブ金融商品

 

200,256

 

77

 

200,333

      合計

6,972,076

 

2,772,938

 

15,248

 

9,858,713

 

 

 

 

 

 

 

 

負債:

 

 

 

 

 

 

 

  デリバティブ金融商品

 

△    231,915

 

 

△    231,915

      合計

 

△    231,915

 

 

△    231,915

 

 

 

金額:百万円

 

2020年3月31日

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

資産:

 

 

 

 

 

 

 

  現金同等物

711,106

 

592,200

 

 

1,303,306

  定期預金

 

350,000

 

 

350,000

  有価証券及び
  その他の投資有価証券

 

 

 

 

 

 

 

  公社債

3,214,773

 

2,183,695

 

12,831

 

5,411,299

  株式

1,895,690

 

 

 

1,895,690

  その他

194,085

 

27,477

 

 

221,562

  純資産価値で測定された投資

 

 

 

97,687

  デリバティブ金融商品

 

503,826

 

 

503,826

      合計

6,015,654

 

3,657,198

 

12,831

 

9,783,370

 

 

 

 

 

 

 

 

負債:

 

 

 

 

 

 

 

  デリバティブ金融商品

 

△    437,008

 

 

△    437,008

      合計

 

△    437,008

 

 

△    437,008

 

(注) 実務上の簡便法を用いて純資産価値 (またはそれに準ずるもの) で公正価値を測定する特定の投資は、
公正価値ヒエラルキーに分類していません。

 

上記の資産および負債の概要、ならびに公正価値を測定するために用いた評価手法および主要な情報は次のとおりです。

 

(1) 現金同等物および定期預金

現金同等物は、契約上の満期が3ヶ月以内のマネー・マーケット・ファンド等から構成されています。レベル2の現金同等物は、契約上の満期が3ヶ月以内の譲渡性預金等から構成され、主に取引市場金利等に基づいて公正価値測定されています。定期預金は、契約上の満期が3ヶ月超の譲渡性預金であり、主に取引市場金利等に基づいて公正価値測定されています。

 

(2) 有価証券及びその他の投資有価証券

有価証券及びその他の投資有価証券は、公社債および株式等から構成されています。公社債には国債等が含まれ、2019年3月31日および2020年3月31日現在、その構成割合は、それぞれ国内債券17%、米国・欧州などの海外債券83%、および国内債券20%、米国・欧州などの海外債券80%となっており、株式はそれぞれ91%および90%が日本市場の上場株式です。これらは主に、それぞれ同一資産の市場価格により測定しています。

 

(3) デリバティブ金融商品

デリバティブ金融商品の概要については、注記22を参照ください。デリバティブ金融商品は主に、金利、為替レートなどの観測可能な市場情報および契約条項を利用した標準的な評価手法を用いて測定しており、測定に重要な判断を必要としません。これらのデリバティブ金融商品はレベル2に分類しています。観測可能な市場情報を入手できない場合には、取引相手から入手した価格やその他の市場情報により測定し、観測可能な市場情報を用いて当該価格の変動の妥当性を検証しています。これらのデリバティブ金融商品はレベル3に分類しています。また、倒産確率などを用い、取引相手およびトヨタの信用リスクを考慮して測定しています。

 

 

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において、レベル3に分類された、継続的に公正価値で測定している資産および負債の変動の内訳は次のとおりです。

 

 

金額:百万円

 

2019年3月31日に終了した1年間

 

有価証券及び
その他の
投資有価証券

 

デリバティブ
金融商品

 

合計

期首残高

7,488

 

△  2,212

 

5,276

損益:

 

 

 

 

 

  損益計上額

1

 

3,169

 

3,170

  その他の包括利益・
  損失(△)計上額

82

 

 

82

購入および発行

5,254

 

 

5,254

決済

△  2,875

 

△    784

 

△  3,659

その他

337

 

△     96

 

241

期末残高

10,287

 

77

 

10,364

 

 

 

金額:百万円

 

2020年3月31日に終了した1年間

 

有価証券及び
その他の
投資有価証券

 

デリバティブ
金融商品

 

合計

期首残高

10,287

 

77

 

10,364

損益:

 

 

 

 

 

  損益計上額

△    346

 

 

△    346

  その他の包括利益・
  損失(△)計上額

△    671

 

 

△    671

購入および発行

5,305

 

 

5,305

決済

△  1,547

 

△     77

 

△  1,624

その他

△    197

 

 

△    197

期末残高

12,831

 

 

12,831

 

 

なお、有価証券及びその他の投資有価証券、デリバティブ金融商品の損益計上額は、連結損益計算書上、それぞれ、「その他<純額>」および「金融費用」に含めて計上しています。

 

上記のデリバティブ金融商品は、資産と負債(△)を合計して純額で表示しています。2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間における「その他」には、外貨換算調整額が含まれています。

 

2020年3月31日現在、レベル3に分類された、継続的に公正価値で測定している資産および負債に重要性はありません。

 

特定の資産および負債は非継続的に公正価値で測定されます。

2019年3月31日および2020年3月31日に終了した各1年間において、トヨタは特定の金融債権等を担保価値を基にそれぞれ58,611百万円および50,850百万円の公正価値で測定し、それぞれ3,305百万円の損失および3,761百万円の利益を認識しました。当該公正価値はレベル3に分類されています。当該公正価値の評価手法等については注記23を参照ください。なお、レベル3に分類されたこれらの資産に重要性はありません。

 

 

30  重要な後発事象

(1) 工場稼働停止

トヨタは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による政府からの要請や自動車需要の状況に鑑み、2020年4月以降も国内および海外の一部の工場で自動車および部品の生産を一時的に停止していましたが、順次生産を再開しています。なお、これによる損益への影響は不確定です。

 

(2) 資金の借入

当社は、新型コロナウイルスの影響長期化リスクを見据えた資金計画や市場動向を勘案し、2020年4月に複数の国内金融機関と総額1,250,000百万円の借入契約を締結し、借入を実施しました。当該借入契約は概ね市場実勢どおりの利率で、返済期限は1年程度です。また、いずれも担保設定およびその他重要な特約等の設定はありません。